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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ヤセウツボの花です。☆ヤセウツボは、ヨーロッパから北アメリカ原産のハマウツボ科ハマウツボ属の帰化植物です。ヤセウツボは、1年生の寄生植物で、マメ科・セリ科・キク科などの植物に寄生するそうです。周りにキク科のオオジシバリの葉が見えますので、オオジシバリに寄生しているようです。☆ヤセウツボ(痩靫)の名は、同じ寄生植物のハマウツボより細いことから名づけられたそうです。☆ヤセウツボについては、2016年5月12日の日記で詳しく紹介しました。◎初めて出合ったヤセウツボ(2016年5月12日の日記)http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20160512/
2020.06.03
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ミドリハカタカラクサの花です。☆ミドリハカタカラクサは、南アフリカ原産で本州・四国・九州に広がってきているツユクサ科ムラサキツユクサ属の常緑多年草です。シロフハカタカラクサの斑が消えたものだそうです。☆ミドリハカタカラクサの葉は、柄がなく葉身は卵形楕円形です。花柄、葉の下面や茎も緑色です。ミドリハカタカラクサに似ているノハカタカラクサ(トキワツユクサ)は、花柄、葉の下面や茎が紫色です。☆ミドリハカタカラクサの花は、花びら3個、雄蕊6個、真ん中に雌蕊が1個です。雄蕊の花糸には、たくさんの毛が生えています。☆ムラサキツユクサの雄蕊の毛は細胞が一列に並んでいますが、ミドリハカタカラクサの雄蕊の毛も細胞が一列に並んでいます。☆ミドリハカタカラクサ(緑博多唐草、緑博多柄草)の名は、緑色のハカタカラクサ(博多唐草)です。ハカタカラクサ(博多唐草)の名は、語源はハカタガラクサ(博多柄草)で、斑入りの葉の縞模様が博多織(博多柄)に似ていることに由来するそうです。シロフハカタカラクサ(白斑博多唐草)は、葉に白い縦縞の斑があったそうです。
2020.06.02
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ムラサキツユクサの花の雄蕊の毛です。☆ムラサキツユクサは、北アメリカ原産で明治初年に渡来したツユクサ科ムラサキツユクサ属の園芸植物ですが、野生化しています。☆ムラサキツユクサの花のつくりは、花びら3個、雄蕊6個、真ん中に雌蕊が1個です。雄蕊の花糸には、たくさんの毛が生えています。☆ムラサキツユクサの雄蕊の毛は細胞が一列に並んでいるので、理科の授業で細胞の原形質流動の観察や減数分裂の観察などにも使用されています。☆細胞を顕微鏡で観察する場合、通常は観察しやすくするために染色しますが、通常の染色液で染色すると細胞の生命活動は停止してしまいます。ムラサキツユクサの雄蕊の毛の細胞は紫色や青色なので、染色しなくても色がついており観察しやすいのです。こちらは、数年前に撮影したものです。(2013年5月17日撮影)。☆ムラサキツユクサ(紫露草)の名は、日本に自生するツユクサ(露草)が青い花を咲かせるのに対して、紫色の花を咲かせることに由来します。ムラサキツユクサの花言葉は、「知恵の泉」「淋しい思い出」「ひとときの幸せ」「尊敬」などです。
2020.06.01
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。スイカズラの花です。☆スイカズラは、北海道南端から九州に分布し、山野や道ばたに生えるスイカズラ科スイカズラ属の蔓性の半常緑植物です。☆スイカズラは、開花した時は白い花で、薄クリーム色から黄色に変わります。このため、スイカズラは金銀花という別名があります。☆スイカズラ(吸い葛)の名は、古くに花を口にくわえて甘い蜜を吸っていたことから。カズラ(葛)は、蔓(つる)のことです。☆スイカズラについては、2017年7月26日の日記で詳しく紹介しました。◎スイカズラの花(2017年7月26日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170726/
2020.05.31
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ブタナの花です。☆ブタナは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、草地、畑地、芝生、市街地などに生えるキク科エゾコウゾリナ属の多年草です。☆ブタナ(豚菜)の名は、フランスでの俗名「Salade de porc(ブタのサラダ菜)」を翻訳したものだそうです。☆ブタナについては、2017年5月31日の日記で詳しく紹介しました。◎ブタナの花(2017年5月31日の日記)http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170531/
2020.05.30
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ハルジオンの花です。☆ハルジオンは、北アメリカ原産、キク科ムカシヨモギ属の帰化植物です。大正時代に渡来し、観賞用植物として輸入されましたが、栽培していたものが野に逃げ出し、都市中心に広がっています。☆ハルジオンの花びらの白い部分が紫色になるのは、清浄な空気の中で育った時にできるものだそうです。☆ハルジオン(春紫苑)の名は、春に咲く、キク科のシオン(紫菀)という意味から。☆5月はハルジオンの季節でしたが、6月はヒメジョオンの季節です。ハルジオンとヒメジョオンの違いについては、2014年5月31日の日記で詳しく紹介しました。◎ハルジオンからヒメジョオンへ季節は移り変わり始めました(2014年5月31日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20140531/
2020.05.29
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ノゲシの花です。☆ノゲシは、日本全土の畑の縁や道ばたに生えるキク科ノゲシ属の越年草です。もともとはヨーロッバ原産ですが、日本には中国から古くに帰化したそうです。☆ノゲシの葉は、縁に不揃いの鋸歯がありますが、オニノゲシと違って触っても痛くはありません。葉の基部は、三角状に尖って張り出しています。☆ノゲシ(野芥子)の名は、山野にふつうに咲き、葉の形がケシ(芥子)に似ているから名づけられたそうです。ノゲシの花言葉は、「旅人」「幼き友」「悠久」「見間違ってはいや」「憎まれっ子世にはばかる」などです。どんな由来があるのでしょうか。
