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【ムーミン】トーベ・ヤンソン・コレクション2 誠実な詐欺師今、読んでいる本、トーベ・ヤンソンの『誠実な詐欺師』。誠実さを追求していくと、優しくあることが困難になってしまう。自分が今、直面している大きな問題でもあります。「自分に正直であれ」とよく言われます。でも「自分に正直でありたい」と願うと誰かを犠牲にしなければならない状況ってあります。とても難しい問題です。優しくありたいと願うか、自分に正直にありたいと願うか…。でも、自分に正直にならないと、病気になることもあります…。
2017.11.16
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夏野菜の出荷もほぼ終了し、日記を書く時間の取れるシーズンに入りました~♪私にとって、このシーズンは宝物です(収入はさみしい時期です…)。それにしても、ずいぶんと長い間、書いていなかったものです。5か月夢中で収穫・出荷していたら、あっという間に過ぎてしまいました。だけど、日記のお休み中にも、佐賀をご紹介するWebマガジン「さがごこち」には、毎月ちゃんと書いていたんですよ。最後の日記に書いたにわとりの子供たち、ソファでくつろいでいたあの子たちは、すっかり大きくなって卵を産んでくれるようになりましたよ庭で遊ぶチョコ、マーブル、シロ(子どもの頃は白かったんです)でも、相変わらず自由奔放で、3羽のうち1羽しか、卵を産む場所を把握していません。いったい、どこに産んじゃってるの~薪置き場で卵を産むチョコチョコの卵ともあれ、これからできる限り日記を付けたいと思っています。
2017.11.08
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わが家に仲間入りした5羽のひよこさんたち。 カラスに連れていかれて、3羽になってしまいました心配で心配で、見ているときしか外には出しておけなくなりました。かといって、ずっと籠の中に入れているのはかわいそうだからと、縁側で遊ばせていました。運動させてあげなきゃ!と思って。でも、台所で用事を済ませて、戻ってみると… 縁側に置いてあるソファーで、くつろいでました~もうカラスに襲われないように、鶏たちの楽園上部に海苔網を設置。 ジャンプして葉っぱをついばんでいる子がこれで安心して外で遊ばせてあげられると思ったのに、2,3日もすると、構造上ネットが張れない部分から侵入されてしまいました。いつも以上に甲高い雛たちの「ピーピー」という叫び声(?)が聞こえたので、私が室内スリッパのまま飛び出して行って、難を逃れました。カラスってすごいですねえ。ネットの隙間から、さっと逃げて行きましたよ。我々も、今度は海苔網のない部分に野菜の誘引コードを張り巡らして対抗。今のところ、まだ入られていません。それにしても雛たち、外にいると、走り回ったり飛び回ったり、葉っぱを食べたり、地面を掘ったり、飛んでる虫を取ったり、ほんとに楽しそうです全然じっとしてなくて、いたずらしたり、人間の子どもみたい3羽とも、どうかどうか元気に育ってね~。お願いよ~!そして卵をたくさん産んでちょうだいね~!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.05.30
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先日、「さがごこち」ローカルコラムが新しくUPされました。今月は、古湯温泉の《泊まれる図書館 暁》を紹介しています。本が好きで好きでたまらない方、是非是非、ご覧くださいませその「暁」で借りてきたトーベ・ヤンソンさんの「島暮らしの記録」を読み終えました。私は、ヤンソン作品の《静けさ》が好きです。たとえ、ムーミンたちがおしゃべりしている場面でも、その背後に《静けさ》を感じます。それから、ヤンソンさんがいつでも自分の感情に誠実な姿勢も好きです。《不快》だったら「不快だ!」と叫び、不機嫌になったり、ぷんぷん怒ったりする。でも、そんな感情の浮き沈みも、いつのまにか《静けさ》に吸い込まれてしまう…。この「島暮らしの記録」は、そんなヤンソンさんの《静けさ》と真摯に描かれた《感情の起伏》を両方ともしっかり堪能できる本でしたよ。恵良農園、夏野菜の植え付けがほぼ完了し、 (この写真はまだ植え付け中)田植えも済みました。 (この写真も植え付け中)ほっと一息です。けれど、また気合を入れ直して、ピーマンのネット張りやトマト・ナスの誘引など施設作りを着々と進めていかなくてはいけません!頑張るど~!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.05.21
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7羽もいためんどりさんが、今では「ポポちゃん」だけになってしまいました。うこっけいは卵を産む頻度が低いのに、「ポポちゃん」はがんばって毎日産んでくれています。でも、家族みんなが食べるには足りないので、本間農園さんから、めすのひよこさんをわけてもらいました。 ひよこ草(はこべ)をよろこんで食べてますどうかどうか、みんな元気に育ってね~。大事にするからね~。今日は、稲の種まきをしましたよ。本当に、種をまくって、わくわくしますね。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.04.20
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写真と文章で佐賀の魅力をご紹介するサイト「さがごこち」にて、月に一度、ローカルコラムを書かせていただくことになりました。山での暮らし、恵良農園のこと、佐賀の素敵な場所など綴ってまいりますので、のぞいてみてくださいませね。今日は本降りの雨。毎年、この時期は天気予報とにらめっこです。夏野菜のうね立て、ピーマン畑を残すのみとなりましたが、ここが一番広い。そして一番水はけが悪い九州地方、今晩は強雨の予報が出ています。いつ乾くかなあ。もうすぐ、トマトの植え付け、始まります。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.04.17
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そわそわしています。春は眠くて起きられないはずなのに、早く目が覚めてしまう。春は種まきの季節、夏野菜の植え付けの季節。苗がちゃんと育つだろうか、うね立ては間に合うだろうか、土のやわらかな良いうねが立てられるだろうか、野菜たちに病気が出ないだろうか、収穫が始まったら無駄なく回せていけるだろうか、などなど緊張感が高まってまいります。 ズッキーニの種をまきました今年は暖かくなるのが遅かったので、種まきも遅くなってしまいました。良い苗ができるか心配だけれど、「種をまく」というアクションには「わくわく」がついてきますね。 早く芽を出してくれるように、ハウスに置いてもトンネルをします。このところ、富士町では雨が続いています。雨が降ると椎茸がいっせいに大きくなってくるので、山のどのお店も椎茸が供給過剰になります。そんなとき、恵良農園では、椎茸乾燥機が大活躍してくれるのです。 とっても頼もしい乾燥機くん! ハーブの乾燥もできます♪私が朝4時に目を覚ましてしまう大きな原因は、この雨です。うねを立てるためには、晴れの日が続いて土が乾いてくれなければいけません。けれども、雨が降っては1、2日晴れ、また雨が降っては1、2日晴れというお天気では、乾いてくれません農業をしている人はみんな、きっとこんなざわざわを感じているんでしょうね。毎日天気予報とにらめっこしながら。どんなに経験を積んでも予想外のことが起こってしまう農業…。だからきっと、4月のファーマーたちは、私のように眠りが浅くなってしまうんじゃないかなあ。 ピーマンのうねを立てる畑。ズッキーニ、トマト、ナスのうね立ては完了しました。残るはピーマン、がんばろー!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.04.07
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原点に返るなら、もう一度、老子さんの言葉を胸に刻み込みます。加島祥造さんが教えてくれた「タオ」の言葉は、わが家の冷蔵庫に貼ってあります。貼ってあるのですが、近頃は、目だけで見て、心では見ていませんでした。今、手元にある本、加島祥造さんの「求めない 」は、「求めない すると…」の無数の連なりで構成されています。「求めないすると自分のリズムで動くようになる求めないすると求めないでも生きていけることがどんなに嬉しいものかを知る求めないすると子どものころのあの喜びを実感するよ求めないするといま在る自分をそのまま見はじめる」求めなければ、楽しくなる。そうなんですよね。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.30
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M.B.ゴフスタインの「ゴールディーのお人形」。この絵本もまた、原点に返ろうとするとき、必ず手に取る本です。人形作家だった両親が亡くなったあと、ゴールディーはひとりで人形作りを続けています。ゴールディーは、自分の仕事を心から愛しています。ゴールディーのしているのは人形作りではなくて、まさに木の中にうもれている存在を取り出し、命を吹き込むこと。彼女は寝る間も惜しんで仕事に没頭し、最後に、人形の眼に何度も何度も笑いかけ、「その笑顔をうつすように」顔を描きます。私は、この世にある本の中で、この本が一番好きです。おとなになった私たちにとって、「仕事」というのは、「生き方」そのものだと思います。心から愛せる仕事をしている人は、幸せです。そうでない人が不幸かどうかはわかりませんが、心から愛せる仕事をしている人は、たしかに幸せです。そして、みんながそういう仕事をすれば世界はよくなる、と言っている人がたくさんいます。「この世界は一人一人の小さな『仕事』の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。多くの人が『自分』を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がるわけだが、同じ構造で逆の成果を生み出すこともできる」西村佳哲さんの「自分の仕事をつくる」という本は、現実にゴールディーのような人たちがたくさんいるという、希望に満ちた事実を知らせてくれます。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.29
