仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2005.12.17
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カテゴリ: 仙台
大正11年(1922年)12月3日のアインシュタインの仙台での具体的な日程や様子を調べようと思ったのですが、仙台市史などの記録にはあまり触れられていないようです。関係者の著作を読めばいいのでしょうが、手っ取り早く、東北大学の史料にはあるのかも知れないと思って、同大学のHPを見ていたら、 東北大学百年史編纂室ニュース第2号 (1998年8月)8ページに関係する記載があります。内容から若干紹介させていただくと、
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東北帝国大学の初代総長の澤柳政太郎がミュンヘン留学中の石原純助教授に宛てた手紙(明治45年、1912年)には、初代の外国人教師にアインシュタイン氏を迎えてはどうかとの内容がある。当時のアインシュタイン博士は学界の注目を浴びていたものの、まだ世界的な名声を得る段階ではない。にもかかわらず、氏について着実な情報収集と招聘に動いたことは注目される。
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この文章には、また、東北大学での講演の責任者的な立場となった愛知敬一の友人の小野平八郎が人脈を活かして講演実現に奔走したことなども書かれています。
小野平八郎さんの随筆集『お笑止しいなぁ』(仙台金港堂、1959年)がこの記事の最後に参考文献として紹介されていますが、この本をぜひ読んでみたいと思いました。

アインシュタインと仙台・宮城について、続報できる内容があれば、またお伝えします(編集長)。

■以前の日記
アインシュタインと仙台 (12月14日)





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最終更新日  2005.12.17 05:21:17コメント(0) | コメントを書く


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