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(・・その2から続く)さて。私達がチェックインのためにホテル五階の「サローネ・デッラミーコ」に入ったのは15:00ちょっと前頃でした。ショーが中止になったせいか、サローネでは既に何組かのゲストが寛ぎながらチェックイン手続きの順番を待っていらっしゃいました。私達のもとにキャストさんから案内があって、夫が手続きを始めたのは15:10ころだったと思います。数分後、手続きを終えてテーブルに戻ってきた夫の手には、キャストさんが「奥様の一足早い誕生日お祝いに」とくださったミラコスタのお誕生日シールがありました。・・・確かに今月は私の誕生月です。(まだちょっと先ですけどね~。)いつもいつも、こんないい歳をした私にまで気をつかってくださって本当にありがとう・・・。それから少し経ち15:20過ぎころになって、私達はキャストさんに案内していただいて本日宿泊するお部屋に入りました。本日のお部屋はアラビアンコースト側ウイングの五階、ハーバーも火山も綺麗に見渡せる素晴らしい場所でした。その上ポンテヴェッキオやS.S.コロンビア号も見ることができ、その向こうには東京湾も望めるという「本物の海好き」の私にはたまらないお部屋でした。またお部屋の隅には、最近このカテゴリーのお部屋(スペチアーレ&スイート)のみの標準設備として新たに登場したという「加湿器付き空気清浄機」も設置されており、嬉しい限りでしたよ~。そして窓際のテーブルの上には、ホテルからの私達の結婚記念日を祝ってくださるメッセージカードと私のお誕生日祝いカード、そしてミラコスタに繰り返し宿泊なさる方にとってはおなじみの、キャストさん手書きの「お帰りなさいカード」が置かれていました。訪れるゲストを「お帰りなさいませ」という言葉で迎えてくださる施設は今や決して珍しい存在ではないでしょうけれど、ホテルミラコスタにチェックインして部屋に落ち着いたところで封筒を開けてこのメッセージカードの手書きの文字を目にすると、いまだに私の顔は何とは無しにほころんでしまいます。大人のお約束じゃないの、と、ちょっとくすぐったい気持ちはするけれど、整った手書き文字の向こう側にミラコスタで出会う幾人ものキャストさんの笑顔がふんわりと浮かんでくるのは紛れもない事実です。そうして私はこのカードの文字を眺めながら、いつもいつも「ただいま ただいま」と心の中で何度もつぶやいているのです。「またここに帰ってきましたよ~・・・」と、開けた窓から洩れ聴こえてくるパーク内の音楽とざわめきに答えるように。心の中で歌うように。15:45頃には、あらかじめお願いしてあった結婚記念日お祝いのケーキがお部屋にやってきて、ルームサービスのキャストさんが記念写真を撮ってプレゼントしてくださいました。その後お茶をいれてゆっくりしていると、16:15頃には窓の下のパーク内で本日二回目の「プリマヴェーラ」のプレショーが始まり、引き続き16:30から本編のショーが始まりました。「プリマヴェーラ」はパーク内で自らも参加して楽しむのが一番だと個人的には思いますが、五階の窓から眺めるのもまた趣きが異なって「なかなか」です。ショーは今回も「風バージョン」のようでしたが、ショー中のハーバー全体の様子やショーの流れがよーくわかって面白かったですよ~。「プリマヴェーラ」が終了して、私達はまだしていなかった荷物の整理をして、部屋を出て再びシーに入園し「ブロードウェイミュージックシアター」へ向かいました。シアター前に到着したのは「17:15」の回が始まる寸前でした。この回の客席への案内は既に終了していたので、私達はその次の「18:45」の回(本日最終回)の入場待ち列に並ぶことにしましたが、ゆっくり席を選ばせていただけるという先着数十組の中に入ることができてしまいました。このタイミングでここにやってきてこの入場順位になるというのは、やはり今日のシーは普段の休日よりも空いているのですね~。開場時間になって入場した私達は中央ブロック前寄りの好きな席をゆっくり選んで座り、なんにも考えないでただひたすら(少なくとも私の方は・・・ 夫はどうだったのかわかりませんが・・・)ショーを楽しませていただきましたよ~~。(その4 に つづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 2, 2007
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連休の谷間にあたる今日の朝、私達は車で舞浜に到着しました。今夜は結婚記念日お祝いと休息を兼ねて「ホテルミラコスタ」に宿泊します。カレンダー通りに考えると明日からは四連休になるので、今朝は道路が平日の朝以上に混雑しているのではないか?と予想してかなり早めに家を出てきたのですが、我が家から舞浜までの道路は殆ど渋滞しておらず順調で、私達の車は8:15ころには「ホテルミラコスタ」の坂の下のゲートを入ることができました。門の前の守衛所で一応停止してみたのですが、まだ時間が早すぎたのかキャストさんの姿は見えず、私達はそのまま坂をのぼって正面玄関に車をつけました。朝からとっても爽やかな笑顔の女性ドアキャストさん達に出迎えられ、車寄せでいつものように荷物と私だけが車をおり、夫はそのまま車をホテル駐車場へと運転していきました。ロビーでベルキャストさんに荷物を預かっていただいた後、夫を待つ間、私はソファーに腰掛けてロビーフロアの様子や窓から見えるシーのパーク内の様子を眺めていました。連休中とはいえ今日は平日だからなのか、あるいはまだシー開園まで30分以上あるせいか(本日シーは九時開園です)、ロビーは人も少なく落ち着いた雰囲気でした。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からのシーへの入場を待つゲストも、まだ数えるほどしかいらっしゃいませんでした。昨日の夜から降り続いていた雨はもうほとんど止んでいましたが、窓から見えるパーク内の路面はまだ濡れているようでした。やがて夫が駐車場から戻ってきたので、私達はホテルの正面で少し写真を撮ってから(たまたま今日は車寄せやロータリーに一台も車がいなかったので・・・混雑期にばかりミラコスタを訪れる私達にとっては珍しかったのです)、8:40過ぎになってようやく、最後尾がミニリザサンドリー手前まで伸びていた「シーへの入場を待つ列」に並ぶことにしました。8:45を過ぎるとキャストさんがまわっていらして宿泊者であることの確認があり、その後列はゆっくりと動き出して手荷物検査を経て、私達は8:50頃「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってシーに入園しました。ミラコスタの宿泊ゲストの皆さんは入園するとすぐに各々目的の場所へと急がれるので、ハーバーを正面に見るホテルの前の広場「ピアッツァ・トポリーノ」にはゲストの姿はあまり見受けられませんでした。ミラコスタ通りの向こうに見えるアクアスフィアの周りにもまだお出迎えのキャラクター達の姿は無く、刻々と近づく開園の瞬間を緊張して待ち受けているであろう警備のキャストさんの後姿だけがシルエットのように浮かび上がっていました。私達は朝の火山をバックにキャストさんに一枚写真を撮っていただき、8:55ころになってようやく朝一の「タワーオブテラー」に向かうために、アメリカンウォーターフロントに向かって歩き始めました。リドアイル入り口あたりまで行くと、昨年末に宿泊した時の朝と同じように「タワーオブテラー」のスタンバイ列とFP取得列が作られていたので、私達は「スタンバイ」の方に並びました。その後すぐに、列全体がキャストさんの誘導で「タワーオブテラー」に向かって動き出し、ちょうど開園時刻と同じ9:00になるころ私達はアトラクション内へと順に案内されました。今日私達が乗ったエレベーターは、今まで一度も乗ったことのなかったブロードウェイミュージックシアター寄りの「A」エレベーターで、落下直前に開く窓からはプロメテウス火山の全景が綺麗に見え、朝からすばらしい景色を楽しむことができてとても満足でした。(もちろん怖かったですけどね~・・・)タワーオブテラーを出た私達は久しぶりに朝の「ヴェネツィアンゴンドラ」に乗ろうと、乗り場に行ってみました。ちょうどハーバーで「ミート&スマイル」のショーが始まる直前だったので、乗り場へ渡る橋の袂では、ショー前後の運休時間も含めて「15~20分待ち」との案内がされていました。(9:30前ころ。)運河にかかる橋を渡って順番待ちの列の最後尾に並ぶと、私達は何だか乗り場の雰囲気が以前とは変わっているのに気付きました。そう。以前はロープが張られて列が作られていただけだったゴンドラ乗り場に、列に沿って新たに「ベンチ」が設置されていたのです。この「ゴンドラ」は年配ゲストにも人気のあるアトラクションですが、ゆったりした乗り物のわりには待ち時間が50分、60分と長くなることも多いので、この待ち列ベンチ設置はとても良いアイディアだな~・・・と感心しましたよ~。私達がゴンドラに乗れたのは9:40頃、ちょうどリドアイルで「ミート&スマイル」のショーが行われている最中でした。(その2 に つづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 2, 2007
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(・・・その2から続く)ショーのクライマックスを観終えて、私達は再びアメリカンウォーターフロント方面へ向かって歩き出しました。「ビッグシティ・ヴィークル」の「アメリカンウォーターフロント一周コース」に、私はどうしても乗りたかったのです。「アメリカンウォーターフロント一周コース」は、現在4つ用意されているヴィークルの運行路線の中で一番乗車時間の長いコースです。乗り場は今は以前あった場所から「レストラン櫻」のはす向かい(ウォーターフロントパークの南西の角)に移動していて、そこから「ホレイショ・スクウェア」を通り「赤い橋」を渡ってケープコッドを抜け、「アクアトピア」のところでメディテレーニアンハーバー方向へ曲がり、「ポンテヴェッキオ」を渡って「ブロードウェイ」を通って戻ってくる、という、ゆったりしたシーの雰囲気を楽しみたい方にはぴったりのコースだと思います。私達が乗り場に着いたのは、まだ「・・・ミシカ」のショー中の14:50過ぎだったのですが、この時間には「・・・一周コース」はまだ運休中でした。キャストさんにうかがうと「ハーバーのショーが終了してコースの安全が確認され次第、運行を再開します」ということでしたので、私達はそのまま乗り場で待たせていただきました。私達が運行再開後の最初のヴィークルに乗せていただけたのは15:00頃でした。可愛らしい小さな男の子さんを連れた若いご家族連れとの相乗りになりました。ヴィークルの進む速さはおそらく人が歩くスピードとそんなに変わらないくらいの速度ですが、そのおかげで景色も楽しむことができましたし、約20分ほどのとても楽しいドライブでしたよ。その後私達は「最後にこれを観て帰ろう」と決めていた「ビッグバンドビート」の「17:15」からの回の待ち列に並びました。時刻は16:00ちょっと前でしたが、私達の前には100名ほどの方がもう並んでいらっしゃいました。平日だというのに、やはりこのショーは人気がありますね~。この回の開場は開演30分前の16:45でした。私達は今回は真中ブロックの前寄りの通路沿いの席に座りました。(通路側に座ったのは夫だったのですが、途中客席におりていらしたセクシーな女性ダンサーさんに何度もハイタッチしていただけたとのことで、夫は大変喜んでおりました。)ショー終了後シアターから出ると、外はもうすっかり「夜」になっていました。(17:50過ぎ。)私達はイルミーション美しいハーバーを抜けてホテルミラコスタへ戻り、ホテル内ショップ「ミッキランジェロ・ギフト」でお買い物をしてから、ベルデスクで預けた手荷物を正面玄関車寄せに回すようにお願いして、ホテルの駐車場へ向かいました。途中、宴会場エリアのエントランス前を通ると、今夜このホテルで行われるパーティの幹事さんらしき方々が、サンタ帽をかぶったりトナカイの扮装をして楽しそうに「受付」をしていらっしゃる場面に出くわしました。12月も中旬ですものね。今年ももうそんな時期なのですね~~。宴会場エントランスにはゴージャスなクリスマスツリーが飾ってあったので、私達はその前で写真を撮影させていただいてからようやく駐車場へ行き、車に乗り込んで再びホテルの正面玄関へ向かいました。車寄せで待ち受けていらしたのは、到着した時とは対照的に、今度はお若い男性のドアキャストさんでした。荷物を積み込んでいただいた後、私達の車は光輝く木々の間の坂をゆっくりと下り、リゾート内道路へ出て舞浜入口から首都高速道路にのると、少しずつ日常の生活へと戻っていったのでした。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 11, 2006
