りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

2005.12.04
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カテゴリ: 音楽

小澤征爾とN響、そしてジャズの競演はとても面白かった。
小澤とガーシュウィンはすごく合っている。
彼はガーシュウィンの面白さを出しながら決して音楽を崩しすぎない。
ガーシュウィンは一歩間違えばまとまりのない演奏となってしまう。
小澤はそのことをよく知っていた。

私はガーシュウィンと言えばバーンスタイン。
そして「ラプソディーインブルー」というイメージがある。
バーンスタインは確かにすごい。
すごいが私には「遊びすぎ」の感がある。
だからかもしれないが小澤のガーシュウィンは素直に聴けた。

初披露となる千住明の「日本交響詩」も新鮮。
日本の民謡をメドレーで紹介する珍しい曲だ。
クラシックファンだけでなく低い年齢層でも楽しめただろう。

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さらに驚いたのがフィンランド放送交響楽団と競演した小菅優。

小菅優ホームページ

22歳とは思えないパワフルな打鍵!
彼女の持ち味はパワフルさだけではない。
「静から動、動から静」も兼ね備えている。
9歳で欧州へ渡る決断をしたのも驚くべきだ。

彼女のことはTBS「情熱大陸」で知っていた。

情熱大陸(小菅優)

この番組の放送は2003年8月。
インタビューでは長い海外生活のためか日本語を間違えるシーンが印象的だった。
(小菅は恥ずかしがって 「今のカットね!」 と言っていたがスタッフはしっかりと放送した)
また、ケーキをパクパクと食べ、いかにも「ピアノが好きだ!」という情熱が漲っていた。
それからの彼女は確実に成長していた。
NHK音楽祭でその成長を証明した。
日本にもすごいピアニストがいたものだ。

小菅と競演したフィンランド放送交響楽団の指揮者のサカリ・オラモもすばらしかった。
シャープで完成度の高い演奏は彼なしには考えられない。
シベリウスの「フィンランディア」は本国が誇りとしているだけに文句のつけようがない。
インタビューでオラモはこう言っていた。
「フィンランディアは母乳のようなもの」
自信と誇りがなければこうは言えまい。

クラシックが嫌いな人も、一度小菅のピアノを聴いてみてほしい。
10年後の彼女が楽しみになる。

小菅優/ショパン:24の前奏曲 他


小菅優/リスト:超絶技巧練習曲集

小菅優/ショパン:24の前奏曲



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♪2005/06/12小菅優ピアノリサイタル@彩の国さいたま芸術劇場
(♪クラシック音楽響(狂)ピングーの麗しき日々♪)


定まらず(CLACLA日記)





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最終更新日  2005.12.05 18:42:40


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