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1.仕事が好き
仕事そのものが好き、出世がしたいといった方達は、40歳未満なら半数くらいいらっしゃるのではないでしょうか。 ご自分の可能性を信じている年齢ですね。 45歳を過ぎると、徐々に現状維持派が増えていく印象がありますね。 そうなれば、会社に所属し続ける理由は、以下のようなものではないでしょうか。
2.金銭
(1)日々の生活費
「これだけ貯えがあれば大丈夫」という安心できる金額を具体化したことが無いので、働き続けます。
無論、結婚するしない、子供を作る作らない、持ち家か賃貸かによって、「これだけあれば」は変動します。 まずは、必要額を明らかにしないことにはFIRE計画も立ちませんから、会社にいるしかありませんね。 まして「老後2000万円問題」を炎上させた2019年の金融庁の報告書によると、定年退職者の半分が退職する寸前までご自分の退職金の額を知らないそうですから、FIREどころから定年退職後の生活さえ危ないですね。
(2)年金
サラリーマンなら、所属年数が多いほど厚生年金の受給額が増えます。 これは確かに会社に所属し続ける正当な理由ですね。 ただし、予定の受給額を具体的に認識している方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。 毎年の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を真剣に見ている方がどれくらいいらっしゃるのでしょうか。 「予想される受給額がxx万円になったらFIREしよう」といった目標を持たれている方はどれくらいらっしゃるのでしょうか。
もう一つ、年金を増やしたいなら、なぜ繰り下げ受給を利用する方が1.5%しかいないのでしょうか。75歳まで繰り下げたら受給額は1.84倍なのに。
3.家庭
(1)子供
少なくとも、お子様が社会人になるまでは養育費・教育費のためFIREできない、と単純に考えておられるのではないでしょうか。 教育費は見積もっても、養育費は見積もっていないのでは? 恐らくご夫婦に必要な生活費も見積もったことが無い? ただ漫然と家計簿を記録していてもFIREはできません。
(2)パートナー
ご夫婦の場合、パートナーが一緒にFIREを目指してくれない場合は多いでしょう。 FIREを目指していないパートナーは、「これだけ貯えがあれば大丈夫」なんて考えたことがないか、「お金は多いほど良い」のだから退職金・年金は多いほど良いので早期退職なんて考えられないでしょう。
FIREを目指す上で、パートナーを説得したければ、まずは計画を具体化・見える化するしかないでしょう。 相手のいることですから、FIRE後の生活レベルや生活スタイルの合意も必要でしょう。
4.依存
どこかに所属していないと不安で会社に所属する方は多いでしょう。 日本の自営業者が10%しかいない、というところからも「寄らば大樹の陰」なのでしょう。 組織に所属する以上、組織に縛られることを良しとするしかありません。 我慢する方もいれば、縛られていたいと考える方もいらっしゃるでしょう。 これは本人の好みなので、何も申しません。
5.誰の人生
組織内で出世したい方、会社に依存している方が会社に所属し続けるのは当然ですね。 いずれもご自分の意志ですから、口出ししません。
対して、金銭面や家庭の事情で会社に所属し続ける方は、何も調べずに「FIREは無理」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。 最たるものが、ご自分の生活費です。 家計簿を記録しても節約はできません。 捨てるものと残すものを分析しやすい家計簿が必要なのです。 ご自分の人生です。 ご自分で現在・将来の生活を把握・設計してみてください。 FIREとまでいかなくとも、定年退職後に安定した生活を送る上でも大切なことです。
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