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(・・・その1から続く)ちょうど「ミート&スマイル」が終わる頃、私達はいったんお部屋を出てミラコスタの館内でフィルムの写真撮影をしてから、撮影し終わったフィルムの現像とプリントをお願いしにホテル2階のレセプションに向かいました。(プリント時に焼きつけていただく宿泊ゲスト限定のフレームは、「ホテルミラコスタ5周年」のものにしました。)それからお部屋に帰って荷造りや片づけをして、11:30頃に再び「サービスホットライン」に電話をして荷物を預かりに来てくださるようお願いをしました。ほどなくしてお部屋にいらした女性のベルキャストさんに荷物を預け、私達は11:40頃お部屋を出てエレベーターで1階までおり、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って本日初めてのシーのパークへの入園をしました。パークに入って私達がまず向かったのは、ハーバーの「スチーマーライン乗り場」でした。私は以前からこの「ディズニー・トランジット・スチーマーライン」という船がとーーっても好きなのですが、クリスマスイベント期間中のこの時期はハーバーでの夜のショー準備がいつもよりも早いタイミングで始まってしまうので「・・スチーマーライン」の運航時間はとても短くなっています。なので最近は乗ることがなかなかできなくて残念な思いをずっとしていたのですが、今日は気持ちにも時間にも余裕があるのでちょっと乗ってみることにしました。(時刻は11:50頃。待ち時間は5分ほどでしたよ。)船は10分足らずで「ロストリバーデルタ」に到着し、私達はロストリバーデルタからポートディスカバリーを散策しながら通り抜け、目的地の「ケープコッド」を目指しました。(途中「アクアトピア」の前を通りかかると待ち時間が「5分以下」とのことだったので、ちょっと乗ってみました。)私達が「ケープコッド」に足を踏み入れたのは12:20頃でした。ケープコッドの村の家々の戸口にはどこも、可愛らしい素朴なツリーやリースが飾られ、今年も無事にやってきた平和なクリスマスを穏やかにお祝いしているようでした。「ケープコッド・ステップアウト」などの5周年記念のショーが行われている水上ステージにもクリスマスの飾り付けが施され、合羽を着たお馴染みのミッキーの像もちょっとだけクリスマス風味になっていましたよ。ケープコッドクックオフの屋外テラスでは、サンタクロースやディズニーベアの「ダッフィー」と一緒に記念撮影ができるフォトサービスが行われていましたが、大変な人気ぶりで長蛇の列ができており、この回(10:30~14:00)は12:30過ぎに受け付け終了になっていました。ケープコッドでのどかな時間を過ごした後、私達は10分程度の待ち時間だった「ビッグシティ・ヴィークル」に乗ってハーバー近くの「マクダックス・プラザ」まで戻りました。(13:10頃。)それからミラコスタの「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って「シルクロードガーデン」へ行き、すぐに席まで案内していただきました。予約時刻を遅く変更していただいたので結構お腹がすいてきていた私達はコースにしようかセットにしようか・・・と随分迷いましたが、結局セットの「シルクランタンリパスト」をお願いしました。それと、夫はいつもの「白いご飯」もいただきました。私は例によってスパークリングワインが飲みたくなってしまったので、とても上手くメニューを説明してくださったキャストさんに敬意を表して、おすすめのシャンパンをグラスで一杯だけいただくことにしました。平日のお昼だったので店内は比較的穏やかな混み具合で、食べ慣れているおいしいお料理をゆっくりおなかいっぱい食べられて、とっても幸せな気持ちでした。14:30になって「レジェンド・オブ・ミシカ」のショーの音声がシルクロードガーデンの店内にもうっすらと聞こえてきたころ、私達は最後のデザートを食べ終わりお店を出ました。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を出てショー開催中のハーバーをアメリカンウォーターフロント方面へとゆっくり歩き、坂道の手前でちょっと立ちどまって「伝説の生き物たち」が迫り来る様子をしばらく眺めました。私達は、この「レジェンド・オブ・ミシカ」のショーは、今のところミラコスタのレストランから観たのが殆どで、ハーバーの水際で場所を確保してしっかり鑑賞したというのは一度もありません。でもこうして迫力ある造作の生き物たち(フロートや出演者の方達)を近くで見ると、「ぜひ一度はハーバーの良い場所で、近くでじっくり観てみたい」と思わずにはいられないです。(その3 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 11, 2006
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(ミラコスタ泊の初日の日記はこちら)モーニングコールは一応7:30にセットしておいたのですが、今朝もやはり、私はその時刻よりも早く目が覚めてしまいました。私の普段の生活から考えたら「7:30起床」というのは随分遅い時刻設定ですし、睡眠時間もじゅうぶんなので予定よりも早く目覚めるというのは当然のことかもしれません。が、昨夜遅くまで妻のわがままな「夜景散歩」に付き合った我が夫は、少々体調が良くなかったせいもあったのか、まだまだ自然に目覚める気配はありませんでした。ベッドからひとり抜け出した私は、窓のカーテンを開けて朝のパーク内をぐるっと見渡しました。空は晴れ渡り昨夜の北風は止んで、申し分のない良いお天気でした。7:30になってモーニングコールが鳴ったので、私は夫に声をかけて起こしてから電話をスピーカーフォンにして二人でミッキーの「おはよう!」の声を聞きました。が、ミッキーの「おはよう!」が終わると、夫はモーニングコールをもう一度もっと遅い時刻にセットし直して再びベッドにもぐり込んでしまいました。私達にとって「ミラコスタに宿泊する」ということは、遊ぶというよりは「休養」の意味の方がいつも強いので、ここで無理に夫を起こすのはやめておくことにしました。今日のディズニーシーの開園時刻は9:00です。きのうの夜は今日の過ごし方について二人で詳しく話すこともなく眠ってしまったのですが、正午過ぎにホテル内の「シルクロードガーデン」を予約してあったので、私の中にはぼんやりとですが「朝一番に一応入園して一時間ほどパーク内で過ごしてから、お部屋に戻って12:00のチェックアウトぎりぎりまで過ごそうかな」というプランができあがっていました。でも夫がまだ眠いというのなら、そのプランも考え直さねばなりません。二回目のモーニングコールは8:30頃に鳴りましたが、それでもまだ夫は起き出す様子はありませんでした。ようやく夫が本格的に目を覚ましたのは、パーク開園時刻の9:00ころになってからでした。開園直後のパーク内の様子を部屋の窓から眺めていた私が「見て見て!」と大きな声をあげたために、夫は寝ぼけまなこで窓辺にやってきて私の指差す先──超早歩きで入園ゲート方向からアメリカンウォーターフロント方向へ向かうゲストの群れ──を見たのでした。あまりに凄まじい様子を見たせいか夫はすっかり目が覚めたようで、別人のように動きが速くなってさっさとシャワーを浴びると身支度を始めました。その後私達は窓辺の小さなテーブルでお茶を飲み(こればっかりですね)、今日これからの予定について相談しました。クリスマスイベントが始まってから私達はまだ一度もゆっくりと「ケープコッド」の様子を見ていなかったので、もしも昼過ぎに予約してある昼食時刻を遅い時刻に変更してもらえたなら昼食前に「ケープコッド」に行ってみようということになり、夫がすぐにホテルの「サービスホットライン」に電話をしてお願いすると、運良くちょうどよい時刻への変更が叶ったので、私達の今日の行動計画(ざっとですが)も固まりました。そうこうするうちに、10:00頃になると窓の外のハーバーにキャラクター達を乗せた5周年仕様の船が現れました。船がリドアイルに接岸すると「ミート&スマイル」のショーが始まり、私達の部屋の窓からもキャラクター達が次から次へと船から飛び出してくる様子がよーく見てとれました。昨日の朝早く、シーのエントランスへ跳ねるように出てきたミッキー達を見た時も思いましたが、パークに暮らしているキャラクター達は本当にいつ会っても元気そのものです。特にディズニーのパークには欠かせない「ミッキーマウス」は、どんな時も笑顔で(あたりまえですか?)、明るく優しく正義感が強くて公平で、正直で勇気があって、まさに「絵に描いたような好青年」です。若い女性にとっては「恋人にするにはいいひと過ぎてつまらない」かもしれないけれど、ちょっと凹んだ気分で弱気になってパークを訪れて彼に接した人なら誰でもきっと、あんな友達がいてくれたら、あんな息子が(孫が)いてくれたらどんなに幸せか、と思うことでしょうね。ひょっとしたら「彼」の存在は、私達に「ごく普通に社会のルールに則って平凡にまっとうに一生懸命生きることがいかに幸せなことなのか」を教えてくれているのかもしれません。・・・だって実際の世界では、「彼」のようにまるで太陽のように生きることはなかなか難しいことですもの。ここ数週間、物事をなかなか良い方向に捕らえられなかった私は、リドアイルにいる眩しいほどに健康的な彼らの姿を見て、普段は考えもしないようなそんなつまらないことをまたまた色々と考えてしまったのでした。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 11, 2006
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(・・・その4から続く)花火の後、21:00に行われる、英語版の「ウェルカム・トゥ・クリスマス」の歌がハーバーに流れて水上ツリーが様々なパターンに輝く「プチ・ショー(注:私が勝手にそう呼んでいるだけですよ)」を部屋の窓から眺めてから、私達は三脚を抱えて再びシーに入園しました。今日は日曜。時刻も21:00を過ぎればパーク内のゲストも少なくなるので、大好きなシーの夜景をじっくり眺め、撮影するにはもってこいの状況になります。私達はまず、21:20か21:40の「プチ・ショー」時にツリーが一際美しく輝く瞬間を撮影しようと、火山の麓の「フォートレス・エクスプロレーション」へと向かいました。エレベーターで要塞の4Fまで上がり、外へ出てハーバー方向に体を向けると、右手にポンテヴェッキオの向こうニューヨークの港に停泊する「SSコロンビア号」が上品な美しい姿を見せていました。そして正面には、何層もの屋根や建物の合間から、光り輝く水上ツリーがハーバーに浮かんでいるのが見えました。私達はツリーが輝く時間を待って、場所を変えアングルを変え、美しいツリーを眺めてはシャッターを押し、時々はツリーをバックにセルフタイマーで二人揃っての写真も撮影しました。それから私達はアメリカンウォーターフロントへまわり、コロンビア号前の大きなツリーや、閉園時刻が迫ってようやく人が少なくなってきたウォーターフロントパークの様子をカメラに収めました。最後にピアッツァ・トポリーノへ戻り、帰りに向かうゲストがどんどん通りぬけていく夜のミラコスタ通りの端っこに立って、クリスマスのイルミネーションをしばらく二人でぼーっと眺めていました。シーのゲート近くのこの場所は、ゲストの皆さんが帰る前に「今日の思い出の最後の一枚」を撮影するために立ちどまる場所でもあります。閉園時刻は既に過ぎていましたが、クリスマスイルミネーションの美しいミラコスタ通りには帰宅前の写真撮影に余念の無いご家族連れや、名残惜しそうに手を繋いだまま佇む若いカップルの姿が多く見受けられました。私達、今夜はこのまま帰らなくてもいいんだな。このまま一晩中シーのパーク内にいられるんだな。あらためてそう気付くと、忘れていたほわんとした幸せな気持ちが、なんだか心の中に戻ってきたような気がしました。22:30にはハーバーに本日最後の英語版「ウェルカム・トゥ・クリスマス」が流れ、水上ツリーの灯りは最後にキラン・・と輝いて、そして消えました。その後23:00近くなってやっと部屋に戻った私達は、寒かったね~疲れたね~・・・などとお互いに言いながら、あっという間に知らぬ間に、深い眠りについたのでした。(2日目の日記 へつづく・・・)* オチェーアノ の 「ナターレ・ア・ミラコスタ ランチコース」 * ・寒ブリのグリルマリネ 季節のサラダのブーケ添え ・サツマイモと紫イモのクリームスープ カプチーノ仕立て ・帆立貝のムースを包んだイトヨリ鯛のヴァプール ホウレンソウのタリオリーニ サフランソース ・鴨胸肉のロースト カルヴァドスソース ポテトとアップルのカラメリゼ ・クリスマスツリー仕立てのヌガーグラッセ キウイソースとメルバソース ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・・・・・・2006年11月7日~12月25日◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 10, 2006
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(・・・その3から続く)一息ついた私達は「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って再びシーのパークに入園し、火山の中のカウンターのお店「リフレスコス」で「ブラックペッパー・ポークリブ(380円)」を、アメリカンウォーターフロントの「リバティ・ランディング・ダイナー」で「焼きすしロール(400円)」を、ハーバーのパン屋さん「マンマビスコッティーズベーカリー」でパンをいくつか購入して、18:00前にようやく部屋に戻りました。昼過ぎから出てきた北風がやや強く吹き始めていて、この時間には「リドアイル」が立ち入り禁止になっていてちょっと心配でしたが、部屋の窓から見る限りではハーバーのショー準備は着々と進められており、演出が一部省略されることはあっても中止になることはないだろうと思われました。夫が三脚にカメラをセットしてまもなく、予定通り18:20から「ブラヴィッシーモ!」は始まりました。やはり強風のためか一部の花火が省略されていましたが、すぐ目の前、窓の外のハーバーで行われるショーは言いようもなく美しく、私はただただ黙ってハーバーを見つめるばかりでした。「ブラヴィッシーモ!」終了後はパークで購入してきた物をちょっとつまんだりお部屋にあるお茶を飲んだりして、夜景を眺めながらまるで「おやつ」のような夕ご飯を食べました。たまにはこういうのも、良いものですね~。その後20:10からは、さらに風が強くなっていたにもかかわらず「キャンドルライト・リフレクションズ」がやはり花火の演出を省略したバージョンながら行われました。花火のない「キャンドル・・・」のショーは、派手さはないけれど温かみの感じられる穏やかな雰囲気でしたよ。この風では中止だろう、と思い込んでいた20:35からの花火「クリスマスウィッシュ・イン・ザ・スカイ」も、私達の部屋からみて反対側にあたるミラコスタの建物(ウイング)の上にドーンとあがり、部屋の窓いっぱいにひろがる大きな冬の花火を私達は観ることが出来ました。(その5 に つづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 10, 2006
