仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.11.12
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カテゴリ: 雑感
昨夜から井戸知事の「関東大震災はチャンス」発言が問題視されている。午後8時台の釈明会見でも反省の色無し、などという報道ぶりだ。だいたいの論調は、司会者が「信じられない」「死んでも良いと言われたようだ」などと失言ぶりを非難するものだ。

しかし、井戸知事の主張の真意は誰でも分かるし、それ自体を批判する論調は見あたらない。つまりは、言葉が過ぎた、ということなのだが、それを殊更に批判して見せるのはどういうものだろうか。知事たる人物には言説も完璧であらねばならない、という前提なのか。

TVは結局のところ、弱き一般人民の目線からして異常だネ、おかしいね、と言って煽るだけなのだ。一般大衆の感性に訴えていれば済む、という程度だろう。震災と関西経済のあり方など真剣に議論して十分に値することだろうし、仮に発言自体を問題視するとしても、真意をそっちのけで「言葉狩り」的なコメントに終始するのは、実は視聴者としても軽薄な報道で情けない、と思うのではないだろうか。

発言が軽率だという点は同感だが、政治家の発言の実体政治(実体経済のパクリ)に及ぼす影響を考えるならば、二転三転する麻生総理の発言の方が数百倍も問題だ。

朝のヘッドラインにわざわざ並べて問題視してみせるだけのTVジャーナリズムに、情けなさを感じる。私だけか。





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最終更新日  2008.11.12 07:15:18
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