仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.09.28
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カテゴリ: 宮城
仙石線は、東塩釜を過ぎてから松島町内まで、極めて近接している区間がある。利府町分の陸前浜田駅付近はまさにピタリと両線が併走し、駅の北側の松島町との境目付近では、唯一仙石線が東北本線の内陸側(北側)にせり出している部分がある。

ちょうどその仙石線が内陸にせり出した区間。狭い町道が2つの鉄道路線の下をくぐり抜ける。ずいぶん以前に車で通ったことがあるが、狭くて薄暗くて、それでいてレンガ造りで産業遺産のような風も漂って、駅のすぐそばとは言え人気(ひとけ)もほとんど無いこともあって、なんだか不思議なエリアだと感じたものだ。

先日、久しぶりに通ってみた。実は以前通った際は、道を知らずに偶然遭遇したのだが、今回は、敢えて目指して向かった。松島海岸IC付近から県道を分け入って、採石場を横目に浜田に向かう。

ところが、雰囲気が以前と違う。最初にくぐった仙石線のトンネル(こ道橋)が、新しくなっている気がする。道路改良が進められているのだ。浜田駅前赤沼線という事業らしい(宮城県サイトの 説明 )。葉山ニュータウンと浜田駅、国道45号を直結するための事業らしい。

写真のとおり、浜田駅前から、従来の狭いトンネル(こ道橋)ではなくてストレートに両線路をくぐって葉山・松島海岸IC方面に向かうように、道路を引く(鉄道側からすれば新こ道橋建設)ようだ。

最初に通過した仙石線こ道橋(写真では4枚目)は、橋梁自体も新しいが、道路が直線に付け替わったようだ。昔の狭っこいトンネルはどこか、気づかなかった。東北本線こ道橋(写真2枚目と3枚目)は、まだ昔のままだ。引き返して写真を撮ろうとした際に、対向車があって、トンネル内からバックで戻った。最初で最後の経験だろう。

最後の画像は、陸前浜田駅の南の踏切(仙石線)から県道仙台松島線(利府街道)に至る町道にかかる東北本線こ道橋。こちらは、改良の計画はないようだ。

道路改良でスムーズになるのは、良いことに違いない。ただ、ちょっと寂しさを感じる。





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最終更新日  2010.09.29 00:34:27
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