ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 22, 2011
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カテゴリ: 映画、テレビ
「テレフォン、ショッキング」(★★★☆☆)

 自分自身、閉所恐怖症(claustrophobic)ぎみで、地下鉄とか、窓のない部屋とか、超高層ビルヂングのエレベーターとかは実は苦手。映画館とかコンサートホールとかも飛行機とかも、ほんとは頻繁に外に出て「シャバの空気」を吸いたくなる。以前は全く平気だったのに、年々苦手になってく。

 だから、こうゆう「密室もの」映画は怖くて怖くて心拍数がどんどん上がる。じゃぁ、観なきゃいい話なのだけれども。

buried.png 出演はライアン・レイノルヅだけ



 中東の国に駐在しているアメリカ人。何者かに襲われ気を失い、目が覚めたら棺桶の中。どうやら地中に埋められたらしい。携帯を使って、母国の家族や友人、職場や政府機関に連絡をし、救出を依頼しようとするが、電話が通じなかったり、対応窓口をたらい回しにされ、なかなか話が進まない。


<感想>
 早送りしつつも、いちおうは娯楽的に正当に怖がりながらDVDを観終えた。
 この作品、むしろ舞台で上演するのもありかと。

 今、友人のひとり(米軍兵士)がアフガニスタンに行ってることもあって、「あいつ元気かなー」とか思いながらDVDを観始めたのだけれども、やがて日本の被災者のことに思いを馳せる。地震で生き埋めになった人も多数いらっしゃるに違いないわけで……。
 考えようによっては不謹慎すぎて公開は自粛すべきという声があるのかもしれない。(日本では地味に上映が続いているらしいものの)

 さて、とんでもない状況に陥ったとき、人はほんとに冷静になれるものなのか。
 ぼくの周りのアメリカ人は、このたびの被災地の日本人の落ち着いた行動や助け合いの精神にいたく感動してるけど、おそらく多くの国では、ハイチ大地震やニューオーリンズのカトリーナ暴風雨での惨事で見られたように、人はパニクり、わめきちらし、強盗や略奪などの行動に走ってしまうもの。

 この映画の主人公も、救助の手続きをしてくれるはずの電話の相手に暴言を吐いてしまい、協力を拒否される。ただでさえ携帯の充電が切れかかってるというのに、もったいない。


<似たような映画>
127時間
キューブ







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最終更新日  Apr 23, 2011 02:02:43 AM
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