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(・・・その2から続く)私達はそれから、陽射しが出て暖かくなってきたハーバーを抜けてエントランス方向へ戻り「フォトグラフィカ」で出来上がった写真を受け取ってから、昼食のために「ホテルミラコスタ」のレストラン「オチェーアノ」店頭へと向かいました。名前を告げてウェイティングエリアでほんの少し待った後、席に案内していただきました。今日も利用はコースの席で、お料理は「ナターレ・ア・ミラコスタ・ランチコース」にしました。お天気が良くて気持ちの良い午後にはスパークリングワインが飲みたくなってしまう私は、シャンペン「ゴッセ」のハーフボトルもお願いし、その後は「今日は泊まりだから僕も飲む・・・」という夫の加勢もあって白ワインもお願いしました。コースのお料理はボリュームもちょうど良く美味しく、よく知っているお店で見知ったキャストさんのサービスでとてもリラックスできて、ここ数週間晴れやかな気分で過ごせることのなかった私も、今日は久しぶりに爽やかな気持ちになれそうな予感がしました。14:25にはいつも通りテラス開放の案内があり、夫と私はテラス下段から14:30からの「レジェンド・オブ・ミシカ」を観ました。少し風がありましたが、ショーは凧も花火の演出もある完全バージョンのようでした。ショーの途中でふとテラス下を見ると、立ち見ゲストが通路にあふれ出てこないよう、ハーバー側に背を向けて両手をひろげて立ちながら混雑の中で通路を確保しているゴンドリエさん達の姿が私の目に飛び込んできました。ショーはクライマックスをむかえゲストの視線は皆ハーバーに向けられているというのに、彼らは逆方向に目を配り、通行するゲストがショーに気をとられて危険な目に遭わないよう厳しい顔で案内を続けていました。が、ひとたび彼らの前を小さなお子さんが親御さんに手を引っ張られてぐずりながら通りかかれば、彼らは途端に笑顔になって腰をかがめて手を振り、優しい言葉をかけることを忘れません。いずれもゲストを気遣う「厳しい顔」と「笑顔」。水が流れるように自然に繰り返される彼らのその様子をボーっと眺めていたら、私はなんだか涙が出てきて、そしてどうしたことだかその涙は止まらなくなってしまいました。この場所には「善意」しかないんだなあ。大音響で、極彩色で、壮大なスケールでショーが行われている最中、私の頭の中では、そんな思いがぐるぐると回っていたのでした。室内に戻る前になんとか涙を止め、こっそり化粧室へ寄ってからテーブルに戻り、私はコースの最後のデザートをいただきました。見た目の可愛らしさもさることながら、なんとも言えず甘いデザートは素晴らしく美味しく、午後の陽射しそのままに私を励ましてくれているような気がしました。お食事を終えて「オチェーアノ」を出て、私達がチェックインに向かったのは15:30過ぎ頃でした。チェックインカウンターは全て稼動していましたが、その前には数十組のゲストの長い列ができていました。チェックインの順番がまわってくるまでには20分ほどの時間がかかりましたがその後の案内は驚くほどスムーズで、私達は明るい笑顔の女性キャストさんに案内していただいて16:00前にはお部屋に入ることができました。部屋の窓辺に寄ってカーテンを開けると、正面やや左には「プロメテウス火山」が大きく見えました。窓の真下を見おろすと、もう既にハーバーに沿った石垣の段差に座って夜のショーを待つゲストの姿がありました。なんと、きょう案内していただいたこのお部屋は、私達がいつも夜のショーを鑑賞している「お気に入りの場所」の真上に位置するお部屋だったのです。(・・・!!)その上、何年か前の結婚記念日に宿泊したテラスルームとほぼ同じ景色が望めるお部屋でもありました。偶然とはいえあまりに希望どおりのお部屋だったので、夫と私が「いつもの場所の上だー!」と感激してはしゃいでいると、ベルのお若い女性キャストさんは「このお部屋を気に入っていただけて私も嬉しいです~~」とおっしゃって、またまたニッコリなさって帰っていかれました。その後私達は荷物を整理して、窓辺でお茶を飲みながら今日のこれからの行動を考えました。今日の夕食の手配はレストラン予約をはじめ何もしていなかったのですが、お部屋から「ブラヴィッシーモ!」も「キャンドルライト・リフレクションズ」も、予定通り打ちあがれば花火さえも問題なく観えそうだったので、このまま今夜はできるだけお部屋で過ごす、という方針で行くことにしました。ならばルームサービス?とも思いましたが、お昼に大満足のコース料理をいただいて夜までにそんなにお腹も減りそうもなかったので、今回はパーク内でごく軽いものを購入してきてお部屋でいただき「夕食代わり」にすることにしました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 10, 2006
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クリスマスシーズンのディズニーシーの美しい夜をパーク内で過ごすために、雨上がりの朝7:20頃、私達は「ホテルミラコスタ」の正面玄関に車で到着しました。もっと遅い時刻に到着するつもりだったのですが、道路がとてもすいていたので私達にとっては珍しく朝早いホテル着となりました。出迎えてくださった数名のドアキャストさんは、今朝はその多くが女性の方でした。いつものように車寄せで荷物と私だけが車をおり、夫はそのままホテル駐車場へと車を運転して行きました。荷物を引き継いだベルキャストさんがいつもながら手際良く手荷物預かりなどの手続きをしてくださり、私に残された仕事はロビーのソファーに腰掛けて夫が駐車場から戻ってくるのを待つことだけになりました。日曜の朝7:30前のミラコスタのロビーは、私の予想に反してひっそりと静まり返っていました。パークのクリスマスイベント中のこの時期、土曜からの宿泊客はきっと多いでしょうし、もっと大勢のゲストでごった返しているのでは・・・と、私は勝手に想像していたのです。が、あたりを見渡すと「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に続く階段の上には、まだほんの数人のゲストが入園待ちの列を作っていただけでした。ここ何週間か、物理的にも精神的にもあまり「遊ぶこと」について細かく予定を考える余裕の無かった私は、今回のミラコスタ滞在の二日間についても過ごし方についてのビジョンを持たずにいました。予約してあるホテル内レストランでの食事二回の他は、フォトロケーション前での有料の記念撮影ができればいいな・・・くらいのことしか考えていませんでした。なので、夫が7:30過ぎにロビーに戻ってきても慌てて入園待ちの列に並ぶこともせず、ホテル内のクリスマスの飾りを眺めてカメラに収めたり、ホテル玄関脇のミッキー&ミニー像の前でキャストさんに写真を撮っていただいたりしていました。私達がホテル内ショップ「ミニリザ・サンドリー」前まで伸びていた入園待ち列最後尾に並んだのは、列がようやく少しずつ動き始めた7:45過ぎになってからのことでした。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って入園できたのは、7:50ちょっと過ぎ頃でした。私達よりも先に入園した皆さんはそれぞれ既に目的の方向へ散っていった後で、ホテル前の広場「ピアッツァ・トポリーノ」に残っているゲストは殆どいらっしゃいませんでした。広場に立つ可愛らしいフォトロケーション前も「独り占め」状態でしたので、とりあえず広場でゲスト整理にあたっていらしたキャストさんに写真を一枚撮っていただきました。(まだ正規のパーク開園時刻になっていなかったので、カメラキャストさんによる有料の「フォトファン」撮影は始まっていませんでした。)7:55頃になると、ミラコスタ通りを抜けた向こう、シーのパークエントランスの「アクアスフィア」の前に、ミッキーやミニーほかのキャラクター達がはちきれんばかりの元気さで飛び出してくるのが見えました。彼らは私達がいたピアッツァ・トポリーノの方向にも振り返って大きく手を振ると、やがてパークの開園を待っているゲストに朝の挨拶をするためにメインゲート方向へと再び駆け出していきました。「開園5分前だ。・・・さてどうしようか?」夫と私は顔を見合わせてちょっと考えました。このまま広場にとどまって「フォトファン」撮影のカメラキャストさんが現れるまで待つ?それとも「ホテル&パーク・ゲートウェイ」から続々と入場するミラコスタ宿泊ゲストの大多数が早足で向かっている方向へ、私達も行く?数秒考えたのち、私達は「ミラコスタ宿泊ゲストの大多数が早足で向かっている方向」、つまり「アメリカンウォーターフロント」方面へと向かうことにしました。ハーバーからアメリカンウォーターフロントへ向かう坂をのぼると、「リドアイル」ではミラコスタゲストのうち、10:00からの「ミート&スマイル」を待つゲストの方々の入場がもう既に始まっていました。その先ではコロンブス像のあたりを先頭にして、超人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」に「スタンバイで乗車するための列」と「FP取得のための列」が作られており、向かって左の「スタンバイ」には100人ほどが、右の「FP」には50人ほどが並んでいました。私達が「スタンバイ」列最後尾についたとほぼ同時に二つの列はゆっくりとアメリカンウォーターフロント方面へと進み始め、ちょうどパーク開園時刻の8:00頃に列はアトラクション入口に到着して、建物内への案内が始まりました。そうして私達は、8:10前にはもうシートベルトを装着して超常現象の起きるエレベーターに乗っていたのでした。今日私達が座ったエレベーターの座席からは、「プロメテウス火山」の勇姿がとっても綺麗に大きく見えました。あまりの素晴らしい景色に、瞬間私は思わずものすごい笑顔になってしまい、落下の恐怖を忘れてしまったほどでしたよ。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 10, 2006
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(・・・その1から続く)「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って入園したのは12:00過ぎ頃でした。入園してすぐに「エンポーリオ」を覗いてみましたが、店内にはゲストの姿は全くありませんでした。私達はそれから「フォトグラフィカ」へ行ってデジカメプリントの注文をし、12:45からの「セイルアウェイ」を観るために「ドックサイドステージ」へ向かいました。ドックサイドステージに着いたのは12:40近くだったと思いますが、後ろの方ならばまだ空席がたくさんありました。この「セイルアウェイ」のショーもあと一ヶ月、6月19日に終了してしまいます。私達は後方寄りの中央の席につき、すぐに始まったショーを写真も撮らず最後まで楽しく鑑賞しました。ショー終了後は赤い橋をケープコッド方面へ渡り、「・・スチーマーライン」の一周コースに乗ってみました。(13:15頃。10分以下待ち。)今日のスチーマーラインの船長さんは私達よりもずーっと年上と思われる、年配の男性キャストさんでした。「ビッグシティ・ヴィークル」やこのスチーマーラインなど移動用乗り物系のアトラクションのキャストさんが年配の方だと、何となく安心して楽しめてしまうのは私だけでしょうか・・・。スチーマーラインを降りた後は、遅い昼食のためにミラコスタへ戻り「ベッラヴィスタ・ラウンジ」へ行きました。ミラコスタ内のレストラン3店舗では今日から「プレシャス・ダイニング~豪華王の優雅な饗宴~」というダイニングイベントが始まっています。「ベッラヴィスタ・ラウンジ」の入口や受け付けカウンターも、イベントのシンボルカラーである綺麗な深い赤で飾り付けられていました。お昼のショーが昨日で終了して、今日からしばらくは日中このレストランから眺められる主だったショーも無いせいか、店内はとても落ち着いた雰囲気でした。私達はお料理は二人ともイベントのスペシャルランチコースを注文し、オリジナルマドラーのプレゼント付きのカクテルも二つ、夫はアルコール抜きで私はアルコール入りでお願いしました。スペシャルのコースの初めに出てくる「アミューズ・ブーシュ」ののったスプーンは、新しい物をお土産として持ち帰ることができます。そのあと出てくるお料理も一皿一皿どれも工夫が凝らされていて、お料理を巡ってのおしゃべりも絶えない楽しいランチタイムになりましたよ。お食事を終えて、綺麗な赤い紙箱入りの「マドラー」と「スプーン」を受け取ってお店を出たのは16:00前頃でした。ホテルゲートから再びシーに入園してみると、ぱらぱらと弱い雨が降り始めていました。ミッキー達キャラクターのグリーティングが雨を避けてエンポーリオなどのショップの並ぶ通りで行われていたので、ミラコスタ下のトンネル内はたくさんのゲストが集まっていて賑やかでした。私達はその中を抜けて「フォトグラフィカ」へ写真を受け取りに行きました。その後一時間近く、「タワーオブテラー」のエントリーに行ったりエントランス周辺のショップをみてお買い物をしたりして過ごしましたが、雨が止まない様子だったので私達はこのあたりで帰宅することにしました。ミラコスタのベルデスクへ寄って荷物を正面車寄せに回していただけるようにお願いし、駐車場から車を出してから車寄せで荷物を積み込んでいただいて、17:00前ころ私達はホテルの坂下の門を出ました。その後イクスピアリに立ち寄り、17:30には舞浜を発ちました。東京ディズニーシーでは、7月14日から開園5周年を記念する大きなイベントが始まることが決まっています。次に私達が宿泊のためにホテル・ミラコスタを訪れる時には、シーのパークでも今とは全く違ったショーが上演されているはずです。ディズニーシーとホテルミラコスタは、私達に一体どんな新しい物語を紡ぎ出して見せてくれるのでしょうか。新しい物語に出会えるその日を、楽しみに待ちたいと思います。*ベッラヴィスタラウンジの「プレシャス・ダイニング~豪華王の優雅な饗宴~ ランチコース」*・アミューズブーシュ・スズキのマリネ オレンジとグレープフルーツとライチのサラダ仕立て・山椒風味のタリアテッレ ウナギとトマトのラグー・カジキマグロのインヴォルティーニ マテ貝のグリル 赤米のリゾット添え レッドワインソース または 牛フィレ肉と賀茂ナスの重ね焼き トマトとモッツァレラと共に アーモンド風味のマルサラワインソース・ラズベリーのソルべ入りシャンパンのパルフェ ローズ風味のメルバソース・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2006年5月8日~6月30日◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 8, 2006