2020.05.28
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。イモカタバミの花です。☆イモカタバミは、南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されたカタバミ科カタバミ属の帰化植物です。現在では野生化しており、あちこちで見かけます。イモカタバミの花は、4月から11月頃まで咲き続けます。☆イモカタバミの花は花の色が濃く、花弁中央部は色が濃く赤紫色で、花冠が5つに深く分かれ、葯の色が黄色い雄蕊が5本、雌蕊の花柱も5本あるそうですが確認できません。なお、この写真は数年前に撮影したものです。(2016年10月19日撮影)。☆イモカタバミ(芋片喰、芋酢漿草)の名は、地下に芋状の塊茎(鱗茎)があるカタバミから。イモカタバミの花言葉は、「輝く心」「喜び」です。
2020.05.27
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ノミノツヅリの花です。☆ノミノツヅリは、日本全土の乾燥する道路沿いや荒れ地などに生えるナデシコ科ノミノツヅリ属の越年草です。なお、ノミノツヅリのうち、茎・葉・萼など全体に腺毛があるものを、変種としてネバリノミノツヅリというそうです。茎・葉・萼などに短毛があるのは確認できましたが、腺毛は確認できなかったので、ノミノツヅリと判断しました。☆ノミノツヅリの茎は細かく枝分かれして横に張り、高さ5~25センチになります。茎には、下向きの短毛があります。☆ノミノツヅリの葉は無柄で対生し、長さ3~7ミリ、幅1~5ミリの広卵形で、両面に毛があります。この写真では、茎に下向きの短毛があるのがわかります。☆ノミノツヅリの花期は3~6月で、花は葉腋から花柄を伸ばして単生し、全体として集散花序になります。☆ノミノツヅリの花は、花弁より長く先端が鋭く尖る5個の萼片、5個の花弁、10個の雄蕊、雌蕊には3個の花柱があります。雌蕊の花柱の形は、時計回りに回転するかのように曲がっています。☆この写真は、2014年に撮影したものですが、10個の雄蕊があるのがわかります。(2014年4月9日撮影)。☆ノミノツヅリ(蚤の綴り)の名は、「綴り」とは粗末な着物のことで、小さな葉をノミの衣服に例えたものだそうです。☆ノミノツヅリの花言葉は、「小さな愛情」です。
2020.05.25
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。アヤメの花です。☆アヤメは、北海道から九州の山間のやや乾いた草地に生えるアヤメ科アヤメ属の多年草です。「いずれがあやめ(菖蒲)か、かきつばた(杜若)」という言葉がありますが、アヤメは乾いた草地、カキツバタは水辺や湿地に咲きます。☆アヤメの葉は直立し、長さ30~50センチ、幅5~10ミリ、中脈(中肋)はありますが目立ちません。☆アヤメの花期は5~6月で、高さ30~60センチの花茎が直立し、花が2~3個つきます。☆アヤメの花は、直径8センチほどの紫色です。黄色地に紫色の細脈が目立つ3個の外花被片、長楕円状披針形で直立する3個の内花被片、平開して先が2つに分かれている3個の花柱分枝があります。☆3個の外花被片は、広倒卵形で平開し、爪部は黄色地に紫色の細脈が目立ちます。☆3個の内花被片は、長さ約4センチの長楕円状披針形で直立しています。☆3個の花柱分枝は平開し、先が2つに分かれており、裂片には鋸歯があります。☆アヤメ(文目、綾目、菖蒲)の名の由来は、諸説あるようです。直立した葉が茂る様子が文目模様(織物や木目に現れた模様)に似ているという説、外花被片の基部に網目状の模様があることに由来するという説などがあるそうです。☆アヤメの花言葉は、「良い便り」「メッセージ」「希望」などです。ギリシャ神話の神々の国と地上を行き来する女神イリスに由来するそうです。
2020.05.24
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ニガナの花です。☆ニガナは、日本全土の日当たりの良い草原に生えるキク科ニガナ属の多年草です。玉川上水の岸辺で、毎年大きな群落を作って咲いています。☆ニガナ(苦菜)の名は、葉や茎を切ると白っぽい乳液が出て舐めると苦みがあること、さらに食用にできるので「菜」の字がついて苦菜になりました。☆ニガナについては、2017年5月27日の日記で詳しく紹介しました。◎ニガナの花(2017年5月27日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170527/
2020.05.23
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ムギクサです。☆ムギクサは、ヨーロッパ原産のイネ科オオムギ属の1年草または越年草です。本州から九州の草地などに広がっています。草丈は、10~50センチになります。越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。☆ムギクサの花期は5~7月で、穂の長さは5~15センチ、5センチほどの芒がある小穂を密に付けます。☆ムギクサ(麦草)の名は、文字通りムギ(麦)に似ている草に由来します。なお、ムギクサ(麦草)は大麦・小麦などの総称としてもつかわれるそうです。
2020.05.22
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。アマドコロの花です。☆アマドコロは、北海道から九州の山野の草地などに生えるクサギカズラ科(キジカクシ科)アマドコロ属の多年草です。☆アマドコロ(甘野老)の名は、地下茎がヤマノイモの1種のトコロ(野老)に似ており、トコロの地下茎が苦いのに対してアマドコロは甘いので、甘い野老(甘野老:アマドコロ)になったそうです。☆アマドコロについては、2015年5月10日の日記で詳しく紹介しました。◎アマドコロの花(2015年5月10日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20150510/
2020.05.17
