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「ひとが誰かを特定… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.07.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アニメ「ドラえもん」には、のび太君の身代わりになってあれこれやってくれる道具やロボットがいっぱい登場します。

その道具やロボットは、「自分の代わりに学校に行ってくれる」、「自分の代わりに勉強をしてくれる」、「自分の代わりにお買い物をしてくれる」、「自分の代わりに叱られてくれる」などなど、子どもにとっては「やりたくないこと」「面倒くさいこと」、「つまらないこと」、「難しいこと」、「疲れること」を代わりにやってくれる非常にありがたい存在です。

のび太くんが大人になって仕事をしなければならなくなっても代わりに仕事をしてもらえます。
どんな仕事だって出来てしまいます。設計のことなんか何にも知らなくても設計士の仕事が出来ます。お料理が作れなくても料理人の仕事が出来ます。勉強のことなんか何にも知らなくても学校の先生だって出来てしまいます。「映画を作ってくれ」と言えば映画だって作ってくれます。

家にいながら「冒険家」になって世界中を冒険する冒険家にだってなれます。(それを冒険と呼んでいいのかどうかは不明ですが・・・。)
そのロボットの体験をロボットに書いてもらい、「のびのび太著」として発表して作家にだってなることが出来ます。
でも、その本の発表会に本人は出ることが出来ません。内容について聞かれても答えることが出来ないからです。参加できるのは「のびのび太」という名前だけです。褒められるのは「ロボットのび太くん」の方で「本物のび太くん」ではありません。
AIを使って名案を出しても、褒められるのはAIの方ですよね。それと同じです。

もちろん、サッカー選手にもなれます。その場合、のび太くんは「のび太選手」の活躍を、家にいてビールを飲みながらテレビで見ることが出来ます。ケガをする心配もありません。こんなに楽で便利なことはありませんよね。

祝賀会をしてもらっても、そこに参加できるのはロボットのび太くんです。本人は参加できません。なぜなら、試合について質問されても答えることが出来ないからです。

「ロボットののび太くん」はみんなと握手したりハグしてもらえますが、「本物のび太くん」はそれを遠くから見ているだけです。手も握ってもらえません。

のび太くんが大人になって結婚して、子どもが産まれて、奥さんから「家事と子育てを手伝って」と言われても、それをロボットにやらせれば、自分はテレビを見たりゲームをすることが出来ます。楽ですよね。そういうロボットを望んでいるお父さん達も多いかも知れません。
でも、ほぼ確実に奥さんとの関係は壊れてしまうでしょう。子どもからも相手にされなくなるでしょう。

世の中が便利になって、のび太君だけでなくみんながみんな一人一台「ドラえもん」を持つことが出来るようになっていたら、奥さんもロボットかも知れません。産まれた子どももロボットかも知れません。
ロボットの子どもはお母さんの言うことはちゃんと聞いて、何でも出来るのでお母さんは楽ですよ。皆さんはそんな子どもを望んでいませんか?
でもその結果、人類は確実に滅亡しますけど。

「ロボットのび太くん」は世界中を旅することが出来ますが、「本物のび太くん」は家から出られません。どこでもドアを使えばアマゾンのジャングルにも、アフリカのサハラ砂漠にも行けますが、周囲に虫や獣がいっぱいいたり、ものすごく暑かったりするので、行くだけでそこを歩くことは出来ません。歩き回るだけの知識も、技術も、体力もないからです。

「本物のび太くん」がいなくなっても、「ロボットのび太くん」がいれば周囲の人は何にも問題を感じません。最初から「透明人間」なんですからいなくなったことにすら気付かないでしょう。

さらに年齢を重ねてのび太くんが老いて、何にも知らない、何にも出来ない、運動不足で食って寝てばかりいる「体型も顔色も悪いただのおじいさん」になっても、代理ロボットの方はいつまでも一番かっこいい状態でいることが出来ます。自分の介護も頼めるでしょう。

そういう状態になっても、のび太くんは喜ぶでしょうか。「生まれてきてよかった」と感じるでしょうか。


自分の足で野山を歩いた時の心地よさ
頑張って山に登ったときの達成感
学ぶことで世界が広がる喜び
頑張ることで出来なかったことが出来るようになる喜び
考えることで色々なことが分かってくる喜び

友達と群れて遊ぶ喜び
そして、自分自身の成長を実感する喜び

そういう喜びは得ることが出来なくなってしまうでしょうね。また、自己肯定感を失い苦しむことになるでしょうね。
ドラえもんは簡単便利を与えてくれる代わりに、「命の価値」や「生まれてきた意味」や「生きる喜び」を奪ってしまうのです。

それと別の問題は、アニメのドラえもんはのび太くんがその道具の正しい使い方を教えてくれるし、使い方を間違えたら止めてくれますが、AIは間違った使い方をしても止めてくれないということです。
だから、同級生の女の子の写真から裸の写真を作り出して遊んだりしてしまうのです。また、人の殺し方、自殺の仕方も教えてくれるでしょう。AIはそれを使う人の期待に応えるように作られているので、倫理的、道徳的に間違った要求をしても、止めてくれるどころかどんどん奥深くに子どもを連れ込んでしまうのです。





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Last updated  2026.07.02 13:13:24
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