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文字通りポニーがいる公園で無料で乗ることもできる
だが今日は時間が遅くあいにくポニーにはお目にかかれなかった
この公園に来たのはちょっぴり久しぶり
遊具が少しリニューアルされていて怪獣兄弟も喜んでいた
オリンピックの影響を受けまくっている怪獣兄弟は
吊り輪のようなものを見つけるとぶらさがりたくって駆けていった
ところが高すぎて怪獣兄弟には手が届かない
すると小学生らしき男の子が2人寄ってきて、
体格の良い方の子が兄怪獣を抱っこしてその吊り輪につかまらせてくれた
まぁ、今時珍しい面倒見の良い小学生だわ!と思ってみていると
吊り輪につかまったままの兄怪獣の背中を押してブラーンブラーンとゆさぶった
兄怪獣は表情を凍らせたままなすがまま
しまいには手が離れてしりもちをついた
でも兄怪獣はその小学生と遊んでもらいたいらしい
その小学生も悪気があったわけではなく
ただ手加減というものを知らなかっただけのよう
次に弟怪獣のことも抱きかかえてつかまらせようとしたので
そこは丁重にお断りした
その後怪獣兄弟はその小学生2人と「かくれんぼ」をして遊び始めた
遊びは徐々にエスカレートし、「鬼ごっこ」になり、最後には「たかおに」になった
念のためにご説明しておくと、「たかおに」とは鬼は地面に足のつく場所にしかいられず、そのほかの人は鬼にタッチされまいと高いところに逃げるという鬼ごっこの変形バージョンだ
ここでまだ純真さを残す幼稚園児怪獣兄弟は小学生の極悪非道な鬼ごっこテクに翻弄されることとなる
まずは鬼になった場合の数のかぞえかた
怪獣兄弟は小学生に言われたとおりに真面目に1~30までの数字を目隠しして数えていた
ところが小学生はものすごい早口で数をかぞえ、
しかも走りながら数え、30を言う頃にはもう怪獣兄弟のどちらかがつかまってしまうほどだった
それでもじれったいのか、挙句の果てには「10+10+10=30」なーんてあくどい数え方で済ませようとした
兄怪獣は時折「ずるーい」などと抗議を試みていたが軽く聞き流され鬼にされたりしていた
またあるときは滑り台の一番てっぺんで怪獣兄弟が陣取っていると
鬼でない方の小学生が怪獣兄弟の背中を押して
どんどんと滑り台を滑らせようとする
そして下にいる鬼小学生が怪獣兄弟にタッチしたりした
兄怪獣はさすがに小学生のやり口が段々と分かってきたのか
小学生の真似をして数を適当に数えたり
わざと小学生を鬼にさせようとがんばっていた
ところが弟怪獣の方はこんなときでもマイペースで
兄怪獣の心中を理解するはずもなければできる能力もまだなく
鬼にされても勝手にフラフラどこかへ行ってしまったり
小学生を呼びつけにしてダチ感覚で振舞ったりしていた
高いところを急激に上り下りしたり、方向転換したりしていたので
みんな弁慶を強打し、痛い思いをしていた
弟怪獣は流血するほどひどくスネをぶつけてしまい
ちょっと弱気になってきたので帰宅することにした
すると遊んでくれていた小学生も帰ると言い出した
話を聞くと彼らは小学2年生で隣の駅から2人自転車に乗ってヨーカドーまで遊びに来たのだそうだ
で、そのついでに「ポニーの公園」で遊んだらしい
親には内緒だって
ちょっとした冒険だったのかな
彼らのうちからこの公園まで来るのと
うちからスイミングに行くのと大体同じぐらいの距離
兄怪獣も自転車でスイミングには行くけれど、まさか1人では行かせられない
あと2年もしたらあの小学生みたいになってしまうのか
母、ちょっと心配