ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/02/12
XML
テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年10月10日の記事≫  

 白血病は白血球のがんだ。白血球が骨髄でつくられる過程で、がん化して白血病細胞となる。病状の進み方で「急性」と「慢性」があり、がん化した白血球の種類によって「骨髄性」と「リンパ性」とに分けられる。

 連載で紹介した宮崎県日向市の女性(21)がなった「急性リンパ性白血病」は、発熱や貧血、疲れやすさなどの症状が出る。白血病細胞が増えることで正常な血小板が減ると、あざができたり、出血しやすくなったりする。

 治療は複数の抗がん剤を組み合わせた化学療法で、白血病細胞を一定数まで減らす「寛解導入療法」をする。8割ほどの人は「寛解」状態になるが、再発する確率も高い。

 このため、寛解後も化学療法を追加したうえで、骨髄や臍帯血(さいたいけつ)などからの造血幹細胞移植が検討される。最初の選択肢となるのが血縁者からの骨髄移植。八つの白血球の型(HLA)がすべて一致するのが原則で、その確率は最も高いきょうだいでも25%しかない。

 女性が再発後に受けた「ハプロ移植」は、HLAが半分だけ合う血縁者から提供を受ける。まだ研究の段階だ。兵庫医大は2005年から500人以上に実施し、国内最多となっている。

 自治医大血液科の神田善伸(かんだよしのぶ)教授(48)は、ハプロ移植の利点に、提供できる人が増えることを挙げる。HLAは父母からそれぞれ半分ずつ受け継ぐため、型の半分が一致する確率は親子間なら100%、きょうだい間でも50%ある。

 また、この移植は型が違う分、移植した細胞の免疫が強く働き、白血病細胞を攻撃する力が増す。東京都立駒込病院血液内科の大橋一輝(おおはしかずてる)部長(53)によると、一般的な造血幹細胞移植の後に再発し、「打つ手がない」と言われた患者でも、延命の可能性が期待できるという。

 一方、正常な組織も攻撃されるので、下痢や黄疸(おうだん)などを起こす「移植片対宿主病(GVH病)」の危険がある。兵庫医大は、移植前の抗がん剤や放射線照射を軽くし、移植後のGVH病に体が耐えられるようにしておく。さらに、移植直後からステロイドで炎症を抑え、GVH病が重症化するのを防いでいるという。


白血球の型(HLA)が半分合う確率
5.jpg



 私は後腹膜脂肪肉腫で、最初、抗がん剤治療を受けましたが、抗がん剤は効きにくいと言われました。(それでも11センチのがんが6センチまで縮小しました。)

 そういう時期に色々調べたとき、白血病は抗がん剤が効きやすい「がん」だと知りました。「世界の中心で、愛を叫ぶ」や夏目雅子さんのことで、不治の病というイメージがありましたが。


>8割ほどの人は「寛解」状態になる

ということですね。


しかし、

>再発する確率も高い

 ここにある図表で、「ハプロ移植」の原理も理解できました。


>まだ研究の段階だ。


一つの選択肢として確立され、広く受診できるようになればいいですね。


よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(現在進行形)へ
にほんブログ村




【関連カテゴリー記事一覧】

◆がん治療情報
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16

◆がん治療日記
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10

◆がん治療振り返り
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018/02/28 10:30:01 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: