2006.11.08
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カテゴリ: MLB記録
MLBが 72年ぶりの全勝 で日米野球を締めくくった。

今回のMLBチーム、
野手陣はビッグネームが少ないものの、
旬の選手が多く来日しており面白いラインナップが組めそうだと思っていたが
はっきり言って投手先発陣は1996年以降の日米野球で
最も層が薄いと感じていた。

しかし 25名もの辞退者 が出たNPBチームでは、


そして何よりメジャーの凄さをたった5試合の中にもそこかしこに感じた。
東京ドームで観戦した試合だけでも
ハワードのパワーはもとより技術・柔らかさに気付かされ、
A・ジョーンズの思い切った守備に感心し、
アトレーの全力疾走・ヘッドスライディングに感動、
レイエスのスナップスローに驚嘆、
と、NPBとの差をはっきりと教えられた。

そして日米野球72年ぶりのMLBの全勝・・・
1934年といえば、まだ日本にプロ野球がなかった時代のこと。

このときの来日メンバーがもの凄い!!

投手の大物は、唯一 レフティ・ゴメス
野手陣は、

4番「ルー・ゲーリッグ」
5番「ジミー・フォックス」

という脅威の打線!
MLBの歴代最強チームを考える時、
そのままこの3人がクリーンナップになるほどの豪華布陣!
奇跡のメンバーが来日していたのだ。

「ゲリンジャー」 「エベリル」 などの大選手が揃っていたMLB、
16試合で16戦全勝 だったのもうなづける。

※11/20の静岡草薙での9試合目、0-1で負けたものの
沢村栄治がゲーリッグのソロ本塁打のみに抑えたのは
今も伝説になっているが、
ほかの登板時にはやはり打たれまくっている。
このシリーズの沢村の成績は0勝4敗。

ともかく、25名の辞退者よ!
今回の惨敗の状況を見てどう思うか!
72年前と違い全員がプロであるはずなのに、プロのプライドがあるのか!
もうメジャーが来なくなったらどうしてくれるのだ!
ファンのことを考えろ!

・・・おまけ・・・ 来日時のルースの言葉
「ホームランを打つのに秘訣はない。野球は、練習をおいてほかに上達の途はない」
ステルスメンバーよ、肝に銘じて頑張ってくれたまえ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆

昨年は5年ぶりに投手の新人王が誕生したアメリカン・リーグだが、
先発投手となると1981年の 「D・リゲッティ」 が最後。
そしてついに、
ア・リーグでは25年ぶりにローテーション投手の新人王が誕生!

◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆

防御率0点代のクローザー・レッドソックス 「ジョナサン・パペルボン」
圧倒的な存在感のツインズ 「フランシスコ・リリアーノ」
プレイオフ進出の立役者・タイガース 「ジャスティン・バーランダー」
デビュー連勝のリーグ記録に並んだエンジェルス 「ジェレッド・ウィーバー」

この4投手による混戦を勝ち抜いたのは、
8月の絶不調から立ち直り、
新人としては2001年 「CCサバシア」 以来の17勝をあげた バーランダー
先発投手としては25年ぶりのア・リーグ新人王に輝いた右腕の力投なくして
タイガースの久々の優勝争いはありえなかった!
今後10年はMLBを代表する投手として君臨するはず。

9月を故障で棒に振ってしまったことと、
チームがプレイオフ進出を逃したことで印象が悪くなり
惜しくも投票では2位になってしまったが
パペルボン 防御率0点台 というのは驚異と言う他ない。
2000年のマリナーズ「佐々木」の新人記録「37S」には届かなかったものの、
過去の新人王クローザーとは比較にならない圧倒的安定感があった。

本来なら新人王最右翼の リリアーノ は、長期離脱があまりにも痛かった。
投票では3位に甘んじたが、しかしそのインパクトは間違いなくNo.1。
9月に復活したがその試合でまた故障しプレイオフでの登板もなくなった。
2007年は絶望との声も・・・

投票5位の ウィーバー は、開幕当初にデビューしていればあるいは・・。
シーズン終盤に打ち込まれる場面が目立ったものの、
デビューからの連勝タイ記録は、決して運によるものではない!

いずれにしても過去10年以上ないハイレベルの投手による争いとなった!

野手では
マリナーズ 「城島健司」 とオリオールズ 「マーケイキス」 の二人が
他の候補から頭一つ抜け出した。

特に城島は日本人初のキャッチャーとして注目されたが、
期待通り、攻守ともに安定した働きをみせ
投票では4位と健闘した。



◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆◆◆


●打者●
表内の赤字は新人トップ
選手名
生年
チーム
守備
 G 
 AB  
 R 
 H 
2B
3B
HR
RBI
SB
OBP
SLG
AVG

K・ジョウジマ
1976
SEA
144
506
61
147
25
1
18
76
3
0.332
0.451
0.291

M・ナポリ
1981
LAA
99
268
47
61
13
0
16
42
2
0.360
0.455
0.228

I・キンスラー
1982
TEX
2B
120
423
65
121
27
1
14
55
11
0.347
0.454
0.286

B・アンダーソン
1982
CHW
OF
134
365
46
82
23
1
8
33
4
0.290
0.359
0.225

N・マーケイキス
1983
BAL
OF
147
491
72
143
25
2
16
62
2
0.351
0.448
0.291

M・カブレラ
1984
NYY
OF
130
460
75
129
26
2
7
50
12
0.360
0.391
0.280


●投手●
表内の赤字は新人トップ  現地10月1日現在
選手名
生年
チーム
左右
 W 
 L 
ERA
 G 
GS
CG
SHO
SV
 IP 
SO

J・パペルボン
1980
BOS
4
2
0.92
59
0
0
0
35
68.1
75

L・ルーゴ
1980
TAM
2
4
3.81
64
0
0
0
0
85.0
48

J・コロンカ
1980
TEX
7
7
5.69
23
23
0
0
0
125.0
61

J・ウィーバー
1982
LAA
11
2
2.56
19
19
0
0
0
123.0
105

F・リリアーノ
1983
MIN
12
3
2.16
28
16
0
0
1
121.0
144

J・バーランダー
1983
DET
17
9
3.63
30
30
1
1
0
186.0
124

J・ズマヤ
1984
DET
6
3
1.94
62
0
0
0
1
83.1
97






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Last updated  2007.02.15 01:23:51
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