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モーニングコールは7:00過ぎにセットしてあったのですが、やはり今朝もそれよりも早く目が覚めてしまいました。ハーバーに何か気配を感じてテラスへ出てみると、昨夜のショーで活躍したイルカのジェットスキーに乗った方々が凧揚げの支度をしていらっしゃいました。昨日「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」が終了したばかりだというのに、私達の知らないところではもう次の新しいショーの準備が始まっているのでしょうか・・・。イルカ達は昨日までの疲れも見せず、ハーバーを猛スピードで泳いでいました。パーク内の音楽が完全に停止していたので、イルカ達の発する音が実はとても大きいものだったということに、私はあらためて気付かされました。早朝の凧揚げの練習は、そのあと8:00過ぎまで行われていました。朝食のルームサービスは8:30~9:00の時間指定でお願いしてあったのですが、8:30前になって私は朝の身支度をするのに必要なものを車に置いてきてしまったのに気付き、駐車場へ取りに行くことにしました。部屋を出てエレベーターに向かう途中の吹き抜けのところでふと下のロビー階をみおろすと、もう既に大勢のゲストで賑わっていたのでびっくりしました。時刻は8:30ですから、出発する方やレストランで朝食をとる方、パークに入園するためのチケットを購入する方でロビー階がごった返していても何の不思議もないのですが、宿泊している5階の奥があまりに静かな場所だったのでここが「東京ディズニーリゾートの一部」であることをしばし忘れていたのです。活気ある朝のロビーの様子を見て、私は一気に背筋が伸びた気がしました。駐車場でも、もう出発の準備をしていらっしゃるファミリーやグループを何組もお見かけしました。私は車内から必要な物を取り出すとちょっと急いで来た道を引き返しました。部屋に戻ると、ちょうどルームサービスの女性キャストさんがお帰りになるところでした。朝食は「完璧」にテラスにセットされていました。今日のディズニーシーの開園時刻は10:00ですが、ちょうど今日は「アーリーエントリー」制度の適用日にあたるので、ミラコスタとアンバサダーホテルの宿泊ゲストは一足早く9:30からシーの園内に入ることができます。(さらに9:45から一部アトラクションのファストパスを取得することもできるようです。)が、私達はとり立てて行きたいアトラクションもないですし、シーの朝の景色を眺めながらゆっくり朝食をとることにしました。前回テラスルームに宿泊した際は朝食を狙ってテラスに舞い降りてくる「鳥」たちに少々泣かされましたが、今回は訪れる鳥の数もそんなに多くなくのんびり食事することができました。アーリーエントリーの始まる9:30が近付くと、「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」の前あたりにお子さん達の身長を計る長い棒を持った「レイジングスピリッツ」のキャストさんが現れ、朝食中の私達に気付いて一生懸命手を振ってくださいましたよ。9:30を過ぎるとハーバーにはゲストの姿もちらほら見えてきて、皆さん私達のいるテラスの下の坂道や階段で記念写真を撮ったり散策したりしていらっしゃいました。9:45になると「ミステリアスアイランド」よりも奥までの入園が可能になり、約200~300人くらいの方々が火山を抜けるトンネル方面へ向かって行かれる様子がテラスから見てとれました。朝食を終えた私達は、とりあえず朝一のゴンドラにだけ乗ってすぐ部屋に戻ってこようと思い、9:50過ぎに部屋を出てシーに入園しました。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってピアッツァ・トポリーノに出たのは10:00ちょっと前でしたが、100人ほどの方がリドアイルへ向かう坂の下で待機している他は、エントランスへ向かう位置で待機する方が数人、広場でグリーティング中だったピノキオ達と戯れている方が数人いらっしゃるという状況でした。開園時刻の10時になったので、私達はまっすぐ「ゴンドラ」乗り場に向かいました。当然ながら申し訳なくも私達は本日の第一番目のゲストで(待ち受けていらしたゴンドリエさんにとってはもっと若くて綺麗な女性グループの方が良かったのでしょうけど・・)、すぐに乗り場にとまっていたゴンドラまで案内していただき、その後数組の乗船を待って私達の乗った本日最初の船は運河へと漕ぎ出しました。平日の朝の静かな静かなメディテレーニアンハーバーへ出て、大きく深呼吸するのは本当に気持ちが良いです・・・。約10分の船旅は終わり、ゴンドラを降りた私達は部屋に戻って再びテラスでお茶を飲みながら「ミート&スマイル」の船がハーバーを通り過ぎて行くのを眺めた後、一晩まるで我が家のように馴染んで過ごしたホテルの部屋をあとにするための荷造りをしました。チェックアウトタイムの12:00が迫った頃サービスホットラインに電話して、数分後お部屋にいらした女性キャストさんに荷物を預けて、私達は部屋を出ました。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 8, 2006
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(・・・その3から続く)部屋に戻ったのは20:30を過ぎた頃でした。テラスへ出る扉を開けると、信じられないくらい大きな手拍子とゲスト参加ダンスを練習する声が聞こえてきました。風はあいかわらず強く吹きつけていました。雨も再び降り始めていて「この時間から降り始めたのでは・・・」と私は不安になりましたが、ハーバー中のあちこちからあがっていた手拍子と声はそんなことをものともせず、その後もどんどん大きくなっていきました。20:40、音楽が流れ始め、ハーバーの中央にショーが「通常バージョン」で行われることを示す、ストーリーテラーの乗った小さな筏が現れました。そして彼は静かに語り始めました。「・・・ヴォナセーラ。皆さんこんばんは。」すると、ハーバー中から今まで聞いたことも無いくらい大きな「こんばんはー!」の声が返されました。私は涙が出そうになりました。気付くと雨はやんでいました。ショーは強風の中、風船やボールなどの一部の演出が省略されたものの、本当にほぼ通常通りの形で行われていきました。5階のテラスにまで出演者の方々の声とハーバーを囲むゲストの声が湧き上がる渦のように上ってきました。私の大好きな凧も、昼よりも風が強かったにもかかわらず通常通りの「五連」でした。そしていつもよりも長く長く、ハーバーの上空を舞っていました。音楽が“エテールノ”に切り換わると、ハーバー全体をサーチライトや色とりどりの照明が駆け回るように踊りました。私達のいたテラスからは、時折それに照らされて大勢のゲストの姿が浮かび上がるように見えました。ショーの中でのサーチライトや照明は、ハーバー上のキャラクター船や最後の場面でハーバーの周囲に散る出演者の方々を照らしているのだとばかり思っていましたが、本当はハーバーを囲む全てのゲストの姿を照らすためにハーバー中を駆け回っていたのかもしれません。ミッキー達を乗せた船が最後の旅に出てハーバーから消え、出発を祝福する教会の鐘の音が鳴り終わったあとも、出演者の方がひとり残らず去るまでゲストの歓声はやまないようでした。私達のいたテラスの下では、ゲストが花道を作って最後のショーを終えた出演者を拍手で見送っていました。その後同じ道をショー器材を載せた台車を押しながらスタッフの皆さんが帰っていきましたが、拍手は同じように惜しみなく贈られました。21:30。ハーバーはいつもの夜と同じように、穏やかな姿に戻りました。一ヶ月に渡って“エテールノ”のショーが公演されてきたのが夢だったかのような、不思議な気持ちでした。私達はその後「サローネ・・」にお邪魔して「おやすみ」のお酒をいただきました。半分以上の席にゲストがいらっしゃって、さきほど伺った夜のショー前の時間帯に比べると随分賑わっていました。(21:45頃。)サローネの窓から覗くと園内は人影ももうまばらで、今日が5年間続いた大きなショーの最終日だったことが嘘のようでした。部屋に戻りテラスに出てふと視線を右奥に向けると、パークの裏手にあたる場所に5年間の大仕事を終えたミッキー達の船が係留されているのがちらっと見えました。「お疲れ様でした。そしてありがとう。」・・・この言葉はミッキー達キャラクターやショーの出演者の方々だけに向けられる言葉ではないことを、今の私達はもうみんな知っています。◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 7, 2006
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(・・・その2から続く)「サローネ・・」に到着したのは15:00ちょっと前でしたが、こんな天気のせいか既にチェックインのゲストで満席だったのでキャストさんはとりあえず入口そばのソファに案内してくださいました。その後ほどなく奥の席へ案内されお茶をいただいて待っていると、15:15くらいになってチェックインの順番がやってきました。荷物は既に部屋まで運ばれているとのことで、すぐに部屋に通していただけました。今日のお部屋は5階のテラスルームですが、ハーバーでのショーが欠けることなく観えるタイプではありません。もちろん予約してから何ヶ月もあったのですから、何度か電話で問い合わせれば「ショーが欠けることなく観えるお部屋」への変更も可能だったと思います。でも私達は今回は一度もそれをしませんでした。なぜなら、ハーバーでのショーよりも「大好きなプロメテウス火山を室内から望めるお部屋」に宿泊したかったからです。私達は以前「ショーが欠けることなく観える」タイプのテラスルームにも宿泊したことがありますが、その時の唯一の不満は「テラスに出ないと火山が見えないこと」だったのです。テラスからの眺めは勿論ため息が出るほど素晴らしいのですが、そちらのタイプをお願いすると室内で普通に過ごしていると角度的に火山が視界に入ってこないお部屋になることが多いのです。そんな私達の心の中を知ってか知らずか、お部屋まで案内してくださった男性キャストさんは、「本日のお部屋は当ホテルの中でも一番火山に近いお部屋です。確かにショーは一部ご覧いただけない部分がございますが、まったく観えないわけではありませんよ。」と、お部屋やテラスからの眺めについて詳しく説明をしてくださいました。私はといえば、お部屋に入ってカーテンを開けた途端、目の前にドドーンと現れたプロメテウス火山の勇姿に心奪われてしまって、キャストさんの親切な説明もうわの空でした・・・。15:30になって夫が頼んでおいてくれたケーキがお部屋にやってきた時も、私はまだ独りで雨の中傘をさしてテラスに出て火山を眺めてニヤニヤしていた最中だったので、ルームサービスのお若い男性キャストさんもさぞかし「変なゲストだなあ・・」と思われたことでしょうね~・・・。それから夕方までは、写真を撮ったりケーキとお茶をいただいたりしてのんびり過ごしました。テラスに降る雨は時折強くなり、すっきりとやむ気配は無いようでした。私がテラスで傘をさして飽きもせずにシーの景色を眺める間、夫が面白がってバスタブにバスジェルを一本丸ごと入れてお風呂に入り、その上ジェットバスを作動させたためにバスルームは「エライこと」になっていました・・。(その後ターンダウンの後には綺麗に元通りになっていたので、当たり前のことかもしれませんが感心してしまいました~・・・)18:00前になって私達はホテル内ショップへ買い物に出かけることにしました。その際「サローネ・・・」に立ち寄って本日これからのショー実施についてたずねてみたのですが、中止か開催かはまだ決定していない、とのお答えをいただきました。買い物を終えた後18:50くらいに部屋に戻ってテラスに出ると「ブラヴィッシーモ!」開始直前の音楽がハーバー全体に流れていました。風は強く吹いていましたが雨は殆どやんでいたようでした。19:00の「ブラヴィッシーモ!」は、花火の量が減らされてはいましたが、強風の中、最後まで行われました。普段だったら「ショー中止」レベルの強風だったと思うのですが、この状況で花火まであげてしまうとは・・・。今夜のショー開催に関わる方々の、並々ならぬ決意を感じたような気がしました。このお部屋のテラスから観る「ブラヴィッシーモ!」は確かに一部欠けるところがありましたが、私には非常に雰囲気があって綺麗な光景に感じられました。ハーバーが照明や炎で明るくなるたびにテラス前の建物がシルエットになって、なんだかとても良い感じ・・・、まるでここが自宅のテラスのように落ち着いた気分になれましたよ。「ブラヴィッシーモ!」終了後ターンダウンのキャストさんがいらしたのと前後して、私達はお部屋を出てシーのパークに入園しました。雨はやんでいましたが、5階テラスで感じるほどの強風ではないものの、かなりの強さの風が吹いていました。広場のインフォーメーションボードを見ると、既に20:30からの花火は中止が決定したことが告知されていました。私達は今日一日いろんなところでいろんな物を食べてばかりいたので「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」でごく軽く夕食を済ませることにしてお店に向かいました。時刻は19:30頃でしたが注文カウンターには列は無く、ダイニングエリアも空席を見つけるのに困らないくらいの混雑具合でした。食事を終えてお店の外に出ると、ハーバーのショーエリアではどこも、キャストさん達が総出で雨で濡れたショーエリア(路面)をタオルでふき取っていらっしゃいました。(20:00前頃。)「ポルト・・・」のショーではごく普通のパーク内の路面がショーの時だけ出演者通路やステージになるのですが、その濡れた「路面」をカストさんだけでなく大勢のキャストさんが、ゲストコントロールのキャストさんが、スチーマーラインのキャストさんが、ゴンドリエさんが、自らの手にタオルを持って拭いていらっしゃるのです。今日のこの不安定な天候では、雨はまたいつ何時降りだすともわからないのに。最後のショー自体やむなく中止になってしまうかもしれないのに・・・。この人達、本当にやる気なんだな・・・。この先どんなにお天気が崩れても、さっきの(お昼の)雨バージョン以上の内容でショーを決行する気なんだな・・・。ハーバーのキャストさん達の様子を目にしたゲストは誰でも、口には出さなくてもそう思っていたことでしょう。一瞬「5階ではなくこの場にいて、たくさんの人達と一緒に最後のショーを観たい」という気持ちにもなりましたが、今日この日にミラコスタを予約していたのも何かの縁、きっとそういう運命なのでしょうから、私達はその運命に逆らうことなく部屋に戻る事にしました。エレベーターで5階に上がり、部屋に戻る前に「サローネ・・」に立ち寄りました。皆さん20:45のショーはお部屋からご覧になるおつもりなのでしょう、サローネにはほんの数組のゲストがいらしただけでした。私達はシー園内の景色がよく見える席に案内していただき、軽くお酒をいただきました。窓からの景色があまりに素晴らしいので、夫は「このままここで最後の『ポルト・・』見せてもらう?」とちょっと言いましたが、今日の宿泊は「運命」なのですから・・・。私達は運命を受け入れて「ハーバーが一部欠けて見える部屋」のテラスからショーを観ることを決意しました。(その4 へつづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 7, 2006