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ホウチャクソウの花です。☆ホウチャクソウは、日本全土の丘陵や原野の林下に生えるイヌサフラン科チゴユリ属の多年草です。☆ホウチャクソウ(宝鐸草)の名は、花の形が寺院の軒先に下がっている宝鐸(四隅に吊り下げられた飾りの大型風鈴)に似ていることから。☆ホウチャクソウについては、2019年7月18日の日記で詳しく紹介しました。◎ホウチャクソウの花(2019年7月18日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190718/
2020.05.16
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。フタリシズカの花です。☆フタリシズカは、北海道から九州の低山地に分布し、山野の林内に生えるセンリョウ科チャラン属の多年草です。☆フタリシズカ(二人静)の名は、能の謡曲「二人静」の中で静御前の霊とその霊に憑かれた菜摘女(なつめ)が舞を舞う姿に、この花の2本の花序を見立てて付けられたそうです。右下の花は花序が2本ですが、それ以外は3~5本あるようです。☆フタリシズカについては、2019年8月3日の日記で詳しく紹介しました。◎フタリシズカの花(2019年8月3日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190803/
2020.05.15
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。ヤエムグラの花です。 (2020年4月28日撮影)。☆ヤエムグラは、日本全土の人家近くの藪や荒れ地に生えるアカネ科ヤエムグラ属の1年草または越年草です。越年草とは、秋に発芽して越冬し、翌年に花を咲かせて枯れる植物のことです。☆ヤエムグラの花は、花冠が4つに分かれ、4個の雄蕊、雌蕊花柱は2個あります。左の花は、4個の雄蕊がわかります。右の花は、雄蕊がしおれていますが、花の中央から2個の雌蕊花柱が伸びているようです。☆ヤエムグラ(八重葎)の名は、8枚の葉が節ごとに輪生していること、ムグラ(葎)とは広い範囲にわたって生い茂る雑草のことです。☆ヤエムグラについては、2019年6月1日の日記で詳しく紹介しました。◎ヤエムグラ(2019年6月1日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190601/
2020.05.14
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。タンポポの中では最も多く見かけるセイヨウタンポポです。 (2020年4月28日撮影)。☆交通量が多い道路脇のタンポポは、ほとんど全て外来種のセイヨウタンポポです。花の下側の総苞の外片はそり返っています。☆在来種のカントウタンポポです。花の下側の総苞の外片はそり返りがありません。☆玉川上水緑道では、道路から離れたところでは、在来種のカントウタンポポが多く見られます。☆玉川上水緑道では、この他にシロバナタンポポも観察できます。今年は、開花時期に観察することができませんでした。(2013年3月29日撮影)。☆シロバナタンポポは、日本の在来種で関東地方以西・四国・九州に分布しているそうです。(2013年3月29日撮影)。☆最近の研究では、在来種のタンポポとセイヨウタンポポの雑種が発見され、日本のセイヨウタンポポの8割以上が雑種という報告もあるそうです。なお、雑種の総苞は中途半端に反り返り、総苞片の先端にこぶ状の突起があるといわれているそうです。
2020.05.13
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。 ムサシアブミの花です。(2020年4月28日撮影)。☆ムサシアブミは、関東地方以西から沖縄に分布し、湿った林内に生えるサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。☆ムサシアブミ(武蔵鐙)の名は、仏炎苞の形が、馬具の鐙(鞍の両側に垂らし乗る人が足先を差しこむようにのせるもの)に似ていることから名付けられたそうです。☆仏炎苞の写真を上下逆にすると、乗る人が足先を差しこむようにのせる馬具の鐙に似ているようです。☆ムサシアブミについては、2018年12月26日の日記で詳しく紹介しました。◎仏炎苞の形が馬具の鐙(アブミ)に似ていることから名付けられたムサシアブミの花(2018年12月26日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181226/
2020.05.12
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☆植物観察のために遠出することもできないので、引き続きウォーキングコースの玉川上水緑道で見かけた植物を紹介します。キンランの花です。(2020年4月28日撮影)。☆ウォーキングコースの玉川上水は、フェンスがあるため、貴重な山野草が保護されています。キンランも、あちこちで観察することができます。☆キンラン(金蘭)の名は、金色(黄色、黄金色)の花を咲かせる蘭から。☆キンランについては、2018年8月14日の日記で詳しく紹介しました。◎「華やかな美人」という花言葉がふさわしいキンランの花(2018年8月14日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20180814/☆同じ日に、ギンランの花も見かけました。(2020年4月28日撮影)。☆ギンラン(銀蘭)の名は、キンラン(金蘭)に対して白い花が咲くことから名づけられました。☆ギンランについては、2018年8月15日の日記で詳しく紹介しました。◎「おとなしい貴婦人」という花言葉がふさわしいギンランの花(2018年8月15日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20180815/
2020.05.07