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春!わが家のさくらんぼの花も、たくさん咲いてきました。 寒さで硬くなっていた心も体も、ゆるんで柔かくなってくるような…。春は再生の季節。いろいろなものが、新しく生まれ変わりますね。私も、もう一度生まれ直そうと思います。原点に返って。原点に返ろうと思うとき、私の場合、手に取るのはマリー・ホール・エッツの「わたしとあそんで」。女の子がはらっぱへ遊びにいきます。そして、ばったや、かえるや、かめや、りす、かけす、うさぎ、へびたちに出会います。女の子が「あそびましょ」と言って近づくと、みんな逃げてしまう。仕方なく池のそばの石に坐って、静かに「みずすまし」を見ていると、みんなが戻ってくる。小鹿もやって来て、女の子のほっぺたをなめてくれます。すべての絵がデッサンのように描かれていて、色がついているのは女の子の金髪とオレンジ色の肌、それから動物たちにだけ。しかも、使っているのは、オレンジと黄色の2色。どの場面でも、おひさまがとってもやさしい表情で女の子を照らし、見守っています。私が一番好きなのは、「だあれも だあれも あそんでくれないので、わたしはちちくさを とって、たねを ぷっと ふきとばしました。」という場面。口をとんがらせてわたげを飛ばしている女の子の横顔を見ていると、世界って本当はシンプルなのかもしれない、と思えてきます。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.26
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一年以上前のことです。私は「絶対、速読を身につける!」と心に決めました。それで「世界一楽しい速読」というDVD付きのテキストを購入して、取り組み始めたんですが…。やはり挫折しました。目を速く動かす運動も、毎回同じテキストを使って文字を速く追う練習も、やめてしまっています。同じテキスト読んでる時間あったら、読みたい本、いっぱいあるんですも~ん駄目ですねでも、唯一続けていることがありますよ。3倍速で英語を聴くこと。家事をしながら「七田式超右脳英語トレーニング」に付いていたCDで、「若草物語」や「トム・ソーヤの冒険」、「王子と乞食」、「オズの魔法使い」、「不思議の国のアリス」のテキスト抜粋を3倍速で聴いています。脳だけでも、なんとか開発しようと思って…。フォトリーディング(パチリと写真を撮るようにそのページを脳に記憶してしまう速読)は全然無理ですけど、以前より速く読めているような「気」はします…。荻原規子さんの「西の善き魔女 1 旅立ちの巻」を読み終えました。文庫版の1と2を合本した全4巻のものが図書館にありましたので、こちらを読んでいます。写真は全8巻の文庫版。「西の善き魔女」は漫画にもなって、アニメ化もされたんですね。知りませんでした。私は、荻原さんのストーリーテラー魂に圧倒されてしまいましたよ。本当に、世の中、すごい語り手さんたちがたくさんいますね~。こういう作家さんたちが、たくさんいてくれるから、人生、退屈しませんね~。というより、時間が足りませんよ。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.24
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ずーっと訪れたいと思いながら、日々の暮らしに追われ、訪れる機会を持てない場所って、けっこうありますよね。私にはたくさんあります。そのうちのひとつだった、古湯温泉の「泊まれる図書館 暁」。ついに、行ってきました。古湯温泉は、恵良農園の野菜を置かせてもらっている「キッチン10」や、いつも買い物をする「Aコープ」、娘の中学校や図書館などがあって、日常的に通っているところ。だけど、仕事が待っているからと、いつも用事が済んだらすぐに帰宅してしまうものだから、少しだけ脚を伸ばせばそこにあった「暁」を訪れることをしなかったのです。すぐ近くに宝物があったというのに…。 昨年10月にオープンした「泊まれる図書館 暁」 入口には、私が近頃読み終えた「生まれ出づる悩み」が出ていました。偶然の一致?靴を脱いで、ふすまを開けると、本の詰まった木箱がたくさん並んでいます。ここにあるのはすべて、誰かの「とっておき」の本。九州にゆかりがあって本好きな方60人くらいに「自分にとって大切な、自宅の本棚にずっと残しておきたい20冊」を選んでもらい、その選者さんごとに木箱を配置しているんですって。 大阪とか、遠くから「暁」を目指していらっしゃる本大好きのお客さまもいるそうですよ。うん。「図書館に泊って、一晩中読み明かしてみたい」って夢持ってる方、けっこういるはず。ここで飲めるお茶もおいしくて本当にぜいたくな時間を過ごせるのですもの。来たくなりますよ。私はレモングラスほうじ茶をいただきました。この次は、赤ぶどう紅茶にすると決めています。ありがたいことに、私たち地元民は、本を借りることができます。長田弘さんの詩集「世界は一冊の本」を借りてきました。詩人では誰が好きですか?と聞かれたら、迷わずに答えます。私は、長田弘さんが好きです。肺はきれいか?息を切らしてないか?頭はどうだ?空の下に屋根、屋根の下に机、手を働かせているか?心が渇いてないか?近くに林はあるか?夜、星をみているか?人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.21
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今日は朝から雨。ここ数日、乾燥する日が続いていたので、しいたけさんたちが喜んでいます。 恵良農園の原木しいたけ。立派でしょ宮下奈都さんの「スコーレno.4」を読みました。宮下さんは「羊と鋼の森」で本屋大賞を受賞されてから、とっても有名になりましたね。私もそれから読み始めました。「羊と鋼の森」は図書館の順番待ちが果てしなくて、まだ読めていないのですが、「ふたつのしるし」と「田舎の紳士服店のモデルの妻」は、図書館で借りて読むことができました。宮下さん、哲学科をご卒業されているだけあって、「生きる」ということ「よく生きる」ということに、真摯過ぎます!痛々しいほど。主人公たち、生きにくそう…。なんだか、自分を見ているみたいな…。私、以前、病気になりましたもんね。だから、真摯過ぎるのはやめて「抜くとこは抜く」って態度を身につけちゃったんですけど…。でも、宮下さんの描く主人公たちは、苦しみながらも真摯さ、ひたむきさを貫き通して、最後にはその積み重ねの上に花を咲かせるんです。「スコーレno.4」の主人公麻子は、骨董品店の娘。三人姉妹の長女。歴史を重ねても生き残り、なお人を惹きつける「本物」に囲まれて育った。その上、あらゆる感情に対して真摯に向き合うその性質によって、物や人、物事を見る目を磨き抜いてきたのだけれど、本人はコンプレックスの塊。いつも「自分なんか…」って感じなんですよ。そのコンプレックスの原因は、美しく情熱的な妹、七葉。でもね、「自分なんか…」と言ってはいるけれど、気づいているんですよ。自分の磨き抜かれた「美意識」に。本物を見抜く眼力に。だから、真摯であることをやめないんですよ。だから、磨き続けていかれるんです。「自分なんか…」と言っているのは意識の表面でだけ。本当は、自分を信じているんですよ。宮下さんの描く主人公は、そんな人たちです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.13
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佐賀県立美術館で開かれている「池田学展」に行ってきました。美術大好きの娘さんといっしょに。娘さんはですね、池田さんが卒業された芸術コースのある高校を目指しちゃってます。がんばれ~!先日、夢をあきらめないで頑張ろう!な~んて決意した私でしたが、「凡人は黙っているべきなのだ」と、思い知らされてしまいましたよ。本当に、彼の絵の前では、言葉を失くす…。いつまでも、いつまでも、いつまでも見ていたかった。印刷物や写真ではない、あの本物の息遣いを、いつまでも感じていたかった…です。今回の展覧会、池田作品のほぼすべて(120点)が集結!すごい! 贅沢!佐賀にいて、よかった!池田学さんは、佐賀県多久市生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了。2011年から文化庁芸術家在外研修員としてカナダのバンクーバーに滞在。2013年からは、アメリカ・ウィスコンシン州のチェゼン美術館で、3年かけて新作「誕生」を制作、制作風景を来館者に公開。2016年11月にできたばかりの新作、「誕生」が、私は本当に好きですよ。写真を撮ることが許可されている作品だったので、撮ってきました。 「誕生」池田さんの作品は、みなさん、ルーペを持って鑑賞されてます。この絵の中に、それはそれはたくさんの人や動物や乗り物やオブジェが描かれているのですよ。画面の左下、木の根元に描かれているのは、「がれき」です。明日は、3月11日。あれから6年ですね…。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.10
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日記を書かずにいるうちに、いろんなことがありました。小学校跡地について、市の活用計画説明会があったり。いたばし国際絵本翻訳コンクールの結果を受け取ったり大学時代の部活の後輩が、6年前「開高健ノンフィクション大賞」を受賞していたことを知ったり有島武郎の「生まれ出づる悩み」、村上春樹の「1973年のピンボール」を読み終えたり。3月になり、畑の準備急がなきゃ~!って慌てたり。本当に、いろんなことがあって、いろんなことを感じ、いろんなことを考えました。そして、そのどの瞬間にも、「やりたいこと、やるべきことが、あんまりにもたくさんある。もうそんなに若くないのに」と弱気になってしまう自分がいる…。いたばし国際絵本翻訳コンクールは、またしても、2次審査を通過しませんでした。応募するのは、もうやめようと思います。「時間はたっぷりある」たとえ忙しくても、そう言ってゆったり構えて生きる人に、私はなりたかった。でもだめです。時間はそんなにない。だから、撤退します。いや、「転進」します。転じて進む。第2次大戦中、日本の敗戦色をごまかすために新聞が使った言葉。マスコミが使うと事実をゆがめることになるけれど、「転進」という言葉そのものが持つ力はポジティブで、私に元気をくれます。これからは、自分の作品だけを書く!3月に入り、本当に慌ただしくなってきました。2月中は、歯磨きの間以外にも、本を読む時間を取ることができて、本当に幸せでした。ここからは、そうはいきません。歯磨き中にも読めなくなるでしょう。それでも、やっぱり、私は農業が好きなんですね~。のんびりやってたら食べられないってところが、玉に傷ですけれど。有島武郎の「生れ出づる悩み」を読んでいたのは、自分に重ね合わせたかったから。夢を追うのか、現実を生きるのか。画家になるという夢を抱きながら、家族を支えるために漁師として生きる道を選んだ青年の苦しみを、ひとりの作家がともに苦しみながら描き出す、というお話。この作家のモデルは有島武郎自身であり、漁師の青年も実在の人物がモデルになっています。「自分を重ね合わせたい」と言っても、まず明らかに才能のある青年と自分は重ならないし(才能のあるなしと自分に才能があると信じるか信じないかは別問題)、まずもって私は、夢と生活のどちらかを選ぶなどということができません。それは私が、苦労知らずの、のんきな現代人だからなのかな。幸せな時代と言えますね。「夢も生活も!」をあきらめることができないのですね~。だけど、そのどっちつかずが命取りなんでしょうかね~。たとえ命取りであったとしても、あきらめないでいたい。まあ、この先、何回も転進するかもしれませんけどね人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.03.08