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(・・・その1から続く)「ケープコッド・クックオフ」のカウンターでコーヒーなどを購入しキャストさんの案内でショーエリアのかなり前方の席に着いたのは13:00ちょっと前でしたが、この時間のショーエリアは7~8割のテーブルが埋まっている感じでした。このお店のショーエリアに入ったのも随分久しぶりな気がしますが、ステージに近い席だったせいもあってかなり楽しませていただきましたよ。可愛いショーを一巡半観てお店を出ると、外では雷雨のようなちょっと強い雨が降っていました。(13:50頃。)予定では14:00からの「セイルアウェイ」を観るつもりだったのでドックサイドステージ前を回ってみましたが、この雨では当然中止・・・。しょうがないので(?)「リバティランディング・ダイナー」で「すしロール(390円)」を購入して、雨のためゲストに開放されていた「レストラン櫻」のテラスで食べてからハーバーへ向かいました。(14:10頃。)この頃には雨だけでなく風も強くなってきていて「これでは14:30の『ポルト・・“エテールノ”』は完全中止なのでは?」とも思いましたが、何人ものキャストさん達が大きな声で何か案内のアナウンスをしていらっしゃったので耳を傾けると、本日の「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル“エテールノ”」は開始時刻を5分繰り上げて14:25のスタートとなります・・とのこと。・・・うーん。このあと急激に天候が悪化することを見越して早めにスタート?ということは、やっぱり船が通過するだけの「短縮雨バージョン」ってことかな・・・?夫と二人でそんなことを話しながらハーバーへ出る途中、マクダックスプラザのコロンブス像のあたりでゲスト誘導にあたっていらした女性キャストさんがいらしたので、夫が「短いショーになるんですよね。船がクルクル回って帰るだけの・・。」とたずねると、何故かキャストさんはしばし黙ってしまわれて、「・・・う~ん。そうですねえ・・・」何かはっきりしないので、再び夫が「出演者の上陸や陸上のダンスはないんですよね~?」ときくと、「そうですね。ダンスはありません。ダンサー『は』船から降りません。」・・・「ダンサー 『は』 」って。 ・・・え? 「ダンサーが船から降りない、ってことはキャラクターも降りてこないんですよね?」念のため夫がもう一度きくと、キャストさんはにっこり笑って、「それは・・・。降りるような降りないような・・・お楽しみですね~。」と、ボソッとおっしゃいました。この言葉を聞いたとき、夫と私は思わず顔を見合わせました。「こんな雨と風なのに、この人達は通常の雨バージョン以上のことを何かやる気なんだ!」一体何をやるつもりなの?しかと見届けなければ・・・。私達は急いで、少しでも陸上部分のショーが観やすい場所へと移動しました。が、今日は既に決定しているようにハーバー周辺は「全て立ち見」。ゲストのさす傘の影響もあって、陸上部分のショーをよく観ることの出来る場所はもうありません。混雑する「カフェポルトフィーノ」前を抜け、やっとの思いで「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」前の階段にたどりつくとすぐに音楽が流れ始め、最後のお昼の「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」が始まりました。全身レインコートに身を包んだミッキー達キャラクターがそれぞれの船で登場し、ハーバーを回ったあと停泊場所に着き、強風のため四連となった凧が空を舞った後、音楽が“エテールノ”に切り換わりいよいよ彼らの「旅立ち」が始まりました。路面はショー開始前に再び強くなった雨でびしょ濡れ、風も吹いていました。今まで5年間、このような状況下ではキャラクター達は(安全上の配慮からか)絶対に船から降りてこないもの、と決まっていました。船上から手を振って挨拶をして、自分の船に乗ったまま退場していくのが常でした。が、今日は違いました。「雨バージョン」にもかかわらず、気付くと私達が眺める階段下のショーエリアでは、自分の船からおりたチップ&デールとドナルドが手をとって円陣を組んで気合を入れていました。そして迎えに来たミッキーの船に乗り込んでリドアイルへと向かっていき、ミニーとプルート・グーフィーを乗船させて、晴天時の“エテールノ”と同様にミッキーの船に全員が揃って、大きく手を振りながらハーバーから去っていったのでした。こんな荒天では本来あり得ない、今日だけの特別な「旅立ち」でした。時刻は14:45。ショーの途中から強さを増した風と雨の中、私達は混雑するハーバーを通り抜けて「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってミラコスタに入館し、チェックインのため今日は5階の「サローネ・デッラミーコ」へ向かいました。(その3 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 7, 2006
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「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」最後の朝、私達は「ホテルミラコスタ」の正面玄関に到着しました。といっても、わざわざこの特別な日を選んでホテルの予約をしたわけではありません。GWの前半には我が家の結婚記念日があるので、ここ数年はその当日にGWの旅行も兼ねてこちらのホテルに宿泊していましたが、今年のGWは夫は休みが思うように取れないことが半年以上前からわかっていましたので、連休最終日の間違いなく休める日を狙って予約開始日から間もない時期にあらかじめ予約を入れてあったのです。だからこの日がまさか「ポルト・・・最終日」になろうとは、予約した時には私達は夢にも思っていなかったのでした。ホテルの車寄せでいつものように私と荷物だけが降りたのは、8:20頃でした。今日はさきにも書いたようにシーにとっては特別な日ですが、私達は極力のんびりマイペースで過ごそうと来る前から決めていました。お天気が良ければ、7月初めに終了してしまう朝一番のショー「リドアイル・ミート&スマイル」を良い場所で観るために早く来ようと思っていたのですが、この雨模様では開催できないだろうと思い「開園時刻に間に合えばいいや」くらいの気持ちで来たのでこの時間の到着になりました。夫が車を駐車場へ回している間にベルの女性キャストさんが手際よく荷物を預ける手配をしてくださり、その後私はロビーで腰掛けて夫を待っていました。宿泊ゲストは皆さん既に「ピアッツァ・トポリーノ」まで入園してしまったあとのようで、ロビーは思ったよりも落ち着いた感じでした。8:30になるとロビーから「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に続く階段の上で行われていた「宿泊者確認」が解除になり、待っていた10~20人ほどの一般の(非宿泊)ゲストの入場が始まりました。ほぼ同時に夫が駐車場から戻ってきたので、私達もゲートを通って入園しました。シーの園内は弱い雨が降っていて路面はずぶ濡れでした。このお天気のせいか、一般ゲートから入場してくるゲストも「特別な日」の割には数が少ない気がしました。私達はとりあえず「リドアイル」に向かってみましたが、やはりお天気のせいか予想に反して観賞場所にはまだ余裕がありました。周辺ではキャストさん達が、「本日のハーバーでは、今後の天候の動向にかかわらず、全てのショーに関して、全ての場所で『お立ち見のみ』になることが決定しております。」という案内をしていらっしゃいました。・・・ということは「・・ミート&スマイル」も「ポルト・・」も出演者の上陸なしの「通過型雨バージョン」で行われるということ・・・?「ポルト・・・」はともかく「・・ミート&スマイル」が雨バージョンになるなら、リドアイルを離れたいのだけれど・・・。そう思ってキャストさんに直接たずねてみると、まだ決まっていない、とのお答え。やがて9:00過ぎになると「悪天候のため内容を大幅に変更した非常に短いショーになります」とのアナウンスがあったので、私達は思い切って「リドアイル」を出ることにしました。(もちろん「リドアイル」内にいらした他のゲストの皆さんの中に、このアナウンスをきいてその場を動いた方は殆どいらっしゃいませんでした。)さて、今日の第一の目的「・・ミート&スマイル」を観ないことが決定した今、ホテルのチェックインタイムまでどうしようか?つい先日来た時も同じように雨模様で「アトラクション巡り」もしたばかりだし・・・。私達はとりあえず「殆ど待ち時間なし」だったハーバーから奥地に向かう「・・スチーマーライン」に乗りました。スチーマーラインの船上からシーの園内を眺めていると、連休最終日のせいかお天気のせいか今日の園内はなんだかとっても静かな様子。(スチーマーラインで通りかかったケープコッドでは、ミニーさんがひとり寂しそうに黄昏れているのが見えました・・・。)どうやらゲストが多いのは、ショーの行われるハーバーの周りだけのようです。では今日は「お買い物&食べ物ツアー」にしますか?私達はそう決めて、予約してあったミラコスタのレストランの昼食もキャンセルして、普段あまり行かないショップへ行ったりワゴンフードを「買い食い」して回ったりすることにしました。奥地「ロストリバーデルタ」に私達の乗ったスチーマーラインが到着したのは9:15くらいでした。人気アトラクション「インディ・・」も「レイジングスピリッツ」も、スタンバイ待ち時間は20分表示になっていました。なので私達は、思い切って約10ヶ月ぶりに360度回転するコースター「レイジング・・」に行ってみることにしました。よく考えたら、私達が前回このアトラクションを体験したのはまだグランドオープンの前の「スニークプレビュー」期間中です。あの時はあちこちに顔や頭がガンガン当たって痛かったけれど、その後改良されているかな・・・?そう思って乗り場に行ってみると(実際には乗り場まで10分待ちでした)、本当にショルダーバーが以前よりも柔らかい物に換えられていたり「正しい乗り方」の説明ボードが設置されてあったりして、グランドオープン当初よりもアトラクションの乗り心地が快適になっていました。左右に揺さぶられても全然痛くも怖くもなかったし「正しい乗り方」のお約束を守ったら回転するのもよくわかったし、今回は何だかとっても楽しく乗る事ができましたよ~。それから私達は「マーメイドラグーンシアター」へ行き、ちょうど次回ショーが始まる寸前だったため(9:45頃)全く待たずにショーを観た後、ミステリアスアイランドを抜け「リフレスコス」へ行きました。(本当は「ノーチラスギャレー」で朝からギョウザとビール・・・と思ったのですが、まだお店がオープンしていませんでした。)「リフレスコス」では比較的最近発売になった「ブラックペッパーポークリブ(380円)」を購入して食べてみたのですが、これが大変夫の口に合ったようでした。その後私達は歩いて「ホテルミラコスタ」のホテル&パーク・ゲートに行って、ゲート脇のカウンターでホテル内レストランのPS予約のキャンセルをお願いしました。この頃には雨もやんでいて空も明るかったのですが、ハーバーの周りで最後の日の「ポルト・・“エテールノ”」を待つゲストは意外に多くないように見えました。それから私達は再びハーバーの乗り場から「・・スチーマーライン」に乗って、ロストリバーデルタのレストラン「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」へ行き、「ユカタンソーセージ&ポテト(290円)」や「ポークチリビーンズ(367円)」などを注文し、屋外の席で生ビール(577円)をいただきました。(11:00前ころ。お店はとても空いていました。のちほど「ノーチラスギャレー」にも行きたかったので、ここでは控えめにしました・・・。)お昼前から少しお酒をいただいた後、私達はアラビアンコースト方面へ向かい、このエリアのショップ「アグラバーマーケットプレイス」や「アブーズスウィート」をじっくり見て回り、ワゴンでブラックペッパーポップコーンを購入し(12:00頃、待ち時間なし)、火山の中のギョウザ屋さん「ノーチラスギャレー」に行きました。時間は12:15くらいでしたが、店内には私達の他には二組のゲストがいただけでした。カウンターで「ギョウザ三種(370円)」と生ビール(577円)を注文しましたが、ギョウザは注文を受けてから焼くとのことで「焼きたて」をキャストさんがテーブルまで届けてくださいましたよ。このお店に30分ほどいた後、私達は食後のお茶を飲むために「ケープコッド・クックオフ」へ向かいました。この時には再び弱い雨が降り始めていましたが、途中通りかかったフォートレス前から見たリドアイルには傘をさして(おそらく朝からずっと)最後の日の「ポルト・・・」を待ちつづけている大勢のゲストの姿がありました。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
May 7, 2006
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ミラコスタに泊まった翌朝は、私はいつもセットしたモーニングコールの時刻よりも早く目が覚めてしまいます。今日のディズニーシーは8:30開園。私は7:00ちょっと前にモーニングコールをセットしておいたのですが、今朝もそれよりも早く目ざめてしまいました。窓の外は昨夜よりもさらに酷い台風のような大風で、外れたパーク内の飾り付けや倒れた植栽の手直しのためなのでしょうか、何台ものクレーン車が行き交っているのが部屋の窓から見えました。ショーの練習なのか、あるいは高所作業の指示なのか、マイクを通した男性の声が風に乗ってきこえていました。7:30近くなるとゴンドリエさんが出勤していらっしゃる様子が見え始め、7:30に園内の音楽のボリュームがあげられると続々とショップのキャストさん達もパーク内に出ていらっしゃるようになりました。私達はミラコスタに宿泊していても、いつもは早くても開園の5分前くらいにしか入園しないのですが、今回は例の「・・・ナットクラッカー」座席指定券取得のこともあるのでちょっと早め(私たちにとってはかなり早め)の開園30分前に「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に向かいました。エレベーターでロビーに下りると、パークへ続く階段からロビーを通って「ミニリザ・サンドリー」前を過ぎたあたりまで、入園待ちのための列ができていました。(8:00頃)8:10頃にはキャストさんが回っていらして「お部屋のカードキーか宿泊確認書、荷物の預り証など宿泊客である証明のできるものをご提示ください」とおっしゃり、並んでいるゲストを一組ずつチェックしていらっしゃいました。8:15になると列は大きく動き、手荷物検査の後8:25頃に、私達は「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってシー園内に入ることができました。ピアッツア・トッポリーノで開園時刻を待つミラコスタ泊ゲストのうち7割ほどは、アメリカンウォーターフロント方面に向かうエリアで待機していらっしゃるようでした。8:30になると、4~5人のキャストさんがゲストの前に一列にひろがって誘導してくださり、リドアイルまで続く坂を皆一斉に(同程度のやや早歩きで)のぼりました。マクダックス・・の横あたりで誘導のキャストさんが退き、ミラコスタゲストの足は更にやや速くなってアメリカンウォーター方面へと向かいました。夫が先に行ってしまったので私はゆっくりと歩いてあとを追いかけていたのですが、ホレイショスクウェアの大きなツリーの前あたりで、一般ゲートから入ってきた最初のゲストと思われる皆さんに追い越されました。私が「・・ナットクラッカー」座席指定券配布所付近についた時は、列はドックサイドステージ前にさしかかったところでした。(8:34くらい。)先に到着していた夫は、既に配布所裏のロープ列の中だったので、私は配布所出口で夫を待ちました。8:50くらいになって、夫が配布所から座席指定券を手に出てきました。暴風が夕方には止むことを期待して「17:40」の回、スケートリンクを斜め前にみる「H」ブロックの前寄りの位置の券でした。それから私達はミラコスタ前のフォトロケーションに戻り「パークファンフォト」撮影サービスの列に並びました。