ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 28, 2010
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「魔笛 Die Zauberfl?te」

 今日の室内楽練習会/親睦会では、最後に参加者全員でブランデンブルク5番を大合奏いたしました(2楽章は除く)。いやー、混沌としつつもマジで楽しかった。独奏者は、ギリ(ピアノ)、ポール(フルート独奏をバイオリンで代替)、シャイ(バイオリン)。僕は弦楽合奏隊のコンマスを務めさせていただきました。

 独奏のお三方、息もぴったり合っててお見事。

 今回はフルートのパートをバイオリンで代奏してみたわけですが、これが良くも悪くも新たな発見があり、実に興味深いものがありました。

 フルートとバイオリンが掛け合いとなる箇所は、はっきり言ってバイオリン二つのほうが耳に優しく、ステレオ効果が心地よい。ってゆーか、個人的には、フルートとバイオリンって音色が溶けにくいと思うのです。(オーボエ、クラリネット、ファゴットはともかく、フルートと合わせるのはすごく神経遣う。ホルンも!)

 ただ、この曲はドッペル協奏曲ではないわけで、フルートの役割を再認識しました。
 フルートの立ち位置は(特に1楽章では)決してバイオリンと対等というわけぢゃない。弦楽合奏を従え、お仲間独奏者のバイオリン氏とも一応タメを張りつつ、一段上を歩き、お高く留まる感じ。独り異質な感じを演出する必要もあるので、やっぱりフルート(なりリコーダーなり)で演奏されるべきでしょう。

 おんなじ高音楽器だからといって安易にバイオリンで置き換えてみてはじめて、笛の魅力、魔力がわかりました。←おおげさ?






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最終更新日  Aug 31, 2010 07:16:06 PM
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