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。コバンソウの花です。(2020年4月21日撮影)。☆コバンソウは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用として輸入されたものが野生化したイネ科コバンソウ属の1年草です。☆コバンソウ(小判草)の名は、小穂を小判に見立てたものです。別名のタワラムギ(俵麦)も、小穂を俵に見立てたものです。1カ月半程で実が黄金色になり、文字通りコバンソウ(小判草)になります。☆コバンソウの花のつくりなどについては、2017年5月25日の日記で詳しく紹介しました。◎コバンソウの花(2017年5月25日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170525/
2020.05.05
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。オオアマナの花です。(2020年4月21日撮影)。☆オオアマナは、地中海沿岸原産のキジカクシ科オオアマナ属の多年草で、明治時代に観賞用に持ち込まれ、野生化しました。ウォーキングコース(玉川上水)のあちこちで、群落を作って咲いています。☆オオアマナの花期は4~5月で、散房状の総状花序に6~20個の花をつけます。☆6個の花被片(外側3個は萼片、内側3個は花弁)、雄蕊は6個で白い花糸の根元は幅広になっており王冠のように見えます。中央の雌蕊は、子房が6つに分かれているように見えます。☆オオアマナ(大甘菜)の名は、花がアマナに似ていて大きいことから。ただし、アマナと違い有毒植物なので注意が必要です。☆オオアマナの花言葉は、「潔白」「純粋」「無垢」「才能」などです。
2020.05.04
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。セリバヒエンソウの花です。(2020年4月21日撮影)。☆セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、明治時代に渡来し小石川植物園から逸出したキンポウゲ科ヒエンソウ属の1年草です。東京を中心に分布し、神奈川県や埼玉県でも観察されています。☆セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名は、葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ているヒエンソウ(飛燕草)です。ヒエンソウ(飛燕草)の名は、花の形が燕の飛ぶ姿に似ていることから名づけられました。☆セリバヒエンソウについては、2019年7月13日の日記で詳しく紹介しました。◎セリバヒエンソウの花(2019年7月13日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190713/
2020.05.03
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。チゴユリの花です。(2020年4月17日撮影)。☆チゴユリは、北海道から本州・四国・九州の山野の林内に生えるイヌサフラン科チゴユリ属の多年草です。☆チゴユリ(稚児百合)の名は、花が小さく可愛らしくチゴ(稚児)のようなユリ(百合)の花を咲かせることに由来します。☆チゴユリについては、2019年6月24日の日記で詳しく紹介しました。◎チゴユリの花(2019年6月24日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190624/
2020.05.02
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ウォーキングコース(玉川上水)で1か所だけに咲くヤマブキソウの花です。(2020年4月16日撮影)。☆ヤマブキソウは、本州・四国・九州に分布し、山野の木陰の比較的明るいところに生えるケシ科ヤマブキソウ属の多年草です。☆ヤマブキソウ(山吹草)の名は、花がバラ科のヤマブキ(山吹)に似ていることから名づけられました。ヤマブキソウの花は4弁花で、バラ科のヤマブキは5弁花です。バラ科のヤマブキについては、昨日4月30日の日記で紹介しました。☆ヤマブキソウについては、2018年5月22日の日記で詳しく紹介しました。◎「すがすがしい明るさ」の花言葉がピッタリのヤマブキソウの花(2018年5月22日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20180522/
2020.05.01
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ヤマブキの花です。ヤマブキの文字通り山吹色の花が鮮やかです。(2020年4月8日撮影)。☆ヤマブキは、5弁花で雄蕊は多数、雌蕊は5~8本あるそうです。☆ヤマブキは、北海道から九州の山地に分布するバラ科ヤマブキ属の落葉低木です。ヤマブキ(山吹)の名は、細長くしなやかな枝が風に揺れる様子から「山振(ヤマブキ)」とつけられ、それが「山吹」になったとのこと。「振(フキ)」は、「振る」の古語だそうです。
2020.04.30
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ムラサキハナナの花です。(2020年4月8日撮影)。☆ムラサキハナナ(別名:オオアラセイトウ、ショカツサイ)は、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草です。越年草とは、秋に発芽し越冬し翌年に花が咲いて枯れる二年生植物のことです。ムラサキハナナの名前の通り、一面紫色です。☆ムラサキハナナ(紫花菜)の名は、文字通り紫の花が咲く菜から。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)の名は、牧野富太郎博士が同じアブラナ科の園芸種ストックの和名「アラセイトウ(紫羅欄花)」に「大」を冠して名付けたとのこと。ショカツサイ(諸葛菜)の名は、諸葛孔明が広めたという伝説から。☆ムラサキハナナについては、2017年3月19日の日記で詳しく紹介しました。◎オオアラセイトウ(ショカツサイ、ムラサキハナナ)が一斉に咲き始めました(2017年3月19日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170319/
2020.04.29
