へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年04月11日
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カテゴリ: 読書記録

何があっても大丈夫


この本を読んだのは、2013年8月でした。

なぜ今頃出してくるのか、その理由は後ほど。



かなり前(すごく前…)になりますが、櫻井よしこさんの薬害エイズの講演会に行ったことがあります。

それまで櫻井さんに抱いていたイメージは、“おっとりしていて上品な方”というものでした。

講演会での舌鋒鋭く理路整然とした語り口と、穏やかで静かな立ち振る舞いとのギャップが強烈に印象に残りました。

誰かに何かを伝えたい時は、櫻井さんのように冷静に品良く振る舞うべきなんだと思いました。



この本は、櫻井さんがベトナムの野戦病院で誕生してから、父が不在のまま10代を過ごし、ハワイでの大学生活を経て新聞社助手になり、結婚と離婚を経験し、ニュースキャスターになるまでの回想録です。

穏やかな外見からは想像できない苦難や葛藤を経験されています。



確かに櫻井さんの半生は興味深かったのですが、一番記憶に残っているのは櫻井さんのお母様のお話なんです。



それどころか「大丈夫、大丈夫」といつも明るく振る舞っていたそうなんですね。



生来へそまがりの私は、“大丈夫で済んだら誰も悩まないし苦労もしないよ”ぐらいのことを考えていました。

「大丈夫」は魔法の言葉なのかも?と気づいたのはつい最近のことです。

そして、櫻井さんのお母様が常々言われていたことは、人生を前向きに歩いていくうえで、とても意味のあることだとわかりました。

ここから先は本の感想(?)を離れ個人的なことになりますので、関心のない方はスルーして下さい。





昨年秋に起こったある出来事が原因で、半年以上も悶々と悩む日々を送っていました。

気分を変えよう、考え込まないようにしようと思っても、どうしても頭から離れず、気が付けばそのことばかり考えている毎日…

精神的なダメージがいよいよ身体にも影響を及ぼし始め、“これはちょっとまずい”と自分でも思っていました。



先日、ある人からこんなことを言われました(ご自分で霊感があると言ってましたが、宗教の勧誘とかではありません)。

「このままだと、これから先一生薬を飲み続けなければならないような病気になる。そうなりたくなければ、無理矢理にでも何が何でも気持ちを切り替えなさい」

そして



そんなことも言われました。

にっちもさっちもいかない状態なのはよくわかっていましたし、こんなことで病気と一生お付き合いするのは勘弁!という気持ちもありました。

“確かにこの人が言うとおりだ!”と思えたんですね。

そこで思い出したのが、この『何があっても大丈夫』という櫻井さんのお母様の言葉です。



考えるだけで良い方へいくのなら、良いことを考えよう!



「大丈夫」が魔法の言葉かどうか効果のほどはまだわかりませんが、「大丈夫大丈夫」と呪文のように繰り返している今日この頃です。







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最終更新日  2014年04月13日 21時58分35秒


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