仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.09.30
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カテゴリ: 宮城
前回

■関連する過去の記事  東北の「館」を考える (2011年9月25日)

■佐々久編『郷土史事典 宮城県』昌平社、1977年から
(「県内1000カ所に残るつわものどもの夢の跡」の項)

御所館の説明だ。


御所館は大和町の北東部にあり、仙台平野及び松島方面から大崎耕土に通じる交通の重要な地点に位置している。館は谷をとり囲む標高60メートルの小丘陵の尾根を利用した東西300南北400メートルほどの馬蹄形を成す大規模な山城的な城館である。館の内部には尾根を削って造った多数の郭があり、それぞれの郭は急峻な崖、堀切(空堀)、土塁で区画されている。それらの郭は通路や土橋によって連絡され、その入り口には門がある。発掘調査された面積は館跡全体の3分の1に過ぎないが、多数の掘立柱建物跡群、土倉(倉庫)、井戸、通路、土橋、門、空堀、土塁などが検出されるとともに、時に応じて改築された状況もよくわかり、迫力のある中世城館の姿を出現させた。また、中国製青磁や白磁をふくむ多数の陶磁器をはじめ、硯、古銭、石臼、青銅製小仏塔、鏡、漆塗椀、刀、釘など当時の生活をなまなましく伝える各種の遺物が発見された。この遺物の年代によって、御所館跡の年代も室町時代中・後期と推定することもできた。





大和町のホームページに 解説 がある。

「八谷館跡は、室町時代後期の豪族館跡です、東北自動車道建設に際して発掘調査が行われ土塁や空堀、建物跡が多数発見されました。現在では、館跡の南部が公園に姿をかえ、町民の憩いの場として親しまれています。七ツ森眺望に絶好の場所でもあります。」

そして、「東日本大震災の影響により、現在、公園には立ち入ることができません。」とのことだ。





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最終更新日  2011.10.01 19:28:35 コメントを書く


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