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。3月下旬から咲き始め、満開になったヒトリシズカの花です。(2020年4月8日撮影)。☆ヒトリシズカは、北海道から九州の山地の林内や草地に生えるセンリョウ科チャラン属の多年草です。ニリンソウは高尾山のほうが早く開花しましたが、ヒトリシズカはここ平地のウォーキングコース(玉川上水)のほうが2週間ほど早く開花しました。☆ヒトリシズカ(一人静)の名は、穂状花序が1本なので、花穂を2~3本以上出すフタリシズカ(二人静)との対比で名付けられたそうです。☆ヒトリシズカについては、2019年7月17日の日記で詳しく紹介しました。◎ヒトリシズカの花(2019年7月17日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190717/
2020.04.28
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ニリンソウの花です。高尾山では、3月初めから咲き始めていましたので、平地なのに1カ月遅い開花です。(2020年4月8日撮影)。☆ニリンソウは、日本全土に分布するキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。☆ニリンソウ(二輪草)の名は、1本の茎に2つの花を咲かせることに由来します。なお、一輪や三輪のものもあります。☆ニリンソウについては、2019年4月14日の日記で詳しく紹介しました。◎ニリンソウの花(2019年4月14日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190414/
2020.04.27
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。トキワハゼの花です。(2020年4月8日撮影)。☆トキワハゼは、日本全土の道端や畑に生えるハエドクソウ科サギゴケ属の1年草です。トキワハゼ(常磐爆)の名は、トキワ(常磐)は葉が一年中あること、ハゼ(爆)は実が弾ける・爆ぜる(はぜる)のに由来します。☆トキワハゼについては、2019年1月30日の日記で詳しく紹介しました。◎飛び散った種がすぐに芽を出し一年中増えていくトキワハゼの花(2019年1月30日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190130/
2020.04.26
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ツルジュウニヒトエの花です。(2020年4月8日撮影)。☆ツルジュウニヒトエ(別名:セイヨウジュウニヒトエ、アジュガ)は、北ヨーロッパ原産で野生化しているシソ科キランソウ属の多年草です。匍匐茎を伸ばして広がっていきます。☆ツルジュウニヒトエ(蔓十二単)の名は、蔓(匍匐茎) を伸ばして広がるジュウニヒトエ(十二単)です。ジュウニヒトエ(十二単)の名は、花穂に花が重なり合う様子を平安時代の貴族女性の正装である「十二単」に例えてつけられたといわれています。アジュガは、学名の属名です。
2020.04.25
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。道端で見かけたツタバウンランの花です。(2020年4月8日撮影)。☆ツタバウンランは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道から本州の道ばたや住宅地の石垣のすき間などに生えているオオバコ科ツタバウンラン属の蔓性多年草です。大正時代に観賞用として渡来し、ロックガーデンなどに植えられたものが野生化したものです。ツタバウンラン(蔦葉海蘭)の名は、蔓性の蔦の葉のようなウンラン(海蘭)から。☆ツタバウンランについては、2019年2月6日の日記で詳しく紹介しました。◎葉が蔓性の蔦の葉のようなウンランの仲間のツタバウンランの花(2019年2月6日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190206/
2020.04.24
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。タツナミソウの花です。(2020年4月8日撮影)。☆タツナミソウは、シソ科タツナミソウ属の多年草です。種の特定は、できませんでした。タツナミソウ(立浪草)の名は、花が片側を向いて咲く様子を寄せる波に見立てたことに由来します。☆参考までに、高尾山で観察したコバノタツナミについては、2019年7月31日の日記で詳しく紹介しました。◎コバノタツナミの花(2019年7月31日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190731/
2020.04.23
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。シャガの花です。(2020年4月8日撮影)。☆シャガは、本州・四国・九州の湿った林などに生えるアヤメ科アヤメ属の多年草です。シャガ(射干、著莪)の名は、漢名の「射干」を音読みしたものですが、漢名で「射干(やかん)」は本来ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)のことで、葉が似ているので間違って付けられたらしいとのことです。☆シャガの花は、一見すると3種類が各3枚、合計9枚の花びらがあるように見えます。シャガについては、花のつくりなどを2017年6月12日の日記で詳しく紹介しましたので、参考にしてください。◎シャガの花。(2017年6月12日の日記)http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170612/
2020.04.22
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。キランソウの花です。(2020年4月8日撮影)。☆キランソウは、本州から九州の道端や山麓に生えるシソ科キランソウ属の多年草です。☆キランソウ(金瘡小草、金襴草)の名は、「キ」は紫を表す古語で「ラン」は藍色のことで、花の色に由来します。「金瘡小草」の名は、「金瘡」は切り傷のことで、切り傷に生葉汁を塗ると効果がある小さな草から。「金襴草」の名は、草むらに咲き広がる様子が織物の「金襴」の切れ端のように見えることからです。☆キランソウについては、2019年6月21日の日記で詳しく紹介しました。◎キランソウの花(2019年6月21日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190621/