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この頃は、児童文学に限らず、いろいろ読んでいます。児童文学が好きなのは、わかりやすくて、さわやかで、「がんばろう!」と思わせてくれたり、優しい気持ちにさせてくれる作品が多いからなんですけど、だいぶ生きてきて、酸いも甘いも経験してみると、人の「どうにもできない暗~い部分」に目が向いてくるものなのですねえ。白石一文さんの「草にすわる」を読みました。本の帯にある本文、「あーあ。もういやになっちゃったなあ。なあんにもいいことなんてないんだから。どんなに我慢して頑張って生きてたって、きっと もうどうにもならないんだよね」こういう気持ちになった人が、何かのきっかけがあって、あるいは勢いで、死んでしまうということは、世の中ではよくあることなんですよね。もちろん、悩みに悩みぬいて、もう苦しくて苦しくてどうしても生きていることができずに死を選ぶ人もたくさんいるのでしょう。本人が亡くなってしまっていて、その心の内を知ることができないのですから、どちらの方が多いのかわかりません。でも、世界をもう一度見まわしてみるチャンスがあれば、生きる理由も、かすかな光も、見い出せただろう人がたくさんいたのだと思います。この本のタイトルは、私の大好きな詩人、八木重吉さんの詩からつけられています。「わたしのまちがいだったわたしの まちがいだったこうして 草にすわれば それがわかる」児童文学ばかり読んできた私には、まだ、最後まで救いのない物語を読むことができません。でも、この本は「覚醒」の物語です。「生きてみよう」と思わせてくれる物語。この先、私が、もし絶望するような状況に陥ったとしても、こういう物語を読んでいる蓄積が、私を救ってくれるに違いありません。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.02.10
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長い冬休みの間、実家に帰っていました。実家に帰ると、いつも、ブックオフでた~くさん本を買います。20冊くらいかな。ブックオフが世に出てきてから、古本がとっても身近になりましたよね。わざわざ神田に行ったりしなくても、古本が買えるんですから。おかげで、わたしは全然無駄遣いができなくなりましたよ。「この100円で本が1冊買える」と思ったら、軽々しく100円を使えなくなった…。私にとって、100円の価値がすごく高まったんです。私の将来の不安、それは「読みたい本、全部読まずに死んだらどうしよう!」デス。このままのペースだと、読みたいのに読んでない本をたくさん残したまま、この世を去らなければならなくなってしまう可能性大。そこで、極端な並行読みを始めました。同時進行で何冊も読む。私の場合、歯磨きタイムにしか読めないので(歯磨き、ものすごく長くなります…)、なかなか進まないんですけど、いろんな世界を楽しめていいですよ~。ほんとにいい。現在、読んでいる本、「鹿の王」上橋菜穂子「狐笛のかなた」上橋菜穂子「西の善き魔女」萩原規子「横道世之助」吉田修一「雪と珊瑚と」梨木香歩「桐島、部活やめるってよ」浅井リョウ「旅をする木」星野道夫「生まれ出ずる悩み」有島武雄「レインツリーの国」有川浩「ストーリー・セラー」有川浩「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ルーシー・M・ボストン自伝 メモリー」このようにして、白石一文さんの「草にすわる」を読み終えました。読み終わったら、自分の想いを整理しておかないと、本当に読み終えた気がしません。ブログは、私にその機会を与えてくれるありがたいツール。明日は大雪みたいなので、ゆっくり想いをまとめてみるつもりです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.02.10
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年明け、農業普及センターで行われたフラワーアレンジメント教室に参加しました。 このお教室は、三瀬、脊振、富士町の女性グループが、毎年開催しているもの。生活向上を目指した女性グループの活動は、なんと20年以上も続いているそう(いや、30年だったか?)。メンバーは、みんな、私の母世代以上の方々。「暮らすこと」はもうベテランでしょうに、「より良く暮らそう!」と、勉強し続ける姿勢がまぶしいです。お仕事の方も、まだまだ現役!バリバリ農業されている方々、加工所で加工品を作っている方々、直売所で働いている方々…。かっこいい。私も、負けていられませんっ!それにしても、お花っていうのは、なんて美しいんでしょうね。こんなに美しいものが、この世に存在していることが、ミラクルです。神様の奇跡!神様、本当に、ありがとうございます。 人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.27
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農業は、草との闘い…。けれど、自然農や循環農法では「草を敵としない」。循環農法の赤峰勝人さんは言います。「雑草」ではなく「神草」と呼ばれることこそ相応しい。なぜなら、草が土を作っているから。わかっちゃいるんですよ。でも、中山間の農業、担い手があまりに足りていません。山を荒さないために、草と闘わざるをえない状況になってきています。どがんす?(どうする?)ということを語り合った今年の地域おこしフェスティバル。いくつかの取り組みが紹介されました。使われなくなった農地を利用して佐賀大学の学生たちと綿の栽培をしたり、マウンテンバイクの愛好家たちに競技コースとして集落林を貸し出し、そのお礼として草刈りをお手伝いしてもらっている富士町苣木(ちやのき)地区の取り組み。山を守るだけでなく、集落の人たちが若い人と交流もできる一石二鳥の活動です。中山間の交付金を個々の土地所有者に給付するのではなく、全額地域で管理し、地域の仕事に参加した集落員に時給として給付するというシステムをとっている三瀬村中鶴地区、集落営農の取り組み。話し合いに参加してもお給料がいただけるという、びっくりのシステム。こりゃ、やる気出ますわね~♪高齢で作ることができなくなった集落の水田を一手に引き受けている富士町麻那古地区の八段農園。専業のベビーリーフでは、ベトナムからの留学生を受け入れている大きな農家さん。現在、草刈り受託を事業化して新規の雇用を創出できないかと計画中だそうですよ。話し合いの中では、草刈りを楽にする技術的なお話もありました。でも私は、この「草」という問題も、根本的なところに目を向けなければ、一時しのぎの解決策しか得られないと思っています。若い人たちがこぞって移住してきたくなるような地域にすること、もう、それに尽きると思っているのです。それができなければ、ここに未来はないかもしれない。ホリスティックな問題なんです、あの富士小跡地問題も含めた…。日本の過疎地の中にも、移住者がわんさと集まってくる地域があると聞きます。私たちも、佐賀の行政も、これに本気で取り組まないといけない。正直に言ってしまうと、山の方たちは「逃げきろう」としているような印象を受けます。自分たちが生きている間は、なんとか乗り切ろう!と。自分の子を、山に残していない方が多いからかもしれません。でも、私たちはあきらめませんよ!もう一度、言っちゃいます。Yes,we can. 「みつせの道」会場の三瀬公民館に地元の画家さんが描いたかわいらしい原画が飾ってあります。この風景、守りたい。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.25
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先日、古湯温泉キッチン10にて、渋谷耕一さんのお話を聴く会が行われました。渋谷さんは経営コンサルタント。でもそのお話は、経営について、起業についてというより、「生き方」を学ばせていただくというものでした。渋谷さんは、40代で最愛の奥様を亡くされました。奥様の突然の死によって受けた苦しみは、筆舌に尽くしがたいものでした。けれど、奥様が残された3人の子供たちのために、渋谷さんは決断します。ご活躍されていた証券会社を辞め、自宅で自分の事業をすることを。渋谷さんの立ち上げた会社「リッキービジネスソリューション」の「リッキー」は、奥様のニックネーム。自分のそばにいつも「リッキー」を感じられるから。誰かがその社名を口にするとき、そこに「リッキー」がいるから。渋谷さんのキーワードは、・感謝・謙虚さ・人との出会い・行動・高い志今こうして、伺った話について振り返っていると、自分は変わらなければいけない、と思えてきます。移住してこのかた、不安や自信のなさに負けないよう、「これでいいんだ」と自分に言い聞かせて頑張ってきました。でも、それではいけないのかもしれない。感謝し、謙虚さと柔軟な心を持ち、「出会い」に応じて行動し、変わっていく必要があるのです。その変化があって、人は成長していく。今、この瞬間から、かたくなな心は捨てよう。私に一番必要なものは「やわらかな心」なのだと実感した出会いでした。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.23
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先週の土曜日、古湯温泉にある旧富士小学校跡地の活用について意見交換会が開かれました。跡地問題。「問題」と呼べる事態になっております。どうしてか? 何が問題なのか?これまで地元の「跡地活用検討委員会」は、4年の歳月をかけて、この跡地の活用について話し合ってきました。けれども、市は、その案をほとんど活かさない形で、整備方針を決定しようとしているのです。そこが問題。こういったプランを成功させるためには、市と住民との連携が不可欠なのに、これでは…。地元は、大きな重々しい鉄筋コンクリートの校舎は解体し、公園的な利用を提案していました。それが、今回出された市の計画案では、鉄筋コンクリートのあの校舎を耐震補強、改修工事をして、スポーツ合宿施設とオフィスルームにするということ。しかも、この施設の維持費は、莫大なものになるそうですよ。今回の「どうする?どうなる?富士小跡地~さあ、みんなで考えよう~」を企画したのは、若い移住者たち。これからの富士町を、より楽しく、より魅力的なまちにしようと、本気で考えて、活動している人たちです。彼らが富士町で活躍し始めてから、少しずつ、着実に、富士町は変わってきていると思います。私は自分のことで精いっぱいで、彼らのようには活動できていないけれど、彼らを見ていると、私もできることはしなきゃ!という気持ちになります。私に、できることを。こうやって、彼らの熱意が、富士町のみんなに伝染していくといい。Yes, we can.人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.20
