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2015.06.13
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カテゴリ: スウィートホーム
主人公達はついに諸悪の根源である間宮夫人の部屋へ続く通路まで辿り着いた
SH104.jpg
そこに間宮夫人がいることは周囲を包む霊気が証明していた。

凄まじい霊気の中を進む主人公達…
その通路に空気を揺るがすように間宮夫人の声が響いた
SH106.jpg
「子供のお墓を荒らしたのは私たちじゃない!どうして関係ない人まで苦しめるの!」
そんな主人公達の叫びに帰ってきたのは、間宮夫人の邪悪な霊気の波動
その余りの勢いに一行は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた!

その苛烈なまでの拒否の意思に、ひるむ主人公達一行
その時、彼等の元にやまむら老人が追いついてきた
SH107.jpg

「赤ちゃんは返す!早く元の世界へ帰れ!」
やまむら老人の言葉に間宮夫人が反応する
「返せー、私の赤ちゃんを返せーっ!!」
荒ぶれる間宮夫人の声…
その声が、その力が、吹き荒れる嵐のように通路中に響く
だが、徐々に高まる妖気の中、ようやく辿り着いた夫人の居室の前には結界が張られていた
SH108.jpg

「やっとの思いでここまで来たのに!」
余りに強力な結界…その絶望に心が折れそうになる主人公達
今にも崩れ落ちそうな彼等を振り返り、やまむら老人は一喝した!
「慌てるな!今解いてやる。心の力さえあれば間宮の結界なぞ破れる。」
その言葉に顔を上げた主人公達にやまむら老人は続けた。
SH109.jpg


止める間もなく。やまむら老人は言葉通り心の力の全てを解放し、間宮の結界へ飛び込んで行った
「間宮!目を醒ませ!!お前はもう死んでいるんだ!!」
間宮夫人の持つとてつもない力が無数の刃のように、やまむら老人を襲うのが見えた
動くこともできない主人公達の目の前で、やまむら老人は一人、自身の心の力だけを頼りに、間宮夫人の力と目に見えない戦いを繰り広げていた
結界の力が弾け、それに呼応するように響くやまむら老人の叫び…


気付けば、あれほど凄まじい気を発していた間宮夫人の結界は、なかったかのように消え去っていた
かつて結界が存在していた中心に立ち尽くしたやまむら老人がゆっくりと振り返った
「夫人の…ちか…ら…は、ます…ま…す…。おまえ…なら、きっ…と…。心の…力を…忘れるな!」
辛うじてその言葉を振り絞ったやまむら老人の指先からズルッと肉が滑り落ち、骨が覗いた
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声をかける間もなかった。いや声を上げることもできなかった。
そのままやまむら老人の顔から、そして体からそれが当たり前のように肉が零れ落ちていった
SH111.jpgSH112.jpg
そう、やまむら老人という存在は跡形もなく消え去ったのだ

呆然と立ち尽くす主人公達の目の前には、間宮夫人の部屋への扉だけが残されていた
「やまむら老人の犠牲を無駄にしてはいけない…」
目の前に見えた扉、それまで果てしなく遠く感じたその扉の存在が主人公達に立ち上がる力を与えた

踏み入れた間宮夫人の部屋は他のどの部屋よりも整然とし、今でも使われているかのようだった
SH113.jpg
そんな部屋の空気が揺れた…そして何かが宙に形作られた
間宮夫人だ!
思っていたよりも小柄で華奢そうな体、だがその身に纏う邪気はまるで部屋の空気を押し潰さんとするほど強大だった
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「愚か者ども!!お前達の力など取るに足らないことを思い知れ!」
間宮夫人の力が部屋中に渦を巻く、主人公達は抗うこともできずその渦に飲まれ吹き飛ばされた
やまむら老人の顔が、そして最期の姿が脳裏をよぎったが、そのまま気が遠くなり主人公達は暗い淵に落ちていった

はっ!
気がつくと、そこは見覚えのある光景だった
SH115.jpg
館の入り口付近の大広間
少なくとも多少は安全な場所であることを確認し、主人公達の体から一気に力が抜けた
そしてようやく立ち上がった時、暖炉の火が消え、そこに奥に続く階段があることに彼等は気付いたのだった。







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最終更新日  2015.12.26 23:03:19
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