仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.12.12
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カテゴリ: 東北
泉保也『ムーミステリー大事典』(学習研究社、1999年)から。

なお、同書では、イスラエル10支族が日本に来ていたという日ユ同祖論のコーナーで、エルサレムのヘロデ門の上部に菊の紋章があり、また伊勢神宮の内宮に至る賛同の石灯籠にダビデの星に似た模様が刻まれていることを紹介した後に、青森県戸来村のキリスト伝説が記されて、日本とユダヤの結びつきがクローズアップされている。その後には、再び失われた10支族の謎を提起し、東に向かい日本に至った可能性を指摘。具体的に、渡来人とされる秦氏がユダヤ人とする学説と、三種の神器である八咫鏡の裏面に古代ヘブライ語でヤハウェの言葉が記されているとされていることを指摘する。

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十来塚はキリストの墓とされる。

竹内巨麿が、自家に代々伝わる文書に根拠があるとして、昭和10年8月に戸来村を訪れる。村中は騒然となり、佐々木伝次郎村長も立ち会い、墓探しが始まる。やがて、沢口家の墓地のある小高い笹藪の中に土饅頭を発見。ここがキリストの墓とされた。

処刑されたのは身代わりとなった弟のイスキリで、本人は秘かに日本に逃れて戸来村に住み、106歳の天寿を全うした、と古文書に書かれているという。

竹内巨麿(1874-1955)は古神道家で、正月元旦に生まれ19歳で京都の鞍馬山に入山、天狗の磐座で修行して神霊の示現を得る。自家に伝わる竹内文献をもとに太古日本が世界文明の中心だったとする独特の神代秘史論を説いた。後に皇祖皇太神天津教を興し、数十万の信者を集めたが、国体の秘密に関わる神体神骨論争に巻き込まれ身柄を拘束される。裁判では無罪を勝ち取った。

竹内文献とは、越中(富山県)負婦郡神明村の赤池大明神の神主家、竹内一族に伝承された数々の古文献、系図、神代文字が刻まれた神剣、神鏡、超古代天皇の骨を砕いて固めたと言われる神体神骨など、数千店に上る文書や器物など。中には、キリストの遺書、遺骨、モーセの十戒石板、ムー大陸時代の超古代地図など常識からかけ離れたものも含まれる。

ところで当地には不思議が多い。まず、言葉である。地名(へらい)はヘブライ(古代ユダヤ)に通じる。また、かつて父親をアヤ、アダ、ダダ、母親をアバ、アパ、エバと呼んだが、アダムとイブを連想させる。



さらに、十来塚を代々守ってきた沢口家にはソロモンの星に似た五芒星の紋章を打ち付けた戸袋が残されている。

ナニャドヤラという盆踊りが戸来村をはじめ、青森県や岩手県の一部に古くから唱われているが由来はわからない。ナニャドヤーラ、ナニャドヤーラ、ナニャドナサレータ、ナニャドヤーレャ、と単調な歌詞を何度も繰り返すが、歌う村人にも意味はとうの昔から分からなくなっており、江戸時代にはサンスクリット語説も出たほどである。

ところが今から50年(ママ)ほど前、シアトルに住んでいた日本人神学者川守田英二博士が古代ヘブライ語で解釈できることを発見した。それによると、「民の先頭にヤハウェ進み給え、汝の聖名をほめたたえん」となるという。この解読は国際的にも注目され、現在ではヘブライ大学でも研究されているという。

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新郷村ホームページ (キリストの墓などの解説有り)





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最終更新日  2010.12.12 16:00:31
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