強風がかなり冷たく寒かったのですが、私達の前には既に15組ほどが並んで撮影の順番を待っていらっしゃいました。(9:00ちょっと前頃。)30分くらいかかってやっと順番が来て撮影していただいた後、私達はホテルに戻り、レセプションでフィルムの現像をお願いしました。つけていただくフォトフレームのイラストは、もちろんクリスマス限定の方を選択しました。それからお部屋に戻り、昨日大量に買いすぎて残ってしまっていた「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」のパンとスープパスタで朝ご飯にすることにしました。ランチの早い時間に「シルクロードガーデン」に予約を入れていたので、本当に軽い朝ご飯でよかったのです。リドアイルと火山の見える窓辺のティーテーブルで食後のお茶を飲んでいると、ハーバーでは「リドアイル・ミート&スマイル」のショーが始まりました。(10:00。)かなりの強風だったので、キャラクター達の上陸のない短縮バージョンでした。11:00頃になると、ちょうど私達の部屋の窓の下にキャストさんが現れて「11:50」の「・・ナットクラッカー」のショーが強風のため中止になったことを知らせるアナウンスを始めました。果たして私達の願い通り、夕方までに風はおさまってくれるのでしょうか・・・?チェックアウトの12:00が近付いてきたので私達は部屋を片付けて荷造りをし、帰りまで荷物を預かってもらうためにサービスホットラインに電話をして、荷物を部屋まで取りに来てくれるようお願いしました。やがて部屋にやってきたベルキャストさんに荷物をお願いして、私達は部屋を出ました。部屋を出た私達は、まっすぐ昼食をPS予約してあった二階(ロビー階)のレストラン「シルクロードガーデン」へ行きました。店頭で名前を告げると、殆ど待ち無しで席に案内してくださいました。私達夫婦は二人とも、もういい歳のせいかTDRに宿泊するといつも二日目の午後には「お米のご飯」が食べたくなります。なので和食か中華など確実にお米を食べられるレストランをPSしておくことが多いのですが、今回はミラコスタ内の「シルクロードガーデン」にしました。席についてメニューを見て、さて、と私達は考え込んでしまいました。いつもなら何も考えずにプリフィックスセットの「シルクランタンリパスト」かイベントのスペシャルをお願いするところですが、スペシャルは先日もういただいてしまったし「シルクランタン・・」は来月「ダイニングヴォヤッジ」のスタンプカードが始まればまた飽きるほど食べることになるでしょう。今回のシー&ミラコスタのテーマは「今までやったことのないことをしよう」なのですから・・・。いろいろ悩んだ結果、私達は今まで注文したことのない単品メニュー「牛フィレと青菜(?)の石焼炒飯」と「季節の野菜と茸のやきそば」をお願いしました。それほど待つこともなくお料理はテーブルにやってきました。「炒飯」も「焼きそば」も思っていたよりも量が多くて、特に焼きそばは上にのっている「野菜と茸」のボリュームがものすごく「野菜料理が食べたいなあ・・」と思ってこれを選択した私には嬉しかったです。炒飯もおこげができて香ばしく、とても美味しかったです。二品を二人で取り分けながら食べましたが、量の多さに私は途中で「ギブアップ」してしまい、結局全体の三分の二以上は夫が食べました。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 18, 2005
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(・・・その2から続く)私達は身支度をしてとりあえず部屋を出てシーに入園し、アメリカンウォーターフロント方面へと行ってみました。ブロードウェイに差し掛かるあたりにはキャストさんが既に何名も出ていらして、それぞれ「17:40のミニーのナットクラッカーは強風のため中止」の旨と「17:30のアンコール!は満席で案内終了」の旨をアナウンスしていらっしゃいました。(17:25頃。)パーク内は強風が吹き荒れて寒かったので、私達はホテルに戻ってしまいたい気分にもなりましたが、せっかく入園したのでニューヨーク地区から「レールウェイ」に乗って奥地に向かい、今夜のおやつ「ポップコーン」でも買い集めることにしました。乗り場に行ってみると、この時間待ち時間は20分となっていました。(17:30頃。)奥地に向かいながら、夫と私は「今夜の夕食、どうする?」ということばかり話していました。「キャンドル・・・」のショーが中止や内容変更になっても、このまま「ベッラ・・」に行くか。あるいは「ベッラ・・」をキャンセルして他の場所で食べるか、ルームサービスをとるか・・・。そうだ! この際イクスピアリに行くっていうのは、どう? イクスピアリでお茶したりお昼は食べたことあるけれど、夕食って今まで食べたこと無いよね!・・・・私達の今回の宿泊のテーマは、泊まる部屋も「初めて」のタイプですし、「今回は今までやったことないことをやってみよう」というテーマになりつつあったので、この時点では「今日の夕食は(きっとショーは中止だろうから)イクスピアリ」という方向で意見がまとまっていました。が、ロストリバーデルタで「ココナッツポップコーン」を買い(18:00頃、待ち無し)アラビアンコーストで「ブラックペッパーポップコーン」を買い(18:05頃、30~40人待ち)・・・しているうちに、あまりに寒くて「イクスピアリに行く」ということさえも億劫に思われるようになってきました。火山の中をハーバー側へ抜けた時、ちょうど「ブラヴィッシーモ!」中止のアナウンスがパーク中に流れました。私達は「リフレスコス」でちょっとお茶を飲んだ後、ホテルの部屋に戻る前に「フォトグラフィカ」へ寄って写真を受け取ろうとしましたが、店頭に随分長い列ができていたのでまたあとで(あるいは明日)来ることにして、19:00くらいに部屋に戻りました。部屋の窓からは「リドアイル」の様子がよく見えました。寒風吹きすさぶ中、毛布にくるまって「キャンドルライト・・」の開催を信じて待つゲストの姿が多数ありました。ショー予定時刻の一時間前になって、私達は再びホテルの「サービスホットライン」に電話をしてみました。と、やはり「キャンドル・・」だけは内容を変更しても開催する方向で検討中、というお答でした。(19:10頃。)ただ、窓からハーバーの様子を見ていても、いつものようなショー準備が始まる気配がありません。なので私達は「開催されてもきっとグリーティング程度では?」と判断し、今回は「・・ベッラ」をキャンセルしてルームサービスをお願いすることにしました。少し新しくなっていたルームサービスメニューを見てオーダーを決定して、さて電話してみると、今度はサービスホットラインが混雑していて電話がつながりません。何度かチャレンジしてやっと繋がりましたが、今夜のルームサービスは予想通りの混雑ぶりで「1時間以上かかる」とのことでした。(19:30頃。)土曜の夜ですし、こんなお天気ですし、しょうがないですよね~。夕食の注文を終えた私達はお部屋を出て、2階の「ベッラヴィスタ・ラウンジ」店頭へ行き、PS予約をキャンセルしたい旨をキャストさんに伝えました。この悪天候を受けて、きっと同じようなゲストが多かったのでしょうか、キャストさんは温かな笑顔で「また次回のご来店をお待ちしています」と対応してくださいました。その後私達は寒い中再び入園して「ホテル&パーク・ゲートウェイ」の真前にあるパン屋さん「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」へ行きました。さきほどルームサービスを注文した際にワインをお願いしたのですが、お料理につく「パンまたはライス」の選択をうっかり「ライス」でお願いしてしまったので、ワインに合うようなパンをここで買い求めようと思ったのです。「マンマ・・」には、お店の外まで伸びるような列ができており(19:40頃)購入し終わるまでに20分以上かかりました。( 購入したパン:「クロワッサン」105円 「グレインブレッド」210円 「オリーブのフォカッチャ」126円 「ソーセージペイストリー」231円 など。)それから私達は部屋に戻り、すぐに始まった「キャンドル・・・」のショーを部屋の窓から眺めました。ショーは「水上ツリー」の登場しない(点灯セレモニーの無い)バージョンで、小さな光のツリー船を引き連れてのキャラクター達のグリーティングのみで5分ほどで終了しました。通常のショーならば、キャラクターや光のツリーを載せた船がハーバーを去った後も、水上ツリーがハーバーに残って閉園時刻まで輝き続けるのですが、今夜はそれもないのでちょっと静かな夜になりました。ショー後、20:30を過ぎて、お部屋に夕食がやってきました。私達は何も注文をつけませんでしたが、キャストさんはテーブルを「火山」と「ニューヨーク」の見える窓際にとても手際よくスマートにセッティングしてくださいましたよ。このお部屋は他のお部屋に比べて照明の位置が良いのか、他のスーペリアルームでお食事を取った時よりもテーブル上がとても明るく感じられて、窓辺でのお食事もしやすかったです。私達が食事を終えた頃、パークはちょうど閉園時刻になりました。いつもの夜ならば最後までゲストが残るのは「水上ツリー」の浮かぶハーバーの周りなのでしょうけれど、今日はそれがないので皆さんS.S.コロンビア号前の大きなクリスマスツリーの前で本日最後の記念写真を撮られるのでしょうか、アメリカンウォーターフロント方面から私達のいる部屋の下を通って帰りに向かうゲストの姿は、22:00を大きく過ぎてもいつまでも続いていました。お部屋での食事ということでいつもよりもリラックスしたせいか、ワインまで飲んだ夫はかなり眠くなったようで、23:00前には一人でお風呂に入って熟睡していました。私も今夜はハーバーに浮かぶ水上ツリーが無いので、早くベッドに入って落ち着いてゆっくり眠れそうです。なんだか嬉しいような、でもやっぱりかなしいような・・・・。(写真は部屋の窓から見えたアメリカンウォーターフロント方面の景色です。)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 17, 2005
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(・・・その1から続く)なんか珍しい物見ちゃったね~・・・と夫と話しながら、私達はようやく当初の予定通り「・・ナットクラッカー」1回目「11:50」の回の待ち列に並びました。先頭から数えて200~300人目あたり、といったところでした。(9:50頃。)入場が始まったのは開演80分前の10:30でした。私達は今日は、今まで座ったことのないメインステージ寄りの場所に席を取ってみました。開演までたくさん時間があったので、「ニューヨークデリ」で「ルーベンホットサンド」などを購入してきて、軽いお昼ご飯にしました。風は全く無く、日向にあたるところはポカポカと暖かく、「本当に午後から風が出てくるの?」というような素晴らしいコンディションで11:50のショーは行われました。夜のショーも照明にステージが浮かび上がって素敵ですが、お天気の良い昼間のショーもまた華やかで、クリスマスケーキのように綺麗で楽しかったです。「・・・ナットクラッカー」終了後は12:35からの「サウンド・オブ・クリスマス」に行ってみました。立ち見になるかな、と思っていたのですが、端の方ならば席はまだまだありましたよ。(12:15頃。)今日この回は「ドックサイド・ポーターズ」の皆さんも女性のシンガーさんとアコーディオン奏者の方もご出演で、フルメンバーでのショーだったようです。賑やかで楽しくて、笑ったり泣きそうになったり・・・・あっという間の23分間でした。その後は14:00の「アンコール!」を観ようとブロードウェイミュージックシアターに向かいましたが、並んで入場を待っているゲストはまだ100~200人ほどでした。入場すると私達は、かなり前の真中寄りに座れてしまいました。さきほどの「サウンド・・」といい、この「アンコール!」といい、今日はショー関係は意外に空いているように思われました。強風や低温の天気予報の影響で、今日は外出を控えた方が多かったのかもしれません。「アンコール!」終了後は、既に始まっていた「ポルトパラディーゾ・ウォーターカーニバル」を横目で観ながらミラコスタへ向かい、チェックインの開始まで玄関の外で写真をとったりして過ごしました。14:45頃ロビーに戻るとレセプションにチェックインのための列ができていて、10組ほどが並んでいました。夫だけが並んで、私はショップなどを見て待っていました。久しぶりに覗いた「ミニリザ・サンドリー」は棚のレイアウトがちょっと変わったようで、目立つところにスープパスタや菓子パンが多数置かれるようになっていました。軽い朝食くらいならこれでじゅうぶんかもしれません。お向かいにあるスーベニアメダルの機械を何気なくみると、二台中一台(6種類中3種類)がデザインがまるっきり入れ替わっていたので、すぐに作りました。それから夫のもとへ戻ると間もなくチェックインの順番が来て、私達は15:15頃にはお部屋に通していただけました。予約してあった今日のお部屋は、ハーバービュー(火山とハーバーが完全に見えるタイプのハーバーショーがよく観えるお部屋)ではありませんでした。私達にも「ミラコスタに泊まるならやっぱりハーバービュー」という思いが人並みにあるので、今回のお部屋しか予約できなかった時はちょっと残念に思いましたが、案内されたお部屋はニ方向に窓がある、ミラコスタの普通のお部屋にしては珍しいタイプの趣のあるお部屋でした。ベッドもダブルが一台しか入っていないので、とても室内が広く感じます。窓からはニューヨークの街並みとハーバーが半分くらい見え、何よりも私にとって嬉しかったのは、ニューヨーク側の窓辺に置かれたお部屋のデスク前の椅子に腰掛けると、もう一方の窓からプロメテウス火山が見えることです。なんだかシーの街の中の一角に実際に住んで暮らしているような、そんな気分に浸れるお部屋でした。あんなに「ハーバービューでなきゃ!」と言っていた夫も、「この部屋いいね。なんか街角のアパートメントみたい。」と、ご機嫌でした。今までこのタイプのお部屋は私たちにとって(言い方が悪いかもしれませんが)「補欠」だったのですが、これからは「準レギュラー」くらいに昇格するかもしれません。(とは言え、ハーバービュー同様やはり予約するのが難しいことに変わりは無いのですが・・。)私がお部屋の写真を撮ったりちょっと廊下に出てみたりしている間に、夫はちゃっかりベッドにもぐりこんで眠ってしまっていました。昨夜は午前2時頃タクシーでご帰宅だったのですから、無理もないです。座席指定券を取得してある「・・ナットクラッカー」の時間まであと二時間以上あるので、そのまま眠ってもらうことにしました。せっかくなので私もちょっとベッドに横になって体を休めようとしたのですが、窓から見える大きな火山やニューヨークの街並みなど私の大好きなシーの景色に興奮してしまって落ち着かず、眠ることができませんでした。外の景色を眺めていてひとつ心配だったのは、みるみるうちに風が強くなっていったこと・・・。16:00過ぎる頃にはもう「暴風」と言ってもいいような風が吹き始めていました。17:00になったので私は夫を起こしました。窓の外、目の前の「リドアイル」には、夜のショーのために鑑賞場所を確保するゲストの姿が多数ありましたが、この風では17:40の「・・ナットクラッカー」も18:20の「ブラヴィッシーモ!」も中止なのではないか、と私達は思いました。なのでホテルの「サービスホットライン」に電話をして、今夜このあとのショー開催について問い合わせてみました。電話口に出たキャストさんによると、やはり予想通り17:40の「・・ナットクラッカー」と「ブラヴィッシーモ!」、それに20:30の花火の中止が既に決定したとのことでした。「キャンドルライト・リフレクションズ」については「開催する方向で検討中で、まだ未定」とのことでした。(17:00頃。)実は私達は「キャンドル・・」の開催時刻にあわせてホテル内のレストラン「ベッラヴィスタ・ラウンジ」を予約していたのです。宿泊するお部屋からはハーバーのショーが半分くらいしか観えないことは予約段階からわかっていましたし、お昼のショータイムには頻繁に伺っている「ベッラ・・」も、夜のショータイムにはまだ一度も伺ったことがなかったからです。もしこの時点で今夜の「キャンドル・・」のショーが中止、と判明すれば、他の夕食の道を考えようと二人で思っていたのですが・・・。とにかくまだ中止の決定が出ていないのなら仕方ないです。のちほどまた、問い合わせてみましょう。ただ、花火が中止、ということは「キャンドル・・」のショーがもし行われても、花火を使用しない大幅に変更されたバージョンでの開催になるだろうな、ということは容易に予想できました。(その3 へつづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 17, 2005
