ボクの音盤武者修行
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
更新の手がなかなか進まず、いつの間にやら大晦日です。 高関さんのコンサートをはしごしてきましたが、こんなまとめて報告という形になり、ご本人に対して申し訳ない気持ちです。まあここをご覧になることもないでしょうが。1.日本フィル625回定期演奏会(11/13)@サントリーホール 交響曲第8番ハ短調(ハース版)(ブルックナー) 言わずと知れた「ブル8」です。高関さんが指揮者を志すキッカケとなった1曲。例によって版の問題に言及したプログラムは読み応えあり。ハース版によるライブはおそらく初めてでした。 さて、さすがにプロのオーケストラは違います。濃厚で充実した響き、高関さんの意図を忠実に再現しつつアンサンブルをがっちり守りきるプロの技は流石です。演奏は作品への誠実なアプローチ、こけおどしなぞぶりは微塵もない、まっとうで仰ぎ見るようなブルックナーでした。 第1楽章冒頭でクラリネットがふらりと現れるところがファゴットになっていたので、ハース版ってそうなのかなぐらいに思ってましたが、後で高関さんのツィッターを見たら、ブルックナーが校正時に誤ってファゴットに書くべき音型をクラリネットの欄に書いてしまったのではないか、との見解から修正してみたとのこと。かつてチェリビダッケがそうしていたのをラジオで聴いてはたと膝を叩き、楽譜研究の要を感じ入ったらしい。ちなみにそのとき高校生、並みの人ではありません。(笑) 他にも埋もれていた音型や聞き慣れないフレーズが飛び出してきて、ずっと集中して聞いていました。この曲をこんなにも集中して聴いたことはなかったかもしれません。 そのせいか、初めてこの曲がしっかりとした構成でできあがっていることが実感できました。確かに凄い曲です。こんな凄い曲だと感じたのも初めてかもしれません。(チェリビダッケのリスボンライブも素晴らしかったけど) よく演奏は山登りに喩えられますが、これはエベレスト級の峰に挑戦するようなものなんだなあ。高関さん、お疲れ様でした。【送料無料】 CD/オトマール・スウィトナー/ブルックナー:交響曲 第8番 (ハース版) (廉価盤)/KICC-3536なぜかスィートナー(笑)。いやいやなかなかいいんですよ、これが。【送料無料】輸入盤CD スペシャルプライスブルックナー / 交響曲第8番 チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル(1990 ステレオ)(2CD) 輸入盤 【CD】泣く子も眠る(?)遅~いテンポのチェリ。未聴ですが冒頭はファゴットでしょうか。2.343回芸大フィル合唱定期演奏会(11/19)@上野奏楽堂 オラトリオ「楽園とペリ」(シューマン) 全く聴いたことのない曲を聴くというのは楽しみなものです。この楽園とペリはめったに演奏される機会がなく、CDもあまり出ていない(アーノンクールとガーディナーぐらいか)、けど世評は高いとなれば期待も高まるというもの。 こぶりな編成のオケに9人の独唱、混声合唱が加わり、楽園から追放された妖精ペリが許されて楽園に戻るまでを美しく描いた「朗らかな人々のための」オラトリオです。 初めて聴くので大雑把な感想しか述べられませんが、メンデルスゾーン(真夏の夜の夢)とベルリオーズ(ロメジュリ)とウェーバーとわずかにベートーヴェン(ミサソレ)が混じったような曲です。特に最後のペリが祝福される音楽の高揚感、圧倒的な合唱の威力、ハデではないけど色彩豊かなオケの響き、聴いてて胸が熱くなりました。じわじわとこみあげて来ました。 これだけの大作(2部の終わりに休憩を挟む)を熱演してくれた学生諸君、コンクール歴のある実力派の若い歌手たちにブラボー!そして清らかで優しい音楽に愛情を持って再現してくれた高関さんにブラボー!!輸入盤CD スペシャルプライスシューマン / 『楽園とペリ』 シノーポリ&シュターツカペレ・ドレスデン(2CD) 輸入盤 【CD】シノーポリの廉価盤。とにかく安いし、録音はいいし、これはお勧め!(笑)
2010年12月31日
コメント(0)