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映画「感染列島」・・ パンデミックの世界・・ 2011年のお正月、パンデミックが日本を襲う。 感染から一週間足らずで、数千人がなくなる。 ライフラインは破綻・・ 新種のウィルスはなかなか発見されず、 発見された後も、感染経路は特定されない さらに、感染源が分かってからも、治療法の確立までに時間がかかる。 全国民の3分の2が罹患し、1千万単位の人が死に至る・・ 一つのシミュレーション。 一昨年頃、各企業において、パンデミック対策のためのビジネス・コンティンジェンシー の規定がされたと思います。当時、数ヶ月から1年程度、事業を停止しても大丈夫だとか 大丈夫じゃない、という中で、トヨタは10年間、安泰とのうわさがありました。 でも、リーマンショック後の数ヶ月で、売上げが2割減で、ここまでガタガタになってしまう ようでは、パンデミック下で、新車が売れることが想像できなくなりました。 藤竜也さん扮する老医師の姿・・とってもいいです。 最後は、かくありたい、と思いました。 ところで、パンデミックの世界でどう生きるか? 劇中の答えはこうでした。 たとえ明日、地球が滅びるとも、 今日君は、りんごの樹を植える
2009.01.31
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雨の日・・遠出する気にもならず、今日封切の映画「20世紀少年-第2章-最後の希望」を見に行きました。三部作の第二作目 2000年12月31日「血のおおみそか」以後・・ 2015年・・「しん・よげんの書」の世界 豪華なキャストに、豊富なモチーフ・・ なのに感動していない自分・・ちょっと消化不良なのかもしれません。 ・・カンナの駆ける姿が印象的でした。
2009.01.31
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ロバート・ディルツ博士の天才達のNLP戦略ロバート・ディルツ博士の天才達のNLP戦略監修・田近秀敏訳・佐藤志緒 4人の天才・・アリストテレス、ホームズ、ウォルトディズニー、モーツァルト を、NLPを使って、モデリングしてしまおう、という大胆な試み。 その成否は対象が大物なので・・微妙ですが、 納得できなければ、このモデリング手法を、自分にとってのロールモデルに 適用してみる方法・・「違いを生み出す違い」を見つけるプロセスを辿ることができます。 そして、この点が、本書の画期的なところだと思います。 NLP ・・Neuro-Linguistic Programming(神経言語プログラミング) NLPとは、心(神経)と言葉(言語)、そしてこの2つが私たちの心と体と行動に 及ぼす影響(プログラミング)の作用をまとめた概念のこと。 「偉業達成の背後にある思考プロセスこそ、何かを創造する際に 最も重要な要素となる」という信念に立っている。 NLPの2つの前提・・ 1.地図は土地ではない 2.生命と「精神」はシステミック(全体論的)なプロセスである つまり、「人が客観的な現実を知ることは不可能である」という前提に立つ。 そこで、「最高に豊かな地図」、 「私たち自身およびこの世の中のシステミックな性質と生態を可能な限り尊重した地図」 を創り上げることが大切である。 NLPモデリング・プロセスの目的は、 個人の思考プロセスを「正しく、または正確に」描写することではなく、 皆にとって有益な地図を作成することにある。 アリストテレスの言語の形式的特性・・ ・言葉とは、連想というプロセスよって生じた、私たちの心の体験を象徴する音である。 ・名詞とは、「物事(付帯的に感覚されるもの)」に対する私たちの認識を表す音である。 ・動詞とは、「時の経過と共に明らかになる物事間の関係や属性(サブモダリティや 共通感覚)」に対する私たちの認識を表す音である。 ・一般的に、名詞は私たちの経験内容を表すのに対し、動詞はその特徴やプロセスを表す。 ホームズは、「人生の一本の長い鎖を見きわめるためには、 まずその人の生きてきた道を見分け、職業を当てる能力の向上に努めるとよい」という。 ホームズは、自分自身の思考プロセスを客観的に意識することができた・・「メタ認知」 ホームズ曰く、「データが揃わないのに推理をするのは、大きな間違いだ。 事実に合う理論を組み立てないで、知らないうちに、理論に合わせて事実をねじ曲げて しまいがちだからね。」 ウォルト・ディズニーの「創造性の構造」・・ 一人の中に、 「ドリーマー(夢想家)」 ・・自発的な創造性 「リアリスト(現実化)」 ・・調査・組織能力 「クリティック(批評家)」・・最終結果を出すこと の3つのプロセスが存在した。 家でも会社でも喫茶店でも・・どこでもいいから、自分にとっての創造性の場所を持つ。 モーツァルト・・曲を目で見ることができた! ベートーベンの作曲時の説明・・ 「曲が成長し、彼の目の前に彫像のように現れ、 彼はそれを見聞きすることができるのです。 結果的に、あとはそのイメージを譜面にまとめるだけ」 パウル・ヒンデミット曰く、 「創造の天才というのは、見ることに長けている。 フラッシュのように心の目を光らせ、曲の構造を一瞬にして完全な形で とらえてしまうのだ。 またその種の天才には、この心でとらえた映像から実体を作り出すエネルギー、 忍耐力、テクニックがある。」
2009.01.31
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悟りは3秒あればいい小林正観「悟りは3秒あればいい」○「悟り」とは「受け入れること」 1秒目、過去のすべてを受け入れること。 今までの自分の身に起きたことは、すべて自分に必要だった、 と「過去」のすべてを受け入れること。 2秒目、現在のすべてを受け入れること。 そのすべてが自分にとってプラスだった、自分を成長させてくれた、 それがなければ今の自分がなかった、と「現在」のすべてを受け入れること。 3秒目、未来のすべてを受け入れること。 今までのすべてに感謝し、これからのすべてに感謝できる、 と「未来」のすべてを受け入れること。○体が壊れる原因 1.ストレス 2.疲れ ストレスを放置すると「疲れ」になる 3.痛み 疲れを放置しておくと、「こり・張り・痛み」になる 4.病気 こりや張り、痛みを放っておくと、臓器が故障してしまう。 5.死 「臓器の故障」が「臓器の停止」になった時が「死」 だから、「ストレス」を感じない体をつくりなさい。 ストレスの原因は、「悩み・苦しみ」。 「悩み・苦しみ」を持たずにいるには、 「思いどおりにしたい」という思いを持つことをやめること。 そうすれば、 「不平不満」「愚痴」「泣き言」「悪口」「文句」・・五戒を言うことがなくなる。○「か・こ・よ・せ・て」 なぜ「執着」心がなくならないのか? 5つに縛られているから か 「勝ち・負け」 こ 「幸・不幸」 よ 「善し・悪し」 せ 「成功・失敗」 て 「敵・味方」 「過去寄せて」・・過去に起きたことを、引き寄せて「大事なもの」として抱きしめる ただただ受け入れて感謝する○本当の使命・天命 「自分探し」はない。ここでないどこかに「本当の自分」がいるわけはない。 普通のことをちゃんとやること。不満を持ちながら適当にやっている限り、 新しいチャンスは得られない。「今、生きている「私」が100%なのだから、 今、やらさせていることを淡々とやっていって、 淡々と死ぬということが、人生をまっとうするということではないでしょうか。」○「生」を受けた2つの意味 私たちが生を持った意味は2つある。 一つは、「義務」を果たすため。 もう一つは、「権利」を果たすため。 「義務」は、「輪廻転生・生まれ変わらなければいけない」という義務。 この世に行きなけr場ならない。 「権利」は、「感謝できること」 「感謝」というのは、神様が唯一「人」だけに与えた権利です。○人生とは味方をつくること「人生とは味方をつくる日々です。 ・・ 目の前に存在する一人ひとりに、 「私の力ではとても及ばない状態で生きている。 皆さんのお陰で生きている。 ありがとう」 と感謝をしていくこと。 人生はそれだけで勝手に進んでいきます。<目次>プロローグ 悟った六人の人たち第1章 悩みがなくなる(ストレスの原因 心が明らかになる ほか)第2章 何事にも動じなくなる(シナリオどおりの人生 日本語で「織りなし」 ほか)第3章 使命・天命がわかる(本当の使命・天命とは 一否定で三年 ほか)第4章 楽しくラクに生きる(天人五衰 日本一・世界一の道後温泉 ほか)
2009.01.31
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SEの仕事を楽しくしよう清水吉男「SEの仕事を楽しくしよう―こんなSEはだめになる」 清水吉男「わがSE人生に一片の悔いなし」を読んで、続けて手に取る。 「SEの仕事を楽しくしよう」・・SE生活を楽しくするための心得と具体的な方法 「疲弊しない 顧客の要求に応え続けるには、毎日の仕事の中で疲弊しないことが最大の条件です。 つまり、「要求に応えて顧客に満足を与える」ことと、 「自身が疲弊しない」ことを両立させる必要がある」「知識労働者は、持ち時間のすべてを「仕事」に使うことは避けなければなりません。 早く家に帰って、勉強し研究しなければなりません。 そうすれば、毎日2~4時間は家で勉強できます。・・」 といっても、いまそうなっていないなら、わずかでも「持っている時間」を投資することで、 目の前の生産性を上げること。そして、投資→生産性向上のサイクルを回し続けること。 ○プロのSEの条件1.約束できること2.常に変化させていること3.人間的であること○変化を楽しむこと 1年前の自分と比べて、新しい技術をいくつ手に入れたかをリストアップしてみて、 変化していることを確認してみること○開発プロセスを自在に設計できること 成果物の設計・開発に先立って、 その設計・開発プロセスの策定・準備を図ること。 ○マネージメントの稽古は、メンバーの時からできる 年功序列の管理職・・は、プロジェクトメンバーにとっては迷惑な存在。 そうならないためには、メンバーの時から、 プロセスの設計技術や見積り、リスク管理、計画の立案と進捗管理などを 実践しておくこと。そうすれば、SEマネージャになった後でも有効であるし、 そうでなければ勤まらない。○一人でできることはいっぱいある いまのプロジェクトや組織に不満があったら・・ その気になれば、自分だけでできる改善はたくさんある。「自分の人生を確かなものにするのに、躊躇する必要はありません。」 スキルアップには、 ・カンニングOK ・フライングOK ・合わせ技OK 使えるものは何でも使え。 <目次>第1章 SEのあるべき姿第2章 SEに求められるスキル第3章 真のSEと似非SE第4章 プロを作らない日本の組織第5章 自分でスキルを上げる方法第6章 仕事を楽しくする方法第7章 未来をつかもう
2009.01.30