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1月8日(日)に予定されていた、集落の鬼火焚き。雨のため、9日(月)成人の日に行われました。でも、前日からの雨で鬼火小屋がぐっしょり濡れていたため、なかなか火がつかず、ようやく燃え始めた頃には、すでに明るくなっていました。まだ暗い中、ゴーッと燃え上がるのが、鬼火焚きの醍醐味のような気がしていた私は、ちょっと残念でしたよ。 これは昨年の写真。夜明け前、燃え上がる鬼火小屋。火がつかない、と言えば、このところのお風呂沸かしも大変でした雨で薪が湿っていると(もちろん屋根の下に薪を置いているんですけど)、なかなか火がつかないんですぅ。新聞に杉の葉っぱや木くずを包んで置いてから、その上に段ボールの切れ端を散らします。そしてまたその上に、木の皮とか小枝なんかを置いてから、比較的細い薪、そしてだんだん太い薪を置いていきます。(これ、正解なのかわかりませんけど)そうしておいてから、新聞にマッチで火をつけます。だけど、雨続きで、空気も薪も湿っているときには、燃えやすい下の方だけさっさと燃えてしまって、肝心の薪に火がつかない。薪に火がつかないまま、段ボールや小枝たちが燃え尽きてしまったときの悲しさったらないです。何とか点いてほしくてうちわで扇ぎまくった努力もむなしく、炎が消えてしまうと、泣きたくなります。泣きたくて、もうやだー!と叫びたくなるけど、あきらめない。もう一度新聞や段ボールからトライする。私たち、こうやって強くなっていくような気がします。都会にいれば(いや、田舎でもたいていは)、ボタンひとつでお風呂が沸いてしまう昨今。私は、こうやってあきらめない心を鍛えているような気がします。正直言うと、もうちょっと、お風呂沸かし、上手になりたいんですけどね…。 大事な大事な風呂釜さん。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.11
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昨日は、春の七草。七草粥、食べました。おとなりが、七草農家さんなので、毎年、いただきます。 七草の収穫、調製、パック詰めのお仕事は、12月24日から1月4日くらいまで行われます。昨年は、私も娘さんもお手伝いしたのですが、今回は、帰省のため、ダンナさんのみお手伝い。七草をひたすら洗う作業を担当して、孤独で、寒くて、大変だったみたいです。ごめんね ベースに敷かれる右側の草が、はこべ。そして、左側に載っているのが、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)、せり、なずな、ほとけのざ、ごぎょう。 葉の部分をきれいに洗って、塩湯でさっとゆがいたら、水にとります。細かく刻んで、おかゆが炊けてから投入。かぶと大根は刻んで、お粥と一緒に炊いちゃいます。 トッピングは、焼き椎茸、鶏そぼろ、ロマネスコ、たくあん、梅干しデス。 行事食って、ほっこり豊かな気持ちになりますよね。大切にしていきたいと思います。今年も、家族みんなが健康で過ごせますように…。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2017.01.08
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雨が降って、今日は暖かい朝でした。山の朝、晴れの日は放射冷却でとっても冷え込みます。 霜が降りて真っ白なミントの葉今年も終わりですね。恵良農園を温かく応援してくださったみなさま、一年間、ありがとうございました!来年も、心を込めて、仕事をしていきたいと思っています。実は今、私、とてもそわそわしています。12月22日から、神奈川の実家に帰ることになっているのです!帰る前にいろいろやるべきことがあるのに、そわそわしちゃって、はかどりません。たくさん、親孝行してきたいな。そして、来年も頑張る力を、いっぱいつけてきたいな。なんだか、書きたいこともまとまりません。だから今日はご挨拶だけ。楽しいクリスマスを。そして、よいお年を。 恵良農園の里芋、菊芋、干しシイタケ♪来年も、恵良農園をどうぞよろしくお願いします。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.12.20
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先日、農協さん主催の「新規就農者フォローアップ研修」に参加しました。訪れたのは、伊万里。「農業が楽しくって仕方がない」っていう方々とお会いすると、やる気が湧いてきますね。「農業が楽しくって仕方がない」っていう方々は、やっぱりきちんと稼いでます自分たちの商品に自信があって、どんどんアピール。どんどん売り込んでいく。百姓屋さんは、抗生物質や抗菌剤を含まない餌と天然水を与え、平飼いで育てた鶏を、無添加でローストチキン、スモークチキン、ソーセージ、カレーなどに加工(加工は唐津市七山の「燻や」さん)。「山ん鶏」というブランドで、全国に売り出しているそうです。お肉の加工品で無添加っていうのは、なかなか難しいんですよね~。試食させていただきましたけれど、やっぱり素材の味、生きてました~ 百姓屋さん イートインの直売所ご両親の生き生きした姿を見て、3人のお子さんたちも就農。息子さんが養鶏、娘さんお二人が花き栽培、「山ん鶏」、直売所を担当されています。もう1つ、見学した農園が「フェルマKisu」さん。ここもすごいかった。いや、ほんと、すごかった。木須さんご一家のフェルマ(ルーマニア語でファーム)です。長男さんがお米、麦(なんと40町=4万平方メートルも!)。二男さんが花(シクラメンは日本でトップクラスの生産)。長女ご夫婦が農家民宿と「善ちゃん餃子」。お母さんが販売や和菓子などの加工。お父さんが現場監督と孫のお世話。本当に、家族一丸となって、素敵なんですね~。 こちらは家族のひとり、やぎのオリーブさん。 オリーブさんの素敵なおうち。オリーブさんのおうちは、長女さん夫妻の農家民宿の裏手。お隣に手作りのピザ釜がありましたよ。農作業が一段落すると、ここでみんなでピザを焼いて楽しむそうです。そういう時間も、とても大切にされているということ。今回の視察は、テーマ、家族。うらやましいほどの、家族連携プレーでございます。私たちに真似できることはほとんどなかったけれど、たくさんのヒントはいただきました。それから元気も。農業の可能性は無限大デス。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.12.10
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朝目が覚めた瞬間、胸が締め付けられるような不安を感じるときがあります。それは、だいたい1か月周期でやって来る。世間では、PMSと呼ぶそうですね。何が不安なのか?それは、10年後、私たちの暮らす山がどうなっているか?ということ。関東から移住してきて5年がたちました。この、たった5年の間にも、山は確実に荒れてきているように思えます。山を降りた方、亡くなった方、体が思うように動かなくなった方…。管理できなくなった土地が、だんだん増えてきている…。かく言う私たち自身、身の丈を超えた仕事を抱え、お借りしている土地を満足に管理できているとは、とても言えない状況です。家の裏山は私たちの山ではありませんが、やぶだらけにしておくと、イノシシさんの棲みかになってしまいます。けれど、草刈りの手が回らず、草ぼうぼうにしていたら案の定。 立派なイノシシさんです。なんと雄々しい(私には雄か雌かわかりませんが)。この写真、居間の窓から撮りました。私からイノシシさんは2メートルほどしか離れていませんイノシシによる農作物の被害は、年々増えているそうです。その原因の一つとして、山が荒れ、イノシシさんが繁殖しやすい環境になってきたことが挙げられます。それじゃあ、どうしたらいい?山を荒さない。イノシシさんに負けないくらい、若い農業者がた~くさん増えてくれればいいんです。だから私たちは、この山で農業を営みながら幸せに暮らせることを、見せないといけない。確かに困難はあるけれど、こんなに幸せに生きられるんだということを、証明しなければいけないと思っています。不安なとき(2、3日しか続きませんが)は、歯磨き本に、ポジティブな農業の本を読むことにしています。少しでも前に進めるように。先日ダンナさんが、図書館で「日本一小さい農業」がキャッチフレーズの西田栄喜さんの本を借りてきてくれました。今年9月に出た新しい本です。西田さん、やっと本を出してくれました!この本を読み始めたら、なんだかうきうきしてきましたヨ。あっという間に読み終わりそうなので、読み終わったら日記に書きますね!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.12.07
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有川浩さんと言えば、好きな女性作家のランキングで、第一位を獲得されるような、人気の作家さんですよね。「図書館戦争」シリーズ、「フリーター家を買う」、「県庁おもてなし課」…。いずれも映画化された大ヒット作。ですが、私はこれまで読んだことがありませんでした。映画もまだ…。ずっと興味はあったんですけれど、今さら「図書館戦争」を図書館で借りるのが恥ずかしいような…。「え? あなた、まだ読んでないんですか?」と司書さんに思われちゃいそうで…。もちろん、私のバカな見栄なんですけど。このたび一念発起して、歯磨き本に有川浩さんを選んだのは、有川さんが、佐藤さとるさんの太鼓判で「コロボックル絵物語」を書いていたことを知ったからです。そりゃあ、絶対に、すごい人だ!と。図書館で「旅猫リポート」を見つけ、さっそく借りてきました。装画は、大好きな村上勉さん!新しいコロボックル物語の前哨戦的にタッグを組んだ作品だったそうです。物語の終わり近くに、コロボックルらしき描写もありましたよ。その「旅猫リポート」、衝撃を受けました。近頃、本を読んで涙する機会がめっきり少なくなってしまったのですが、これは涙なしに読むことのできない物語です。慟哭する、と言っても過言ではない。特に、動物好きの人間なら、もう、この本に描かれている感情が手に取るようにわかっちゃう。主人公は猫の「ナナ」。野良猫だったナナは、大けがをして、猫好きの悟(「さとる」ですよ!)に助けられ、それから一緒に暮らすようになりました。けれど、ある事情から、悟はナナを飼えなくなる。それで始まった、里親探しの旅。ナナと悟は、悟の小学校、中学校、高校時代それぞれの友人の元を訪ねます。旅をしながら、悟の人生が追って描かれていきます。以前、何かで読んだかテレビで聞いたかは忘れましたが、「ディケンズをまだ全部読んでいないのなら、人生の楽しみがそれだけ残っているようなものだ」というような言葉に触れたことがありました。今、まさに私はそんな気分です。まだ読んでいない有川浩作品がた~くさんある!それって、わくわくする~!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.11.29
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先日、友人と齋藤孝さんの講演会に参加しました。おもしろかった! 本当に、おもしろかったです!齋藤さん、大好き齋藤さんと言えば、「声に出して読みたい日本語」で有名ですが、NHKEテレの「にほんごであそぼ」の監修もされています。あまりにたくさん著書があって、ここに列挙するのは大変!ちなみに、私のおススメは「〈貧乏〉のススメ」、それから「上機嫌の作法」。これまで、その著書で齋藤さんに「共感!」してきたのでしたが、「生」齋藤さんに接する機会を得て、驚きました。なんて、テンションの高い!これが、彼の言う「上機嫌」なんですね!そして、動きがかわいい!齋藤さんは、教育学だけでなく、身体論もご専門なので、「体の動き」で人を惹きつけることもできちゃうんでしょうね~講演のテーマは「生きる力を育てる学力」。一言で言えば、「学習の基本は、感動と習熟」。まずは、すごいもの、本物に接して感動すること。「すごい!すご過ぎるよ、夏目漱石!」「すごい!すご過ぎるよ、ジョコビッチ!」「すごい!すご過ぎるよ、内村航平くん!」など。そして、すごい!と思ったら、そのすごいところを、マネしようとする。できるようになるまで(もちろん夏目漱石やジョコビッチと同じようにできるようにはなりませんが)、とにかく繰り返し繰り返し練習する。徹底的に繰り返して、体に刻み込む。これを齋藤さん言葉で「技化(わざか)」というんですね。これですよ。学習の基本!他にも「段取り力」とか「要約力」とか「反射力」とか「判断力」とか、生きる上で鍛えておくべき力についてお話がありましたけれど、とてもとても1時間ちょっとでは、語り切れない。時間をオーバーして熱く熱く語ってくださいました。あ~!ず~っと聞いていたかった~。学校から申し込んだ「佐賀県学力向上フォーラム」という会だったんですけど、娘のためというより、私自身が大いに勉強したくなった講演会でした。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.11.23