2020.04.19
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。キュウリグサの花です。(2020年4月8日撮影)。☆キュウリグサは、日本全土の畑や道端に生えるムラサキ科キュウリグサ属の越年草です。☆キュウリグサの花は、見逃してしまうような直径約2ミリの小さな花です。5つに分かれる花冠は明るい空色で中心部は白く、花の中央の副花冠は黄色で5つに分かれて見える小さく清楚な花です。☆キュウリグサ(胡瓜草)の名は、葉をもむと野菜のキュウリのような香りがすることに由来するそうです。別名はタビラコ(田平子)で、下部の葉が広がる様子から名づけられたようです。
2020.04.18
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。カラスノエンドウです。(2020年4月8日撮影)。☆カラスノエンドウは、本州から沖縄の道端や野原など日当たりの良いところに普通に生えるマメ科ソラマメ属の越年草です。秋に芽を出して冬を越し、春になると成長して花を咲かせます。原産地はオリエントから地中海だそうです。☆カラスノエンドウ(烏野豌豆)の名は、マメが熟すと黒くなるのでカラスの名がつきました。「野豌豆」は中国での名称だそうです。「烏の豌豆」ではなく「烏野豌豆」です。
2020.04.17
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。オオジシバリの花です。(2020年4月8日撮影)。☆オオジシバリは、北海道から九州の道端などに生えるキク科ノニガナ属の多年草です。同じキク科ノニガナ属のジシバリの葉は丸型ですが、オオジシバリの葉はヘラ型で、全体的にジシバリよりも大型です。☆オオジシバリは、地面に走出枝を伸ばし、さらに節から根を出して広がっていきます。オオジシバリ(大地縛り)の名は、大きいジシバリで、密に地面を覆って「地面を縛る」ことから。
2020.04.16
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。ウラシマソウの花です。(2020年4月8日撮影)。☆ウラシマソウは、北海道(日高・渡島)、本州・四国・九州(佐賀県)の山野の木陰に生えるサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。☆ウラシマソウ(浦島草)の名は、肉穂花序の先端の付属体が細長く釣り糸状に伸び30~60センチにもなり、これを浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたそうです。☆ウラシマソウについては、2018年12月24日の日記で詳しく紹介しました。◎肉穂花序の先端の付属体が細長く伸び浦島太郎の釣り竿の釣り糸に見立てたウラシマソウの花(2018年12月24日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181224/
2020.04.15
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☆不要不急の外出を控えるようにという事態になりました。散歩や運動は自粛の必要がないということなので、ウォーキングコース(玉川上水)で見かけた植物を紹介します。アメリカスミレサイシンの花です。(2020年4月8日撮影)。☆アメリカスミレサイシンは、北アメリカ原産の外来種で、花が大きくてたくさん咲き、育てやすい園芸種なので広く栽培されており、それが野生化して、道端や畑などで広がってきています。☆アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)の名は、アメリカ原産のスミレサイシン(菫細辛)です。スミレサイシン(菫細辛)の名は、スミレで葉の形がウマノスズクサ科ウスバサイシン属のウスバサイシン(薄葉細辛)に似ていることに由来します。☆アメリカスミレサイシンについては、2019年5月21日の日記で詳しく紹介しました。◎アメリカスミレサイシンの花(2019年5月21日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190521/☆タチツボスミレも咲き続けています。☆タチツボスミレは、ウォーキングコース(玉川上水)では、最も多く観察できる山野草です。☆タチツボスミレについては、2019年4月12日の日記で詳しく紹介しました。◎タチツボスミレの花(2019年4月12日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190412/
2020.04.14
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☆4月3日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目)に行きました。その内容を紹介します。ミミガタテンナンショウの花です。(2020年4月3日撮影)。☆ミミガタテンナンショウは、東北地方南部(岩手県と宮城県の太平洋沿岸)と関東地方と山梨県の低山地、中部地方から四国、九州(大分県)に分布するサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。☆ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)の名は、仏炎苞の口辺部が耳朶(みみたぶ)のように張り出していることと、「天南星」は中国で夜空に広がる星のことで葉が広がる形に由来するそうです。☆ミミガタテンナンショウについては、2019年5月29日の日記で詳しく紹介しました。◎ミミガタテンナンショウの花(2019年5月29日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190529/☆ミミガタテンナンショウに似たテンナンショウ属の花を見つけました。舷部(先端の幅広い部分)は濃紫色または暗紫色で、口辺部は耳朶(みみたぶ)のように著しく張り出していますが、筒部は白色に近い薄緑色で、ミミガタテンナンショウの花とは特徴が違っています。☆テンナンショウ属は日本には3節60分類群があり、変異が多く中間的な形態のものがあるので区別が難しいそうです。引き続き、調べていきたいと思います。