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わがSE人生に一片の悔いなし清水吉男「わがSE人生に一片の悔いなし」 SE歴、実に40年の大先輩のSE心得指南 やる以上はとことんやること・・この思い切った行動が取れないのが常人の弱さ 王陽明の暁鐘に出会って、一歩高みへ登ろうとしたとの一節、 素晴らしいです。 「自分の能力なんて自分にもわからない そう、自分はいったい何ができるのか、 どこまでできるのか、 そんなことは誰にもわからないし、自分にもわからないのです。 振り返ってみたとき、ここまで登ってきた(登ってこれた)ということから 自分の能力を知ることになるのです。 この方法でしか、自分の能力を知る方法はありません。」「まず準備せよ」 マキャヴェッリ曰く、「なにかを為したいと思う者は、なずなによりも先に、準備に専念することが必要だ。 機会の訪れを待っての準備開始では、もう遅い。 幸運に微笑まれるより前に、準備は整えておかねばならない。 このことさえ怠りなくやっておけば、好機が訪れるやただちに、 それをひっ捕えてしまうこともできる。 好機というものは、すぎさま捕えないと、逃げ去ってしまうものである。」「不足するものが多いと判断したときは、たとえば1、2年間、 自分の持ち時間のすべてを投入してでも、必要な知識や技術を短期間で 習得することです。 実際の仕事での需要に「先回り」するかたちで習得しなければ、 仕事をしながらの習得は行き詰まってしまいます。」 稽古する時間を持つこと 初物に対しては、習熟までのパフォーマンス低下を見越して、稽古して慣れておくこと。 でも、「現状の業務が混乱している人ほど、事前に稽古をする時間が確保できないのです。」「小さな変化に対応する 市場の要求は、細かくあるいは小さく変化しているのです。 その小さな変化に対応していれば、 「過去の成功体験を捨てろ」と言われることはないのです。 プロセスや習慣を小さく変化させることができなかったから、 10年経って市場の要求と大きくずれてしまったのです。」 ・・分析手法や設計手法は、常にマイナーチェンジし続けること「家計簿的発想と投資的発想 時間というのは、最初に天引きしてしまわなければ、余ったりするものでは ありません。 家計簿的発想では、いつまで経っても勉強する時間なんて手に入ることはないでしょう。」 これに相対するのが、「投資家的発想」です。 最初から給料の中から勉強に資金を回し、残ったお金で1ヶ月の生活を回すというものです。」「人ができることは私もできる。 そして、人ができないことのいくつかを私ができる」という状況を作り出しなさい。 暁鐘(ぎょうしょう) 王陽明 四十余年睡夢中 四十余年睡夢の中 而今醒眼始朦朧 いま醒めて始めて朦朧 不知日已過亭午 知らず日 已に亭午を過ぐるを 起向高楼撞暁鐘 起って高楼に向かって暁鐘を撞く 「40歳になって今まで自分のことしか考えなかったが、 顔を上げて世の中を見てみると、このままではいけないということで、 高楼に上がって鐘をたたこう」<目次>はじめに第1章 負け犬になるわけにはいかない第2章 まず準備せよ第3章 習慣が人生を変える第4章 能動で動く第5章 莫作の力おわりに参考文献
2009.01.30
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ニーチェとの対話西尾幹二「ニーチェとの対話―ツァラトゥストラ私評」 西尾幹二さんによる、ニーチェ体験・・それに基づくニーチェ私評と 書かれていますが、それがかえって、良いニーチェ入門書となっています。「プラトンは「驚き」こそがなによりもまず「すぐれて哲学的な感情」だと 言っているが、ニーチェの読者にこそこの言葉はもっとも正しく要請されるであろう。」「ニーチェを読むことは、読者の側の一つの変身であり、運動であり、戦いである。」 カール・ヤスパース曰く、「直接にニーチェの中心へ通じるような叙述の道というものは存在しない。 われわれの心の中に実り多き不安を惹き起こすことが、彼の偉大な点である。」「他人に出会うことのない自己反省は不毛であり、 やがて狂気に道を通じる。」「単に世の中と折り合いがうまくつけられなかった偏屈な青年が、 ニーチェの言葉に魅かれ、勇気づけられるとしても、それは正しい読み方ではない。・・ 彼は自分の孤独を正当化していない。 どんな風に歩んでも、結局は孤独にならざるを得なかった自分自身をもてあましても いるのである。」「思想とは私たちひとりびとりの生き方にほかならないのである。・・ 一人の人間が自分の行為を通じて自己実現を果たしていくプロセスそのものが 思想だと言ってよいだろう。」「個性は決して主張するものではなく、 意図せずして自然ににじみ出てくるものでなければならないはずである。」 ハウツー志向の生き方について・・「方法を先に手に入れて、能率的に仕事を片づけるという思想に駆られている。 方法は困難な課題の中から自然にあみ出されていくべきはずのものなのに - またそういう方法でなければ役に立たないのだが - 彼らは居ながらにして苦労抜きで、たちまち解答の得られる方程式が欲しいのである。 しかし他人から教えてもらった方法に従って、なにかがうまく運ぶことはあり得ない。」 まあ、足元のプロセス改善の取り組みが遅々として進まず、 生産性向上や見積り精度向上、品質向上への取り組みが、自分と自分の所属している組織の レベルを無視しては何も進まないことを骨身にしみているはずなのに、 常に新しい方法論やソリューションを求めているのですね~(^_^;)
2009.01.30
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「日経システムズ2月号」の特集にあった 「10年後も通用するスキル」 ちょっと気になったので、目が留まりました。 それは、ソフトウェア開発をする上で、 プロダクトやツール・言語などの道具立てが変わっても、 変わらずに必要とされる技術 それは・・ 1.新しい技術の評価 2.不具合の究明・解決 3.プロジェクト・マネジメント 4.業務の分析・設計 そして、これらの技術の基となるコンピタンシーは、 1.技術を分解するスキル 2.技術を比較するスキル 3.事実を把握するスキル 4.リスクを察知するスキル である、と。
2009.01.30
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日本溶解論日本溶解論―この国の若者たち 三浦展+スタンダード通信社 1985~1992年生まれ・・を、「ジェネレーションZ」(Z世代)と名づけ、 世代の特徴を調査した記録。 (欧米だと、Zの次は後がないので、ミレニアルズと呼ぶようですが) 冒頭の男女の特徴調査の結果でわかった女子の自己イメージは、 「がさつ」「気が強い」「おおざっぱな」「面白い」等・・ でも、「がさつ」でだらしないと思うのは、昔より今の方ががさつでだらしないことが 許されなくなっているからかもしれないし、 女性が社会進出し、会社と家庭を比べると会社の方が厳しいため、家にいるときくらい がさつでだらしなくなっているのかもしれない・・ とすると、こういう調査結果も、よくわからなくなってくるといわれています。 また、ある新聞社が団塊世代の定年後の資産運用を特集しようとしたところ、 あまりの金融資産の少なさに、資産運用特集が成り立たないことがわかった。 そこで、年収700万円以上の団塊世代に絞って、調査をやり直したなんて話があり、 調査結果以前のサンプリングの苦労話が楽しい。 というものの、いくつかのアンケート結果を眺めていると面白いです。 ファッションタイプ別に「この人が宣伝していたら思わず商品が買いたくなるタレント」では、 OL系 = エビちゃん ギャル系 = 倖田來未 ゴスロリ系= 土屋アンナ *2007年時点 ・・といいつつ、あくまで相対比率としていえるレベルで、興味関心が多様化しているので ある世代や○○系の特徴といったものが、くっきりでません。 それでも、無理やりのキャッチコピーをつけているのが雑誌や広告なんだと いまさらながらに思います。昭和ヒトケタ世代 1933年前後生まれ団塊世代 1948年前後生まれ新人類世代 1963年前後生まれ真性団塊ジュニア世代 1978年前後生まれ Z世代 1985~92年生まれ新人類ジュニア世代 1993年前後生まれ <目次>第1章 がさつな女―女らしさの崩壊と逆転する男女意識(女子の方が「気が強い」「がさつ」「だらしない」 女子が男子化、あるいは男子を超える時代)第2章 キャバクラ嬢になりたい女子―性意識の解放と変質する職業意識(高校生の二〇%、大学生の二一%、正社員の三三%がキャバクラ嬢になりたい 東大医学部キャバ嬢もいる時代 ほか)第3章 スピリチュアルにはまる若者―近代の解凍と再魔術化される意識(人間は死んでもまた生き返ると信じる者が半数近い 細木、美輪、江原の人気は、自分が何をすればいいか教えてくれるから ほか)第4章 よさこいを踊る若者―地域社会の解体と拡大する格差意識(よさこいを踊ったことがある女子高生が五三% 和風志向はなぜ起こるのか? ほか)
2009.01.29
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世界一の美女の創りかたイネス・リグロン「世界一の美女の創りかた」 イネスさん、1998年に、ドナルド・トランプ氏の要請により、 「日本でのミス・ユニバースへの注目度を高める」という使命を持って来日。 以来10年、2007年世界大会1位となった森理世さんらを輩出、 その秘訣を語る。「ミス・ユニバースとはただ美を競うのではなく、時代を象徴するような、 自立した女性像を求める大会なのです。」日本女性の魅力・・「真面目さ、賢さ、慎ましさ、上品さ、純粋さ。 そして「頑張ります」と言う忍耐力と向上心。 「ありがとう」と言える優しい心。」 これらすべては世界中で賞賛されるべき素晴らしい魅力<目次>ビューティー編メンタル編テクニック編
2009.01.29
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大人のいない国大人のいない国―成熟社会の未熟なあなた 鷲田清一&内田樹 鷲田清一さんと内田樹さんの対談・・ 大人のいない国・・でも、大人がいなくても社会が上手く回っているのは、 成熟した社会であるということ。 未熟なものが未熟であり得るためには成熟していなければならないから。 ところが、この「子どもだけでも経営できるシステム」が不調になったとき、 いったい「誰が」メンテナンスを引き受け、再度制度設計をするのか? お二人の対談はいいのですが、最初の30ページのみ。 「ピンポイント選書」と銘打った本なので、趣旨どおりなのですが、 あとはお二人の散文が載っている多分に上げ底感がするのが、ちょっと残念でした。 クレーマー・・堂々と自己主張しているように見えるが、受動的な態度。 責任をとらず、自分はいつも問題が起こっているシステムの外にいる。 格差論などを書いている30代や40代の人たちへの 内田さんのコメント・・ 「それだけ生きているということは、もう立派にこのシステムのインサイダー ですよね。この世の中のシステムがうまく機能していないことについては、 彼らのすでに当事者責任があると思うんです。 だから、そんなに簡単に「こんな日本に誰がした」みたいな言い方はできないと 思うんです」 「システムの中にいながら、そこで起きている不都合についての責任は自分にはない というのは危険な考え方だと思うんです」 自分は弱者であり、一方的な被害者だと思う立場に立つことは、自らを「未成年身分」 に釘付けしてしまうことにもなる・・・ そんなことしたら、大人にルールを決められてしまうぞ?!「集団生活って、インターディペンデント(相互依存的)にしかあり得ないんです。 自立しているというのは決してインディペンデント(独立的)なのではあない。 インターディペンデントな仕組みをどう運用できるか、 その作法を身につけることが本当の意味で自立なんじゃないかな。」「人が成熟するというのは、編み目がびっしりと詰まって繊維が複雑に絡み合った じゅうたんのように、情報やコンテンツ(内容)が詰まっていく、ということです。」 オルテガ・イ・ガゼー 民主社会を成り立たせるぎりぎりの最後の条件を 「敵とともに生き、反対者とともに統治する」ことだと書いた<目次>プロローグ 成熟と未熟第1章 対談「大人学」のすすめ第2章 大人の「愛国論」第3章 「弱い者」に従う自由第4章 呪いと言論第5章 大人の作法第6章 もっと矛盾と無秩序を
2009.01.29
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ITアーキテクト(Vol.21) 「ITアーキテクトVOL21」の特集記事は、「クラウド時代への備え」・・ 最後に、「クラウド時代への備え、アーキテクトがやるべきこと」の一節がありました。 まずは、クラウドの技術を知ることから、とありますが、 その後、自社システムが、どのようにすればスムーズにクラウドへ移行できるか について紹介されています。 すべてのシステムを、すぐにクラウドに移すのがよいとは限らないこと。 クラウドへの移行がもたらす影響を、仮想的な思考実験してみよ。 ・顧客に対するサービスをより充実するか? ・新しいサービスが生まれる可能性はないか? ・会社の組織へどのような影響が出るのか? そして、 ・コスト・メリットはあるか? 技術面では、既存のシステムを、SOAベースで再構築しておくことが、 今後のクラウド移行にとっても容易になる。 SEにとって、クラウド環境は、「開発の容易さ(EoD:Ease of Development)」 を加速する環境となる。 「エンジニアがクラウドへの移行をためらう理由は1つもないのだ」 とキッパリ!