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季節はめぐる。葉っぱのフレディたちも、最後の輝きを見せてくれています。冬の足音を聴いて、ほたるは逝ってしまいました。1つの後悔もない死別など、おそらくないのでしょうね。「どうしてもっと早く、縁側に入れてあげなかったのか…」考えないように努めても、むなしい努力です。ほたるがいた縁側からよく見える、「こでまり」の木の下に埋めてあげました。春になったら、白い小さな花をい~~~っぱいつける木です。命も、めぐるのです。 ほたるのお墓恵良農園の夏野菜は、ほぼ終了しました。 また来年、おいしい夏野菜を、たくさんの人に食べてもらえますように。今は、海苔漁の忙しい時期です。ダンナさんが、お手伝いに行っているので、農園は私がひとりで見て回っています。まだ少し実をつけてくれるピーマンさん、ナスさんたちを直売所に出したり、たくさん顔を出し始めたしいたけさんをチェックしたり(油断すると、あっという間におばけしいたけに成長してしまいます!)、ハーブの苗作りをしたり、秋のミントティーを作ったり、お芋たちを掘ったり…。今、スーパーフードとして注目されている、菊芋も出し始めましたよ♪ しいたけの赤ちゃんたち カモミールの赤ちゃんたちこういう細々、ゆったりと仕事ができると、幸せだ~!と感じるんですけど、これは一般の農業と違います。だけど、夏に頑張ったごほうびとしてこの秋冬の日々がなかったら、春夏のような怒涛の毎日が一年中続くのだったら、私は農業を好きでいられるかどうか、わかりません。たぶん、明日で海苔のお手伝いは一段落するので、それからはふたりで、夏野菜の片付けと土作りに励むことになります。これだって、大切、大変なお仕事。励みます!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.11.15
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3月の末、イタチにかまれたわが家のニワトリさん、ほたる。 今朝、天に召されました。イタチにかまれたあと、とっても苦しんだ1か月ほどを乗り越えて、元気になったけれど…。やっぱりお腹の調子が良くなくて、8月頃に、また縁側で静養生活。消化の良さそうな食べ物と私の「氣」によって、1週間ほどでみんなの元へ復帰。だけど、また10月中頃から、あまり食べなくなってしまいました。11月に入って、再び縁側で静養生活に入り、すっごく食欲が出てきてたのに…。がつがつと食べているとき以外は、眠ってばかりに。食べながら、意識が遠のいてしまう場面も出てきました。おととい、農園のトマトをヘタの近くでカップ状にカットしてあげると、夢中でがっついていたんです。「もしかしたら、また、元気になるかもしれない」私は、かすかな望みを抱きましたよ。でもやっぱり、食べながら意識が遠のくし、脚もふらふらして、ときどきぱたりと倒れてしまう…。これまでずっと、夜は、立ったままくちばしを羽根に入れて眠っていたのですが、ついに、その晩は、ぱたりと倒れた状態のままでした。「生きる意志」は、あったのです!倒れている自分にはっと気づいて、まるで「私としたことが!」っていうように、立ち上がろうとする。生きる強い意志を感じました。でも、山では、急に夜の冷え込みが厳しくなったから、体にこたえるのでしょうね。人間でも、季節の変わり目に、亡くなる方が多いですものね。昨日は一日、倒れたままでした。私が手を当てると、薄く目を開けるのがやっと。命の火がだんだんと消えようとしているのが、よくわかりました。私が11時に床に入るときには、まだ呼吸とともに少し動いていました。なでてあげると、脚をぴくっと動かしもしたのです。朝3時半には(うちのダンナさんが海苔のお仕事に行っているので朝が早いです)、硬くなっていました。今日はお通夜です。明日、埋葬するつもりです。とても、さびしいです。ほたる、今まで、ありがとう。 子ども時代の「ほたる」とお母さんの「つばさ」人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.11.06
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わが家の井戸のふたに、かわい~いきのこさんたちが生えました。(うちの椎茸さんたちは、なかなか生えてこないんだけどな~) 向こうのレンガの陰から、覗いている子がまたかわい~いですスペインのクレイアニメ、「カペリート」みたい。うちの娘さんが小さいとき、教育テレビで放送されていました。今も放送しているかな?私が大好きで、録画してありますよ~♪魔法使いを助けたカペリートは、お礼に、魔法の鼻をもらいます。鼻をつまむと、きのこの傘を思い通りの形に変えることができる魔法の鼻。心やさしくて、好奇心旺盛で、創意工夫を凝らしていろんなことにトライするカペリートを見ていると、こちらもなんだかやる気が湧いてきますよ~。上に載せた写真では、看護士さんになって、傘を白い帽子にしちゃってますけど、本当のカペリートは、まさにうちの井戸のふたに生えているような姿なんですよ!これは何ていうきのこなのかな~?カペリートは、絶対、これに違いない!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.11.01
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寒いです。フリースのパーカを着こんでいるんですが、寒い。昨日、こたつ布団、掛けておけばよかった~すでに、お日さまに干して、スタンバイしております。「冷え」は万病のもと。あとで、腹巻を装着しましょう。ボブ・ディラン。ノーベル文学賞は、ボブ・ディランさんが受賞されましたね。お名前はもちろん知っているんですが、作品をよく味わったことがありませんでした。代表作は「風に吹かれて」。ここ数日は、歯磨きタイムに、村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」を読んでいました。村上作品の中では、ダントツ、薄い本なのでどちらも「風」ですね~。村上さんは、毎年のこの時期が憂鬱なのではないかなあ。みんなが「今年こそ」って期待して、でもいつも受賞ならず。クラッカーまで用意して発表を待っているファンの方の映像をテレビで見ました。「ああ、どうか騒ぐのをやめてくれ~!」「そっとしておいてくれ~!」と思っていますよね、きっと。私は、そういう意味でも、早く受賞するといいな、と願っています。なんだかお気の毒で…。「風の歌を聴け」の最初の章にこんな文章があります。「もしあなたが芸術や文学を求めているならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要だからだ。古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎそしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。 夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、それだけの文章しか書くことはできない。 そして、それが僕だ。」人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.10.15
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「やるべきことを先にやってから読みなさい」これ、宿題やらずに漫画を読んでいる娘に、私がよく言うセリフ。でもでも~、「今、読みたい」っていうこと、ありますよね。あとで「ぎゃー、終わらないー!」って言いながら「やるべきこと」をバタバタ片付けなければいけなくなると、わかっちゃいるんだけど、読んじゃう。うちの娘さんも、わかっちゃいるんだろうなあ。図書館で借りていたけれど、忙しくて忙しくて、返却期限がとっくに切れてしまっていた上橋菜穂子さんのデビュー作「精霊の木 」を一気に読んでしまいました。読み始めたら、止められない。あとで、「ぎゃー!」と言いながら夜なべしてピーマンの袋詰め作業をしなければなりませんでしたけど。これが、デビュー作とは…。大学院生時代に、書かれたそうですよ。いやはや、よく書けてます。環境破壊で地球に住めなくなった人類は、宇宙に出ます。宇宙に出た人類は、スペースコロニーで暮らすようになるが、やっぱり「星」に住みたい!ということで、いろんな星を開拓して移住するようになりました。開拓とは、その星に住んでいた先住民族を排除すること。けれど、その排除の歴史は、政府によって巧妙に隠されてきた。彼らが未開で弱い民族だったから自然に滅びてしまったのだと、思われるように滅ぼしたのです。主人公のシンと従妹のリシアが暮らすナイラ星の先住民「ロシュナール」も、滅んでしまいました。ある日、リシアがロシュナールの持っていた「時の夢見師」の力に目覚めます…。「アバター」っていう映画がありましたよね。上橋さんから影響受けてる?と思っちゃうところがありますよ。政府がロシュナールを滅ぼすのに使った巧妙な手、それが「精霊の木」を焼くこと。ロシュナールは、精霊の木から精霊を受けて大人になる。精霊とのつながりがあってこそ、本当の生を生きられる。だから「精霊の木」を焼かれ、精霊と出会えなくなった若者たちが、次々と自殺していってしまったのです。映画の「アバター」でも、先住民たちが侵略者から命がけで守っていた木がありました。「魂の木」だったかな。高いテクノロジーを使って侵略する人類に対して、未開で素朴な先住民たち。先住民はやっぱり、精霊たちとのつながりを大切にしていました。「アバター」の先住民たちは、恐竜みたいな生き物に乗って空を飛ぶんですけど、その生き物との出会いっていうのが、とっても儀式的なんですよね。自分のパートナーとの出会い…。何か運命的な…。「精霊の木」のロシュナールと精霊の出会いも、まったくそのように描かれています。文化人類学、とりわけ先住民の歴史を学んでいる人が書くと、自然、こういうお話になってしまうのかもしれませんね。アメリカインディアンや、アボリジニの歴史が、本当にそのようであったのだから。それが、上橋さん流になると、上橋さんが10代の頃に大好きだったという「ガンダム」や、アリソン・アトリーの「時の旅人」のエッセンスが出ていて、すごく面白かったです。こういうところが、やっぱりデビュー作なのかな~。上橋節がまだ完成してないというか、ね。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.30
