へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年04月12日
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カテゴリ: 読書記録

ヒカルの卵


限界集落で養鶏場を営む村田二郎(ムーさん)は、“たくさんの人に「たまご」のおいしさを分かってほしい!”と「卵かけごはん専門店」を開くことを決意します。

周囲の大反対にもめげず、ついにお店をオープンさせますが、果たしてそのお店の運命は? 





初めの数ページを読んだだけで、ムーさんの純朴で優しい人柄がわかります。

「卵かけごはん専門店」オープン計画に反対しながらも、ムーさんをほっとけない村人たち。

誰もが他人を思いやる気持ちを持っています。

そして、蛍が飛び交い星が流れる夜空を眺め、清流で魚を釣り、鶏を育て、野菜を作る。

自然を敬い、自然の恩恵に感謝しながら生活する。

限界集落というけれど、これほど贅沢で恵まれた場所はないんじゃないかと思います。



「俺はツイてる」が口癖のムーさんは、いつでもどこでもポジティブ!!





「雄鶏みてえに胸張って、顔を今より五度上に向けて歩けぇ。

たったそんだけで、未来はきっといい方に変わっからよぉ」



「人間の心ってな、絶対に傷つかねんだってさ…

自分では傷ついたと思っても、それはただ磨かれてるだけなんだって…

人生いろいろって言ったけどもよ、そのいろいろってのは全部ヤスリなんだ。

ヤスリってよ、ザラザラしてっから、心をこすられれば痛てえべ?

でもよ、それをぐっと我慢して痛みを乗り越えれば、ヤスリで磨かれた心は前よりもピッカピカになって珠みてえに光輝くんだって 」



ね、素敵でしょ?

まだまだたくさん出てきますよ。

ムーさんの珠玉の言葉を知りたい方はぜひ読んでみて下さい。

心がぽぅっと温かくなります。









世界初?たまごかけご飯専門店にようこそ!

「限界集落」に暮らす村人たちを、俺が元気にしてやんべ!

養鶏農家でお人好しの二郎は「たまごかけご飯専門店」を開くと決意した。

しかも、限界集落からさらに山奥に入った森のなかで。

このあまりにも素っ頓狂な計画に、村人たちは大反対するが…。

小さな山村に暮らす愉快な面々が繰り広げる、笑って泣ける物語。






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最終更新日  2014年04月12日 21時43分39秒


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