2009.01.28
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カラーバス効果・・なんだと思いますが、 自席に積んでいた雑誌の特集記事が2冊とも、「クラウド」でした。 「日経システムズ 2月号」に、 「クラウド利用のメリット・デメリットと変わる開発・運用プロセス」 という表が載っていました。 メリットのところは、ちょっと疑問も残る・・単純に○とはいえないと思うのですが、 よくまとまっていると思います。 ○メリット ×デメリット要件定義工程 ○ 開発基盤が準備されているので、プロトタイピングで 要件定義がやりやすい × 性能や可用性、セキュリティなどの非性能要件がサービスの SLAに依存する → ・機能要件とサービスのフィット&ギャップ分析を実施して 要件を定義する ・SLAが非機能要件を満たせるかを検討して、 クラウド採用の可否を判断する 設計工程 ○ システム基盤のキャパシティ・プランニングが不要 × データ・アクセスの仕組みなど、クラウド特有の技術仕様 に準拠する必要がある → ・データ・アクセス方式の違いなど、サービス特有の仕組みを 意識してアプリケーション・パターンを設計する ・データ転送負荷を意識して設計する 開発工程 ○ 用意されたフレームワークを利用することで、 開発生産性を高められる × 規定された開発環境や技術仕様の制約の中で開発する 必要がある → ・規定された開発環境に習熟し、プログラミングの制限事項などを 把握しておく ・ローカル環境でバージョン管理や変更管理ができる仕組みを 用意しておくテスト工程 ○ 信頼性テストや障害時のリカバリ・テストは必要ない × サービス提供者が指定するテストを実施する必要がある → ・サービスで規定されたテスト条件や、問題発生時の対処法を 確認しておく ・ローカル環境からの移行時は、クラウド環境との互換性に注意運用工程 ○ 基盤サービスの運用を任せられる (開発したアプリケーションの運用は除く) × 基盤サービスで障害が発生しても復旧を待つしかない → ・障害発生時にどう対応するかのポリシーを決めておく ・サービス提供者が公開する計画停止などの情報を把握して 利用者に周知する
2009.01.28
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SEのプレゼン術克元亮「SEのプレゼン術」 SEやPMにとってプレゼンスキルが必要な理由・・「人が商品とも言えるシステムインテグレーションでは、 競合プレゼンでプレゼンターを売り込む要素も無視できません。」「プレゼンは、個人が持つ能力を表出化させる機会であり、 上手くプレゼンできなければ、そのことが個人の評価にも直結しやすい からです。」 そして、プレゼンにあたって、プレゼンの目的を明確にするとともに、 自問すべきことは、 「プレゼンターが自分である理由は何か」を問え、と。 「プレゼン準備の7ステップ」に沿って、自分のプレゼンを再点検してみる ことをお勧めします。 情報を詰め込みすぎのパワーポイントのスライドに対して、 「聞き手の知的欲求を満たしすぎて、かえって消化不良を起こしかねない」ので 避けるようになんていうアドバイスがあったりして、ニヤリとします。 <目次>第1章 なぜプレゼンが必要か第2章 なぜ下手なプレゼンになるのか第3章 プレゼン術の基本原則第4章 プレゼン準備の7ステップ第5章 プレゼン別必須ポイント第6章 プレゼン力を向上するには
2009.01.27
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クラウド・コンピューティング西田宗千佳「クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの」 西田さん曰く、PCに関する話題は2000年以降、ハードウェアに偏ってきている。 かつてのようなキラー・ソフトが減ってきているようだ。 これに対しては、ソフト市場が縮小しているのではなく、 ・バージョンアップが飽きられてきたこと ・ソフト提供の環境の変化に対応できていないこと が、その原因にあるのでは、といいます。 その対策の一つが、サービス化・・・ それを支えるクラウド・コンピューティング。 そのコンセプトは、過去にもラリー・エリソンの提唱した ネットワーク・コンピュータ等があったし、 技術は過去に存在したもの・・ ただし、ブロードバンドの普及がこの実現を可能にした。 ユビキタスは独立して存在するのではなく、クラウドの延長線上にある、と。 ソリューションの具体例としては、グーグルとマイクロソフトが中心の 解説でした。<目次>はじめに 「世界に5台しかコンピューターがない」世界第1章 サービス化 ソフトがネットへ溶けていく第2章 ボーダーレス化 「iPhone」の革命第3章 オンライン化 すべてがネット(雲)の向こうに第4章 クラウド・コンピューティングという「現象」第5章 クラウドの課題と未来
2009.01.27
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房総の食事・・金目定食・・2匹分のアラペンション・グリーンクラブさんのドイツ料理・・この前菜の後、鴨川の魚介類をふんだんに使ったブイヤベースでした。ドイツ料理・・で、ブイヤベース?と思ったので聞いてみると、ペンションのオーナーは料理の先生とのこと。フランス料理やイタリア料理だと珍しくないので、ドイツ料理を選んだこと。そして、鴨川の魚と組み合わせたそうです。美味しい試み、だと思います。みんなみの里の里山セット・・・・この里山セット、農林水産大臣賞・外食弁当部門受賞って。 食材豊富で、1000円はとってもお得!
2009.01.25
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鴨川へ一泊旅行・・昨日は、吹雪の九十九里浜・・一夜明けて・・鴨川・・前原海岸の海・・1キロほどの海岸線を散歩・・ハワイ・・とはいいませんが、なんだかサイパンあたりと錯覚しますちかくの2部屋のリゾートマンションが、280万。でも、管理費と修繕積立金が月2万円だと、維持費考えると、月に2回、ホテルやペンションを利用した方が便利・・と書いたものの、リゾートマンションからはサーファーの女性が出てきたのを思い出し、長期滞在するなら・・買いもありかも・・星が畑の棚田・・山神社のクスノキ・・樹齢は約750年。幹周り12m、樹高32m、安房地方最大の巨木・・大楠の下に、「しぜんの宿 くすの木」があり、一泊 5250円で、竹細工やわら細工、星の観察等いろんな体験ができるようなので、夏場が楽しみです嶺岡牧(みねおかまき)・・日本最初の酪農の地徳川吉宗が、インドより白牛を3頭手にいれ、繁殖させたのが日本の酪農のスタートになった、と。牧場の上に、大きな白牛が放牧されていました。最後は、里美八犬伝の伏姫の籠穴・・籠穴の中には、 「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の8つの玉がありました。 今回は、「里見八犬士終焉の地」には行けず・・ 次回ぜひ行ってみたいです。
2009.01.25
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暴走する国家恐慌化する世界副島隆彦&佐藤優「暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠」 副島隆彦さんと佐藤優さんの対談本。 冒頭、佐藤さんが、副島さんの奇書「人類の月面着陸は無かったろう論」に対して、 人類が月面着陸を信じるのは、イエスの復活を信じる土壌があるためであり、 この本は「キリスト教文明の嘘のようなものに根本的に切り込んで」いる点を高く評価する、 と絶賛・・・一瞬、目が点になりました 人類の月面着陸はあったんだ論 - と学会レポート 陰謀説が、単純にインチキとして切って捨てられないことを陰謀説の歴史で説明した後、 以降、お二人の・・といっても、特に、副島さんの陰謀説に沿って話が進みます。 途中で、本を置いて・・1週間もかかって読み終えたせいか、 文脈がつながらなかったのですが、オバマ後の世界の状況へのお二人の発言、 思わず見入ってしまう点も多々ありました。 2月7日に、お二人の対談がオアゾでありますね!副島「アメリカ経済はこれから本格的なリセッション(景気後退)、そして大不況(デプレッション)に 突入します。それは避けられない。貧困層による暴動も起きるでしょう。 それらの暴動を阻止するのに最も効果を発揮するのが、オバマの“肌の色”ということになります。 黒人大統領が飢えた人々に向かって、平和と団結を呼びかけることになる。」 今後、オバマは、大規模な公共事業を実施する。 金融恐慌(信用不安)の対策として、どれだけでも公的資金(税金)投入する。 財政出動して、減税(本当は増税)を行い、景気浮揚策を取る。 するとドル紙幣のジャブジャブの「水増し(希釈化)」によって、やがて「ドルの切り下げ」宣言 をする。 ・・公的資金の規模は、500兆から1000兆円?! 1ドルは30円くらい?! 2012年には、IMF体制、修正金ドル体制は終結する。 すでに、ヨーロッパとロシア+中国は、 「アメリカ処分案」を検討し始めている。<目次>序章 アメリカ大統領選に隠された真実―ユダヤ・ロビーを無視して国際情勢は認識できない第1章 アメリカ・ドル覇権の崩壊で「恐慌化」する世界―1929年の「世界大恐慌」を凌ぐアメリカ発の金融危機の正体第2章 秘密結社の実像 西欧を動かす民族思想と宗教―キリスト教に反旗を翻した集団の思想的系譜第3章 ロシアの野望と裏で操る2大勢力―実力者プーチンとユダヤ・ロビー、アルメニア・ロビーの暗躍第4章 グルジアで発火したロシアとアメリカの「熱き戦争」―第三次世界大戦への発火点となるか?グルジア軍事衝突の実像第5章 劣化し、暴走を始めた日本の行方―アメリカと官僚に乗っ取られた日本国は「新統制経済国家」へと転落する 原田 武夫「仕掛け、壊し、奪い去る米国の論理 マネーの時代を生きる君たちへ - 原田武夫の東大講義録」
2009.01.25
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ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(大人の本棚)訳は、冨原眞弓5 正義と芸術「哲学はひとつの学問である。 ただし、通常の学問とはまったく異なる。 それは内省、すなわち思考そのものについての思考である。 原初、人間は事物そのものに関心をいだいていた。 事物に縛られていたからだ。 人類最初の自由な活動は神殿の構築だった。 神殿の美しさは人間を内省へとうながした。 しかし、美しい事物についての内省は、いまだ哲学ではなく宗教である。 ゆえに、原初の社会における人間の活動にはふたつの側面があった。 労働と宗教である。宗教がみずからの陣営にあらゆる自由な思考を呼びよせた。 哲学は最後にあらわれた。 哲学の対象は人間の思考であり、それ以外のなにものでもない。」(JC)「天才とはおそらく「暗夜」を通過する能力にほかならない。 この天才を欠く人たちは暗夜の淵にたって落魄の思いでつぶやく。 わたしにはできない、 適正がない、 なにも理解できないと。 ・・」 ・・自分にはムリだという思い込みや気力喪失に対して備えよ「意志の力、必要とあらば歯をくいしばって苦痛に耐える力は、 手仕事にたずさわる徒弟の主要な美気である。・・ 意志の力は勉強ではまず用をなさない。 知識をみちびくのは願望だけだ。 願望が存在するには愉しみと歓びがなければならない。 知性は歓びのなかでなければ育たず実もむすばない。・・」
2009.01.25
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ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(大人の本棚)訳は、冨原眞弓4 力と社会「人間は社会的な動物であり、社会的なものは悪である。 これはどうしようもない。 にもかかわらず、この事実を甘んじてうけいれることは禁じられている。 うけいれるならば魂を失ってしまう。 したがって人生は分裂をまぬかれえない。行きにくい世界である。・・」(C3)「社会において個人は無限に微小である。 ・・ 個々の人間は社会にあって無限に微小でありながら、社会を超越し、 無限に偉大な秩序を表象する。」(C3)「疲労が重なると、自分が工場にいる理由までも忘れ、 こういう生活がもたらす最大の誘惑に負けそうになる。 もうなにも考えないという誘惑だ。 これだけが苦しまずにすむただひとつの方法だから。 土曜の午後と日曜にようやく記憶や思考の断片がもどってきて、 自分もまた考える存在だったことを思い出す。 自分がいかに外的な状況に左右されるかを確認して、恐怖をおぼえる。 週休みもなく仕事をさせられる外的状況になれば、じっさいにありうることだが、 わたしは従順であきらめきった駄獣になりさがるだろう。」(CO) ・・「工場日記」も、ぜひ手にとってみます。
2009.01.24
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ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(大人の本棚)訳は、冨原眞弓3 悪・不幸・十字架「貧富の差の抹消はできない相談であり、 思考が金銭に囚われているかぎり、わずかな差でも大きな差と同じく人間を毒する。 それゆえ金銭以外の刺激剤を生じさせて、人間の思考において金銭が占める割合を 大幅に減じるのでなければ、平等はありえない。 金銭の威信を失墜させねばならない。 役に立ちそうな手続きは、もっとも高い尊敬を得ている人びと、 あるいは最高の権力さえも得ている人びとの一部にたいして、 報酬を薄くすることであろう。」(EL)「『カラマゾフの兄弟』のイヴァンの言説。 「たとえこの巨大な構築物が最高にすばらしい驚異をもたらすために、 たったひとり子どもたった一滴の涙という代償ですむとしても、 ぼくはね、そんな代償を払うことを拒絶する」。 わたしはこの感情を全面的に支持する。 ひとりの子どもが流す一滴の涙の代償として、いかなる理由をあげようと、 わたしにこの子の涙をうけいれさせることはできない。 およそ知性が考えつくいかなる理由をもってしても。」(C3)
2009.01.24
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ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(大人の本棚)訳は、冨原眞弓2 神と必然「この世界における一見いかにも明白な神の不在こそが神の実在である。 万事においてそうなのだ。 見かけで実在するものすべては非存在である。」(C3) ・・って「おのれの行為と結果のあいだ、 努力と業績のあいだに、 おのれの意志とは異質な意志が介入するとき、 人間は奴隷となる。」(C1)「おのれの虜囚にうすうす気づいている精神は、 できれば自己にもそれを隠していたいと思う。」(EL) 気づくと苦しく、気づかずに通そうとしてもことは自分自身に対してなのだから 隠し通せるはずもなく・・
2009.01.24