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栗の美味しい季節です!激しくインドア派のうちの娘さんが、珍しくちょこちょこ外へ出て行って、何をしているのかと思ったら、栗を拾ってました わが家の前の道沿いに生えている栗の木さんからの秋の恵み。栗ご飯にしましたよ。 栗、贅沢づかいデスこの季節、さつま芋、里芋、きのこ、などなど、おいしいものがたくさん。だけど、この季節を感じるのは、味覚だけじゃありませんよね。なんといっても、金木犀のこの香り!金木犀って不思議です。ある日、ある瞬間、突然、その香りに気づかされる。昨日までは香ってなかったのに…、と。今日は雨ですけれど、空気の中は、金木犀の香りでいっぱいです。わが家のひとつ上のお宅の傍らに生えている金木犀さんからの恵み。この木がまた、大きいんですよね~。今度、写真を撮ってきます人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.28
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さ~あ! 今年も、いたばし国際絵本翻訳コンクールの季節がやってまいりました~!!申し込み料の振り込みが済み、先日、課題図書が届きましたョ。あ~! 課題図書を最初に開くときの、このドキドキ、ワクワク!!今年の日英部門の(日伊部門もあります)課題図書は、「Stop, Thief!」(作/Heather Tekavec)。物語の主役は、農園で飼われているワンちゃんです。「近頃、農園の作物を盗むどろぼうがいるようだから捕まえておくれ」こう飼い主に頼まれ、大張りきり。ってなお話。舞台は農園!ちょっと~! 私に向いてるんじゃな~い?昨年、命がけ(と自分では思い込んでいた)で作り上げ、絶対に大賞を獲る!と意気込んで投函した訳文が、2次選考も通らず、ショックで目まいがしたこのコンクール。今年も、同じ気持ちで、いえいえ、さらに気合を入れて臨みます!ちなみに、昨年度の作品「たびネコさん ぐるりヨーロッパ街歩き」(作/ケイト・バンクス 絵/ローレン・カスティーヨ 訳/住吉千夏子)が、大賞受賞者の訳で、この秋出版されました。く~ヨーロッパ周遊の旅に出かけるイタリア人ファミリーといっしょに、黒ネコちゃんが旅をするお話。ローマ、マルセイユ、パリ、ロンドン、アムステルダム、ミュンヘン、ベニス…。(だったと思う)リズミカルな文章と、色調を抑えたシックな絵がとっても魅力的な絵本です。訳したかった~!まだ大賞の方の訳は読んでいませんけれど、タイトルを見ただけでも、私とは方向が違っているな~という感じ。住吉さんは、ドイツ在住だそうです。私、佐賀市富士町在住…。うん、やっぱり今年の農園舞台に賭けるぞというわけで、なかなか更新できないこのブログですが、さらに更新頻度が落ちるかと思われます。収量が減ってきているとはいえ、まだまだ、ピーマンもナスも大絶賛発売中ですし、稲刈りも間近に迫っております。無理しない主義は、もうやめました。荒川弘さんの「寝なきゃいいじゃん」(「百姓貴族」より)を見習って、頑張りま~す!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.12
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恵みの雨!40日ぶりに降った雨!雨の降るのがこんなにうれしいなんて、農業を始める前には思いもよりませんでした。野菜たちも喜んでいます。私も今日は収穫をお休みして、心も体も休息モード。久しぶり~!農業者に休みはない、なんて言いますけれど、やっぱり人間、休息は必要デス。本日のタイトル、思いがけない贈り物…。この雨も贈り物には違いないのですが、この雨のことではありません。これです。 これは、恵良農園の野菜のパッケージングに使用しているひもです。麻ひもに見えますけれど、お値段が格段にお安い「ジュート」のひもを使っています。先日、船橋で文庫活動をご一緒していた方が訪問してくださった際に、これをいただきました。毎月、グループで恵良農園の定期宅配をご利用いただいているのですが、そのメンバーのひとりがこのひもを大切にとっておいてくれたのです。涙が出そうでしたよ。恥ずかしいからこらえましたけど。感動でした。愛情を感じました。母の愛みたいな。その方もやっぱり文庫活動でご一緒していた方で、お話の名人。すごい語り部さんです。私と娘のことをとっても想ってくれていて、私たちの移住が決まると、ご自宅でお別れ会を開いてくださいました。そのときしてくれたお話は、私のリクエストした「番ねずみのヤカちゃん」(作/リチャード・ウィルバー)。主人公のヤカちゃんは声が大きいから「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれています。ある日、お母さんねずみが子どもたちに言い聞かせます。人間に気づかれると大変なことになるから、けっして音を立ててはいけないよ。「うん、わかったよ、おかあさん」ヤカちゃんの返事の大きいこと。「しーっ、しずかに!」あまりの大声に耳をふさいでいる兄弟ねずみたちの絵もかわいい!中には気絶している子も。その方の「ヤカちゃん」を初めて聞いたとき、その面白さと迫力に、私は驚愕したのでした。それで、これは絶対に娘に聞かせてあげたい!と思っていたのです。移住して5年たった今も、やっぱり私たちのことをお母さんのように想ってくれていることが、本当にうれしかった。本当に本当にうれしかったです。ありがとうございます!きっときっとまたお会いしましょうね!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.08.28
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8月21日(日)、8月22日(月)の2日間、「昔話を楽しむ九州沖縄交流会」がわたくしの近所、古湯温泉で行われました。古湯温泉ONCRE(おんくり)で開かれた講演会の講師は、なんとあの「ガンバの冒険」シリーズの作者、齋藤惇夫さん!ひゃっほ~♪夏休みの読書感想文に齋藤さんの「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を選んだ(昨年の冬休み用に選んで結局書かず、それ以来何度も読んでいる)うちの娘さんと一緒に行ってきましたよ。講演のタイトルは「私の体験した昔話」。歯に衣着せぬトークでした。私の心をくすぐった齋藤さんのおもしろコメントを2つ。齋藤さんは小学生の頃、夏休みや冬休みを弟、妹と一緒に祖母の家で過ごしたそうです。冬休みの夜、祖母は孫たちに毎晩昔話を聞かせてくれた。囲炉裏を囲んで。囲炉裏の中に、栗の実を3つ入れて。そうして、お話が終わると、焼けた栗を孫たちの3つの口に入れてくれました。齋藤さんたちは、布団の中でくちゃくちゃと栗を味わったということ。「今みたいに、『寝る前は歯を磨かなきゃダメ』なんて言うバカな大人はいませんでしたからね」これも小学生の頃の話だったと思います。齋藤さんは、先生に「カレイと漁師」(「したきりすずめ」みたいに欲張りな女性が出てくるお話)の昔話について感想を聞かれます。齋藤さんは「この奥さんは欲張りだと思います」としか言えなかった。すると先生に「ああそう。もういいよ。」と言われた。齋藤さんは、もっといろいろなことを感じていたのに、陳腐な感想しか言えなかった自分が悔しかった。でも、しばらくすると、「感想なんか聞く先生が悪いんだ」という結論に至ったということです。「読書感想文なんていう野蛮なものを書かせるのは日本だけですよ」連日深夜まで野菜の袋詰めをしているので、途中睡魔に襲われたりもしましたが、楽しい講演会でした。娘さんは、サインをしてもらえるかもしれないと「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を持参していましたが、とてもとても参加者が多くて、そんな雰囲気ではなかったのでした。初めて参加したんですが、すごく盛大なんですね~、昔話を楽しむ九州沖縄交流会! この交流会に、なんと移住前に船橋でご一緒に文庫活動をさせていただいていた、お話の大先輩が参加してくれて、5年ぶりの再会でした。私に児島なおみさんの「うたうしじみ」を教えてくれた恩人です今日は三瀬村の「農家民宿 具座」さんに泊って、明日、恵良農園を訪問してくれます。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.08.22
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今年度から、初挑戦したハウスでのトマト栽培。むずかすぃ~ですねえ、トマトの栽培って。水のやり加減が、トマトの出来を左右します。うちのトマトは、水加減がうまくいっておらず、割れてしまっているものがあまりに多い。割れてしまうと、割れ目にすぐカビが生えてきて、保存することができません。味はとってもいいんですよ~♪おほほほほ。酸味と甘みのバランスが絶妙なおいし~いトマトです♪ラタトゥイユの商品化を考えての品種セレクト。調理に向いてます。「トマトピューレにするといいよ~」とアドバイスをいただくのですが、保存食を調理する時間、瓶を用意する時間がありませ~ん!ご近所さんにお分けしたり、おやつに食べたりしていますが、やっぱりなんとか保存したい。そこで、ドライトマト!灼熱の日々なのですぐに乾くだろう、ということで、「野菜を干せば、こんなにおいしい!」(著/小田真規子)を参考に、干してみました。 トマトは水分たっぷりなので、なかなか乾きませんね~。わが家の「しいたけ乾燥機」を使って、急速に乾燥させた方がよさそうです。昨日、古湯温泉のキッチン10にお野菜の納品に行ったら、お食事されていたお客さまが、恵良農園のお野菜をとっても喜んで買ってくださいました。トマトも箱で買っていただいて。真っ赤なトマトを見て上がった歓声。私は、本当にうれしかったです。お客さんが喜んでくれることが、本当にうれしい!これがあるから、農業を続けられるんですよね~。ありがとうございま~す!これからも頑張ります!先日、テレビを見ていて、みかん作りのベテラン農家さんがおっしゃっていました。「お客さんが美味しいって言ってくれるのがうれしい。木に病気が入ったりすると、悲しい。」コメント、それだけ。シンプルです。その気持ち、痛いほど、わかっちゃいますよ人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.08.09
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心の支えであった「歯磨き読書」もままならない日々…。前日の洗濯物をたたみながら、「とと姉ちゃん」を見るのだけが楽しみデス。あ~、出版のお仕事、楽しそうですな~。厳しい世界なのでしょうけど。たくさんの人の「暮らし」に寄り添い、ささやかな幸せのヒントが詰まった「暮らしの手帖」。本当に、すばらしいお仕事です。毎日のささやかな心掛けが、小さな幸せを生む。私も、知ってはいるんですけれど、今、おろそかになっています。暮らし。追われて追われて、あっという間に一日が終わる。暮らしを味わうことを忘れてしまう。息をすることすら、忘れてしまうほど。これだからダメなんですよね。農業って、このくらい働きまくらなきゃ、成り立たない。地に足のついた暮らしを求めて農業を始めても、農業で暮らしていくためには追いまくられて日々を過ごさなければならない。いや、そうでなければならないわけではない。きっと別の方法があるはず。今は、がむしゃらに働かねばならない「とき」なのかもしれません。でも、常に頭を働かせて、ここから抜け出る方法を見つけていかなければいけないと思っています。富士町に移住して農業を始めた先輩で、今は野菜作りをお休みしている方がいます。農業に対する情熱と高い技術を持ったご夫婦なんです。それでも、今は野菜作りをお休みしている。きっと、その理由のひとつに、「農業」の「業」に追われ、せっかくの「農的な暮らし」を味わうゆとりを持てないことへの疑問があるのだろうなあ、と勝手に想像しています。丁寧な暮らしをされている方たちなので。私も、猛烈に疑問を持っていますよ。時折山の空気を深く吸い込むだけでは、しばし星空を見上げるだけでは、足りません。すべるような時間ではなく、一歩一歩踏みしめるように、過ごしたい。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.07.28
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宇都宮けんじさんが都知事選から撤退したショックで寝込んでいたわけではありません。じわじわじわと、ナスの誘引を進めてきましたが、昨日、ついに完了しましたよ~!宇都宮さんは、鳥越さんとお話し、鳥越さんの人柄や政策を熟慮した上で撤退を決断されたのですから、あとは鳥越さんに頑張ってもらうしかないですね。それにしても、なんていい人なんでしょうねえ、宇都宮さんは。ナスの誘引です!ナスの誘引では、主枝(基本となる枝です)4本をワイヤーで優しく巻いて支えてあげます。 誘引する前はこんなに茂っておりました。 誘引時に、余分なわき芽などを取って、すっきり。果樹園みたい♪ナスの実に、お日さまの光がたくさん当たるようになりました。でも、はっきり言って、誘引作業、飽きました…。作業中、豆粒ほどの青ガエルくんたちに会えるのだけが、楽しみでしたヨ。 この豆カエルくんたちのかわいさ、写真では伝わらない!恵良農園の夏野菜、がっしがし獲れはじめました。ダムの駅「しゃくなげの里」、イオンモール佐賀大和内「わいわいファーム」、アルタ開成店、古湯温泉「キッチン10」、熊の川温泉「ちどりの湯」、福岡市城南区「やちよの畑」にて、大絶賛発売中デス!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.07.22
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参院選のショックから寝込んでいる、というわけにはまいりません。降ったりやんだりする雨の中、ナスの誘引作業を進めておりますよ~。台風シーズンがやってくる前に、300本、終わらせなければ。雨合羽を着て作業すると蒸れて中から汗びっしょりになり、体力の消耗が著しいので、晴れ間を縫って作業をしています。でも結局、突然滝のような雨が降ってきて、でびしょぬれに…。というここ数日。只今、九州全域に大雨警報が出ております。山が崩れてきませんように。参院選、残念な結果に終わりましたけど、本当に闘わねばならないのはこれからです。国民投票を経なければ、改憲できないんですからね。私たちの未来、まだまだあきらめませんよ~!オー!こうなったら、自民党の内部から変わっていってもらいましょう。自民党の中にも、安倍さんちがう!という意見の方、たくさんいらっしゃるようですから。小泉進次郎さんなんか、見ていると、とても安倍さんと同じ考えとは思えませんものね。さあ、次は都知事選。私にはどうすることもできないんですけど。応援しています。宇都宮けんじさん!都民の方々、舛添さんにずいぶんと怒っていましたね。でも、選んだのは誰でしょう?猪瀬さんを選んだのも…(猪瀬さんの翻訳は好きですよ!)。どちらの選挙も、宇都宮さんは次点…。なぜ、宇都宮さんを選ばなかったんですかね。こんなことにはならなかったのに。有名人だから選んじゃったんですよねえ。参院選での自民党の戦い方、さすがです!日本人のこと、よくわかってます。勉強不足の有名人、たくさん当選してましたね~。でも! 宇都宮さんだって、知る人ぞ知るスゴイ人です!あの宮部みゆきさんの火車 に登場する「溝口悟郎弁護士」のモデルなのです。溝口弁護士のセリフは、宮部さんが取材したときの宇都宮けんじさんのお言葉だそう。有名人ですよ~!でも…。何より、宇都宮さんのお顔を見て、わかりませんか?この人は、いい人だ!と。感じませんか?(出た~!と言われそうだけど、感じるんだからしょうがない。)宇都宮さんは、「貧困」と闘う人。原子力エネルギーからの脱却を志す人。開拓農家として荒れた土地を懸命に耕すお父様の背中を見て育ちました。「父のような、貧しく苦労する人びとのために、力を尽くそう」と弁護士になることを決意したそうです。宇都宮けんじさんの掲げる政策については応援ホームページをご参照くださいませ。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.07.12
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もう、疲れた~!!休みた~い!!思いきり、本、読みた~い!!と、叫びたくなる毎日でございます。恵良農園のピーマンも、ナスも、た~くさん獲れはじめましたよ~!忙し~い!!それでも、日曜日には、必ず選挙に行かなければいけません。テレビをつけると、都知事選のことばかり放送してますけど、参院選は、あさってなのです。これは、運命の選挙なのです。私が選挙権を得てからこのかた、これほどまでに重大な選挙はなかった!と言えるほど、大きな大きな意味を持つ選挙だと思っています。それなのに、あまり盛り上がってませんね。意図的なんでしょうね。憲法改正のことなんか、あまり議論されていませんね。安倍さんの政見放送でも、憲法改正のことは言いませんでしたね。いつもズルいです。日本の将来を思うとき、胸がきゅーっと締め付けられるほど心配になってしまう。朝ドラ「とと姉ちゃん」で描かれていた戦中の抑圧された日本。この参院選の結果によっては、その日本再び、ということにもなりかねない。「自民党憲法改正案」をよ~く見てみましょう。(現行)第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。(自民党改正案)第13条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。恐ろしいですね~!「人」としては尊重されますけど、「個人」としては尊重されませんよ。さらに恐ろしいのは、国民の権利の尊重が「公共の福祉」ではなく「公益及び公の秩序」に反しない限り、に変更されていることです。公の秩序!自民党によると「公の秩序」と規定したのは、「反国家的な行動を取り締まる」ことを意図したものではありません。「公の秩序」とは「社会秩序」のことであり、平穏な社会生活のことを意味します。個人が人権を主張する場合に、他人に迷惑を掛けてはいけないのは、当然のことです。そのことをより明示的に規定しただけであり、これにより人権が大きく制約されるものではありません。ということですけれど、ひとたび「公の秩序」と規定してしまったら、そのときの政府の判断で「はい、これ公の秩序に反するよね」ということになりますよね。まだまだ、ありマス。(現行)「第十九条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」 (自民党改正案)「第十九条 思想及び良心の自由は、保障する」何?この上から目線!?それでもって、102条で新しく「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」とか言っちゃっているんですよ。あのね~、憲法の意味、わかってますか~?と聞きたくなります。憲法は、あのあまりにも苦しかった戦争の経験を経て、日本国民が獲得した「人権を守るために政治権力を制限する」ための決まりです。私たちが守らなければならないルールは「法律」と呼ばれているもの。憲法と法律は違うんです!まだまだ、「第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。2前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。とか、「公益及び公の秩序」という言葉を使って、私たちの権利をたくさん制限しようとしているんです。とてもとても書ききれない。今回の参議院選挙で、改憲の発議に必要な参院定数の3分の2を、改憲勢力に獲らせてはいけない!自民党を支持していらっしゃる方々の主張する「中国の脅威」や「日本の防衛」から目をそらすつもりはない。防衛に関しては憲法9条の問題であって、この改憲案は「中国の脅威」や「日本の防衛」とはまったくの別問題。憲法の言葉をいじくりまわす必要はないはずです。だから、参院定数の3分の2を、獲らせるわけにはいかない!私たちの子どもたちに、「あのとき間違った」と恨まれるような選択はしたくない!今、まさに岐路に立っている日本。本当に、大切な選挙なのです。でも、希望はある。私は、18歳からの票に期待しています。まだ既得権益やしがらみに汚されていない素直な票。祈ります。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.07.08
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のススメ(その他)今、喉から手が出るほどほしいもの、それは「時間」。「時間」は、誰にも平等に一日24時間与えられているのですけど、それはゆるぎない事実なのですけど、いかんともしがたい「不平等感」に、心が乱されることがよくあります。確かに、時間数は平等に与えられてるのです。でも、その一秒一秒の重みは、人によって違うような気がします。お金持ちの人にとっての一円と、貧乏な人にとっての一円では重みが違うように…。どんなに忙しくても、やはり歯磨きのときには本を読んでいます。そうしないと、きっと、心が折れるから。今日読み終えた歯磨き本が、「声に出して読みたい日本語」で有名な齋藤孝さんの「のススメ」。とっても力になりました。「貧乏でよかった!」とは思いませんけど、齋藤さんのおっしゃるとおり「貧乏時代の体験は深い」!深いと思いますよ、本当に。骨身にしみる。ひりひりするくらい。この本は、「貧乏力」の重要性を説いています。「貧乏力」とは、「貧乏を力に変える技」のこと。「貧乏力」にも、1 貧乏長屋のように貧乏そのものを楽しむ2 貧乏を二度と味わいたくない、その思いをバネに成功をめざすの2種類があって、この本では2の方に重点を置いている感じです。ちなみに、1について書かれた代表的な本として「貧乏神髄」(著/川上卓也)が紹介されています(「貧乏神髄」は10年以上前に読んだので細かい内容までは覚えていませんが、著者の川上さんが納豆を手作りされているところは、なぜかすご~く印象に残っています)。齋藤孝さんの「のススメ」には、「貧乏を力に変える技」が満載です。でも、この技を磨くために必要なことは、たぶん、共通しているんだと思います。それは「必死であること」。「死に物狂い」と言いましょうか…。「お金があるとどうしても『次がある』『他の手段がある』と思う。けれど、貧乏だといま勝負するしかない。自分の未来は『いま』にかかっている」この「必死さ」が今の私にはある!と思うのです。だからきっと、想いを遂げられる!と自分に言い聞かせて、今日を終えるとしましょう。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.06.27