2020.04.13
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☆4月3日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目)に行きました。その内容を紹介します。エイザンスミレの花が咲き始めていました。(2020年4月3日撮影)。☆エイザンスミレは、青森県から本州・四国・九州の霧島山まで、太平洋側を中心に、山地の落葉樹林やスギ林の林内や林縁に生えるスミレ科スミレ属の多年草です。エイザンスミレ(叡山菫)の名は、比叡山で発見されたことから名づけられました。☆エイザンスミレについては、2019年5月13日の日記で詳しく紹介しました。◎エイザンスミレの花(2019年5月13日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190513/☆ナガバノスミレサイシンの花です。ナガバノスミレサイシンは、福島県以西の本州・四国・九州の山地のやや半日陰の湿り気のある林下や林縁に生えるスミレ科スミレ属の多年草です。☆ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)の名は、葉が長いスミレサイシン(菫細辛)です。スミレサイシン(菫細辛)の名は、スミレで葉の形がウマノスズクサ科ウスバサイシン属のウスバサイシン(薄葉細辛)に似ていることに由来します。☆ナガバノスミレサイシンについては、2019年5月14日の日記で詳しく紹介しました。◎ナガバノスミレサイシンの花(2019年5月14日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190514/☆マルバスミレの花も咲き始めていました。マルバスミレは、本州・四国・九州(屋久島まで)の丘陵地の日当たりの良い場所から半日陰の斜面や落葉樹林下に生えるスミレ科スミレ属の多年草です。☆マルバスミレ(丸葉菫)の名は、葉の形が丸いことに由来します。☆マルバスミレについては、2019年6月16日の日記で詳しく紹介しました。◎マルバスミレの花(2019年6月16日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190616/
2020.04.10
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☆4月3日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目)に行きました。その内容を紹介します。2月下旬から咲き続けているタチツボスミレの花です。(2020年4月3日撮影)。☆タチツボスミレの葉は、三角状卵形です。☆こちらは、花や葉の形からマルバタチツボスミレと思われる花です。マルバタチツボスミレは、タチツボスミレとニオイタチツボスミレの交雑種です。花の中心部は白く抜けています。☆マルバタチツボスミレの葉は、タチツボスミレに似ていますが、丸みを帯びています。マルバタチツボスミレ(丸葉立坪菫)の名は、葉が丸いタチツボスミレです。☆マルバタチツボスミレについては、2019年5月16日の日記で詳しく紹介しました。◎マルバタチツボスミレの花(2019年5月16日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190516/
2020.04.09
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☆4月3日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目)に行きました。その内容を紹介します。ニオイタチツボスミレの花です。(2020年4月3日撮影)。☆ニオイタチツボスミレは、北海道(南部)から本州・四国・九州(屋久島まで)の山地や丘陵の、比較的日当たりが良い草地や明るい尾根伝いなどに生えるスミレ科スミレ属の多年草です。☆ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)の名は、花に芳香があることに由来します。☆ニオイタチツボスミレについては、2019年6月12日の日記で詳しく紹介しました。◎ニオイタチツボスミレの花(2019年6月12日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190612/
2020.04.08
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☆4月3日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(5回目)に行きました。その内容を紹介しています。花粉が入っている黄色い葯が見えるカテンソウの雄花です。(2020年4月3日撮影)。☆カテンソウは、本州から九州の山野の林下などに群生するイラクサ科カテンソウ属の多年草です。カテンソウの花期は4~5月で、長い柄がある雄花序は集散花序で上部の葉の葉腋につき、柄がない雌花序は葉腋にかたまってつくので目立ちません。これは雄花序です。☆カテンソウ(花点草)の名は、「雄花の花粉は小さくて、まるで花が点のように見える。それで花点草」という説があります。「意味不明」いう説もあります。なお、中国でも台湾でも「花点草」の名称を用いていることから、中国名からの音読みかもしれないという記事もありました。☆カテンソウについては、2019年6月19日の日記で詳しく紹介しました。◎カテンソウの花(2019年6月19日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190619/
2020.04.06
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☆3月下旬、東京都瑞穂町に出かけた時に、2年ぶりにフッキソウの花に出合いました。(2020年3月25日撮影)。☆フッキソウは、北海道から九州の山地の林内に生えるツゲ科フッキソウ属の常緑の小低木です。☆フッキソウの花は、雄花が茎の上に密につき、下に雌花が数個つきます。フッキソウの雄花は雄蕊が4本で、白い花糸の先端に茶色の葯が見えます。下には、花柱の先端が2つに開いた雌蕊が見えます。☆フッキソウ(富貴草)の名は、葉が常緑で成長して株がどんどん増えていく様子に「富」の字をあて、白い真珠のような気品がある果実に「貴」の字をあてたそうです。☆フッキソウについては、2018年4月16日の日記で詳しく紹介しました。◎たくさんの雄花・雄蕊が目立つフッキソウの花(2018年4月16日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20180416/
