かつて、神々は騎乗した姿で現れるとされ、 神輿 の登場以前は神座の移動には馬が必須と考えられた。 常陸国風土記 によれば、 崇神天皇 の代より 神事 の際に馬を献上する風習が始まったとされる。 奈良時代 の『 続日本紀 』には、神の乗り物としての馬、 神馬 を奉納したと記される。一方、馬を奉納できない者は次第に木や紙、土で作った馬の像で代用するようになり、 奈良時代 からは板に描いた馬の絵が見られるようになった [1] 。一例として、 奈良市 の日笠フシンダ遺跡から 天平 10 年( 738 年 )と記された 木簡 と共に絵馬が出土している [2] 。
絵馬の奉納は個人的な動機による神仏への願掛けであり、かつては人に見られない時間帯を選んで行われた。また、今日のように絵馬に実名を記すことはなく、「寅歳女」のように生まれた干支と性別のみを記した
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