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これまで、ダンナさんに任せっきりだった田んぼの水管理。少し教えてもらいました。田んぼを見て回るのは大変ですけど、作業は面白いんですね。水がきらきら流れていくのを見ると、すがすがしい気持ちになりますね。水が少なくなって、土地が見えるようになっていたら、水路の水をせき止めて、田んぼに水が入るようにしてあげます。 水がないですね~。地面が見えています。 板でせき止めて、水口から水が入るようにします。 こちらは石でせき止めています。また、水を入れっぱなしにしていて、田んぼからあふれてしまっては大変なので、水口に栓をしたり、せき止めていた板をはずしたりして、水が入らないようにしてあげます。水を入れ続けていると、山の冷たい水がずーっと入って水が温まらず、稲が大きくなりません。干上がらないくらいの水管理で、水温を温かく保ってあげられるといいんですって。水を流し込んだり、せき止めたり…。なんだか子どもの頃のお砂遊びを思い出してしまいましたよ。トンネルを作って水を流したり、ダムを作って水をせき止めたりすると、お砂遊びも断然楽しくなっちゃうんですよね~。稲作は全然採算がとれないのに、おじさんたちが「米作りは道楽」と言いながら楽しそうに励んでいる秘密がわかったような気がします。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.06.19
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最初の苗作りを失敗して、遅くなってしまったズッキーニでしたが、ついに出荷できるような実ができてきました。やったー! ズッキーニ。とっても大きくなりますよ。 恵良農園のズッキーニとピーマン。ダムの駅しゃくなげの里、古湯キッチン10にて販売しております♪収穫が始まるととっても嬉しい。まさに努力が「実を結ぶ」んですからね~。けれども、シーズンが深まっていくにつれ、収穫と袋詰めに追われるようになって、かなりげっそりして参りますよ。…。しまっていきましょ~!先日、「タイマーカリフォルニアキッチン」の生産者交流会で知り合いになった農家さんから、麦わらをいただいてきました。 ピーマン畑の通路に敷きましたよ。通路にわらを敷いてあげると、雑草が生えにくくなるし、雨水がたまっても歩きやすいのです。そうして最後は畑に鋤き込んで、栄養になってくれます。 わらが敷いてあると、なんかとっても気持ちがいいんですよね~。香りもいいし~♪松尾さ~ん、ありがとうございました~!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.06.16
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ピーマンの倒伏防止のため、ネットを張っています。 農家のピーマンは人間の背丈くらい大きくなるので、ネットで支えてあげます。ネットは2段つけますよ。現在、一段目を張っているところ。だったのですが、うちのダンナさん、脚の指を2本、骨折しました。Oh, my God!(「ジョジョの奇妙な冒険」風に)ギプスが取れるまで、6週間…。松葉づえをついております。おいおいおいおい。コラー!ですよ。二人で必死に作業したって、「手が回るのか?」と心配だったのに。やらなきゃならないことがどんどんたまってくる。あの野菜もこの野菜も、お手入れしてもらいたがってる。心が、ザワザワ。「あー!もうやだー!」とすべてを投げ出したくなる瞬間が何度も襲ってきます。だけど、頭でははっきりとわかっているんです。あきらめたり、投げやりになっても、いいことはない。投げ出しちゃったら、あとで後悔するだけです。「ああ! あの時間があったら、あれ、できたのに」と。だから、やっぱり、「今の一歩だけを見る」しかないんですね。もう明日のことも考えない。3分先のことすら見ない。ただ、今この瞬間やっていることだけ、真剣にする。それでできなかったら、もうしゃーないデス。鼻歌でも歌いながら、「やるっきゃない」のデス。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.06.12
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恵良農園のドライカモミール、始まりました。 毎朝、カモミールを摘むのは、時間がかかりますけれど、幸せな作業。ハーブのお仕事は、少し触れただけでもほわっと香りが立つので、自然、とってもリラックスしちゃいます。 ジャーマンカモミールは、ほのかなりんごの香りです。 ミントの清涼感とりんごのような甘さの両方を楽しめるアップルミント。 イタリアンパセリと甘~い香りのフェンネル。パスタに最高! オレンジや黄色が美しいエディブル(食べられる)フラワー、ナスタチウム。わが家のサラダはハーブを贅沢に使えます。 お肉や卵も載せたメインディッシュサラダ。間引いたバジルが効いてます!「なんかハワイみたい♪」と言って、うちの娘さんのテンションも↑。だけど、ナスタチウムは少し辛みがあるので、味の方はお好みでない様子。「お花はひとつでいいよ~」だそうです。恵良農園、夏野菜が忙しくて、ハーブ園計画がなかなか前へ進まないのですが、少しずつ少しずつ、広げて、整えていきたいな~。なんとか真夏にも手をかけてあげたい!毎年、夏野菜に忙殺されて、ハーブたちが草に埋もれてしまうのです。とほほ~。ハーブはとっても強い植物なのだけれど、蒸れには弱いので、枯れてしまうのです。とほほ~。ハーブを枯らすなんて、ほんと、とほほ~デス。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.06.04
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オバマ大統領が、広島を訪問しましたね。素晴らしいスピーチでしたね。心に響くスピーチでした。被曝された方の「恨みや怒りは全部昇華した」という言葉に、私も、涙があふれてしまいました。オバマさんは、本当にスピーチが上手です。スピーチが上手で、スマートで、立ち居振る舞いもカッコいい。なんかズルイです。でも、オバマさんが人を惹きつけるのは、きっと、その「誠実さ」からだと思います。会ったこともないのに、本当に誠実かどうかなんてわからないじゃない!と言われてしまいそうですが、惹きつけられている人は、「感じている」んだと思います。私は、感じます。感じるんです。スピーチが巧いから、カッコいいからじゃなく、彼の誠実さを感じるから惹かれるんですよ。広島やキューバを訪問したことは「レガシー(政治的遺産)作り」だと批判する声もたくさんありますね。任期終了前にレガシーを作ることで頭がいっぱいなのだ、と。So what?被爆者の方々が「待ち望んでいたことが叶った」「癒された」「ありがとう」という気持ちになれたことは、とてもとても意味のあることではありませんか?それとも、報道されないだけで、訪問を歓迎していない被爆者の方がたくさんいらっしゃるのでしょうか。本当のところは、わかりません。近頃の報道っていうのは、まったくもって信用できませんからね。常に「だまされちゃいけない!」っていう姿勢でいないと。結局は、自分の感覚を信じるしかありません。(藻谷さんには「統計を見なきゃダメだ」と言われそうですが…)私は素直に、「よかった!さあ、みんなで決意を新たにして、核兵器のない世界へ歩んでまいりましょう!」と言いたいです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.05.28
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物語ること、生きること(日本の児童文学)図書館のおたよりに、上橋菜穂子さんの「物語ること、生きること」が紹介されていて、どうしても読みたくなってしまいました。読む余裕などない毎日なのだけれど…。おかげで、夜の歯磨きタイムが長くなり(歯磨きタイムが私の読書時間デス)、連日夜更かししてしまいました。上橋菜穂子さんは、2014年に児童文学界のノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を受賞されたお方。代表作は、綾瀬はるかさん主演で話題のドラマ「精霊の守り人」から始まる「守り人」シリーズや「獣の奏者」シリーズ。テレビのインタビューなどを見ていると、物語世界の壮大さからは想像がつかないほど、上橋さんからは庶民的な印象を受けます。気さくなおばちゃんという感じ。茶目っけとユーモアの人。でも「物語る」段になると、それはそれはストイックです。真摯に、誠実に、ひたむきにむきあっている。上橋さんは10代の頃から、いつか「物語を紡ぐ人」になりたい!と強く強く願っていました。だから「中学生のときも、高校生の時も、大学生になっても、ひたすら書き続けて」いたそうです。「つらいことに出会ったときは『いずれ作家としてこの経験が役に立つ』-いつも、そう思っていました。」この私自身が今、歩んでいる道も、決して決して楽な道ではありません。でも、この経験は(この不安も、この焦りも、悔しさも)きっといずれ役に立つ…。「どんなに憧れても、かなわないことは、たくさんあるでしょう。 それが真実だし、そのための一歩を踏みだしたことで、失敗したな、といつか後悔することだってあるかもしれない。 だとしても―。 あのとき、その一歩を踏みださなかったら、私は、いまの私にはなっていない。それだけは間違いない。臆病で弱虫の自分が、いま作家として生きている唯一の理由があるとすれば、それは『靴ふきマットの上でもそもそしているな!』という、もうひとりの自分の声に背中を押されて『よし、いくぞ!』と、何度も『安らかな枠の外』へ出たからです。弱虫の自分に活を入れるような切実な旅を繰り返したそのことが、たぶん、なんとかかんとか、私を作家にしてくれたのだと思います」上橋さん、ありがとう!私も、決意を新たにしましたよ!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.05.22
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ゆかいなかえる(絵本)5月前半の多雨のせいで、なかなか進まなかったピーマンの定植。途中、田植えも入って中断してしまったけれど、ゴールが見えてきましたよ。残り300本! それにしても、今日は暑かったデス。炎天下で作業していると、頭が痛くなりますね。植え付けの姿勢もきつい!それでも、顔を上げればゆったりとした山の景色が広がり、耳にはうぐいすの声。ああ! 私はこんなに美しい所で働いている!と、やる気が湧いてきます。そして、小さなかえるくんたちの存在も、私に元気をくれるのです。 この体勢、きつくないのかな…。 しがみついてます。 遠い目。 この子の顔、「ゆかいなかえる」みたい。 「ゆかいなかえる」(作/ジュリエット・キープス)は、見ていると笑顔になっちゃう絵本です。4匹のカエルが、遊んだり、歌ったり、食べたり、踊ったり、もう本当に人生(カエル生?)を謳歌してる。どのページのカエルたちも、笑顔! 笑顔!楽しそうったら、ないんですよ。小さくてシンプルな絵本ですけど、本当に傑作だと思います。訳は石井桃子さんです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.05.18
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