Haci Bekirを出て、ホテルに向かう。
隣のVakkoは不揃いの合板が無造作に貼り付けられていて、いくら改装中でもこれはなかろうという佇まい。
トプカプ宮殿のタイルやモチーフ をそのまま スカーフ 柄にした物が見られた筈なのに。
キリムの店に入った。
今までの都市のお店とは違い、人でごった返している。世界中の観光客がイスティクラル通りに集まるのだ。
姪たちにポシェットを買おう。
いろんな模様があって、それぞれ柄のどの部分があたってるかによって随分印象が変わる。
「これください!」
年配の女性に言うと、ひとつ $15 だと言う。
あちこちの都市でみんなが買ってたのはそんなにしてない筈だ。
2つ買うから安くして欲しいと言ったら 10個 じゃないと値引きしないと言う。
10個って・・・
その女性(50代か60代)が他の客と話している間に、 ニコニコと立っているお兄さんに 「これください、いくらですか?」
「$15」
「2つ買うので1つ$10にしてください」
「いいよ」
いいの!?
$20を彼に渡す。私はポシェット2つを袋に入れてもらって受け取った。
「バイバーイ!」
お兄さんは・・・女性に何か聞かれて答えた後、物凄い剣幕で怒られていた。
女性は呆れたような憤慨したような目で私を見ている。
お金、払いましたから。
大都会とはこんなものなのかもしれない。
country sideでの人々はもっと優しい顔つきをしていたし、値切ったとしてもお金を払う時にはニコニコ顔になって、安全ピンに トルコ石もどきやナザールボンジュウ のついたお土産をつけてくれる。
それはあまりに小さくて大人の私が頂いても、どうするんだって代物だけれど、 「ぶどうがついたのをあげるよ 、縁起がいいからね」「君は可愛いから2個あげる 」 (実のところはさっぱり可愛くない)などと言われるとやっぱり和むものだ。
街に住む人々はアザーンで起きる。
アザーンが聞こえないところにお住まいの方々は雄鶏で起きる。
この 雄鶏は一羽11万円 もして、朝のお祈りの時間5時に鳴く保証はない。
2-3日して鳴かないとわかれば、食べる。
そして次の雄鶏を買う。
店から出ると・・・・イスティクラル通りでデモ行進が始まってしまった。
真剣な顔で何かを叫びながら一方向に向かう集団というのは、かなり怖い。
タクシーはいなくなってる。歩くしかないか・・
それからホテルまでの10分はデモ行進と一緒だ。
ずっとびくびくしている私に母は平然と言った。
「私たち政治と関係ないでしょ?だから何もされない」
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