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ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(大人の本棚)訳は、冨原眞弓 本書、シモーヌ・ヴェイユの珠玉の言葉・・が一杯詰まっています。1 自己と他者「人間は労働によって自己の周囲に宇宙をつくりだす、 一日の収穫を終えて、おまえが畑に投げかけたまなざしを思い出せ。 散策者のまなざしといかに異なることか。・・ 自分の眼のまえに、全世界を、全生命を所有していることを忘れてはならない。 おまえにとっての生命は、ほかのいかなる人間にとてよりも、 実在的で、充溢し、晴朗たりうるし、また、そうあらねばならない。・・」(C1)1.すべての人間は、なによりもまず、公生活が提示しうるすべての理想をはるかに凌駕する 何かのために存在する。 このなにかは安楽さではなく、生涯これを知ることなく死んでいく人間もいる。2.人間の苦しむ肉体にたいする配慮は、人間のこの使命にたいする具体的な敬意の表明に しぎない。 (EL)「人間は自分を目的とみなすことはできない。 そんなことを試みるや、直接的な快楽の追求、無関心、倦怠へと落ち込むだろう。 目的は自分の外部にあらねばならない。 ところで、この世界において外在するいっさいは人間よりも劣っている。 人間よりすぐれていると見えるものが、ただひとつある。 社会である。 しかし、この見かけは誤りだ。他の人間たちといえば、個々の点では、互いに優劣は 認められるが、本質的には自身の同類である。自身を目的とみなせないのに、 どうして同類である他者を目的とみなせよう。」
2009.01.24
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ヴェーユの哲学講義シモーヌ・ヴェーユ「ヴェーユの哲学講義」訳は、渡辺一民、川村孝則 2009年のマイ・ブームの一つは、シモーヌ・ヴェーユ・・かもしれません。 本書は、1933年10月から1934年6月までの1学年間、 ロアンヌ女子高等中学(リセ)の最高学年哲学級でおこなった講義の記録。 24才のヴェーユの言葉を、生徒の一人であったアンヌ・レーノー=ゲリトーが 筆記したノートである。 哲学講義にあたって、 まずは、我々人間にとっての知覚や認識はどう行われるか、 そして、思考はどう行われるかを考えるため、「心理学」を入り口に、 「反射」「本能」「身体」「感情」から「思考」を説明します。 その後、「精神」「意識」「無意識」・・「人格」「判断」、さまざまな「推論」方法、 を通して、精神の役割を説明した後、 世界・社会の中に生きる人間を考えるために、 「社会学」の説明に入ります。・・歴史的な社会的抑圧の存在、 経済や国家についての考え方、個人と社会の関係についてのあり方云々。 そして、最後に、「倫理」や「審美」へまで到達します。 ベースは、フランスで行われている哲学の授業なのでしょうが、 ヒトラー政権前夜のフランスの状況を踏まえての社会状況踏まえての ヴェーユの言葉・・後半になるにしたがって、力強くなりました。***●抽象的なものから具体的なものへ「人はふつう考えているのとは反対に、 《人間は、一般的なものから個別的なものへ、 抽象的なものから具体的なものへと高まっていくものなのです》」「物が抽象から抜けだして具体のなかへ移行するのは、 もっぱら感情のおかげです。 《このように、人がふつう考えているのとは反対に、 個々の物について観想するということは、人間を高めることであり、 人間を動物から区別することでもあります》 ・・ 《抽象化》 抽象化の問題は正確にいって一般概念のそれとおなじものです。 抽象的と呼んでいるのは、一般概念がも性格のことにほかなりません。」「《人間の進歩は、すべて拘束を障害に変形しようとするところにあるものです。》 ・・ 人間は象徴を操作するときは王であっても、 自然をまえにすると完全に無力なものとなってしまいます。 人間は手をじかに世界に触れながら何かを構築することはできません。 抽象的に構築したあとでふたたび世界の方に向きをかえることができるだけです。」 ●社会学 1930年代当時・・「社会学は時代的にもっとも新しい科学です。 まだ存在していないとさえ言えます。」「政治がかかえる問題というものはすべて、結局のところ、 《理性が要求するものに適合すると同時により劣った必要にもとづくような社会形態を、 特定の条件のなかで見いだす》ということに帰着するでしょう。」 ・・個人の変革を通じての社会変革は欺瞞である、といいます。 職業として人々を抑圧する官僚・公務員、裁判官、警察、軍人、マスコミ・・一般企業人もしかり、「このような人々がその職業をつづけ、しかも個人としての生活では人間であることが できるという事実は、《職業というものが視界を狭め、個人の徳に抜け道をつけ、 さらに職業を高めるのが個人の徳ではない》ということを示しているのにほかなりません。」「個人の変革をつうじて社会を変革しようとする人たちは、個人的な美しい人生を手に入れる ことはあっても、社会的な観点からすれば、何もしない結果におわってしまいます。 だから、社会そのものを変える運動をすべきである、と?!●社会的抑圧「重要なのは、《社会的抑圧の原因》が何かを知ることです。」 嘘の第一の形態 《抑圧を覆い隠し抑圧者におもねる》こと 嘘の第二の形態 《デマコギー》 この2つの嘘を排斥せよ。「デカルトによれば、 (a)《自分自身に対する義務》は、《自由であること》、 すなわち、(イ)精神を身体の支配から引き離そうとすることと、 (ロ)身体を精神の支配のもとにおくことにあります。 (b)《他人に対する義務》は、《人間はすべて平等であると考えること》 にあります。」●哲学と形而上学「形而上学ではない哲学的考察というものはありません。」●抽象的な観念「《人間の思考の偉大さは、 普遍概念を用いて抽象的なものから具体的なものへと赴くところにあります。》」●善の探求「人は、なぜ自分に勇気があるか、なぜ自分は節制を守るか、 なぜ自分は正しいのかを知ることなしにすますことができます。 しかしそういう人たちは徳のある影にすぎません。 知識を欠いた判断は、どうにか道を間違えずに歩く盲人のようなものです。 真実について考えても論証できないものは、 誤ったことを考えるもの同様盲人にほかなりません。 ですから私たちは、《善の探求》に努めなければなりません。」
2009.01.24
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最強という名の地方銀行高橋克英「最強という名の地方銀行」2007年12月刊 地方経済が低迷する中で、一昨年、ゆうちょ銀行が誕生し、メガバンクも地方展開を進める。 そんな中、「地方銀行による大規模な資本調達や合従連衡が続き、 最終的には日本発の高収益なスーパー・リージョナルバンクが地方銀行の中から誕生している 可能性もある」と予測・・ 衰退としての地方銀行・・ではなく、最強としての地方銀行の可能性を考察した本。 ・・でも、昨年来、システム投資の状況を見る限り、地銀系は厳しいですね~(^_^;) 都道府県別将来推計人口によると、2020年に人口が上昇するのは、 東京、神奈川、愛知、滋賀、沖縄のみ。さらに、2025年には全都道府県で人口が減少する。 ・・今後、道州制の施行後、「一州2行主義」などの意見も台頭するだろう。 といいつつ、メガバンクの動きとはまた異なり、 地方銀行においても地元密着・・悪く言えば小さな商圏に安住してしまい 再編がなかなか進んでいない、と。<目次>第1章 地方銀行の現状第2章 規制業種としての地方銀行第3章 3つの収益向上策第4章 5つのコア・リテール・ビジネス第5章 2つの抜本的収益向上策第6章 米国銀行と欧州銀行からの示唆第7章 金融サービス大競争時代第8章 資本調達の3つのカテゴリー第9章 地方銀行は3つの経営形態へ第10章 4つの優位性あるビジネス分野補論 預金は全額保護されるのか
2009.01.24
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最底辺の10億人ポール・コリアー「最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」訳は、中谷和男 かつて世界は、10億人の豊かな人々と50億人の貧しい人々に分かれていた。 ところが、直近の40年間が過ぎたいま・・サブプライム問題までは未曾有の好景気の中、 途上国が次々成長を遂げた結果、 豊かな人々と豊かになりつつある人々が50億人いる一方、 底辺にある国々の10億人は崩壊しつつある。 赤貧状態にある国々には、成長を阻害する大きな罠が存在する。 ところが、これらの国々に対する先進国の対応は、左・右両派の立場によって正反対に分かれている。 右派の論理は、開発の罠なるものは存在せず、途上国が良い政策を採用しさえすれば成長するはずだ、 という一方、左派の論理は、グローバル資本主義が本来的に貧困の罠を生み出している、という。 本書では、途上国の成長を阻害する4つの罠・・ 紛争の罠、 天然資源の罠、 劣悪な隣国に囲まれている内陸国の罠、 小国におけるガバナンス(立法、司法、行政に及ぶ広義の統治)の罠 が存在すること。 これらの罠を回避するすべをもたないまま、 先進国からのさまざまな多額な援助は、有効に機能しない。 たとえば、2004年のチャドの調査結果では、 現地の診療所に対して資金を100渡そうとしたところ、実際に診療所に届いたのは1のみ 残りの99%は、途中で行方不明になった・・・腐敗がひどすぎて援助が意味をなさない。 それどころか、場合によっては途上国の国内産業を回復不能なまでに疲弊させることもあるし、 途上国の人々を圧制の下で生きることをしいることにもなる。 先進国の人々の善意は、そのままお金を渡すだけでは役に立たない。 ではどうすればよいのか? ・・お金だけではなく、人も合わせて支援する必要なプロジェクトを責任もって 立ち上げ、プロジェクトを通して、途上国の人々を育て、 プロジェクトの成果を提供することが必要になります。 そして、4つの罠を排除するためには、プロジェクトのメンバーの努力だけでなく、 独裁体制を無力化させるような先進国側の後方支援や時には直接的な介入も必要と なることがわかります。 軍事介入・・には、とっても否定的な印象があるのですが、 18名のアメリカ軍兵士が亡くなったソマリア介入で懲りたアメリカが極端に介入を控えた結果、 ルワンダの内戦で50万人が亡くなった。だから、必要な介入ある、という コリアーさんの主張に首肯するのでした。 ・内戦は低所得の国のほうがずっと起こりやすい その国の所得が半減すれば、戦争の危険は2倍になる。 ・内戦が始まった時の国の所得が低ければ低いほど、 内戦は調達する。 ・内戦によって国の成長は、年間2.3%低下する。 つまり、7年間戦争を続けると、国は15%貧しくなる。 ・オランダ病・・30年前オランダ領の北海で天然ガスが発見された結果、 オランダ通貨の為替レートが急騰し、輸出産業が競争力を大きく失った。 資源を得たかわり、産業振興や技術革新のチャンスを失った。 ・失敗国家・・ アンゴラ、中央アフリカ共和国、ハイチ、リベリア、スーダン、ソロモン諸島、 ソマリア、ジンバブエ ・失敗国家のコストは、1カ国あたり、1000億ドルに達する。 ・「長期にわたる経済的失敗の時期は、自分たちの社会への自身を深く蝕んだ。 さらに失敗が続くという予感から、機転の利く人たちは国を去って行く。」 ・改革戦略を策定し実行するためには、 教育を受けた批判精神をもつ大衆が必要となる。 ところが、失敗国家で教育を受けた人間の多くは、その国を立て直すよりも そのスキルを持って他国へ出て行ってしまう。 ・「成長は万能薬ではないが、 成長がなければすべてが台無しになる。」 <目次>はじめに第一部 なにが本当の問題なのか? 第一章 脱落し崩壊する最底辺の一〇億人の国第二部 これらの国を捕らえる数々の罠 第二章 紛争の罠 第三章 天然資源の罠 第四章 内陸国の罠 第五章 小国における悪いガバナンスの罠第三部 グローバル化がもたらしたもの 第六章 世界経済の中で好機を逸する最貧国第四部 われわれのとるべき手段 第七章 救済のための援助となっているのか? 第八章 軍事介入 第九章 法と憲章 第一〇章 周縁化を逆転させる貿易政策第五部 最底辺の一〇億人の国にとっての戦い 第一一章 われわれの行動の指針
2009.01.22
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オバマ・ショックオバマ・ショック 越智道雄&町山智浩 「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の町山さんと、 アメリカ研究者の越智さんの対談本。 ブッシュ政権の8年間の合衆国は、 ブッシュを支持する田舎と、ブッシュに反対する都市部の2つに対立し、 努力すれば豊かになれるアメリカン・ドリームは住宅&金融バブルとともに砕け散った、と。 アメリカの近代史・・ 1930年~1970年 「ニューディール連合」 「大きな政府」「リベラル」の時代 1980年~2008年 「レーガン連合」=「保守革命」 「小さな政府」「ネオ・リベラリズム」の時代 オバマ登場の背景は、この30年単位の波の中に位置づけられる。 したがって、オバマが「チェンジ」するもの・・ それは、「レーガン連合」=「保守革命」からの「チェンジ」 また、ブッシュ政権が911直後に制定した愛国者法は、 本来支持するはずの、リバタリアンから反発された。 アメリカの右翼は、反国家的・反連邦主義、 彼らは、国家のためではなく、自分の土地と自由を守るために戦う。 しかし、リバタリアンが守るような 「大草原の小さな家」は共同幻想にすぎない。 あのドラマの舞台は、農業のできない当時のインディアンも見捨てた土地、 なのに現在でも、アメリカ全土から巡礼のごとく人々が訪問する。 金融資本主義の中で、地域間の格差が圧倒的に拡大した。 製造業が激減すると、残るのは情報・サービス産業・・ 情報部門は、弁護士・技術者・大学や研究所の知識作業担当者、メディア関連の専門職・・ ホワイトカラーのパワーエリートである。彼らの集中する特定の大都市のみ発展した。 そして、この金融資本主義の崩壊は、アメリカン・ドリームをダメにした。 アメリカン・ドリームとは・・ 一言でいうと、「郊外に、そこそこの家を持つこと」 そこで、オバマが登場した。 ところで、「オバマの難しさは、レーガン政権を支えた新自由主義のような思想的基盤がないことです。 ハイエクやフリードマンのようなイデオローグがいない。 ニューディールの最大のイデオローグはケインズですね。」 かつてのレーガン連合には、それまで民主党を支持していた中部南部のブルーカラーである 「レーガン・デモクラッツ」が支えていた。 だから、オバマが連合をつくるためには、「オバマ・リパブリカン」が必要となる。 アメリカのジェネレーション・・ ロスト・ジェネレーション GI世代 1901-1924 ケネディやレーガン等、大統領を7人輩出 沈黙の世代 1925-1945 反抗の世代、ベビーブーム 1946-1964 X世代 1965-1979 Y世代 1980-1989 ミレニアルズ 1990- Y世代が、オバマ・チルドレンとなって、アメリカの補修工事を支えるのでは・・ないか?
