「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

May 4, 2022
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その2 ​から続く)

1階のホテル&パーク・ゲートウェイから(保安検査を経て)ディズニーシーに再入園した私達がまず向かったのは、メディテレーニアンハーバーのザンビーニブラザーズ・リストランテの裏手の小径、ヴィア・パペリーノです。
今年の春は、このあたりの街並みに飾りつけやペインティングが施されているそうです。
(パペリーノとはイタリア語でドナルドダックのことだそうですからドナルド通りと呼んだ方がいいのかもしれませんが、公式サイトでは「パペリーノ通り」としているので、今後はこの呼び方が定着するのかもしれませんね~)

行ってみると、緩やかな坂道沿いにはたくさんの春の花々が飾られ、春の到来を祝うタペストリーやバナーが飾られていました。​



こういった↓さりげない窓辺の飾りは、以前のディズニーシーで春になると行われていた「スプリングカーニバル」などのイベントを彷彿とさせますね。



ディズニーシー中が音楽と花々であふれた昔々の春のイベント、とても懐かしいです。


一方、壁には直にこんなペインティングもされていました。








でもやはり、普通の街並みでするように季節ごとに自然なデコレーションを施すのが 東京ディズニーシーのパークには似つかわしいなあ と パペリーノ通り周辺の景色を眺め渡してそう思いましたよ~




そして、坂を上りきったところにあるザンビーニブラザーズリストランテのテラスの藤棚は今が見ごろ。



こちらは正真正銘の本物の「春の花」です。



そういえば、一週間ほど前に訪れたオチェーアノのカウンターにもこんな藤の花咲く景色を描いたオブジェが置かれていたなあ とちょっと思い出しました。


その後、私達はメディテレーニアンハーバーの船着き場からスチーマーラインに乗って奥地へ向かいました。
(16:00過ぎ頃、10分ほどの待ち時間でした。)



(水上から眺めたSSコロンビア号)



ロストリバーデルタに到着してからはマーメイドラグーンへ向かい、トリトンズキングダムの中へ入って今月5月のスーベニアメダルを作りました。
(一応誕生月なので記念にと思い。)

それから、15分待ちだった私の大好きな小さなアトラクション「スカットルのスクーター」に乗り…

(これ↓はアトラクションのあちこちにいるホタテくんです。貝柱が大きい!)




ポンテヴェッキオを渡り切ってコロンビア像のあたりでふとブロードウェイ方面をみると、ニューヨークデリの壁面にイタリア(メディテレーニアンハーバー)でワインやオリーブの生産を手掛ける「ザンビーニ兄弟商会」の大きな広告を見つけたのでカメラに収めておきました。



パークのあちこちに散りばめられているこういったものを眺めて 隠された様々な物語を想像するのは楽しいですよね~

いつでも入園できるパスポートを手に自由に何度でもパークに出入りできた頃は、私もここにひとりでやってきて そういったことばかりして過ごしていたものです。


ハーバー水域周辺やミラコスタ通り内のショップを覗いてから、私達がホテルに向かったのは17:20頃のことでした。





ホテル内のショップへ寄って夜食などの買い物をし、いったん部屋に戻って荷物を置いてから私達が向かった先はカクテルタイムを迎えていたサローネ・デッラミーコでした。





陽は傾き、暮れゆくパーク。
窓越しに眺める景色はまるで絵画のようでした。

ホテルミラコスタの建物は夕日の色に染まり、遠くには水平線。



思えば、昨年この時期に宿泊した時は政府と自治体からの要請でサローネではアルコールの提供がされておらず、お部屋で楽しめるように とキャストさんが客室持ち帰り用の缶ビールを用意してサローネの出入口あたりで手渡してくださっていました。

さらにその前の年は といえば、この時期は国中すべてが息をひそめるようにして活動を止めていて、ディズニーリゾート内のホテルもパークも休業中で、私達のホテル予約もレストラン予約も有無を言わさず自動的にキャンセルとなっていたので、サローネからこんな景色を眺めることなど 妄想の中でしかできなかったことでした。


でも今年は。
こうして舞浜に来ることができて、ディズニーシーとホテルミラコスタを訪れることができて、サローネの窓辺で以前と同じように夫とふたり 他愛ない話をすることができています。



明けない夜はない という この数年あちこちで何度となくささやかれていた言葉を 今になって私はしみじみと心の中で反芻していました。



美しいパークの夕暮れと夜を「せっかくだからハーバービューの部屋の窓からも眺めたい」と考えた私達は、またあとでもう一度お邪魔することにしよう と話し合って 18:00過ぎにはいったんサローネを出て部屋に戻ることにしました。