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今日は「ホテルミラコスタ」の正面玄関に、朝8:00ちょっと前に着きました。クリスマス期のシー&ミラコスタに、この週末一泊の滞在です。シーのクリスマスのメインショー「ミニーのナットクラッカー」の座席指定券を朝一に取得したかったので本当はもう少し早く到着する予定だったのですが、途中の道路混雑などもあってこの時刻の到着となりました。この時間ホテル車寄せには、珍しく一台の車も停まっていませんでした。ドアキャストさんに迎えていただき、私と荷物だけが車を降り、夫は車をそのままホテル駐車場へと運転して行きました。ホテルへ入ってベルキャストさんに荷物を預け終わってロビーを見渡すと、いつになく人が少なく、ガラーンとして静まり返った印象です。・・・・・??。ちょうど開園時刻になったから??・・・と思って、ロビーからシーのパーク内が見渡せる大きな窓の方に目を遣ると、「超早足」でアメリカンウォーターフロント方面へと向かう大量の「ゲストの群れ」が見えました。そう。時刻は8:03。みんな「・・ナットクラッカー」の座席指定券取得に向かっているのです・・・!なので、夫はまだホテル駐車場から戻ってきていませんでしたが、とりあえず私一人だけ先に「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って入園し「・・ナットクラッカー」の座席指定券の列に向かってみることにしました。ミラコスタ前広場(ピアッツァ・トッポリーノ)で出迎えの演奏中のクリスマスバンドの前を横切り、私はのんびりアメリカンウォ-ターフロント方面へ向かおうとしたのですが、一般ゲートから猛然と突進してくるゲストの皆さんがあまりに殺気立っていて危険すら感じたので、「ポンテヴェッキオ」を渡って「ケープコッド」から列の最後尾に回ることにしました。私が列にたどり着く頃にはきっと、最後尾はもうケープコッドに達しているだろうと思ったからです。実際にポンテヴェッキオを渡り始めて左手のアメリカンウォーターフロントに視線を向けると、案の定、列はもう赤い橋の上に伸び始めていました。(8:05くらい。)私はポンテヴェッキオを渡り終える途中にある階段をケープコッドに向かって下り、スチーマーライン乗り場前を通って赤い橋の方へと向かいました。そしてちょうど赤い橋を渡り終えて坂の途中まで下ってきていた「最後尾」につきました。(8:10前頃。)時を同じくして夫から私の携帯に電話があったので、タイミング良く今いる位置を伝えることができました。10分程して夫が私の並んでいた場所までやってきたので、私は夫に自分のパスポート(チケット)を預けて列を一旦離れ、付近の様子を見にいきました。「・・ナットクラッカー」座席指定券の列の最後尾は「ポートディスカバリー」にまで達していました。(8:30前頃。)アメリカンウォーターフロントの特設ゲームワゴンは、両方とも60分前後の待ち時間になっていました。(8:30過ぎ頃。)上空は見渡す限りの抜けるような青空で、午後から大荒れになるという事前の天気予報が信じられないほどの良いお天気でした。列はなかなか進まず、発券所手前までたどり着いた時には8:50を過ぎていました。約45分ほどかかったことになります。キャストさん達は、「本日このあと強風の予報が出ています。今後の天候の変化によりましてはショー中止の可能性もございます。その際は取得されました座席指定券は無効になります。」と、口々に何度も大きな声でアナウンスしていらっしゃいましたが、私達はそれも承知の上で「17:40」からの回の券を取得しました。スケートリンクを後ろに見る感じの「C」ブロック後方の席でした。(8:55頃。)この時間からでも、まだ配布の列には並ぶことができていたようでしたよ。座席指定券を取得し終わって、予定ではこの後「11:50」からの先着順で入れる本日1回目の「ミニ-のナットクラッカー」の列に並ぶつもりでした。「17:40」からの回が強風中止になるかもしれないので、昼の回を観ておこうと思ったのです。でもツリーの横の待ち列に行ってみると、まだ100人弱しか並んでいないようだったので、空いている朝のうちに「フォトグラフィカ」へデジカメプリントの注文に行くことにしました。途中ミラコスタ前まで戻ると、クリスマスのフォトロケーション前で「パーク・ファン&フォト」の撮影サービスが始まっていました。私達は今までパーク内ではこの撮影をしたことが無いのですが(アンバサダーホテルでは撮ったことがあります)今日は何となく「撮ってもいいかな?」という気分になっていました。今回はミラコスタ泊で時間に余裕もあるし、たまにはいつもと違う事してみてもいいんじゃないかな?と、夫も私も思ったのです。が、一組一組の撮影にとっても時間がかかるようだったので「今日明日のどちらかで絶対撮ってもらおう」と夫と二人で決意して、とりあえずその場を離れました。さて、朝早い時間の「フォトグラフィカ」はとても空いていて、デジカメプリント受付も全く待ち時間無しで済みました。(9:15頃。)お店を出たあと、ヴェネッツィア方面を通ってアメリカンウォーターフロントに戻ろうとすると、ゴンドラ乗り場前周辺に物凄い人だかりがしていました。(9:30頃。)何? 何? ・・・よく見ると、「ヴェネッツィアン・ゴンドラ」になんとミッキー&ミニーとグーフィーが乗っているではありませんか!!ミッキー&ミニーはロミオ&ジュリエット風の衣装で、グーフィーはゴンドリエに扮していました。私は初めて見ましたが、最近新しく始まったキャラクターグリーティングなのでしょうか・・・?こんなこと、やるんですね~~。(その2 につづく・・・)◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内のこちらから検索することもできます。利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
December 17, 2005
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(・・・・その1 からつづく)事後の対応を良くしてくださったおかげで夫のショックも少しは緩和されたようでしたし、気を取り直して、私はとりあえずFPを取ってあった「海底2万マイル」へと、夫を引っ張って行きました。(指定時刻が迫ってたんですよー。)ファストパス用のエントランスに到着したのは12:10頃でしたが、スタンバイの方の待ち時間は70分になっていました。その後「マーメイドラグーンシアター」へ行こうと思って火山を抜けましたが、途中「アリエルのグリーティンググロット」に立ち寄ってみると、待ち時間は65分になっていました。(12:30前頃。)それから、別の場所でアリエルさんに会うべく「・・シアター」へ向かったのですが、ちょうどもう少しで次回ショーの定員に達するところで、ギリギリで入れていただくことができました。(ほとんど待たずにすみました。)「・・シアター」から出たのは13:00前くらいでした。お昼ごはんをPS予約してある時刻まで1時間未満しかなかったので、私達は新しいアトラクションを建設中の「ロストリバーデルタ」まで、ちょっとお散歩することにしました。7月21日グランドオープン予定の新アトラクション「レイジング・スピリッツ」は、外観はもう殆ど出来上がっているように見えました。通路を挟んで反対側にFP発券機も設置されていましたし、アトラクションの説明ボードも設置されていました。(195cmを超える人は乗れないんですねー。)そのまま「アラビアンコースト」側へ回り、「アリエルのグリーティング・グロット」へもう一度行ってみました。待ち時間は45分にまで減っていました。(13:15くらい。)「・・グリーティング・グロット」の隣に新しくできていたショップ「グロットフォト&ギフト」をちょっと見てみると、「・・グロット」のオープン記念グッズが何種類か置かれていました。「April 2005 Debut」という文字が入っていたので、キャストの方に「これは今ある商品が全部売り切れたら、もう販売は終了なんですか?」と聞いてみましたが、今のところなんとも言えない、というお答でした。「シンブル(指ぬき)」のパッケージがとても可愛らしかったので、私は「シンブルコレクター」でもないのに、思わず購入してしまいました・・。「ベッラヴィスタ・ラウンジ」でお昼をPS予約してあった時刻が近付いたので、再びミラコスタへ向かい、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってレストラン店頭へ行きました。「ベッラ・・」のランチのプリフィックスメニューは先日お邪魔した時と全く同じだったので、今回はすぐにチョイスを決定することができました。(夫も私も「シングルアントレコース」にしました。)14:30の「ポルト・・」のショーも、気持ちよく行われましたよ。お食事終了後、「ミラコスタ」のレセプションで写真を受け取り、もう一度入園して「ニコロズ・・」へ行き、作り直していただいたガラス製の写真たてをよく確認した後、また時間をかけて厳重に梱包していただきました。夫は、ミラコスタで受け取った写真のどれかを選んで今すぐにでも写真たてに入れてみたい、というようなそぶりでしたが、それは家に帰ってからにしましょうね~~。作りたかった「写真たて」を、紆余曲折あったけれど再び夫がこうして無事に手に入れることができて、私は胸を撫で下ろしました。その後、時間のちょうど良かった17:00からの「アンコール!」を観に「ブロードウェイ・ミュージックシアター」に行きました。会場に入ったのは始まる20分くらい前でしたが、一階の前方真中ブロックの、かなり前の方(多分4~6列目くらい)に座ることができました。17:10の「リズム・・」のショーと重なってしまうこの回の「アンコール!」は、やはり今日も若干ゲストが少ないようです。「アンコール!」終了後、「・・シアター」と「ウォーターフロントパーク」の間で本日3回目の「リズム・オブ・ワールド」のフィナーレ部分を眺めてから、ミラコスタのベルデスクに行って荷物をエントランスに回してもらうようお願いして、夫と私はホテルの駐車場に向かいました。停めてある車にたどり着くと、夫はまず大事に抱えていた「ガラスの写真たて」を後部座席の安定した安全な場所に置き、それから運転席に乗り込んでゆっくりと車を発進させました。駐車場を出て車をミラコスタの車寄せにつけると、ドアのキャストさんが荷物を運んできてトランクに入れてくださいました。助手席の私は、二日間お世話になったミラコスタのキャストさん達とシーのキャストさん達全員にお礼をするようなつもりで、思わず深く頭を下げました。笑顔で手を振りつづけてくださる何人もの若いドアキャストさんに見送られ、私達の車は18:00過ぎ頃にミラコスタを出ました。家に帰ってきて夫がまずした事は、「ガラスの写真たて」の梱包を解いて写真を入れ、飾ることでした。今、夫の大事な写真たてに入っているのは、ゴンドラ乗り場へ渡る橋の前で通りかかったカストさんに撮っていただいた、私達にしては非常に珍しい「夫婦2ショット」の写真です。 (終) ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーシー内の固有名詞(レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトも合わせてご覧頂くといくらかイメージしやすいか、と思います。「東京ディズニーシー」の公式サイト内のこちらから検索することもできますので、利用なさってみてください。 ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇
April 30, 2005