2009.01.20
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オバマ演説集オバマ演説集 生声CD付きCNN English Express編 あと4時間ほどでいよいよ、オバマ新大統領の就任式・・ 就任演説が楽しみです。 先日以来聴いていた、「オバマ演説集」・・ 印象に残るのはやはり、 オバマが一躍名を上げた2004年の民主党大会でのでジョン・ケリーへの 応援演説・・ 評論家は、赤い州=共和党のアメリカや青い州=民主党のアメリカなどといった 「分裂したアメリカ」にわけたがるが、 私たちにあるのは、統一されたアメリカしかない、という一節・・ 繰り返される言葉が力強いのでした。 Well, I say to them tonight, there is not a liberal America and a conservative America - there is the United States of America. There is not a Black America and a White America and Latino America and Asian America - there's the United States of America. ... There are patriots who opposed the war in Iraq, and there are patriots There are patriots who opposed the war in Iraq, and there are patriots who supported the war in Iraq. We are one people, all of us pledging allegiance to the stars and stripes, all of us defending the United States of America.<目次>CNNが伝えたバラク・オバマの半生2004年民主党大会基調演説「大いなる希望」ヒラリーとの激しい指名争いの中で指名受諾演説「アメリカの約束」勝利演説「アメリカに変化が訪れた」
2009.01.20
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マネー力大前研一「マネー力」 一味も二味も違ったマネー本。 アカデミック・スマートから、ストリート・スマートへの勧めです。 マネー力=資産運用力を磨く・・のが目的ですが、 いきなり投資の話には入りません。 サブプライムローン問題後の世界の経済情勢を正しく理解することから ひもときます。サブプライムローン問題が1つ目の爆弾だとして、 2つ目の爆弾はCDS、3つ目の爆弾はクレジットカード。 これらの爆弾を処理した後の世界は一変する。 アメリカ一辺倒・ドル基軸通貨の世界観から、 ユーロ圏・BRICsが台頭し、多極化した世界となること。 世界中を投資の対象とし、 3000兆円に及ぶホームレス・マネーの行き先を見極め、 その時々に最適な投資先・商品に投資する目を養うこと。 ・・続きは、「株式・資産形成講座」へ、となっているのが玉にキズでした。 ブッシュ政権の最後の4ヶ月間で、ポールソン財務長官がやったことは、 アメリカ経済の中核部分の国有化、フランス・日本が恥じ入るぐらいの巨大政府の出現で あった、と。 実質国有化されたアメリカの金融機関でこれから始まるのは、 かつての日本と同様の貸しはがし・貸し渋り・・<目次>序章 世界は大変だが、日本はチャンス!第1章 世界を見て、マネー力を磨け第2章 自分の資産は自分で守れ!第3章 資産運用力は世界に学べ第4章 マネー脳の鍛え方第5章 大前式資産形成術第6章 マネーの達人たちに学ぶ終章 いよいよ日本の出番
2009.01.20
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ロシア・ショック大前研一「ロシア・ショック」 日本人のロシア像は、古すぎる! プーチンが立て直したロシアを正しく理解すること、 その上で、北方領土問題で思考停止にならず、 新しい日ロ関係を結ぶ必要がある、と。 冒頭、 いま、日本が最も注目すべき国はどこか? と問います。 その答えは、 ロシア プーチンが行ったこと・・ フラットタックスを導入し、マフィアを退治し、地下経済を表に浮上させた。 13%の低い税率の一方、この課税を隠匿するマフィアに対しては徹底して弾圧する アメとムチで臨んだ。 ロシア経済を浮上させ、それにより対外債務を返済し、ロシアを債務国家から債権国家へ 転換させ、「強いロシア」を復活させた。 また、この間、原油価格の急騰も味方した。 原油の原価は、1バレル=3~8ドル程度であり、昨年のピーク時140ドルはもとより、 現在の40ドル程度でも莫大な利益を生んでいる。 ロシアの最大の資産は、・・石油・ガス等の天然自然とともに、 アメリカと覇を争ったほどのソ連が残した豊富な「人材」 大学や専門学校含む第三次教育への進学率は、約72% これは他のBRICs諸国、 ブラジル 25%、 中国 22%、 インド 11% と比べると圧倒的。「根が優秀な国民は、落ちるところまで落ちても、世界経済の中で生き残っていけるものだ。 かつての日本もそうだったし、ロシアもそうだろう。」 また、そのため、BRICsの中で、唯一、中間所得層を形成し得る。 知的レベルが高いことが、ミドルクラスへのチケットだから、と。 ロシアの個人の購買力は、日本に比べて圧倒的に高い。 家計支出に占める消費の割合が、 日本は、39.1%に対して、 ロシアが69.6%。 理由は、今日よりも明日のほうが収入があがること・・そのため貯蓄はしない。 男性の平均寿命が59歳であり、定年が62歳なので、老後の蓄えがいらないため。 ところで、意識調査によると、 ロシア人の74%が、「日本が好き」と答えている。 柔道家のプーチン大統領自身が、日本好き・・ 一方、日本人の「ロシアが好きは、わずか15%。 中国人の「日本が好き」は、わずか21%。 だから、自動車や家電製品等、少し割高であっても、日本の商品を選んで買ってくれる。 にもかかわらず、ロシア市場に、日本製品はほとんどない。 唯一健闘しているのが、JT・・ 全ロシアのタバコ市場の34%のシェアをもっている。 日本人のとって、「坂の上の雲」や北方領土、ソ連時代の印象がトラウマになっていますが、 ロシアに対するアプローチを変える必要がある、と思うのでした。 また、今後、IT分野は、インドや中国を凌駕するポテンシャルがある。 東欧諸国へのオフショアは数年前より認識していましたが、 本丸のロシアは認識外だったので、 元・軍事都市が、有意な人材の宝庫との指摘は、眼からウロコでした。 プーチンのロシアは、メドヴェージェフ後の8年の2020年まで続く。 あまりナイーブでもいけませんが、日本へシンパシティのあるプーチンのいる間に 日ロ平和条約締結、領土問題解決、シベリア共同開発への先鞭をつけてほしい、 と思います。<目次>激変する世界の潮流第1部 変貌するロシア(プーチンの奇跡 拡大する市場)第2部 ロシアン・ビジネス・チャンス(愛される日本、出遅れる日本 二一世紀のIT大国・ロシア)第3部 世界の潮流とロシア(内政・外交の光と影 ロシアとEU)日ロ関係の未来図
2009.01.19
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門倉貴史「恐慌第2波―世界同時不況を日本が生き残る道」で、 恐慌・・の話とは関係がないのですが、 選挙とクーデターが、数十年来繰り返される タイの政治事情についてのわかりやすい説明がありました。 一昨年、クーデター後の新憲法策定、メガプロジェクトが目白押し、 これでタイ経済が発展しないわけがない・・なんて話を耳にしましたが、とても昔の話・・ 「昨年の空港占拠事件は、 表面的にはタクシン派の政党と反タクシン派の政党の政治的な対立のようにみえるが 根本的な背景には、 東北部・北部の低所得層と、中央部・南部の中産階級が対立していることがある。 タクシン派の政党は、地方振興を重視しているため、東北部・北部の低所得層からは圧倒的な支持を得ている。 一方、タクシン派の汚職・腐敗体質を嫌い、タクシン派からは恩恵を受けられない 中央部・南部の中産階級の人たちは反タクシン派支持に回っているのだ。 民主的な選挙を行えば、数の上で圧倒的多数を占める東北部・北部の低所得層が、 タクシン派に票を入れるため、必ずといっていいほどタクシン派が勝利を収める。 このため、中央部・南部の人たちの意志を反映する反タクシン派が政権交代を目指そうとすれば、 クーデターなどの非常手段をとらざるを得ない。」 手打ちはいつも、国王によってなされますが、 問題は依然解決していません ・・って、タイ株も不発ですね~恐慌第2波 山野浩二「タイ株入門―割高な中国・ベトナム株からASEANの優等生へ-長期分散投資が成功をもたらす」
2009.01.19
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恐慌第2波門倉貴史「恐慌第2波―世界同時不況を日本が生き残る道」 恐慌第1波・・住宅バブル崩壊による金融・不動産部門の苦境・・とするならば、 恐慌第2波とは、恐慌第1波からさらに一歩進んで、 雇用・所得環境など実体経済全体に大きな傷を与える段階を指す。 本書、門倉さんの他書と同様、統計資料を駆使しての説明となっていますが、 他のサブプライム問題を扱った類書との違いは、 アメリカ経済への力点は3分の1であり、 残りは、ユーロのヨーロッパと、BRICs・新興国の説明となっている点です。 特に、欧州の金融機関が、米国の金融機関以上に、レバレッジを効かせて、 自己資本の大きさをはるかに上回る巨額資産を運用していたこと。 その資産の中には、サブプライムを含む金融商品を多数含んでいたこと。 また、英国やスペインなどでも、米国同様、住宅バブルが崩壊していたこと・・ それらが、米国が時価評価で即時に決算に反映される一方、 欧州は減損会計を採用しているため、すぐに決算に反映されず、危機の表面化が 遅れている、と。 フランスやドイツが横ばいなのに対して、 特に、PIGS・・ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインで、景気悪化が深刻。 ただし、それでも統一通貨ユーロの基準を満たしているだけ、 PIGSの財政状況の方が、米国や日本より良い・・たとえ地理的な問題がなくても、 財政赤字一つとっても、米国や日本はユーロに参加に足切りになっています。 一方、新興国はどうか? 先進諸国は、「デレバレッジ(借り入れ比率の引き下げ)」により。 多額の資金が引き上げられており、新興国の通貨には強い下落圧力がかかる。 通貨が下落すれば、輸入物価の急騰によるインフレが加速し、 対外債務の利払い費負担が高まる・・という問題が噴出する。 ところが、BRICsは、実体経済の減速は、比較的軽微なものにとどまっている。「短期的には欧米諸国の金融危機の影響を受けることになるが、 各国とも政策の発動余地が大きいため、景気が減速することはあっても失速するまでには 至らないとみている。」 IMF支援プログラム・・アジア通貨危機における「構造改革プログラム」の強制は完全な失敗。 各国の経済や制度を十分に考慮しない「構造改革プログラム」・・ 強引な緊縮財政と金融引き締めの実施。結果、さらに各国の国内景気を悪化させることとなった。 今度の新興国の救済にあたっては、縛りが少ない新たな融資制度「短期流動性融資制度」の活用 が期待される。 個人投資家においても、「米国一極集中時代」から「多極化の時代」という 世界経済の構造変化に対応するかたちで、投資家の分散化が重要になる、と。 <目次>はじめに 押し寄せる世界同時不況の津波第1章 オバマは米国経済を救済できるか?第2章 危機に瀕する欧州経済第3章 新興国の経済は大丈夫か?第4章 日本経済を襲う第2波おわりに 世界金融危機はいつ終息するのか?
