Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2011/03/27
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カテゴリ: 各地のBAR巡り
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 すみません、こちらも東日本大震災発生前の話です。久々に富山への出張(3月8日~9日)がありました。で、仕事の後、BAR巡りを楽しんでまいりました(富山のBARにお邪魔するのは本当に久しぶりで、たぶん15年ぶりくらい)。
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 BAR巡りの前には、空きっ腹はよくない。まず神戸の懇意なBARのマスター(富山出身)から教えてもらった富山駅構内の「立山そば」の「かき揚げそば」。名産の白エビも使ったぜいたくな「かき揚げ」は実に美味(これで390円!)皆さんにもおすすめです。

 以下、お邪魔した4軒のご報告ですが、今回の4軒はすべて居心地の良い「グッドBAR」でした。私の「おすすめBAR」リストにもすぐに加えたいと思います( 写真右 =富山と言えば、「薬売り」が有名。JR富山駅前にもモニュメントが)。

s-IMG_8441.jpg 【仏蘭西屋・洋酒肆】 駅前から路面電車に乗って5分ほど、荒町という電停で降りる。そこから徒歩数分。総曲輪(そうがわ)というエリアにある。仏蘭西屋は、1961年創業。ことしで半世紀を迎える富山一の老舗BARである。しっとりと落ち着いた店内は、老舗の風格に溢れている。バックバーに並ぶオールド・ボトルは見事というほかない。

 聞けば、仏蘭西屋という名はかつて大阪ミナミの道頓堀にあった老舗BAR「仏蘭西屋」からもらったものという。Nマスターは現在79歳。現在、早い時間は他のスタッフ3人に任せておられる。マスターは店に出られるのは通常午後8時半頃といい、今回は残念ながらお会いできなかったが、スタッフの温かい接客に僕は十分満足して、「体に気を付けてお元気で」との伝言を託し、お別れした。

s-IMG_8450.jpg 【Bar・リクオル(Liquor)】 仏蘭西屋から歩いて数分、同じ総曲輪エリアにある。Sマスターは、東京の有名なBAR「コレヒオ(現コレオス)」の出身。コレヒオで、名バーテンダー・大泉マスターについて修業した後、地元・富山へ帰り、さらに仏蘭西屋で修業。12年前に独立した。

 大泉マスターは、私が先頃ブログで取り上げた「秋山徳蔵氏のカクテルブック」をお持ちの方としても知られる。僕が復刻版連載を思い立つきっかけをつくった1人でもある。そういう意味でも、Sマスターの店を訪れることには何かの縁を感じる。もちろん、僕はを「復刻版」を一冊プレゼントした。

 Sマスターは現在47歳。富山でも一番脂の乗った、実力あるバーテンダーとして有名だ。頼んだギムレットはキリッとした味わいで申し分なかった。これからますます楽しみなBARである。

s-IMG_8453.jpg 【舶来居酒屋・白馬館】 3軒目にお邪魔したこの店も、今年で創業50年近くになる老舗の一軒である。以前は総曲輪エリアにあったというが、25年ほど前、現在地の富山駅前に移ったという。移転後の店はビルの2階だが、店内に入ると老舗の雰囲気がしみ込んだ、しっとりした内装。

 店は現在は、Uマスターと息子さんのお二人で店を切り盛りされている。今年77歳になるというUマスターだが、大阪の昔の盛り場や店のことも実に鮮やかに覚えておられておられる。「あのMというクラブはどうなったかなぁ…。(大阪で)誰かに聞いて教えてください」という宿題もいただいた。

 話好きのUさんは、他にも忘れられないお客さんと出会いをあれこれと話してくれた。僕は時間を忘れてただ聞き入った。年季の入ったマスターの話には、教えられることが多い。Uさん、味わい深い話の数々、本当に有難うございました。

s-IMG_8460.jpg 【Jazz&Liquor ジェリコの戦い】 ジャズの曲名「ジェリコの戦い」を店の名前にしていることを考えただけでも、きっとこだわりあるマスターなんだろうなと思っていた。実際お邪魔してみると、やはり、酒や音(真空管アンプとフィンランド製のスピーカー)にこだわった酒場だった。

 長髪を後ろでくくった独特のヘアスタイルのマスターは一見、近づき難い雰囲気もあったが、会ってみると、実に気さくで話好き。「こだわりのスピーカーに興味があって」と、大阪で僕がよくお邪魔するBar・Cに突然現れたりする、神出鬼没ぶりも面白い。

 居心地が良くて、お値段も実にリーズナブル。富山駅からも徒歩数分という最高のロケーション。確実に、富山での行き付けの一軒になること間違いなし。

s-IMG_8457.jpg 【おまけ】 富山ではいまご当地ラーメン「富山ブラック」がブーム。濃いくち醤油を使い、粗引きの黒胡椒加えた独特の塩辛いスープ。ネギは多めで、チャーシューは細切れで入れるのが主流とか。

 私は「富山ブラック」の中でも一番人気のある老舗の「大喜」にお邪魔した。麺はやや太めで、少し固め。スープはやや辛い印象だったが、食べ慣れると病みつきになる可能性を秘めたラーメンだろう。皆さんも富山へ行かれたら、話のタネにぜひ一度お試しを(土産物としてもあれこれ売っています)。

【仏蘭西屋・洋酒肆】 富山市総曲輪1-9-15 電話076-431-1012 午後6時~午前1時 日祝休  【Bar リクオル】 富山市総曲輪1-1-12 桜木町リンカーンホール1F 442-6020 午後5時~午前0時 日休&月曜の祝日休  【舶来居酒屋・白馬館】 富山市桜町1-3-9 ビル2F 432-0208 午後6時~11時半 日祝休  【Jazz&Liqour ジェリコの戦い】 富山市桜町2-3-24 ビル2F 441-5261 午後7時~午前3時 無休



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うらんかんろ

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汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

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