ワルディーの京都案内

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2015/12/23
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テーマ: 癌(3527)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年8月7日の記事≫ 


 肺がんの転移が見つかった神奈川県の主婦WHさん(68)は2010年、分子標的薬「アファチニブ」の臨床試験(治験)に参加し、新薬を飲むことになった。この薬は同じタイプの従来の薬より効果が高いとされる一方、副作用が強いことが指摘されていた。

 WHさんを特に悩ませたのが、体中にできた湿疹。水ぶくれがつぶれてべとつき、下着や枕が汚れた。ひどいかゆみで眠れず、睡眠薬を飲むほどだった。

 治験で毎日服用したのは1錠40ミリグラム。神奈川県立循環器呼吸器病センター(横浜市)の主治医、加藤晃史(てるふみ)さん(50)は「薬の量が多すぎる」と判断。服用を2週間休み、段階的に30ミリグラム、20ミリグラムと減らしてみた。

 WHさんは皮膚科の医師に相談して、かゆみ止めの飲み薬やステロイドの塗り薬を処方してもらい、乾燥を防ぐ保湿剤を塗った。副作用の対策と薬の減量とで、湿疹とかゆみは次第に落ち着いた。

 WHさんは効果が落ちることを心配したが、加藤さんは「むしろ適正な量ですよ」と励ました。

 つらい副作用に耐えて治療を続けられたのは、薬の効果が実感できたからだった。CT撮影するたびに腫瘍(しゅよう)は徐々に小さくなり、腫瘍マーカーの値も下がった。結果を聞くたび、「薬の効き目が長く続きますように」と祈った。

 薬を飲み始めて1カ月が過ぎた頃、今度は手足の爪の周りが炎症を起こす「爪囲炎(そういえん)」にもなった。爪の周りの肉が盛り上がり、赤く腫れて痛んだ。痛みのせいで靴を履けず、冬でもサンダルで外出するほどだった。テーピングで皮膚を保護し、痛みを防いだ。

 分子標的薬には使っているうちに薬が効かなくなる「薬剤耐性」が起きる。縮小していた腫瘍が再び大きくなり始め、薬の効果が見られなくなった13年8月に治験の参加を終えた。薬の服用は3年5カ月続いた。加藤さんは「本人が皮膚のケアに熱心に取り組んだからこそ長く続けられた」と話す。

 がんが見つかったのが08年。WHさんは「進行した肺がんで、まさか7年も元気でいられるとは思っていなかった」という。

 今年の春からまた新たな抗がん剤の治験に参加し、がんと闘い続けている。


写真:加藤晃史さん(左)の診察を受けるWHさん。7年来のつきあいになった
   =横浜市の神奈川県立循環器呼吸器病センター 

(写真掲載は控えました)
kanjyawoikiru.jpg

 分子標的薬も抗がん剤同様、やはり時間とともに、効かなくなるんですね。

 分子標的薬は抗がん剤に比べ格段に副作用が少ないと理解していたのですが、結構きつい副作用が起こることもあるのですね。


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最終更新日  2019/01/27 08:06:17 AM
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