2009.01.19
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大恐慌入門朝倉慶「大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?」 デリバティブの想定元本は、実に、6京円・・ この大きさイメージし難いのですが、 世界のGDPの総計が、約5千兆円なので、その10倍強にのぼります。 一昨年以来のサブプライムローンの焦げ付きで毀損したのは、 約0.5%にすぎない。 朝倉さん曰く、まだまだ序の口・・ あと、CDOが、300兆円、 CDSが、5400兆円・・残っている。 これに火がついたら、手がつけられない・・と。 ちょっと不安を煽り過ぎの感ありますが、 1年後、楽観論と悲観論、いずれが正しかったことになるのでしょうか?<目次>第1章 世界はこれから未曾有の大恐慌に突入する(世界経済の大混乱は、この先もっとすごいことになっていく デリバティブが大量破壊兵器に変わったことに、専門家ですら気づいていない ほか)第2章 このスーパーバブルの崩壊はもう誰にも止められない(場当たり的対応を繰り返したポールソン財務長官の罪と罰 もはや避けられなくなったハルマゲドン・シナリオ ほか)第3章 資本主義の崩壊がこれから始まる(『断末魔の資本主義』の予言が的中した LTCMがデリバティブ崩壊の先駆けだった ほか)第4章 日本は世界とともに沈むのか?(54年ぶりに起こった2つの出来事 驚き呆れた三菱UFJのモルガン・スタンレーへの出資 ほか)終章 この大恐慌をどう生き抜くか(相場を読む「カン」のない人はこの経済危機で損をするだけ 楽観論にしがみついても、それは自らの足をひっぱるだけ ほか)
2009.01.19
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法哲学入門長尾龍一「法哲学入門」 とっても有名な問いとその答え・・ 「法哲学」とは何か? その答えは、法哲学者の数だけいる?! その理由の一つは、 法解釈の妥当性・正当性の根拠が、「法律だから」というのはトートロジーでさびしい、 だから、そこに「哲学的」な正当化がほしい・・と思った点にある。 よって、本書は、法哲学「入門」ではなく、 法哲学者のエッセー・・でも、自然法から実定法、神と国家の類似性の話などまで 興味は尽きず、結果として良き入門書となっていると思います。 科学は「知」を目指すのに対して、 哲学は「無知の知」を目指す。 哲学は、 「考えうることはすべて考えみる」 「疑う余地のあることはすべて疑ってみる」 という2つのルールの上に成り立っており、 一般人からみて、「奇妙で、拍子抜けするようで、途方もなく、また滑稽ですらある。」 だから、哲学に終りはない・・「人間は、無数の未知数を課されながら、わずかの方程式しか与えられない受験生の ようなものとして、この世に生まれてきた。謎は多く鍵は少ない。 この与えられた鍵でいえる限度のことをいうのが科学であり、 鍵の与えられていない領域に知的冒険を試みるのが哲学である。 宗教は不可知の領域についてのある可能性に賭け、それを信ずるが、 哲学は「もっといい考えはないかね」といいつづける。 これをいわなくなり、自分が窮極的真理に到達したと唱えるようになった者は、 もう哲学者ではなく、神か預言者かイカサマ師である。」 神と国家の本質的共通性・・By ハンス・ケルゼン 第一に、神も国家も眼に視えない。 ほとけは常にいませども、 うつつならぬぞあはれなる ひとの音せぬあかつきに 仄かに夢に見え給ふ (梁塵秘抄) 第二は、神も国家も人格である。 第三は、心理学的にみると、神も国家も「父」のイメージの投影である。 原始共産制は、理想的状態ではなく、 血族集団間の「血誓」の社会で、中央権力がないだけ、 有力集団による力の支配が行われたと考えられる。 だから、ケルゼンは「肝っ玉母さん」主義を理想とした・・って、意外 ところで、 「世界最善の生活は、 米国人の給料、日本人妻、英国人の家、中華料理。 最悪の生活はそれが一つずつずれた 中国人の給料、米国人の妻、日本人の家、英国料理」 という伝説は、いまでも正しいって?!
2009.01.17
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大竹愼一「世界金融恐慌序曲 危機管理の資産運用」にある大竹式投資術 なぜその株を買うのか? 理由を少なくとも3つ挙げなければならない。 そして、それは必ず書き残し、買った理由がなくなったら売るし、 買った理由が残っている限りは持ち続ける。 安いからといって買ってはいけない。 値幅で儲けようなどとは考えない。 買う理由をメモすることの効用・・ セールスマンに薦められて、衝動買いすることがなくなる 理由をきちんと記すためには、発行元である企業の価値について、 それなりの調査が必要である。 メモに書き留めたら、2~3日頭を冷やし、 それでも買うに足ると思った株を買う。 残しておいたメモを、1~2ヶ月に一度取り出して、 当初買った理由が、生きているかどうか確認する。 そうしておけば、株価が下がったからといってナンピン買いすることもなく、 買った理由がなくなった場合、 損切りになっても、納得して売ることができるようになる。 そうすれば、 「価格でなく、価値でみる」 でみることができるようになる・・・と。 買った理由のメモを残せ・・という教えは知ってはいましたが、 実践できていないのですね~世界金融恐慌序曲
2009.01.17
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リーマン恐慌岩崎日出俊「リーマン恐慌」 岩崎さんは、元・リーマンブラザーズのマネージング・ディレクター。 前半は、リーマンなどの投資銀行の役割、CDOやCDSが破綻のきっかけになった リーマン発の世界恐慌をふりかえる、そして、 後半は、石油をはじめとする資本価格急騰の今後について考えます。 そもそも国家をもたないため世界中で迫害されつづけたユダヤ人が 小資本の移民でもできたのが、 玩具、化粧品、カジノ・観光・遊園地・・そして投資銀行だったこと。 また、日露戦争の際、日本の戦費をまかなった国債発行を引き受けてくれたヤコブ・シフの 投資銀行クーン・ローブ商会が、のちにリーマンに吸収合併された話や、 シカゴ・マーカンタイル取引所の創始者であるレオ・メラメドが、杉浦千畝の「命のビザ」で 救われ、日本を経由してアメリカへ移民したなど、案外、日本と関係があるエピソードも 紹介されています。●疑問1 なぜリーマンは救われなかったのか? AIGが救われ、リーマンが救われないのは、前者が一般顧客を対象していたのに対して、 後者がプロの投資家を相手にしていたため。 そのため、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが商業銀行に転換したのは 今後の公的資金注入を見据えている。 しかし、ベアー・スターンズが救われ、リーマンが救済されなかったダブル・スタンダードには 納得されていませんでした。●疑問2 モノの値段があがるのは、投機マネーの影響か? いくら投機筋が値段を吊り上げようとしても、 最終的には実需(需要と供給の一致点)で決まる。 投機マネーは一時的にモノの値段を高騰させることがあっても、 先物であれ現物であれ、最後は誰かが買わなければならないため、 その人が買える値段(実需に見合った値段)以外になりようがない。 ・・でも、 今回のようにマネーが過剰に流動すると、株や商品の先物市場での価格形成に 巨大な影響を及ぼし、現物市場の価格に響いてくる。 次に、マネーがどこへ向かうか? に、世界が注目している。 最後の結論が、 堀紘一さんと同様、産業資本主義に還れ! とは、とっても意外でした。 <目次>第1章 リーマン・ブラザーズの破綻第2章 投資銀行とは何だったのだろうか第3章 アメリカは大丈夫だろうか第4章 資源価格の動揺が世界を揺さぶる第5章 サブプライム問題の本質第6章 それでもマネーは流れていく
2009.01.16
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世界連鎖恐慌の犯人堀紘一「世界連鎖恐慌の犯人」 本書、堀さん、怒り!、全開モードです。 サブプライムローン問題をトリガーに、世界恐慌を引き起こした犯人・・ 彼らのあまりの「あくどさ」に怒り心頭・・ それは、金儲け至上主義のインベストメントバンクとヘッジファンド! 市場の流動性確保の観点で必要・・というが、 秒単位の流動性が必要なのは誰か? 結局、インベストメントバンクやヘッジファンド自身、それにデイトレーダー等にすぎない。 金融資本主義から、産業資本主義にもう一度立ち戻るべきである。 なぜならば・・ 世界中のGDPのトータルは、約5千兆円なのに対して、 インベストメントバンクの作り出したCDS(企業の生命保険)は、6千兆円! 実体経済を大幅に超えた保険料って? 「ウォールストリート・スタンダード」は、 アメリカン・スタンダードすらなく、 ましてやグローバル・スタンダードであるわけがない。 ・・なんだけれども、日本も、ウォールスタンドに追随していた。 インベストメントバンクは、もともとは投資をする企業に資金を調達する「斡旋仲介業」 が主体であったが、 株式上場し、自己資金を持つことで、「デベロッパー」機能を持つ。 ディーリングをはじめ、自己資金だけで満足せず、銀行からも資金調達をし、 30倍近いレバレッジをかけることで、「投資」は「投機」に変わっていた。 ところで、そもそもは、インベストメントバンクや証券会社に、自己取引であるディーリングを 認めている金融当局がおかしい。今後、規制されるべきだ、と。 ●兜町から消えた百兆円はどこに行ったのか? 昨年後半1ヶ月足らずで、東証の時価総額は百~二百兆円減ったが、 一番被害にあったのは、強制決済の憂き目にあった人。 いったん消えたようにみえるお金も、売らずにじっと持っておける体力があれば、 いつか必ず復活する。だから、売買による目先の損得より、担保管理・・ コラテラル・マネジメントが大切になる。 ●2009年、今年は、不動産が土砂降りになる可能性が大?!●金持ちと優良企業は不況のときこそ大きく伸びる●提言<会計システムへの提言> 一時的にでもよいから、時価会計をやめるべきである<読者への提言> ブルーチップを買え! 転職はするな! 勉強をする! <目次>第1章 この金融危機は誰にも止められない第2章 インベストメントバンクとは何者か第3章 これから待ち構える大惨事の元凶たち第4章 庶民の生き血をすするヘッジファンド第5章 「金融異星人」たちの恐るべき価値観第6章 世界連鎖恐慌の全容と今後の対処法
2009.01.16
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世界金融恐慌序曲大竹愼一「世界金融恐慌序曲~危機管理の資産運用」 なぜ日本経済は不景気なのに、円高が進むのか? なかなか納得できなかったのですが、大竹さん、明快に説明してくださっています。 水野和夫 - 金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉にて、 アメリカは、1995年以降、 「マネー集中一括管理システム」により、 アメリカに入ってくる資本を3.5倍に増やし、それに30~40倍のレバレッジを かけて運用することにより、1994年以前と比べて100倍もの資本を手にし、 「アメリカ投資銀行株式会社」となったと書かれていましたが・・ そもそも1995年以降、アメリカに急激に資本が入ってきたのはなぜか? 本書はそこから解き明かしています。 また、この説明を通して、現在の円高の理由・・ なぜ実体経済と無関係に円高が進むのか? が明らかにされます。 そもそもが日本が不況だったことがスタート この不況を脱出するために、日本政府が採った政策は、 「ゼロ金利政策」 ここでのお金が日本経済を活性化させることはなし そして、日本は良くならず、 グローバル経済の世界の中で、 低金利の日本でお金を借りて、他の国で運用する 「円キャリー・トレード」が活発化 欧米の金融機関は、「マネー集中一括管理システム」によって、 10倍以上のレバレッジをかけて資金を運用しはじまる 世界レベルでお金の過剰供給が発生 お金の一部は、BRICsへの投資へ お金の一部は、資源・モノへ高騰へ お金の一部は、欧米の不動産バブルへ さらに、サブプライムへの貸出し・・これは強欲 CDO、CDSによりリスクがどんどん見えなくなってしまう ・・とここで、サブプライム問題により、クラッシュ サブプライム商品の下落 融資の元本下落し、インベストメントバンクが債務超過 CDSにより、AIGも破綻一歩手前 資金調達のため、ドルを円転 円高 → 円キャリーの損失発生 → ドルの円転 → さらなる円高 → 円キャリーの損失拡大 → 円高加速・・ BRICsへの投資の凍結・引き上げ → BRICs市場の急落 デカップリング論・・がまことしやかにいわれていましたが、 BRICs各国において、中間層が育たず、ただ貧富の格差が拡大しただけ。 富裕層は、成金にとどまっているかぎり、アメリカ経済とのデカップリングには ならない。 資源・モノへの投機引き上げ → 資源・モノの価格急落 ★この間の円高は、日本経済の実態と何の関係もない。 円キャリー・トレードのポジションはまだ解消されていない。 これで円安に向かう・・・なんて思っては危険! 今後、 日本においても、金利5%、1ドル=60円 と予想されています。 <目次>まえがき第1章 円キャリと金融恐慌日本人は、いつもババをつかむ日本のマジョリティは再びまちがえた新アングロサクソン帝国主義の錬金術円キャリートレードの破綻サブプライムローンの悪夢円キャリの巻き戻しとドル崩壊 サブプライム問題で進む金融危機逆イールドカーブのサイン諸悪の根源は日銀にあり金利5%・1ドル60円時代がやって来る 第2章 デカップリング説は成り立たないデカップリング説のおかしさチープレイバーが消失する中国は没落する中国株の運用法インドの失速石油・金属・穀物は暴落するロシア・ブラジルの繁栄も崩壊する第3章 今後のビッグピクチャーネオコンの死輸出産業の雄トヨタが危ない?死に体の大手銀行、みずほ官僚支配の終わり 年金・介護をどうする!コンドラチェフとエネルギー第4章 大竹式危機管理術大竹理論は、三本の足で立つ欲望と恐怖を捨て去る行動できない理論は、屁理屈でしかない価格で見ない、価値で見る曲がり屋に向かえマイノリティの見方は当たるはずれない投資、負けない投資インデックス信ずべし、信ずべからず長続きする投資家は、逆張りがうまい有能な投資運用者たち第5章 生き残る企業、逝く企業社長は「独裁者」がいい日本のITのどこが花形産業か悪い膿を出しきった企業は生き残るまねない、群れない、ぶれない繰り返すインパール作戦の愚中間層を対象にした事業は崩壊する本物の価値が見切れるか人の嫌がる仕事をする設備投資は不況の時にやる持っている力を分散しておく廉価販売に独自のノウハウがある海外には日本マインドは通用しない日本の若者に頼るな終章 畑を耕せ、森へ帰れ|日本再生への一歩 日本は、これからどこへ行けるのか無駄なものもやっておく土を耕し、種をまく森を守り、木を育てる