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朝ふと目が覚めて窓の外に目を遣ると、ハーバーに見たことのない大きなフロート(船)が数台浮かんでいました。 (写真)時計を見ると、まだ5:00です。金色が多用されたアラビア風デザインのフロートは、これが「来月から新しく始まる『アラジン・・』のイベントのショーリハーサルである」と、すぐに気付かせてくれました。大きなフロートは全部で5台。そのうちのひとつは特に大きくて、一際目立つ装飾が為されていました。その他にちょっと「悪者っぽい」フロートが1台。「馬」と「象」を思わせる大き目の足こぎボートのような船がそれぞれひとつずつ2台。途中からはレギュラーショーでお馴染みのイルカジェットも10~20艘登場して、かなり大掛かりなショーであることが想像できました。このリハーサルは、それから7:10頃まで何度も繰り返し行われていました。船やイルカの動きをちょっと見たところでは、どうやらショーの中で「善」対「悪」の対決シーンがあるようですよ。小さなお子さん達にとっては特に楽しみなショーになりそうな印象でした。さてさて、ところで。私達は今朝は、7:30からパークに入れるという「アーリーエントリー」を利用してみようと思っていたので、このリハーサルの様子を見ながらもいつもよりちょっと早めのペースで朝の身支度をしていました。が、7:10頃にリハーサルが終了すると同時に、窓の下のハーバーにゲストの姿が現れ始めたのです。どうやら「メディテレーニアンハーバーの一部に入れる」という時刻が繰り上がったようでした。私達は「シーのもっと奥の方まで入れるようになる、開園15分前の時刻」までに入園できればいいと思っていたのですが、窓から見えるアーリーエントリーゲストの数があまりに多いので、予定よりちょっと早めに入園することにしました。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってシーに入ったのは7:35頃でした。ゲートの横の「マンマビスコッティーズ・ベーカリー」も既に開いていて、パラソル席には朝食中のゲストが何組かいらっしゃいました。ハーバーの真中にはゴンドリエさんの操る「ゴンドラ」が何艘も浮かんでいて、それをバックに記念撮影するゲストのグループもいらっしゃいました。私達は7:45になったら「ミステリアスアイランド」方面に向かうつもりでしたので、ハーバーの「・・スチーマーライン」乗り場のあたりで待機していたのですが、アーリーエントリーしたゲストの中ではこの場所で待っていらっしゃる方々が一番多くて、ざっと見て300~400人以上いらしたと思います。7:45になってキャストさんの指示で待機していた数百人が動き出しましたが、慌てて歩き出す方はそんなに多くなく、皆さんどちらかというとのんびりした感じでした。私達はまず火山の中に向かい「センター・オブ・ジ・アース」のFPを取得しました。時刻は7:50頃でしたが、発券機の前に列などは全くありませんでした。出てきたFPは「8:45~9:45」の物でした。その後は、「朝イチ」のゴンドラに乗るために来た道を戻ってミラコスタの前を通り(フォートレス~ポンテベッキオはこの時間はまだ通れませんでした)インフォーメーションボードの辺りで8:00まで待機しました。(ボードによると「アリエルのグリーティング・グロット」は今日も9:00から運営のようでした。)8:00になったので私達は「ヴェネツィアン・ゴンドラ」乗り場に向かいました。一番乗りではありませんでしたが、本日の一艘目のゴンドラに乗ることができました。お天気も良くて、とっても気持ちが良かったですよ。その後、ポンテベッキオを火山側まで徒歩で渡って「センター・・」に行きました。(さきほどのFP使用。)乗り場に着いたのはFPの指定時刻ちょうどの8:45でしたが、スタンバイの待ち時間は既に60分になっていました。「センター・・」の後「マーメイドラグーン」へ出て、4月17日に新たにオープンした「アリエルのグリーティング・グロット」の様子を見に行きました。以前からあった「滝」の後ろ(中?)に「人魚のアリエル」と直接会えるスペースができていて、一緒に写真を撮ったり話したりできる、という、ただそれだけのアトラクションなのですが、人気は上々のようで、待ち時間は9:05の段階で既に100分以上になっていました。ここまで来たら、ほんのちょっとだけ何か食べたい気分になったので、トリトンズキングダム内の「セバスチャンのカリプソキッチン」へ寄って「ホタテチャウダー(294円)」をいただきました。朝のスープは、何だか、すっごく美味しいですねぇ~。シーで現在唯一朝イチからオープンしている「マンマビスコッティーズ・・」のメニューに「スープがあればいいのに」と思っているのはきっと私だけではないでしょうねえ・・・。お食事後、隣の「くじら」の中のショップを覗くと、つい先日作ったばかりのスーベニアメダルの機械が入れ替わっており、新しいデザイン(「グリーティング・グロット」のグランドオープニングのロゴ入りでした)になっていたので、作りました。メダリオンメーカーが置かれているお店は「キス・デ・ガール・ファッション」だと思い込んでいたのですが、実際に今日、外から確認したら「マーメイドトレジャー」の方でした・・・。それから、火山の中を通ってミラコスタへ戻りました。途中「海底2万マイル」のFPを取りました。(9:30頃。出てきたFPは「11:45~12:45の物でした。)「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通り、お部屋へ戻る前に2Fのレセプションへ寄って、撮影済みフィルムの現像をお願いしました。お部屋に戻ったのは9:40頃でした。それから私達は、窓から広場のパフォーマンスを眺めたり、10:00に「リドアイル」で行われる「ミート&スマイル」のショーをちらちら見たりしながら、ゆっくりとお茶を飲んで過ごしました。チェックアウトの12:00が近付いてきたので荷物を片付けていると、私は昨日夫が「作っちゃった」写真たてをまだ見せてもらっていない事を思い出しました。夫に頼んで、昨日の夜からずっと部屋に置かれていた包みを開けて、厳重な梱包を丁寧に解いてもらいました。箱を開けて、緩衝材を開けて、さらに薄い紙を取り除くと、ガラス製の写真たてにアルファベットの文字が刻まれているのが見えました。ところが・・・・・何か変です。文字と文字の間に、深いひび割れが入っているように私には見えたのです。「・・・なんか、割れてるみたいだよ。」私が言うと、夫は「・・・え!!!」と、声にならない声をあげ、びっくりして顔を突っ込むようにして箱の中身をじーっと見ました。そして急に、今解いた薄紙や緩衝材を元通りに戻し始めました。「おかしいなあ。昨日の夜ここに置いてから今朝まで動かしてもいないのに・・・・」本当です。触ってもいないのに、作ってからまだ一日も経っていないガラス製品が、厳重な梱包の中でなぜ割れているんでしょう。「作り直してもらうように頼んでくる。もし無料で作り直せないっていうんだったら、もう一度同じ金額払って同じ物を作ってもらう。」夫はかなり凹んだ様子で、包みを持ってすぐに部屋を出ようとしました。・・・・・ちょっと待って。いきなり行ってもどうなるかわからないから、昨日これを買った時のレシートを持っているかまず確認して。そして、レシートに多分TDRの商品部の電話番号が載っているから、そこにとりあえず電話してみて。私は夫にそう言うことしかできませんでした。凹んでいた夫は反論する元気もなかったようで、とりあえず部屋の椅子に腰掛けて「TDR商品部(?)」に電話をしました。電話はすぐに繋がって、事情を説明すると、商品部の方は「すぐに同じ物を作り直させます」というような事をおっしゃったそうです。今ミラコスタに宿泊している事を話すと、「それならば、お買い上げになったショップまでわざわざ足を運んでいただかなくても『ミニリザ・サンドリー(注:ホテル内のショップです)』に届けてくだされば、こちらで引き取って後日ご自宅まで新しい物をお送りします」と、おっしゃったそうです。でも夫はどうしても「写真たて」を今日持って帰りたかったらしく、「実は結婚記念日の記念の品として日付を入れて作った」という事を説明したそうです。すると商品部の方は「本日もシーに入園するご予定ですか?」とたずねられたので、夫が「そうです」と答えると、「ではこちらから『ニコロズ・・』にこの事態を連絡しておきますので、事故品を持ってお店に直接いらっしゃってくださっても良いですよ。すぐに作り直せるよう手配させます」というような事をおっしゃったそうです・・・・・・電話を切った夫は、少しホッとした様子でした。それから、お部屋に来ていただいたベルガールさんに荷物を預けてすぐに部屋を出て(エクスプレスチェックアウト利用)私達はまっすぐシー内のお店「ニコロズ・ワークショップ」へ向かいました。店頭で名前を告げると、お店の奥から責任者らしいキャストさんが出ていらっしゃって「大変申し訳ありませんでした」と頭を下げられました。「お話は伺っております。30分程で作り直しますので30分後以降ならいつでもお渡しできます。」そう聞いて、夫は本当に本当に安心した様子でした。晴れやかな結婚記念日の品にひびが入って割れた。なんて縁起の悪いこと、なんてひどいこと。そう思って悲しみ、怒る方も世の中にはいらっしゃるかもしれませんが、私は不思議とそういった感情は全く湧いてきませんでした。(夫はどうだったのか、わかりませんけれど・・・・。)だってね、「ガラス」なんですよ。「ガラス」は割れる物なんです。壊れやすい物なんです。割れる時は割れるんです。そんなこと、誰だって知っています。どんなに細心の注意を払っていても、何も心当たりがなくても、ある日突然壊れてしまう。それはまるで、デリケートな人間関係と同じではないですか?長い月日を一緒に過ごしてきたという既成事実だけで、「夫婦」という言葉の上に漫然として暮らしていてはいけない、という天(?)からの優しい警告のように、私には思われたのです。(夫には言ってませんけど。) (その2 につづく・・・・・・・)
April 30, 2005
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(・・・その1 から続く)食事を終えてキャストさんに見送られ、ロビーに出たのは15:00を過ぎた頃でした。ロビーにはチェックインの順番を待つ人の列ができていました。私達も、今日はこの列に並んでチェックインをしました。舞浜のホテルではチェックイン開始時刻にゲストが集中するので、こういった行列は決して珍しいことではないのですが、実はミラコスタ名物ともいえるこのチェックイン列に並んだのは今回が初めてです。(今までは開始時刻よりちょっと早かったり遅かったり早朝だったり、サローネ利用のお部屋だったりして、この列に並ばずに済んでいたのです・・・)私達の前には6~7組のゲストがいましたが、サービスの飲み物をいただいたりするうちに順番はすぐに回って来て、15:30前にはお部屋に通していただけました。案内されたのは、去年の12月に宿泊したお部屋の数室隣の、プロメテウス火山とハーバーを正面に望む、素晴らしい位置のお部屋でした。荷物を整理したりしていると、頼んでおいたケーキがお部屋にやって来ました。ルームサービスの女性キャストさんは、なんと身長約30センチの「ミニーちゃん」を伴って私達のお部屋にやってきて、私達はミニーちゃんの小さな手からお祝いのメッセージカードを手渡されました。こんな趣向は今まで経験したことがなかったので「驚き」でした。思わず、子供のようにソファーに突っ伏して大笑いしてしまった程です。キャストさんとミニーちゃんがにこやかに去った後、私と夫は再びひっそりと、今年も無事に迎えることのできた結婚記念日を祝いました。その後、今日はちょっと体調を崩していた私はベッドで少し休みました。夫はちょっとの間部屋にいたようですが、やがて出かけていったようでした。少し気分がよくなった17:00過ぎに再びシーに入園し、「ニューヨーク」から10分待ちだった「・・・レールウェイ」に乗って「ポートディスカバリー」に行って(この時レールウェイ内から撮ったのが↑の写真です)、「アクアトピア」に乗りました。いつも混んでいる「アクアトピア」ですが、今日この時間(17:30頃)の待ち時間は10分前後でした。これに乗るのは約1年半ぶりだったのですが、これって案外動きの激しい乗り物だったんですね・・・。それから再び「ポートディスカバリー・ステーション」から10分待ちだった「・・レールウェイ」に乗って「ニューヨーク」に降り立ち、19:10からの「リズム・・・」の入場待ち列に並びました。(18:10頃。)並んでいたのはロープの3列目の先頭あたりでしたが、18:25頃に入場が始まってアフリカエリアへ行くと、今日の初回に座っていたあたりにまだ空席があったので、出来るだけ観やすい席を選んで座りました。本日も、最終回の「リズム・・」は出演者の方々もゲストもハイテンションで、日中はあんなに酷かった強風も止んでいて、照明の中でゆっくり舞い落ちる紙ふぶきがキラキラ輝いて、とても綺麗でした。ひょっとしてこれで今年は見納めになるかも・・・と思うと、こみあげてくるものがありました。ショー終了後は、20:05からの「ブラヴィッシーモ!」をお部屋から観るために一旦ミラコスタへ戻りました。「ホテル&パーク・ゲートウェイ」の前で、夫が「ちょっと『ニコロズ・・』行ってくるから先に部屋に戻ってて。」と言いました。さきほど私が部屋で休んでいた間に、どうやら夫はひとりで「ニコロズ・ワークショップ」へ行ってガラス製の写真たてを作ってしまったようです。やれやれ・・・と思いつつ、まあ、それもいいか、と納得もしながら、私はひとりでお部屋に戻りました。時刻はもう20時近くなっていたので、窓の外のハーバーにはたくさんのゲストがショー待ちのために集まっていたはずですが、今日のお部屋は「ハーバーの水面と火山はよーく見えるけれどピアッツァ・トッポリーノ(ミラコスタ前広場)はあまり視界に入らない」という「ブラヴィッシーモ!」を観るには絶妙の場所だったので、ハーバーの混雑具合やゲストの様子はあまりわかりませんでした。ホテルからの要請通りに部屋の照明を消したり、椅子を窓辺に寄せたりしてショーを観る準備をしていると、やがて夫も部屋に戻ってきました。作ったばかりの写真たてを出して見ようとも思ったのですが、ガラス製品だけあって梱包が厳重だったので後で見ることにして、私達は「ブラヴィッシーモ!」の開始を待ちました。この「ブラヴィッシーモ!」のショーはつい数日前までシステムメンテナンスのために休演していたので、どこか新しくなったところや変わったところがあるのかな?と思っていたのですが、確かに以前よりは良くなった気がしました。私達が気付いた大きな変化は、火の精「プロメテオ」の足元(?)に「炎」を思わせる大量の赤や暖色系のライトが新たに埋め込まれた点くらいですが、これはかなり効果的だと思いました。他にも、後半部分の火の精本体の輝きや炎の量も増したような気がしますし、花火や照明もより華やかになったような気がしましたよ。きっとこれからも「火の精」「水の精」はどんどん成長を続けていくのでしょうね。このショーの今後がますます楽しみになってきました。「ブラヴィッシーモ!」終了後はもう一度入園し、20:30からの花火を観ながら夕食のPS予約をしてあった「リストランテ・ディ・カナレット」に向かいました。本当は今日はここで記念日を祝おうと予定していたのですが、今朝から色々な場所で色々なキャストさんに色々な方法で思いがけなく祝っていただいたので、「・・カナレット」ではコース料理をひとつとピッツァをひとつ、それにスパークリングワインを注文して、2人で軽く乾杯して一日を終えることにしました。長々とおしゃべりをしていてふと気付くと、周りのテーブルには殆どゲストの姿が無くなっており、時計を見ると閉園時刻になっていました。(運河を行く「ゴンドラ」がまだ動いていたので、閉園に気付かなかったのです。)22:00を過ぎた頃に「・・カナレット」を出て、本日最終の「ゴンドラ」が船着場に帰ってくるのを見届けて、私達は22:20頃ようやくミラコスタの部屋に戻りました。普段シーでは殆どアルコールを飲まない夫は、今日は張り切って飲んでしまったために眠くなり、入浴後すぐに寝てしまいました。なので夫が「作ってきてしまった」ガラスの写真たては、結局見せてもらう事ができませんでした。・・明日の朝、見せてもらいましょう。今日のところはとりあえず、おやすみなさい。
April 29, 2005
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