JOC はショック! 経理部長自殺で囁かれる「五輪とカネ」
公開日: 2021/06/08 13:50 更新日: 2021/06/08 16:31
東京五輪
開催を 46
日後に控えた7日、 JOC
(日本オリンピック委員会)の幹部が飛び込み自殺――というショッキングなニュースに衝撃が広がった。
7日午前9時 20
分ごろ、東京都品川区の都営地下鉄浅草線中延駅で、 JOC
の経理部長
、森谷靖さん( 52
)が2番線ホームから線路に飛び込み、普通列車にはねられた。森谷さんは病院に搬送されたが、2時間後に死亡が確認された。森谷さんはスーツ姿で、遺書は見つかっていない。
略
亡くなった森谷さんは、どのような人だったのか。
「埼玉の名門進学校・県立浦和高を出て、法政大に進学した。卒業後は堤義明氏が実質オーナーを務めていた 国土計画
に就職しました。とにかくマジメで優秀と評判でしたから、こんな五輪のゴタゴタなどで、自ら命を落とすなんて考えられません」(五輪担当記者)
森谷さんは 90
年代前半、国土計画から JOC
に出向。国土計画を辞職後、そのまま再
雇用
され、以来、経理を担当していた。
2007
年以降、 JOC
の加盟団体である 日本スケート連盟
や 全日本
柔道
連盟
、 日本ホッケー協会
、 日本
体操
協会
、 日本
フェンシング
協会
など競技団体の不正受給が相次ぎ、その際、会計監査から呼び出されることもあったようだ。これを受け、 JOC
は、文科省から東京五輪に向け、さらなるガバナンス強化策を求められていた。
JOC
の職員たちは森谷さんの自殺の原因について思い当たるようなフシはなく、ショックを受けているそうだ。遺書が出てくれば動機が判明する。
【東京五輪】JOC はショック! 経理部長自殺で囁かれる「五輪とカネ」|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
JOC
経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係…
竹田恒和前会長、森喜朗前会長、菅首相も疑惑に関与|LITERA
/リテラ (lite-ra.com)
この問題を伝えたのは、「 週刊新潮
」( 新潮社
) 2020
年 2
月 20
日号。記事によると、五輪の東京開催が決まった 2013
年秋ごろ、 セガサミー
ホールディングスの里見治会長が東京・新橋の高級料亭で開いた会合で、テレビ局や 広告代理店
の幹部を前に「東京 オリンピック
は俺のおかげで獲れたんだ」と豪語し、こんな話をはじめたというのだ。
「 菅義偉 官房長官から話があって、『アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億~5億円の工作資金が必要だ。何とか用意してくれないか。これだけのお金が用意できるのは会長しかいない』と頼まれた」
このとき、里見会長は「そんな大きな額の裏金を作って渡せるようなご時世じゃないよ」と返したが、 菅官房長官
は「嘉納治五郎財団というのがある。そこに振り込んでくれれば会長にご迷惑はかからない。この財団は ブラック
ボックスになっているから足はつきません。国税も絶対に大丈夫です」と発言。この「嘉納治五郎財団」とは、 森喜朗
・組織委前会長が代表理事・会長を務める組織だ。
この菅官房長官からの言葉を受け、里見会長は「俺が 3 億〜 4 億、知り合いの社長が 1 億円用意して財団に入れた」とし、「菅長官は、『これでアフリカ票を持ってこられます』と喜んでいたよ」と言うのだ。
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