2009.01.15
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金融大崩壊水野和夫 - 金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 不景気・・あと1年ほどじっと我慢していれば・・などと思っていましたが、 水野さんによると、実体経済が戻るには5年を要する、と。 変わるならば、早めに手を打たないと命取り・・ サブプライム問題でわかった・・本当の問題・・ それは、 「アメリカは金融システムに対する危機管理能力を持っていないという疑念」が深まったこと。 資本主義が誕生以来400年間、資本と国家と国民の利害が一致していたが、 資本が国家と国民に対して離縁状を叩きつけた出来事であった。 これが第一段階。 リーマン・ショックの結果、半年の間に、アメリカの5大投資銀行はすべて消えた。 これが第二段階。 そして、実体経済への影響が本格化する第三段階が、これから始まる。 アメリカは、1995年以降、 「マネー集中一括管理システム」により、 アメリカに入ってくる資本を3.5倍に増やし、それに30~40倍のレバレッジを かけて運用することにより、1994年以前と比べて100倍もの資本を手にし、 「アメリカ投資銀行株式会社」となり、 「アメリカ金融帝国」となった・・これを、新自由主義の全盛時代という。 それが、サブプライム問題でクラッシュ・・ 2008年10月のIMF報告によると、 金融機関の損失は、今後数年間で、約1兆4050億ドル、 このうち既に損失処理されたのは、6330億ドル・・45%にとどまる。 ただし、住宅価格が、今後20%下落すると予想すると、5000~6000億ドルの損失増となり、 もし40%下落するとすると、採集的な損失は2兆ドルを超え、 アメリカの全銀行の株主資本が1兆3000億ドルを大幅に上回り、すべての銀行が国有化される。 また、自動車業界もビッグ3が、実質的に、すべて国有化されるかもしれない。 ・・新自由主義の行き着いた先が、社会主義国家の出現・・というシャレにならない事態 ところで、 2007年時点で3兆8000億ドルの過剰債務を貯蓄で返済するには、5年かかる計算 ・・つまり、実体経済の不況は5年間は続く。 借金返済のために、アメリカ国債を乱発せざるをえず・・またドル安を嫌われるため、 ユーロ建や円建てで発行し続けることによって、 ドル機軸体制の終りが始まる。 「世界は今度、無極化(ノンボラリティ)の時代になる」(リチャード・ハース) アメリカが、「アメリカ投資銀行株式会社」であるなら、 日本は「日本輸出株式会社」といえる。 この輸出会社は、アメリカ向け一辺倒だった。しかし、アメリカの消費に陰りがみえる以上、 今後も輸出会社を続けていくつもりなら、 「日本先進国向け大企業輸出株式会社」から 「日本新興国向け企業輸出株式会社」へ変わる必要がある。<目次>第1章 アメリカ発世界金融危機第2章 危機の震源、サブプライムローン問題とは何か第3章 「アメリカ金融帝国」はなぜ生まれたのか第4章 世界は不況からいつ脱出できるのか第5章 「アメリカ金融帝国」終焉後の世界第6章 日本経済の生き残る道はどこか
2009.01.14
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これがニーチェだ永井均「これがニーチェだ」 ちょっと偏っている・・でも、それゆえに思い入れたっぷりの永井均さんのニーチェ入門書。 ニーチェは、「文字通りの意味で反社会的な(=世の中を悪くする)思想家なのである。 それにもかかわらず、いやそれだからこそ、ニーチェはすばらしい。 他の誰からも決して聞けない真実の声がそこには確実にある。 もしニーチェという人がいなかったら、 人類史において誰も気づかなかった - いや誰もがうすうす気づいてはいても 誰もはっきりと語ることができなかった - 特別な真理が、そこにはっきりと語られている。 だが、その真理は恐ろしい。・・ 私が感じる不満は、・・・ 多くの書物がニーチェから、問いではなく、 答えを受け取ってしまっている、という点である。 ニーチェは巨大な問題提起者で、他の誰一人として問うことがなかった問いを 独力で抉り出した人である。」・・ただし、その答えは成功していない。「哲学は主張ではない。 それは、徹頭徹尾、問いであり、問いの空間の設定であり、その空間をめぐる探求である。」 本書では、ニーチェの立てた3つの問いの空間について論じています。「子供の教育のおいて第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、 人生が楽しいということを、つまり、自己の生が根源において肯定されるべきものであることを、 体に覚えこませてやることなのである。 生を肯定できない者にとっては、あらゆる倫理は空しい、 この優先順位を逆転させることはできない。」 「哲学に必要なのは、知性ではなく、勇気と強さだ。」「ニーチェは、世の中をよくしようとしたのではない。 むしろ、世の中がよくなることがよいことではないということを教えようとしたのである。」 超人思想は、左翼的でも右翼的でもない。いずれにも敵対する。 超人は、文字通り超える(uber)人(mensch)である。「彼は、肯定するための否定であり、意志をなくすための意志であり、 もはや何も目指さないことを目指す、矛盾した形象であらざるをえないのである。」
2009.01.13
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ニーチェ入門竹田青嗣「ニーチェ入門」 わかりやすいと定評のある竹田青嗣さんのニーチェ入門書。 ニーチェ復権・・「ニーチェの思想が20世紀の後半になって再び蘇ったのは、なにより彼のキリスト教批判が、 ある特定の「信念」、「主義」、「イデオロギー」などに対する普遍的な批判思想として 読み直されたからにほかならない。」 ドゥルーズがニーチェから受けついたもの。 1つは、「系譜学」の概念に由来し、「近代哲学をその問題の内容を問わないで、 その「起源」、つまり「なぜそのような問題が設定されたか」という天を問題にする、 という考え方をとる」こと。 もう1つは、「伝統的に近代哲学が問題にしてきた「認識」や「真理」については 問わないで、つねに事象の「意味」や「価値」を問題にする、という考え方である。」 ニーチェの思想の柱は3つ。 1.ルサンチマン批判 2.これまでの一切の価値の顛倒 3.ニヒリズムの克服、価値の創造 ・・ポストモダニズムの思想家に復権されたニーチェですが、前2つについては復権に 成功したようですが、3つ目はいまだ成立せず。 ショーペンハウアー「意志と表象としての世界」によると、 「個々の人間存在の意志(意欲、欲望)は、あおの「根源的なもの」としての「意志」 の個別的な現われである。つまり「意志」とは人間の「意識」、「悟性」、「理性」と いった現象の根拠をなす根本的で根源的な「意志」を意味する。」 それは、「生きんとする意志」「生へのあくなき意欲(欲望)」であり、 「人間は理性によってこの世界の矛盾(生の苦悩)を解決することはできない」という 厭世哲学だった。 「悲劇の誕生」・・ 「ギリシャ悲劇における「悲劇」という概念のエッセンスは、人間のさまざまな努力にも かかわらずそれを超えた大きな力がこの世には存在する、という認識にあるのではない。 むしろ、人間はその欲望する本性によってさまざまな矛盾を生み出してしまう存在だが、 それにもかかわらずこの矛盾を引き受けつつなお生きようと欲する。 まさしくここに人間の本質がある。」 「より高い人間」の創出・・ これがニーチェが設定した人間の文化の目標であった。 1つは、ルサンチマン思想によって人間を平均化、凡庸化することへの対抗。 当時の文化の主流をなしていた、キリスト教・ナショナリズム・民主主義・近代哲学・・ これらはすべて人間の精神を「高く」するのではなく、「低く」(凡庸化する)もの。 2つは、「歴史」の目標を「人間」以外のものに設定することへの対抗。 「これまでヨーロッパにおいて考えられてきた人間的な価値」とは何か? それは、「キリスト教」、「道徳」、「真理という観念=真理への意志」である。 これらへの徹底した批判。 キリスト教の人間観の本質は「ニヒリズム」にほかならない。 「・・新しい無神論者たち(哲学者、科学者、合理主義者、懐疑論者等々)は キリスト教とその神の国に反対した。しかしじつは彼らもまた「新しい信仰」を もっている。」・・近代哲学や近代科学は、「真理への意志」=正しい認識への あくなき追求、である。「伝統的な考え方では、「真理」とは、プラトンやキリスト教に示されるように 世界における「究極のもの」を指す。また近代ではそれは、世界の「真理」、「客観性」、 そして、認識における「厳密性」と「正確性」を意味する。」「近代哲学の「道徳」観念は、キリスト教における「禁欲主義的理想」の変奏形態 にすぎない。」 「真理への意志」は、どこに行きつくか? 「・・ついに世界それ自体には何の意味もないということを証明するところまで ゆきつくのである。そして、この土台の上に、現代の無神論、懐疑論、デカダン、 ニヒリズムが咲き狂うことになる。」 ニーチェ曰く、「事実なるものはない、ただ解釈だけがある」「「客観」とか「物自体」とか「世界そのもの」とかいったものはまったく存在しない、 ということである。」「「徹底的ニヒリズム」とは、この世を超えたところに何か「神秘なもの」あるいは 「神聖なもの」などはいっさい存在しない、という確信である。」 「苦悩」→「ルサンチマン」→「3つの推論(目的・統一・真理)」→「ニヒリズム」 という道筋・・、この次は、ニヒリズムの克服、「超人」「永遠回帰」へつながる。「わたしの考えでは、「永遠回帰」のイデーがまず押し出すのは、 「人間が何のために苦しんで生きるのか」 について、何者も答えを与えられずにどこにもその超越的な答えがないということに耐えよ、 ということである。」 その結果として、キリスト教や真理が作り出されたが、これらは人間の生を否定する「虚言」 だった・・・これに対して、生を肯定する「虚言」が必要とされる。「「永遠回帰」のイデーは、生の一回性を利用して世界と生そのものへ復讐しようとする ルサンチマンの欲望を“無効”にするのである。 ニーチェが「力」という概念によってなしとげた視線変更の核心は、 「知覚」「認知」「認識」「客観」「真理」といった認識論的・機械論的概念の序列を、 「肉体」「欲望」「快苦」「力の感情」「自我感情」といった欲望論的、エロス的概念へと “還元”することであった。 生の「価値」の根拠はどこにあるか?「それは彼岸にも、絶対者にも、世界や歴史の全体にもない。 ただ個々の身体(=肉体)の「性欲」「陶酔」「生命感情」「支配欲」「恍惚」 といったもののうちにある。したがって人間の世界は矛盾に満ち、苦悩に覆われ、 危険きわまりないものである。・・ それにもかかわらず、この世界の「あるがまま」を否認し打ち消そうとし反動へと 向かうより、それを是認しそのようなものとして世界に立ち向かうことの方が いつでも必ず「生」にとってよい結果を生むのだ、と」
2009.01.12
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映画「チェ 28歳の革命」 映画「モーターサイクル・ダイアリ-ズ」においては、 アルゼンチンの裕福な家庭に育ち、医学生となり、中南米を旅行し、 中南米諸国のどこにおいても、独裁政権があり、鉱山や工場労働において 労働者から徹底的に搾取し、その反抗に対して、警察や軍隊、企業私設の暴力団が 押さえ込む様子を目にし、医者から革命家へ転進するところまで描かれていました。 本作品は、革命家に転じた後、メキシコでカストロと出会い、82名の仲間とともに、 キューバに上陸し、ジャングルを抜け、ハバナを陥落させるまで、ゲバラ28歳から30歳までを描いています。 ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロが、ゲバラ本人と見間違うほど・・ 特に、国連での演説シーンなど・・上手すぎでした。 キューバ革命戦争における緒戦は、政府軍と戦う以前に、ジャングルとの戦いでした。 軍医として、負傷した仲間を、看護し、帯同する苦労は半端なものでなく、 そこで革命的精神なるものが鍛えられた、と。 キューバ革命戦争を通してのスローガンは、 ・・「祖国か、死か」 圧倒的火器を持つ政府軍は、この祖国への信念の前に破れましたが、それは結果論・・ ギリギリの戦いでした。 サンタクララでの市街戦を制し、首都ハバナへ進軍・・ 戦争には勝った。革命はいまだ成らず・・ 「チェ 39歳 別れの手紙」へ続きます。
2009.01.12
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角川エンタテインメント サウスバウンド スペシャル・エディション映画「サウスバウンド」 奥田英朗さんの原作が面白かったので、DVDをレンタル・・ って、本来なら映画封切時に行きたかったのですが、 機会を逃してしまったので、見る前から楽しみ(^_^) 小説読みながらも、父親役は、豊川悦司さんしかない・・ と思っていましたが、期待通り、 母親役の天海祐希さんともども、はまり役でした。 映像として、青い海と空を見ていると、 ますます八重山諸島に行きたくなりました。 今年度はまだお休みとっていないので、3月頃に行ってみたいですね~ 奥田英朗「サウスバウンド 上」 奥田英朗「サウスバウンド 下」
2009.01.11
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サウスバウンド(下)奥田英朗「サウスバウンド 下」 二郎クンら上原一家は、東京から沖縄 ・・というより、八重山の西表島へ 電気も水道もない、廃村となった炭鉱の住居に住みつく。 最初の夜の不安・・ でも、「きっと最初の入植者たちは、もっと口数が少なかっただろう。 農地はもとより道さえもなかったのだ。」 そんな暮らしも慣れてきた矢先、 リゾートマンション建設のため土建屋が退去命令を持ってやってくる。 父親には、530年前、琉球王府と戦ったオケヤアカハチの血がさわぐ。 結局、警察によって排除される・・ 父親の言葉・・「一郎、世の中にはな、最後まで抵抗することで徐々に変わっていくことがあるんだ。 奴隷制度や公民権運動がそうだ。 平等は心やさしい権力者が与えたものではない。 人民が戦って勝ち得たものだ。 誰かが戦わない限り、社会は変わらない。 お父さんはその一人だ。わかるな。」 そして、現代のアカハチとクイツバは、自由を求める いざ、パイパティローマへ!
