「忍者寺ってあるけど、行きたい?」
(忍者のショーなの?)
「忍者の仕掛けのあるお寺だって」
(行きたい!)
忍者寺は要予約。
兼六園にいる時に予約してもらった。
忍者寺に行けるんだ! !
軽装、サングラス、帽子は×
小さな子供も×
全行程40分、途中退出×
内部撮影×
な、なんだか緊張してくる。
ふ、ふるーい。
金のとんがり兜、前田利家、銀のとんがり兜、前田利長に続く第三代藩主、前田利常の時代、徳川幕府は家光が将軍となり、なんくせをつけては古くからの大名を改易にさせていった。
いつ何どき、前田家に刺客が放たれるかわからない。
利常は一見寺院群に見える警護組織を構え、その中心となったのがこの妙立寺だった。
幕命で3階建て以上の建物は禁止だったため、表向きは2階、内部は4階、7層となっている上、見張り台まで設けられていた。
歴代前田家藩主の祈祷所であるから、身を守る為のさまざまな工夫がなされている。
仕掛け賽銭箱:
床に賽銭箱が作られていて、敵が正面から侵入してきた場合、賽銭箱の枠をとって落とし穴として使った。
金沢城まで続く井戸:
この寺は井戸を中心に作られていて、各部屋の仕掛けはこの井戸に出られる構造となっている。
有事の際にはこの井戸を通って、金沢城に逃げる。
*実際は金沢城まで続いているかは確かめられない*
明りとり階段:
障子から射す、光で明りをとり、侵入者の足の影が見えたら内部から槍で刺す。
本堂裏隠し階段:
一見、雑なつくりの戸にしか見えないけど、戸を引いて、敷居をはずし、板をはずすと、
外に出られるこんな階段が出てくる。
殿さまを逃がし、また戸をしめて置けば、わからない。
また、右側の戸は階段で戸を2枚とも開けない限り、その階段は見えない。
敵をおびきよせ、隣の階段から逃げることも可能。
片どんでん返し:
階段下にある、見過ごしてしまうくらいの小さな扉。
一度入ると内側からは開けられない。
4畳の小さな部屋で4畳=死を表す。
敵に首を取られないため、ここで切腹し、火を放つための部屋。
*幸いにもこの部屋が使われたことはない*
あー、古くて狭いところをおっとっとって感じで進んできたので、疲れたー。
昔の人は本当に小さかったんだと思う。
本堂以外は天井は低いし、とにかく狭い。
こんなとこで刀や槍で戦えるのか。
老朽化が進んでるので既に公開できない部屋もたくさん。
金沢市、お金持なんだから、これ、ちゃんと保存してくださーい。
私たちの次の組みは外国人御一行様だった。
ああ~、軽装×、サングラス×、帽子×なのよー!
団体のガイドさんが写真撮影×を告げると一同一斉に、
OH ! NO ! Ninja ! Ninja!
そりゃ、そうだろーなー。
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