ワルディーの京都案内

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2015/08/03
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テーマ: 癌(3527)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」2014年12月6日の記事


気管食道シャント法で声を取り戻した与謝野馨さん(76)は、言論活動を再開した。

 7月24日夜。衛星放送BS11のニュース番組「報道ライブ21」に出演した。ゆっくりとだが、太く響く声で持論を展開した。

 「労働人口が減り、高齢化が進み、社会保障の経費が増えている。社会保障を合理的なものにして、国民みなで支えるものにしなければならない。1千兆円を超える借金がある。税を上げ、財政の状況をよくしておく必要がある」

 かつてともに政治討論番組に出ていた、二木啓孝さん(65)もスタジオの調整室から見守った。番組後、「どうだった?」と与謝野さんが聞いてきた。同局への出演は約2年1カ月ぶりだった。

 その約1カ月前には、都内で開かれた日本頭頸(とうけい)部癌(がん)学会で特別講演した。シャント法の利用者として「使い始めて2日で自然な声が出るのは利点です」と話した。ただ、知識や技術が広まっていないことと、患者の経済的な負担がネックだと指摘した。

 家族の支援も欠かせない。与謝野さんは、食道と気道の間に差し込まれた管を、妻にブラシで掃除してもらっている。「(管から)大きなかすがとれた時、(妻は)うれしそうな顔をするんだ」と笑った。

 かつて襲ったがんも、新たに確認されない「寛解」の状態が続いている。その合間に自宅で野菜を育てたり、元大学教授に量子力学の個人授業を週1回受けたりしている。11月上旬には、地盤だった東京都新宿区の区長選で、新顔候補を支援した。選挙カーからマイクで「与謝野です」と呼びかけると、家や店から人が出てきた。

 「人生を顧みると、重要な役をやらせてもらったし、いい線いってるんじゃないかと思います」

 12月2日、衆院解散に伴う総選挙が公示された。与謝野さんが引退した前回選挙から、ほぼ丸2年。ある候補者の出発式に参加し、マイクを握った。

 「短い選挙ですけど、皆さん、しっかり応援をしていただきたい。政治家を育てるには10年、15年かかります。(候補者は)その第一歩を踏み出したばかりです」

 晴れた空に、与謝野さんの声が響きわたった。


写真:出発式でマイクを握る。首の穴を押さえて話す=2015年12月2日、東京都内

5.jpg


 ここまで声を出す活動ができるまでになって本当によかったですよね。医学の進歩に驚くばかりです。

 でも、「知識や技術が広まっていないことと、患者の経済的な負担がネックだと指摘した。」とあるように、同じような患者さんがこの治療を受けることができる状況ではないようです。


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最終更新日  2016/09/18 08:08:53 AM
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