ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 26, 2012
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カテゴリ: 映画、テレビ
「ノッポさんがしゃべった日」


 白黒しかも無声映画として製作されてることで話題のフランス映画を鑑賞。アカデミー賞最有力候補らしい。日本でも今春公開( http://artist.gaga.ne.jp/ )。


<あらすじ>
 1920年代アメリカのハリウッド映画業界。有名男優と無名女優が出会い、恋に落ちる。
 有声映画登場の波に乗り女優が成功していく一方で、無声専門の男優は人気に陰りが見え始める。しかも「世界恐慌」の時代だし。


<感想>
 物語としては決して派手な内容ではないのに、わざと白黒/無声映画として作られてるために、名作のように思えてくる。(てゆーか、実際に名作)
 心が洗われる。1920年代当時の視聴者になった気分、観客同士にも妙な連帯感がうまれてたよーな。これ、慣れてくるとクセになるかも。
 実際は完全な無声無音というわけではなく、背景に音楽が鳴ってて、昂揚感とか寂寥感が演出されてるのだけれども、その音楽もまた心憎し。よく考えて作られてる。
 ぶっちゃけ、こうゆう無声映画って、役者さんたちのホンモノの声を聞きたくなってくる。いや、むしろ空想の世界にとどめておくべきなのだろうか。



(評価 ★★★★★ 満点五つ星)







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最終更新日  Jan 28, 2012 12:36:33 PM
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