ワルディーの京都案内

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2016/09/01
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テーマ: 癌(3527)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2016年8月29日の記事≫ 

(患者を生きる:3125)仲間と歩む がんになっても:1 病院から逃げ出したい


 「車の両輪として、患者の権利擁護という視点が不可欠であると感じます」

 7月初旬、東京都内であった厚生労働省のがんの診療体制に関する検討会の冒頭、血液がん「悪性リンパ腫」の患者会「グループ・ネクサス・ジャパン」理事長のASさん(42)が発言した。

 理路整然とした語り口で、切実な患者の思いを訴える。その背景に、自らの闘病体験と、出会った患者仲間への思いがある。

 26歳の会社員だったASさんは2000年秋ごろ、のどの違和感と高熱があり、受診した近所の耳鼻科で思わぬことを言われた。

 「扁桃腺(へんとうせん)の腫れ方が以前に診た悪性リンパ腫の患者と似ている。念のため検査を受けてください」

 聞いたこともない病名だった。紹介された総合病院で検査の後、告げられた。「悪性リンパ腫です。すぐ入院治療が必要です」

 20代の自分をがんと、結びつけたこともなかった。「誤診ではないか」。しばらくは現実を受け止めきれなかった。会社を休職して東京慈恵会医科大第三病院(東京都狛江市)に入院した。

 悪性リンパ腫は血液細胞のリンパ球のがんで、リンパ節と、胃や大腸などリンパ節以外の臓器にも発生することがある。ASさんは「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」というタイプで、腫瘍(しゅよう)はのど、胸部、腹部に広がり、4段階ある病期は進行した3期だった。

 複数の抗がん剤を使う「CHOP(チョップ)療法」を受け、のどの腫瘍は消えた。だが、胸部の腫瘍には十分な治療効果が見られなかった。

 副作用で体はだるく、手足がしびれた。何を食べても、口の中は薬の味がするような気がした。

 「治療もうまくいってなさそうだし、治るのかもわからない。仕事や結婚はどうなるんだろう」

 不安は募るのに、自分でできることといえば、体力をつけようと屋上を歩くぐらいだった。たとえ医師の言動に疑問を抱いても、治療は結局、ゆだねるしかない。投げやりになることが増えた。

 「病院の無機質な薬のにおいから逃げ出したい」。入院から約2カ月たったある日、「近くのスーパーに行ってきます」と言い残して、病院を出た。


写真(略):20代の頃の天野慎介さん。自分をがんと結びつけたことはなかった=1997年11月



>複数の抗がん剤を使う「CHOP(チョップ)療法」を受け、のどの腫瘍は消えた

 悪性リンパ腫は、抗がん剤で完治する可能性が大きい数少ない「がん」です。

 私の罹った「悪性軟部腫瘍」を始め、ほとんどの「がん」は抗がん剤治療は延命治療でしかありません。自分が「がん」になって初めて知りました。私がそうであったように、一般の人は、ほとんどの「がん」が抗がん剤治療で完治する可能性が、そこそこあると思っているのではないでしょうか。

 医者も抗がん剤治療を始めるとき、そこのところをはっきり言わないことが多いので、患者さんも抗がん剤に期待してしまうところがあるのではないでしょうか。


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最終更新日  2019/04/26 11:16:36 AM
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