2009.01.11
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サウスバウンド(上)奥田英朗「サウスバウンド 上」 元・過激派の闘士を父と母に持つ 小学校6年生の上原二郎クンの物語。 闘争から数十年たった現在も依然として公安が父親をマークしている。 そして、その父のもとに居候した後輩が、対立セクトの幹部を殺害したり・・「底辺の労働者って、いいように搾取されているんだ。 企業に安く使われて、暴力団に吸い上げられて・・ 景気が悪くなれば、真っ先に切り捨てられるし、何の保障もないし。 誰かが助けないと」 でも、上巻では、二郎クンとその友人たちの交友と、 彼らが、中学1年のワルからカツアゲされ、それに必死に対抗するところが 中心になります。 ワルを撃退したのもつかの間、 上原一家は、父親の故郷の沖縄へ移住することになる。 「別れは淋しいことではない。 出会えた結果のゴールだ。」 いざ、西表島へ!
2009.01.11
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榊原式スピード思考力榊原英資「榊原式スピード思考力」 竹中平蔵「竹中式マトリクス勉強法」を買うついでに、 隣にあった「榊原式スピード思考力」も買いました。 「スピード思考」・・ 情報をどんよくに取り入れ、自分の頭で考え、即断する訓練をすること・・ それが、速く考えることになる。 まず、私たちは驚くほど「何も知らない」、ソクラテスのいう「無知の知」にあること、 「わからない」ことに気づいているからこそ、調べることもできるし尋ねることもできる。 謙虚に、人の話に耳を傾けることができる。 知ったかぶりやわかっているとの思い込みは、「バカの壁」 「考える力」の土台には、「知識の詰め込み」がある。 だから、創造力を開花させるためにも、豊富な知識が必要だ。 「創造力というのは知識の組み合わせを変えることです。 十分な知識がなければ創造力などつくはずがありません。 創造力と思いつきを混同してはいけないのです。」 そして、失敗学の畑村さんではないですが、 どんな人であっても、いきなり真理がわかることなどない以上、 仮説-検証のプロセスを回すことが必要である、といいます。 そして、最初に立てた仮説と異なる結果が出た場合、 それに対応して臨機応変に自分の考えを変えて、次の仮説を立て始められる 柔軟性を持つことが大切である、と。 運動の勧め・・ オフィスワークの人は、体を動かす習慣を持ちなさい。 運動と脳の効果がどれほどあるのかわからないものの、 「有酸素運動をやれば脳に酸素が供給され、脳細胞が活発になる」ように感じている。 その結果が、トレーニングを始めてから、経済関連の研究所を年に4冊も書けるようになった、 と言われています。 世界史、そして、日本史を知ること。 国際化といいますが、7世紀における日本も、まさに国際化の波が来ていた。 たとえば、東大寺の大仏の開眼供養をやったのは 菩提僊那(ぼだいせんな、ボーディセーナ、704年-760年)というインド人であり、 そのアシスタントはベトナム人の僧、仏哲(ぶつてつ)だった・・事実は小説より奇なり。 日本がいかに古くからインドや東南アジアとつながっていたかを認識し、 インドは欧米に任せておいてよし、というのは正しくない、と。 また、日本は、江戸時代260年間を対外戦争なしで平和で過ごしてきたこと。 この結果、成熟した文化は、世界中どこにも存在ない。西欧のように、絶えず侵略し また侵略されることを繰り返した国々から見れば、奇跡のような社会。 この特徴を日本は、もっと世界にアピールする必要がある。 私たちは「普通の国」に向かうよりも、「特殊性」に磨きをかける努力をすべきではないか、と。PS食がわかれば世界経済がわかる 「食がわかれば世界経済がわかる」 四川料理は唐辛子が伝統に思えるが、唐辛子はアメリカ大陸からヨーロッパ経由で アジアに入ったもの。したがって、昔の四川料理は、山椒を調味料に使っていたんだ、とか、 イタリア料理はトマト・・が定番ですが、このトマトもアメリカからヨーロッパに入ったもの。 だから、新大陸発見前は、トマトスパゲッティなんてない。 <目次>第1章 疑うことの大切さ―考える力をつけるスピード思考術(「何も知らない」ことを知ろう わからないことは聞いてみる ほか)第2章 知識が感性を磨く―考える力をつけるスピード習慣術(スピードある君子は豹変する 論理に感情をまじえてはいけません ほか)第3章 脳を活かす暗記と復習―考える力をつけるスピード訓練術(年齢に関なくいつでも暗記しよう 暗記と復習で脳を活性化しよう ほか)第4章 頭をやわらかくする方法―考える力をつけるスピード行動術(ディベートを楽しもう 頭の固い人は避けてしまってもいい ほか)
2009.01.10
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竹中式マトリクス勉強法竹中平蔵「竹中式マトリクス勉強法」・・・夢を見ながら耕すヒトになれ マトリクス勉強法・・・って何? と、最近、本屋さんで目にするたびに気にかかっていたので、 手に取りました。 マトリックス勉強法・・ 人生における勉強を、大きく4つに分けて、 各々の領域ごとに短期と中長期の目標を立てて取り組むことの薦めになります。 縦軸に、武器としての勉強 と 人間力のための勉強 横軸に、天井がある勉強 と 天井がない勉強 と置いて、 1.武器としての勉強&天井がある勉強 社内試験、資格試験、TOEIC、入学試験・・ 2.人間力のための勉強&天井がある勉強 茶道・武道の資格、ダイビングのライセンス、趣味の検定・・ 3.武器としての勉強&天井がない勉強 経済学、金融工学、英会話・・ 4.人間力のための勉強&天井がない勉強 教養や人間力を高める勉強、古典、音楽・・・ この4つの象限の特徴を表すと、 1.記憶勉強 2.趣味勉強 3.仕事勉強 4.人生勉強 となる。 そして、各々の象限ごとに、2つの目標を持ちなさい 直近の目標の追求と、 ビッグピクチャーを描くこと を、薦めています。 そうすることで、 「夢を見ながら耕すヒトになれ」と。<目次>第1章 マトリクス勉強法とは?第2章 竹中式勉強法9の極意第3章 竹中式記憶勉強法5の極意第4章 竹中式英語勉強法7の極意第5章 竹中式経済勉強法9の極意第6章 世界に通じる勉強5の極意
2009.01.10
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ガール奥田英朗「ガール」 30代のOLを主人公とした5編の短編集。 「イン・ザ・プール」でもその一端がありましたが、 奥田さん、女性の心理を実に上手く描いていますね~ 全編通して思うのは、 普通の旦那さんならこう思う、だとか、 普通の奥さんならこう思う、だとか・・ そういう考え方、止めたら楽になるよ、ということ。 男女問わず、対等の人間関係を結ぶのっていうのが、 実は一番難しいのですね~
2009.01.10
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重力ピエロ伊坂幸太郎「重力ピエロ」 「春が二階から落ちてきた」 ・・って何? (^0_0^) 犯罪被害者になったら・・ 決して慰撫されない被害者感情、仇討ちの思想が、基にある作品です。 この重ーいテーマを、 空中ブランコでジャンプするサーカスのピエロにたとえて、 軽やかに描こうとしているのだと思います。 人生をたとえると何になるか? 人生は、自転車レース 人生は、レストラン できれば、前者よりも、後者がいいですね。 フルコースを味わう楽しみを持てること。 「気休め」がとっても大切・・ たかが気休め、されど気休め「人を救うのは、言葉じゃなくて、美味しい食べ物なんだよね」「気休めっていうのは大切なんだよ。 気休めを馬鹿にするやつに限って、眉間に皺がよっている」 秘密の言葉・・ TTAGGG
2009.01.10
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東京は日本の首都・・だけの位置づけではなく、 世界の主要都市との競争にもさらされている。 世界の中での中心都市は、13世紀以来、 ブルージュ、ヴェネチア、アントワープ、ジェノヴァ アムステルダム、ロンドン、 ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルスへと9つの都市を変遷してきた。 では、ポストロサンゼルスとなる10番目の都市はどこか? 東京も候補の一つですが、アタリさんのコメントはこうです。「東京も強力な候補地となるであろう。 2030年ごろでも、東京の産業力は、太平洋に面した周辺アジア諸国よりも、 かなり進んでおり、未来の製品コンセプト作りにおいて主要な役割を担っているであろう。 しかし、日本の首都東京は、1980年代にチャンスを掴みそこねたが、 2030年においても普遍的な価値を創造する能力に欠如しているだろう。 例えば、個人の自由は、東京の哲学的理想ではなく、 東京は外国から才能豊かな人々を十分に集めることもできない。 その一方で、日本は中国や韓国と和解しなければ、 周辺地域や後背地の政治的保護の役割を担う状況とはならない。 ましてや「中心都市」に課せられる地球規模の軍事的役割を、 東京が担う状況にはない。」 ・・ということは、これを課題と受け止められれば前進できますね。 ジャック・アタリ「21世紀の歴史――未来の人類から見た世界」21世紀の歴史
2009.01.10
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