柴楽日記

柴楽日記

2016.12.11
XML
カテゴリ: グルメ・旅
神田神保町へとやって来ました。

近代化が進むビルの森の中にところどころ時間が止まった様なレトロな
建物が混在する街並みを眺めながら散策をスタートしました。

明治期以降、神保町周辺は大学の拡張によって学生の街として発展を遂げて
いくことになります。それに伴い、本屋さんの数も次第に増えていき、世界一
と称されるほどの本屋街の規模を誇るほどになり、出版関連会社なども集積し、
この国の活字文化の発信拠点としてその役割を担うに至ります。

こちらは学士会館。
学士会館は明治期に旧帝大卒業生の同窓会組織として発足した学士会の本部会館と

その他、現在はホテルとしても一般の方も利用できる施設となりました。
今回、旧帝大OBではない私も東京滞在時にお世話になったホテルです。

学士会が置かれるこの地は東京大学発祥の地でもあります。
明治10年に開成学校と東京医学校が合併して東大が創立されます。

この場所が「我が国の大学発祥地」として記銘されるのは、その後、東京大学が現在の
本郷の地へ移るまでの間、神田錦町のこの地に法学部、文学部そして理学部が置かれた
ことに由来します。
学士会館内部も撮ってみました。

重厚感のある建物内部もレトロ感満点です。

また館内には雰囲気のある飲食店も併設され、オフ時に時間を忘れて
のんびり寛ぎたい方にはおススメの隠れ家的なホテルと言えると思い

大学発祥の地のみならず、現在学士会館が建つこの地は様々なものが
産声を上げた場所だった様です。

同志社大学設立の父として知られる新島襄もこの地で生まれたと言われて
います。
また先に述べました様に、この場所にあった東大の前身となる開成学校で

として知られることになっていきます。

東大野球部と言えば、東京六大学野球で活躍する宮台投手が頭に浮かびます。
球筋の良いストレートと切れのあるスライダーが持ち味の本格派左腕です。
現在、肩痛で調整中の様ですが、復調してマウンドで躍動する姿をまた見てみたい
と期待する野球ファンも多いと思います。

ということで東大へと足を運んでみました。

東大と言えば赤門。
でも赤門は正門ではありません。重要文化財にもなっていますね。

正門から 真っ直ぐに伸びる並木通りを進んでいくと東大のシンボル安田講堂が見えて
きました。

こちらは安田講堂手前の法文2号館。

こちらも安田講堂と同じく東京都の登録有形文化財に指定されています。
歴史的な数々の建造物も国内最高学府と称される構内の雰囲気を格調高い
ものとしているように感じられます。

こちらは以前、当ブログにて御話させて頂きました弥生キャンパス内に
昨年建立された上野博士とハチ公像です。

東大農学部にて教鞭を取っていた上野博士にちなんでハチ公没後 80 年に
あたる年に農学部がある弥生キャンパス内に建てられました。
親愛なる主人を見つめるその表情まで如実に表現されている様に感じられ
ます。
仕事を終え渋谷駅に到着した上野博士と改札口でその帰りを待っていたハチ
が喜びじゃれ合う姿がイメージされている様です。
お互いに心が通い合う人と犬とのあるべき姿が表現されている様に思え、
何とも心が温まる空間でした。

今回は日頃の慌ただしさから、ずいぶんとタイムラグができてしまった
大江戸散策紀行シリーズの後編をお届けさせて頂きました。
季節感のズレもあり、イメージがピンとこない記述となってしまっている
箇所も少なからずあったかと思われますが、最後までご愛読頂き、本当に
ありがとうございました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.12.17 23:51:16
コメント(0) | コメントを書く
[グルメ・旅] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: