
罪
悪感という罠に陥りやすい五つのタイプ -聖書は何と言っているのか-
タイプ5.「わたしは人より優れていなければならない」
という罠。
人はみな、なんらかの コンプレックス(劣等感)
を抱えていきています。そして実は、この劣等感こそが罪悪感と密接に関わっているのです。
人は相対的な生き物です。つまり、 誰かと自分を比べることによって、自身の存在価値を計ろうとする
のです。例えば、背の高さやお腹周りのスリムさなどの容姿を比べてみたり、学歴や収入を比べてみたり、持っている洋服やバックに自動車の高価さを比べてみたりすることで、自分の立ち位置を定めようとしてしまうのです。
又、テレビや雑誌などのメディアの影響を強く受けているわたしたちは、そこに登場する好きなアイドルや憧れのドラマの主人公と自分を重ね合わせたり、コマーシャルの中で、特定の商品を手に入れることで幸せそうにしている人々と自分を比べてしまうのです。例えば、「 この商品を手に入れれば、あなたはもっと魅力的になります
」とか、「 この商品を使えば、あなたは誰よりも優雅な生活を送れます
」とかいう具合に、あなたにコンプレックスを植え付けて、「 さらに良い優れた者へとならなければいけない
」、という「 あせり
」を与えるのです。
しかしながら、アイドルやドラマの主人公は、人間が作り出した フィクション(虚構)
です。CMが訴えるようなどんな素晴らしい商品のコレクションがリビングに増えたとしても、財布のお金が減るだけで、所有していることの満足感はあっても、 あなた自身は何も変わらない
のが現実です。
すべての人がすべての点においていつも優れているわけではありません
。たとえ、オリンピックで世界新記録を出し、金メダルを取り世界一になった優秀な選手ですら、永久にそのピーク状態が続くわけではありません。年齢と共に、前人未到と呼ばれるぐらいの大記録であったとしても、いつかは次の世代によって破られる運命にあること誰よりもその本人がよく知っているのです。
ですから、誰かと自分を比べてしまえば、必ず劣等感は生まれるのです。そして 劣等感は、ある信念を生み出し、それが罪悪感へと変化
していきます。「 わたしは、 もっと ~であるべきである
」という信念が、時間の経過と共にどんどん肥大化するのです。「 わたしは、あの人と同等の立場であるべき
」、とか、「 わたしは、この人より優れた者になるべき
」という何の根拠もない信念をもって生きるのですが、いつもすべての点において誰よりも優れていることは不可能ですから、「 私はあの人よりもこの人よりも劣っている。だから、ダメな人間だ
」と、罪悪感で自らを苦しめてしまうのです。
なぜこのようなことが起こってしまうかといえば、多くの人たちが求める「優れたもの」とは、人間のものさしで計る実に薄っぺらい、表面的で、移ろいやすい不安定なものだからです。そういうわけで、人間のものさしで計るのではなく、 永遠のものさしである神様の視点
で自分自身を見つめることが大事です。
わたしたちは一人一人が、神様の最高傑作として造られました。
神は御自分にかたどって人を創造された。 神にかたどって創造された
。男と女に創造された。神はお造りになったすべてのものを御覧になった。 見よ、それは極めて良かった
。夕べがあり、朝があった。第六の日である。(創世記1:27、31)
そうです、美しい山や海や植物や動物たちは、神様の傑作品です。その中でも、神様のイメージにかたどって造られた人間は、被造物の中でもスペシャルな最高傑作品なのです。 あなたは、誰かと優劣を比べるまでもなく、神様の最高傑作品であることを聖書は証しています
。
何よりも素晴らしいのは、そのわたしたち一人一人に与えられている個性です。 みなそれぞれが違う賜物をいただき、それを自分らしく輝かせる
のです。数学が得意な人もいれば、スポーツが得意な人もいます。芸術に秀でた人もいれば、料理の上手な人もいます。 神様はその多様性を喜ばれます
から、一人で全部の分野において優れている必要は無いのです。そのことを聖書はこのように勧めています。
何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、 互いに相手を自分よりも優れた者と考え
、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。(フィリピ2:3-5)
つまり、私たちは皆、お互いを神様の最高傑作品として認め、尊敬し合うことの大切さを教えているのです。お互いに比べることで優劣を競い合うことは、罪悪感の温床です。今、聖書の約束に目を向け、 神様の価値基準を、あなたの世界基準とする
ならば、肩から重荷は取り去られ、より身軽でシンプルな人生を歩むことができるのです。
わたしの目には、 あなたは高価で尊い
。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)
DAY9「怒りへの処方箋」へつづく
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バックナンバー:
DAY1 罪悪感はどこから?
/ DAY2 なぜ罪悪感を持ち続けてしまうのか
/ DAY3 罪悪感という罠に陥ってしまうのはなぜ?
/ DAY4 罪悪感に陥りやすいタイプ1
/ DAY5 罪悪感に陥りやすいタイプ2
/ DAY6 罪悪感に陥りやすいタイプ3
/ DAY6 罪悪感に陥りやすいタイプ4
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