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「ひとが誰かを特定… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.06.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ヒトが人間に成長するために必要な絶対条件は「人と人のつながり」です。「森」も「自然」も絶対条件ではありません。

確かに毎日、自然の中、森の中で遊んでいたりしたら、生き生きと健康で元気な子に育つかも知れません。それはそれで非常に大切なことです。でも、自然や森の中で遊んで学べるのは、「自然や森の中での遊び方」だけです。
遊んでいるだけでは「自然や森の意味」「人間と自然や森の関係」「自然や森の大切さ」は学べないのです。それらを学ぶためには「自然や森の物語」を伝えてくれる大人が必要になるからです。

実際、豊かな自然に恵まれた土地に暮らしている人が、自分が住んでいる所の「豊かな自然」の価値に気づかず、大きな工場やスーパーがやって来ると喜んで、田んぼを埋め、森を崩してしまいます。
田舎の方に行くと、何でもかんでも川に流したり、プラスチックでも何でも河原に持ち出して燃やしてしまう人も多くいると聞きます。自然豊かなネパールも人が住んでいるところはゴミだらけでした。

学生時代の友人に、宮崎県の高千穂の日之影村という自然豊かな、というより、自然しかないような所から来た子がいて、その子の家に遊びに行ったことがあります。
行った時、何人か友達を呼んでくれたのですが、みんな「こんな田舎を出て都会に行きたい」と言っていました。
自然や森の中で遊んだからと言って、それだけでは自然や森の価値や素晴らしさに気づくようにはならないのです。実際、高度経済成長の時代に自然を大量破壊していたのは、子どもの頃に自然の中で遊んだ人たちだったのですから。

田舎の方で「自然を守ろう」という運動をしているのは、田舎にあこがれて都会からやって来た人が多いという話も聞きます。観光で都会から田舎に来た人はみんな「自然がいっぱいで素晴らしいですね」と言いますが、現地の人の多くはそうは思っていないという話もよく聞きます。



「森」で遊ぶことが、子どもの心とからだの成長に良い形で大きな影響を与えるためには、ただ森の中で遊ぶだけではなく、その遊びを通して大人から「森の物語」を語ってもらう必要があるのです。

それは「ドングリの意味」「土の下に住む無数の命の意味」「雨の意味」「お日様の光の意味」「食べて食べられるという命の循環の意味」「土の意味」「大地の意味」「森の意味」「人類と森の関係」、そして「人間の生活と森の関係」などなどです。

そういうことが分かってくると、物事を「つながり」の中で見て、「つながり」の中で考えることが出来るようになります。
すると、大人が作った人工的な社会の中に出て、人工的な環境の中で人間や物や機械を相手に働くようになっても、それらに振り回されずに、「自分の位置」や「自分の価値」を見失わないでいることが出来るようになるのです。
また、学校での学びにつながるような知的な好奇心を刺激するきっかけにもなります。

それに、世界にはそもそも「森」が存在していない国や地域もいっぱいあります。私は若い頃スペインに半年いましたが、日本に普通にあるような「森」は見たことがありません。
都会は基本的に石ばかりです。公園には木も植えられていますが、森という状態ではありません。

アフリカのモロッコは砂と石ばかりでした。平均標高が3500mというラダックにはそもそも自然な木が生えていません。生えているのはみんな人間が植林したものだそうです。
それでも、自分が生まれ育った土地の物語を受ぐことが出来た子は生き生きと元気に育つことが出来るのです。





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Last updated  2026.06.14 09:18:24
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