仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.08.21
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カテゴリ: 東北
先日の報道では、住宅用火災警報器の普及率(今年6月時点)は全国で58.4%で、半年前から6ポイント上昇した。都道府県別では、既に設置が義務づけられた宮城県78.7%が最高。石川77.6、東京76.9など。また、逆にすべての市町村で来年義務化される高知県34.1と山梨県34.4が最低。

消防法によりすべての住宅に火災警報機を設置することとなっている。既存の住宅の場合、市町村条例で定める時期までとされており、宮城県内市町村はすべて平成20年6月1日まで。

新築住宅は平成18年6月から一律に義務化されたので、従って宮城県内では、現在は設置していなければ法に反することになる。特に罰則はないが、家族の安心のために設置しましょうと消防庁サイトには説明されている。先に義務化した米国では、普及率の上昇に伴い火災死者が半減したという。( 消防庁の住宅防火関係のサイト

さて、現実の普及状況(推計普及率)だが、上記消防庁サイトでは、平成21年12月時点で全国で52.0%である。
(冒頭記したように今年6月時点の調査結果も出ているようだが、全国マップなどで説明されている昨年12月時点のものをベースに記します。)
義務化済みと今後義務化の地域別の推計普及率も出ていて、

 義務化済み 60.8%
 今後義務化 46.5%


である。義務化済みとは、宮城県のように既に義務化された地域。今後義務化の方が実は対象世帯数としてはずっと多く。つまり、まだ義務化されていない地域が多いのだ。西日本のほとんどがそうだし、東北地方でも、福島、山形、秋田の各県ではすべての市町村で義務化は平成23年だ。義務化施行済みは、宮城、青森の全体と、岩手県の一部にとどまっている。

そのため、東西でも格差があって、

 東日本 54.6%
 西日本 48.1%

となっている。さて、東北各県の推定普及率だが、以下のとおり。

青森 67.2
岩手 41.1
宮城 74.7
秋田 32.8
山形 37.7
福島 35.5

義務化の時期を過ぎた青森、宮城の両県が高いのは当然と言えばそうだが、それにしても普及が進んでいるのは安心した。宮城県は何と堂々 全国トップ である。何かと様子見ばかりする県民性だが、これはビックリ。



また、指定都市別の率もあって、仙台市は札幌市と並び最高の82.4だ(最低は新潟の31.5)。

これは誇らしい。

ところで我が家は平成19年に取り付けました。
■関連する過去の記事  けむタンちゃん登場 (2007年11月17日)





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最終更新日  2010.08.21 07:35:17
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