部屋のドアを開け窓に寄ると、窓から眺めるディズニーシーはもう間もなく日没か というところ。



ザンビーニブラザーズ・リストランテの向こう、フライトミュージアム(ソアリン)の建つ丘に陽が沈んでいくのを、私達はなんとか見ることができました。






「夕暮れを眺めたらすぐサローネに戻る」と言っていた夫は、ふと見ると 疲れたのかベッドに横になって眠ってしまっていました。

起こしてしまっては申し訳ないので、私はしばらくお茶を飲んだり今日一日撮った写真を見直したりして過ごすことにしました。



やがて19:00を過ぎ 19:15頃になると、窓の外はすっかり「夜」。




そろそろ起こしてもいいだろう と声をかけると 意外に元気に夫は目覚めたので、19:40過ぎに再びサローネへ。

今度は キャストさんのおすすめにしたがって奥のソファーの席につくことにしました。



私がスパークリングワインをお願いするとキャストさんは通常のおつまみセットを用意してくださいましたが、夫の方にはさきほどお邪魔した時に食べそびれて残念がっていた「パスタスナック」を山盛りで(別皿で)出してくださいましたよ~



もともとアルコールはそんなにいただけない夫は「コステッラツィオーネ」というソフトドリンクをいただいていました。
(コステッラツィオーネ って イタリア語で「星座」という意味だそうです。
ちょうど私達の座っていたソファー席の上の天井にも大きな星座盤↓がありました。
皆さんこの星座盤のことはご存じだと思いますが。)





20:30の花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」がもし行われるようならパークに再入園することも考えていましたが、強風のために早々と中止が決まっていたようでしたので、私達はゲストの少ないサローネの一番奥で一時間もの間をのんびりと過ごさせていただきました。

20:40を過ぎるとパークの閉園時間も迫ってきたせいかサローネが混雑してきた気配を感じたので、私達はキャストさん達におやすみなさいと挨拶をして 部屋に戻りました。



さて それからは。

閉園時刻を迎えるパーク内を見渡せるホテルミラコスタの窓辺にいて私がすることといったら ディズニーシーが今日一日を終えて眠りにつくのを見届けることだけです。

やれお風呂だ 夜食だ と夫が背後でバタバタする中で、私はずーっと窓辺にいて、名残惜しそうに帰りに向かって行くゲストの皆さんや、だんだん閉じていくパークの姿を眺めていました。



きょうのディズニーシーの正式な閉園時刻は21:00ですが、時間過ぎてもメディテレーニアンハーバー周辺の賑わいぶりはあまり変わらないようにみえました。

21:15には閉園を知らせる落ち着いた男声アナウンスが帰宅を促すように二度繰り返して流れましたが、それでもまだミラコスタ通りへ向かってくる人波は絶えませんでした。


21:30を過ぎるとパークの奥からピアッツアトポリーノへと戻ってくるゲストの姿もだいぶ減ってきたようでした。
ふと遠くに目を遣ると 帰宅するゲストの皆さんを追いかけるようにしてサーチライトを手にして点検しながらこちらへやってくる警備のキャストさんの姿も多数見てとれるようになってきました。
目を凝らしてみると、パーク内の路上だけではなくレストランのテラスやショップの中でも キャストさんの持つサーチライトが駆け回っているのがわかりました。

そうして21:40になろうとする頃には、部屋の窓から見える範囲のパーク内にはゲストは誰一人いなくなり、ピアッツアトポリーノにはサーチライトの光が集結して最後の点検をしているようでした。



22:00頃 警備のキャストさん達が一斉に去ると、私はようやく窓辺を離れてお風呂に入ったり床に就く準備を始めることにしました。



パーク内から人影が消えてからもずーっと流れ続けていた音楽がぱたりと止まったのは22:30頃でした。


その一時間後の23:30には、ホテルミラコスタなどパーク内の建物を照らす照明が静かに消えました。

日が暮れてからは私達の部屋の正面に青い照明に照らされて浮かび上がるように見えていたプロメテウス火山も、気づけば真っ暗になっていました。



たくさんのゲストを迎えて賑わったディズニーシーの一日もようやく終わりです。



ありがとう 久しぶりにとても楽しかったよ。

東京ディズニーシーが朝目覚めてから眠りにつくまでそばにいられて 今日の私はとっても幸せでした。
おやすみなさい。






(翌日につづく)



◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については  「東京ディズニーリゾート」の公式サイト  をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。

利用なさってみてください。





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Last updated  May 31, 2022 10:19:31 AM
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「しろ」 @ かずちゃんさんへ。 こんにちは お久しぶりです。 入院、検査…
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「しろ」 @ ranさんへ。 こんにちは。今まで気づかなくて。 お返事…
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「しろ」 @ ママりんさんへ。 こんにちは。読んでくださってありがとう…
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