ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/10/02
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テーマ: 京都。(6081)
カテゴリ: 京都歩き
2016年

 昨日は飲み会でしたが、飲んだ量も少なく、お昼の飲み会で時間も経過していたので、今日まで残りませんでした。

 仁和寺の奥の成就山に御室八十八ヶ所霊場と呼ばれる巡拝コースがあります。文政10年(1827)当時は本四国(四国八十八ヶ所)への巡拝が困難であった為、時の仁和寺29世門跡済仁法親王により四国八十八ヶ所霊場のお砂を持ち帰り、仁和寺の裏山に埋め、その上にお堂を建てたのが御室八十八ヶ所霊場の始まりです。約3kmにわたる山道に、お堂(札所)が点在し、それぞれのご本尊・弘法大師がお祀されています。

 いつも巡礼はできるのですが、仁和寺では年に何度か「八十八ヶ所ウォーク」というイベントが開かれています。スタンプ帳をいただいて、お参りをしながらスタンプを押していくものです。いつもは訪れる人は少ないですが、この日は大勢の人と歩くという楽しみがあります。

 今年は5回ありますが、残すは今日と11月6日のみ。11月6日はシニア会の講演会・コンサートに行くことになっているので、今年行こうとすると今日行っておかねばなりません。飲み会のお酒も残っておらず、天気もピンポイントで良いようなので、今日、家内と行こうということで午後早い時間に出かけました。

 途中、「ラーメン横綱」で腹ごしらえ。久しぶりのラーメンに家内も満足。渋滞もなく仁和寺の駐車場に到着。すでに歩き終わった人が大勢帰ってきます。家内が「みんな山歩きの恰好しているやん。そんな山道なん?私、そんな恰好していないし、暑いし嫌やわ。」と文句を言っています。確かに、あまり山道だということを強調すると、行きたくないと言いだすかもしれないと思い、あまり詳しくは説明していませんでした。それに、10月だというのに最高気温が30度を超える天気。家内の気持ちも分からないわけではありません。

 それでも気を取り直して、中門を入った先の受付に向かいました。「ウォークの申し込みはここですか?」「12時に受付終わりました。」が~~ん!!! ネットで午後3時受付終了と書いてあったように思ったのですが、勘違いだったようです。でもよく考えると、全行程歩くのに2時間かかり、遅い人なら3時間かかり、午後3時締切では帰着の頃には6時になっていて、お寺の門は閉まっている時間だし、暗くなり始めて危険です。午後3時受付終了はおかしいと気が付くべきでした。

 家内も少しがっかりしたようですが、反面暑い中歩かなくて済んだと少し喜んでいるようでした。さて、どうしましょうか。駐車料金を500円払っているので、このまま帰るのももったいないし。家内に聞くと、仁和寺は御室会館に来たことはあるけど、拝観はしたことがないとのこと。霊宝館の特別拝観もしているようなので、それではということで、仁和寺を拝観することにしました。私は、最近だけでも観光ガイドの研修で2度、修学旅行研修で1度来ていますが、霊宝館は一度も入ったことがありません。



 仁和寺は平安時代に、第58代光孝天皇が西山御願寺として着工したことに始まります。仁和4年(888)宇多天皇が先帝の遺志を継ぎ、仁和寺を完成しました。宇多天皇は退位後、出家して仁和寺を住房とされ、真言密教の修行に励まれました。以来、明治維新まで皇子皇孫が仁和寺の門跡となり、仁和寺は御室御所とも呼ばれました。

 現在、仁和寺は真言宗御室派の総本山で、世界遺産に登録されています。

本坊表門(重要文化財)
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勅使門
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本坊表門を入ったところにある松
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大玄関と皇族門
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藤袴に蝶が集まっていました。
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白書院から宸殿南庭、勅使門を眺める。遠くに二王門。
白書院の襖絵は昭和12年、福永晴帆による。
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宸殿 白書院から望む。右近の桜、左近の橘。
御所の紫宸殿同様に桧皮葺、入母屋造。
内部は3室からなり、襖絵や壁などには四季の風物が原在泉によって見事に描かれています。
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宸殿北庭 光格天皇遺愛の茶室「飛濤亭」と五重塔
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宸殿北庭 霊明殿を望む。
霊明殿は、桧皮葺の屋根の上に見事な宝珠が飾られているのが特徴。
歴代門跡の位牌が安置されている。
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霊明殿に向かう廊下から茶室「遼廓亭」が見える。
尾形光琳の屋敷から移築したもの。
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霊明殿から宸殿北庭と宸殿を望む
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霊明殿から黒書院に戻る廊下
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白書院から黒書院を望む。
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黒書院前の庭
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黒書院の堂本印象画伯による襖絵。
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御殿を拝観した後、霊宝館に行く前に境内を歩きます。


(続きます)






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最終更新日  2019/05/03 12:40:50 AM コメント(2) | コメントを書く


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