仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.05.24
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カテゴリ: 東北
五所川原と能代の両市の名前を合成したものだと思っていた。仙石線、仙山線、米坂線、水郡線などと同様に。

しかし、五能線は南は能代市を結んでいるが、北は五所川原市を更に越えて弘前市付近につながっている。あまり気にしてはいなかったが、たしかに不自然ではある。これには、鉄道整備の歴史が関係しているそうだ。

1908年(明治41年)に、奥羽本線能代駅(現在の東能代駅)と能代町駅(現在の能代駅)間が開業し、翌年に能代線と命名されたのが端緒。これが日本海を北上する形で伸びる。青森県側では、1918年(大正7年)に陸奥鉄道が奥羽本線川部駅から五所川原駅までの間で営業を開始し、1927年に国有化されて五所川原線と称し、さらに西に延伸する。

能代線は陸奥岩崎まで、五所川原線は深浦まで、それぞれ延伸した後、1936年(昭和11年)に両線が連結。この際に、五能線と命名された。

従って、両都市の名前を冠したのではなく、五所川原線と能代線という既存の鉄道路線名を合成したものである。

■参考 浅井建爾『超雑学 読んだら話したくなる 日本の地名』日本実業出版社、2010年





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最終更新日  2010.05.24 06:07:34
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