2020.04.04
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☆3月下旬、ウォーキングコース(玉川上水)の岸辺でヒトリシズカの花が咲き始めていました。(2020年3月24日撮影)。☆ヒトリシズカは、北海道から九州の山地の林内や草地に生えるセンリョウ科チャラン属の多年草です。☆ヒトリシズカの花期は4~5月で、茎の先に1本の穂状花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつけます。白いブラシ状に見えるのは、長さ約3ミリの3個の雄蕊(花糸、葯隔)で、基部は合着しています。ヒトリシズカ(一人静)の名は、穂状花序が1本なので、花穂を2~3本以上出すフタリシズカ(二人静)との対比で名付けられました。☆ヒトリシズカについては、2019年7月17日の日記で紹介しました。◎ヒトリシズカの花(2019年7月17日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190717/
2020.04.03
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☆3月25日、東京都瑞穂町の「さやま花多来里の郷」を訪れた時に、20万株といわれている群生地の中で、数万株に1株といわれている大変珍しい「幻の白いカタクリ」に出合いました。(2020年3月25日撮影)。☆広大な群生地の遊歩道からで探してみましたが、白いカタクリの花は、この1株だけでした。「幻の白いカタクリ」に偶然出会えたことは幸運でした。☆近くのカタクリの長楕円形の葉には、暗紫色の模様がありますが、この白いカタクリの葉は、模様が目立たないようです。☆こちらは、近くのカタクリの花です。花は淡紫色で、葉には暗紫色の模様が目立ちます。☆カタクリの花やカタクリの生活史については、昨日(4月1日)の日記でリンク先を紹介しました。
2020.04.02
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☆3月24日、武蔵村山市の野山北公園のカタクリが満開になったという情報を得て、訪ねてみました。ほぼ満開になったカタクリの花を観察することができました。(2020年3月24日撮影)。☆斜面一面に広がり開花したカタクリの群落です。カタクリは、北海道・本州・四国・九州の平地から山地の落葉樹林に自生するユリ科カタクリ属の多年草です。☆カタクリ(片栗)の名は、カタクリの花が「傾いた籠状の花」の意味から「カタカゴ」とよばれ、この「カタカゴ」が「カタコ」→「カタコユリ」→「カタクリ」になった説、カタクリの葉の形が栗の子葉に似ていることから「片栗」となった説があるそうです。☆カタクリについては、2018年11月14日の日記で詳しく紹介しました。◎花が下向きに咲いている姿から「初恋」の花言葉があるカタクリの花。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20181114/☆上の写真には、葉が1枚だけで花茎が出ていないものがあります。カタクリは、種が落ちて7~8年目、地表から20~25センチの深さで鱗茎が5~6センチの大きさになった時に、2枚の葉が出て花茎を伸ばして開花します。カタクリの生活史について調べ、詳しく紹介したことがあります。◎カタクリの生活史(2017年4月26日)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170426/
2020.04.01
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☆3月21日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(4回目)に行きました。その内容を紹介しています。カンアオイです。(2020年3月21日撮影)。☆カンアオイは、本州の関東地方から近畿地方、四国の山地の林下に生えるウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草です。カンアオイの花期は10月から2月ですが、3月でも花を観察することができました。☆カンアオイ(寒葵)の名は、葉が葵に似ており、「寒」は冬でも常緑であることからと名づけられました。別名は、関東地方に多く分布していることから、カントウカンアオイ(関東寒葵)です。☆カンアオイについては、2019年4月25日の日記で紹介しました。◎カンアオイの花(2019年4月25日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190425/
2020.03.31
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☆3月21日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(4回目)に行きました。その内容を紹介しています。アカフタチツボスミレです。(2020年3月21日撮影)。☆アカフタチツボスミレは、日本全土の日当たりの良い草地や、落葉樹林下、林縁などに生えるスミレ科スミレ属の多年草です。タチツボスミレの品種です。アカフタチツボスミレの葉は、葉脈沿いに紅紫色の班が入っています。班は、花後になくなるものもありますが、そのまま残るものが多いそうです。☆アカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)の名は、葉に赤い斑が入るタチツボスミレ(立坪菫)です。☆アカフタチツボスミレについては、2019年6月10日の日記で詳しく紹介しました。◎アカフタチツボスミレの花(2019年6月10日の日記)。http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20190610/
2020.03.30
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