りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

2005.01.22
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


この大会には毎回いろんな意味ですごい人が登場するが、
今回も優勝した林木林さんの近くには暗くて近寄りがたい空気があった。
独特の雰囲気を持つ女性だ。
「高齢者のアイドル」を目指すという林さんは、優勝候補であって観戦者から期待をかけながら優勝した。

準決勝だったか、林さんが詠んだ「雨ニモ負ケズ」(宮沢賢治)のパロディーが私には一番出来が良かったように感じた。
決勝での即興詩以外は慌てるところがなく、圧倒的な力を見せつけた。

詩のボクシングでは、2003年の高校生全国大会で準優勝した高校生が、私には印象的だった。
その高校生、竹岡佐緒理は詩に俳句を混ぜるという「俳体詩」で健闘した。

高校生「詩のボクシング」全国大会in福井

頼りない先生と、礼儀を知らない生徒の会話を先生の心の声で俳句にするその表現は、私が今まで知らなかったものだ。
そして俳句と俳句は結び付けられてひとつの詩になる。

「先生と 生徒は呼ぶよ ため口で」

「先生の 威厳たもてず 草むしり」
「心配の 出来るいい子ね 夏樹さん」


何てことない俳句の後、「間」がすごく言葉の力を見せていた。
彼女の斬新な表現方法に私は驚いた。

だが決勝戦では即興の詩をその場で与えられたテーマで作らねばならなかった。
結局この高校生は即興で俳句に結びつけることができず、優勝はできなかったが将来に向けて大きな可能性を見せた。


もしこの大会がオープンだったら、私は決勝にNHKの 加賀美幸子 と女優の 戸田恵子 が残るのではないかと推測する。
この二人は圧倒的に強い。そして上手い!

加賀美幸子は「NHKアーカイブス」で存在感のある案内役だ。
2003年5月の「未来少年コナン」では、彼女の朗読がいかに上手いか衝撃を受けた。
作家よしもとばななの文章を読む加賀美幸子は、人間国宝、世界遺産に登録したいほどの言葉の力を示した。
(この文章は後に読書の雑誌である「ダ・ヴィンチ」でも紹介された。もちろん文章もよかった。)

NHKアーカイブス『未来少年コナン』

コナンのこと (よしもとばなな)

加賀美幸子には、是非「残しておきたい美しい日本語」ということで朗読をデジタル録音してほしい。
彼女こそは、日本が誇る言葉という名の文化である。

戸田恵子は、「いつでも会える」(菊田まりこ)の朗読で、その実力がよくわかった。

現代に、朗読で力を発揮できて後の世に残しておきたい人はいるのだろうか?
そして、そうした人を私たちは正しく評価できているのか?

「詩のボクシング」・公式ページ




*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。
意見があればメッセージでどうぞ。
トラックバックも受け付けています。ただし殺人を正当化しない人に限ります。削除もあります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.01.24 18:14:17


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

バックナンバー

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: