ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 17, 2010
XML
 結婚式とか、ちょっとした演奏会とかで、短い曲を何曲も演奏する場合、必ず問題になるのが譜面の管理。

 あの曲集からこの曲、この曲集からあの曲、といろいろと抜粋することが多いのだけれども、分厚い曲集をとっかえひっかえ譜面台に載せては、ひたすらページをめくって急いで曲を探す、なんてやるのはちょっとカッコ悪い。第一、曲の準備に時間がかかりすぎる。

 となると、やっぱりいったんコピーをとり、本番での演奏順にファイルに収納してしまうのが手っ取り早い。

 で、このコピーをとるという作業が意外に面倒。

 縮小率を微妙に調節しないとうまく収まらないし、そもそもアメリカに住んでると、日本(や欧州の)A4版のコピー譜とアメリカ市場で売られてるバインダー(「レターサイズ」)とが微妙に合わないのもいちいち気になる。

 ってゆーか、いつも思うのだけれど、世の中に出回ってる楽譜って、どうしてこうも大きさがバラバラなのであらうか。国際規格はおそらくないと思われ。

 欧州内ですら統一されていないみたい。確かペーターズ版よりヘンレ版のほうがわずかに大きかったよーな。
 楽譜収納用に棚を調達する場合、縦方向に一番大きい米ドーバー版の楽譜(スコアとか)の高さに合わせる、というのが音楽家の間ではお常識。ヘンレ版より何ミリメートルだったか背が高いのだとか。

 ちなみに、ニッポンの出版社から販売されてる楽譜で主流なのは、おそらく菊倍版。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Nov 21, 2010 11:38:38 AM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: