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2016/03/08

【京都のニュース】出土品から見た京都の歴史　市考古資料館で特別展

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8332)

カテゴリ：京都のニュース

2016年

　京都市上京区の 市考古資料館 で、特別展示「京を発掘！出土品から見た歴史」が開かれている。日本史の舞台だった京都で行われた発掘調査で、年代ごとの歴史にちなんだ遺物を紹介している。

　展示は、市埋蔵文化財研究所による京都新聞での連載「遺物はささやく」が、新著「京を発掘！出土品から見た歴史」（京都新聞出版センター刊）として発刊されたのに合わせて企画。本に掲載された遺物を公開した。

　原始時代から古代、中世、近世以降と幅広い遺物が並ぶ。 上里遺跡 （西京区）から出土した約２５００年前の 近畿最古のコメ をはじめ、 北野廃寺 （北区）の 京都最古の瓦 が目を引く。平安時代では、 平仮名の歴史が遡る大きな発見 藤原良相（よしみ）邸跡 の 仮名墨書土器 や、 堀河院跡 から見つかった 「いろは歌」 が書かれた土器も久しぶりに披露されている。

　大きな遺物では、 旧二条城築城に使われた石仏群 や 一条紙屋川で出土したキリシタン墓碑 なども見られる。出土例が少ない小判もスポット展示している。

　６月１９日まで（月曜休館、祝日の場合は翌平日休館）。無料。

京都新聞の連載で紹介された出土物が並ぶ展示場（京都市上京区・市考古資料館）
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