ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 18, 2007
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カテゴリ: 映画、テレビ
「妹よ」

 このたび開催された フランス映画祭 のなかから、「心配しないで(Je vais bien ne t'en fais pas)」を鑑賞した。この映画祭のためにカトリーヌ・ドゥヌーブらも来日中。

je vais bien

 さすがはフランス映画、予想どおり、起承転結のない ビミョーな 作品だった……。

 長男の失踪事件をきっかけに揺れ動く家族の話。
 失踪した彼からは一応妹にだけは連絡が入る。が、Eメールや携帯電話でなく絵ハガキでの便りなので、こちらからは連絡をとろうにも手段がない。

 心理サスペンスっぽく仕上げることも可能だし、家族愛に焦点を当てたヒューマンドラマに仕立てることもできたけど、この映画はいまいち中途半端。



 そんななか、主演の女の子(妹役)はすごく存在感があって熱演、名演だった。

 母親役を演じた女優イザベル・ルノーについては、「これが人生?/うつくしい人生(C'est quoi la vie?)」という映画にも出てたので覚えていた。(南フランスのド田舎の農村を舞台にした、映像美の魔術を見せつけられる秀作。)

 自分自身、フランス映画は好きなのか嫌いなのかさっぱりわからないけれども、なんだかんだ言って邦画やハリウッド超大作映画よりは観てるような気がする。
 この映画もおそらくDVDにはならないだろうから、やっぱり今回劇場で観ておいて良かったと自分に言い聞かせている。





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最終更新日  Mar 18, 2007 10:44:56 PM
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