ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 1, 2008
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カテゴリ: 映画、テレビ
「めざせモスクワ(もすかう)」

 真冬のシベリア越えの映画。日本ではたぶん未公開。

 北京からモスクワまで何日かかけて列車で移動することになったアメリカ人夫婦の話。車内で謎めいた男女と知り合い、いつのまにか麻薬密輸の犯罪に巻き込まれてしまう。

transsiberian.jpg 予告編

 こうゆう映画は、暑苦しくて寝られない熱帯夜用にとっておきたい。背筋が寒くなるような残虐な場面もある。

 いろんな観方ができて面白い。舞台がシベリア鉄道だけあって、鉄っちゃん、鉄子さんらのヲタク心をくすぐるだろうし、基本的には列車という閉ざされた空間での密室劇なので、観ていて精神的に追い詰められてしまう。登場人物が突然行方不明になったり。

 屋外の場面もあるものの、外は氷点下。しかも果てしなく広いロシアの大地。逃げようにも逃げられない。彼らは無事にモスクワへたどり着くことができるのか。



 夫婦役にウディ・ハレルソンとエミリー・モーティマー。
 モーティマーは、Dear Frankie とかいう英国映画に主演してた女優。てっきりスコットランド人かと思ってたら、ここではアメリカ人役、しかもこの映画で最も重要で難しい役どころを演じている。後半、ベン・キングズレーの強烈な存在感に押され、主役の座を奪われてしまっている。それに、「過去のある悪女」っぽく見えないところも惜しい。

*****

 シベリア鉄道って、僕も死ぬまでに一度は乗っておきたい路線のひとつ。以前に何気なく調べてみたこともあった。ウラジオストクから乗るのとかウランバートルとか。

 この映画を観て、また急にその野望が沸々と……。
 ↑きわめて単純な反応





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最終更新日  Dec 3, 2008 11:17:57 AM
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