ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 13, 2007
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「エスをねらえ!」

 今日はトニー(バイオリン)とセス(ピアノ)と一緒に、協奏交響曲の1楽章を練習しました(ワタクシはビオラ)。

 この曲は自分がビオラを弾くきっかけとなった曲。彼らのような優れた奏者と合わせられるなんて感無量であります。
 極言してしまえば、バッハのドッペル協奏曲(バイオリン二つ)と、ブラームスのそれ(バイオリンとチェロ)のちょうど中間に位置づけられます(←ちょっと強引)。

 セスが時間通りに現れなかったので、とりあえず、トニーと僕だけで練習しました。それはそれで楽しめたのですが、片方が独奏しているときはもう一人はお休みという部分も多く、やっぱり伴奏が欲しくなります。

 さて、途中でピアノも加わり、三重奏開始。通常のピアノ三重奏とは異なり、適度に安定した音楽を感じます。

 こてこての Es dur の曲ですが、独奏ビオラの譜面に限り D dur で書かれてる版もあります。半音上げて調弦して張りのある音を出すためだとか。そこまで気配りするなんて脱帽。

 それぞれの楽章に音程や弓づかいが難しいところがありますが、今日練習した1楽章は、低音から高音までアクロバティックに動き回るのが魅力。

 最も印象的だと思うのは、なんと言っても独奏バイオリンと独奏ビオラの登場シーン。

K364



 この♭ミ(Es)の伸ばし、絶対に音程を外してはいけません。オクターブって、どんな楽器でもそうだけど、ピタッと合ったときに不思議な共鳴音が響いて鳥肌が立ちます。説得力のある音になると言うか。





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最終更新日  May 16, 2007 10:24:09 AM
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