柴楽日記

柴楽日記

2015.06.26
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カテゴリ: グルメ・旅
今回は名作「北の国から(原作、脚本 倉本聰氏)」の舞台となった富良野の町の
風景をお届けしたいと思います。

ニングルテラスへとやって来ました。倉本氏プロデュースのクラフトショップで、
森の中に15ものログハウスタイプのお店が並んでいます。「北の国から」、「優しい
時間」そして「風のガーデン」にも登場した場所でもあります。
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ここには体長15cmぐらいのニングルと言われる小人たちが住んでいるんだとか。
人とニングルの共存のために「大声を立てないでください」といったお願いの看板
を目にしました。森林浴でリフレッシュ中のカラダにヒグラシの声が心地よく響い
てきます。


町の中心地に近いところで何処か見覚えのある建物が見えてきました。
地井武男さん演じる中畑のオジサンが経営していた中畑木材発見!
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「中ちゃん!」五郎さんの呼びかける声が聞こえてきそうです。(笑)
幾度となくドラマのワンシーンに登場した麓郷の町を眺めながら、五郎さんの家を
目指していきます。

ここからは五郎さんたちが暮らした家々をご紹介してみたいと思います。

五郎さんの最初の家です。
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2人の子供(純と蛍)を連れて東京から故郷へ戻り、暮らし始めた家です。
この家を初めて目にした時の純と蛍の唖然とした表情が鮮明に脳裏を過ぎります。

純「電気が無かったら、暮らせませんよ!」
五郎「そんなことはないですよ」

五郎「夜になったら寝るんです!」

長きにわたり多くの人に愛され続ける壮大なドラマの幕開けを告げる五郎さんと
息子純のこの掛け合いを記憶している方も多いと思います。
ドラマを見ていた当時は、雄大な北国の自然の中でたくましく成長していく純や
蛍の姿が印象的でしたが、年齢を重ねて当時の五郎さんぐらいの世代になってくる

成長していたんだなぁ・・・ついそんな感慨に耽ってしまいます。

こちらは丸太小屋。
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ドラマ上は火事で燃えて無くなったことになってしまっていますが、撮影終了後も
こうして大切に維持されていました。

こちらは五郎さんが石の家を建てる前に暮らしていた家です。
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この頃は純も蛍も麓郷を出て自立しており、五郎さんは愛犬アキナとこの家で
暮らしていました。


こちらは雪子おばさんの家。
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五郎さんが廃棄物を有効利用して作った家です。

こちらも同じコンセプトで作られた純とそのお嫁さんとなった結の家。
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外見同様、室内も遊び心満載の楽しい空間で見ていてホントに楽しいものです。
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「物がこんなに捨てられていくなら、オイラ拾って来て、生き返らせてやる!
 だって絶対、失礼じゃねえか?
 捨てられっちまうそういう物に それを懸命に作った方々に
 あんたの親父さんが汗水垂らして作ったものを あんた簡単に捨てられるか?え?」
                               by 五郎さん

森の中の開けた空間に佇む石の家へとやって来ました。
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念願かなってようやくやって来れました。(嬉)
子供たちや孫たちとの再会を楽しみにしながらここで静かに暮らす五郎さんに会えそうな
気がしてきます。(笑)
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富良野岳の過去の火山活動から出た畑の石を有効利用して作り上げたという、こちらも
エコな家です。

こちらは小野田旅館さん。
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草太が大喧嘩した飲み屋さんという設定で登場したお店でもありますが、蕎麦屋さんです。
この日の昼食はこちらで頂くこととしました。店内の壁にはドラマに出演した方々のサイン
入りの色紙やこのお店を訪れた多くの人の名刺等が隙間もないほどにびっしりと貼ってあり
ました。(驚)ソバも手打ちで美味しく頂くことができました。また麓郷を訪れた際には、
是非、立ち寄らせて頂きたいと思えるお店でした。

今回は完全に倉本ワールドと化してしまっております。(笑)
最後に五郎さんが子供たちへ送った言葉を紹介させて頂き、締めくくらせて頂きたいと
思います。

   遺言

   純、 蛍
   俺にはお前らに遺してやるものが何もない。

   でも、お前らには、うまく言えんが、遺すべき物はもう遺した気がする。
   金や品物は何も遺せんが、遺すべき物は、伝えた気がする。
   正吉や結ちゃんには、お前らから伝えてくれ。

   俺が死んだ後の麓郷は、どんなか?
   きっと、なんにも変わらないだろうな。
   いつもの様に、春、雪が溶け、夏、花が咲いて、畑に人が出る。
   いつもの様に、白井の親方が夜遅くまでトラクターを動かし、
   いつもの様に、出面さんが働く、
   きっと、以前と同じなんだろうな。
   オオハンゴウソウの黄色の向こうに、雪子おばさんや、すみえちゃんの家が
   あって、もしも、お前らがその周辺に、拾ってきた家を建ててくれると嬉しい。
   拾ってきた町が、本当に出来る。アスファルトの屑を敷き詰めた広場で、
   快や孫達が遊んでたら、うれしい。

   金なんか望むな。倖せだけを見ろ。

   ここには、何もないが自然だけはある。
   自然は、お前らを死なない程度には、充分、毎年食わしてくれる。
   自然から頂戴しろ。そして、謙虚に、慎ましく、生きろ。
   それが、父さんのお前らへの遺言だ。

                           黒板 五郎





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最終更新日  2015.07.01 22:47:13
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