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PUMAのエアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」1.5馬力を買ってから20年ほどが経過した。バイクやクルマのタイヤへの空気入れや塗装、掃除など色々と活躍して貰っているが、一度オイル交換をしようとコンプレッサーオイルを購入し、点検したがオイルは汚れておらず、綺麗なままだったので、そのままにしていたのだが、流石に一度くらいは交換しないと壊れるのではないかと思い、交換する事にした。レベルゲージに付いたオイルの色は相変わらず半透明で綺麗だったが、ドレンから抜いてみると、最後の方は黒い玉状のオイルが少し出て来た。説明書に通りに300ccを計量して新しいオイルを注入。エアークリーナーを開けてみると、スポンジが黒ずんでいたので、これも説明書通りに水洗いして汚れを落とし、乾燥後取り付けた。ついでにタンクのドレンを外し、中の水を排出したが、これは何回かやっているので、出て来た水は少量だった。ガッツくん、20年経っても排出調製用の圧力ゲージのカバーが外れてそうになっている以外は元気そのものだ。まさにガッツくんだ。エ衣エアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」コンプレッサーオイルを300cc注入最後の方に黒い汚れの筋が見える小さなスポンジのエアークリーナー
2024.04.10
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近くの同業者から「チェンソーの掛かりが極端に悪く困っているので見てくれ」と、会議に行く途中に現物の持ち込みがあった。症状と始動手順を聞いてみるとエンジンを掛ける時はプライマリポンプで燃料をキャブに送り、チョークを引いて、スイッチをONにし、リコイルスタータを引いているそうだ。手順は合っているが、何度やっても掛からないとの事、たまに掛かる事もあり、エンジンが始動すると回転も上がるし、問題無く使用出来るようである。このチェンソーはKIORITZ/共立チェンソーCS3411Gでネットで調べてみると、取り扱い説明書が掲載されていた。共立チェンソーなど聞いたことも無いメーカーだが私が知らないだけでチェンソー界ではメジャーなのかは分からないが、取り扱い説明書やパーツリストをネットにきちんと上げているところを見るとしっかりとしたメーカーだと思われる。試しにエンジンを掛けてみるが、なるほど掛からない。しかし、一度掛かると問題無く使用できると言う事なので、原因はキャブでは無いような気がする。取り敢えず本体のカバーを外すのだが、このプラのカバーは両側にラッチが2つ付いており、これを外すとカバーが外れるようになっているので、機関部へのアクセスがとても簡単である。カバーを外すとプラグ、エアークリーナー、キャブが見える。エアークリーナーは木屑の粉のような物が、溜まって変色していたので、外して圧縮エアーを吹いて掃除した。次にプラグを外してみると、真っ黒に煤けていたので、真鍮ブラシで電極の地金が出るまで、磨いて取り付けた。キャブを留めるボルトは頭がトルクスになっているのは珍しい。素人は触るなという事だろうと思い、キャブはそのままにして取り扱い説明書を読んでみると、リコイルスタータを引いて初爆があったらチョークを戻すと書いてあったのでその通りにしたら、あっさりと掛かった。その後何度やっても1発で掛かる。回転も上がるし問題ない。会議の帰りとなった夕刻にチェンソーの回収に来たので、その場でエンジン始動を見せて、チョークの使い方の説明を行った。やはり初爆があってもエンジンが始動するまでチョークを引いたままにしていたらしい。そうするとプラグがかぶって益々始動出来なくなり、プラグが黒く煤けるので火花も弱くなる。という事なのだろうと解釈し、チェンソーの修理は一件落着とした。共立チェンソーCS3411G木屑の粉様の物が堆積したエアークリーナー真っ黒に煤けたプラグの電極
2021.08.24
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amazonからスプリングクリップの安売りメールが入ってきた。内訳は7ミリ径、10ミリ、11ミリ、14ミリ、16ミリ、17ミリが各10ヶ。合計60ヶ入りで、899円。しかも送料無料だったので、燃料ホースを留めるのに丁度良いと思い注文した。古いバイクの燃料ホースは細い針金のようなクリップで留められているので、少し力が掛かると外れてしまいそうだが、このクリップならシッカリと留める事が出来そうである。中華部品を送って来る時に使われる灰色のクッション入りビニール袋に入っていたので、中華製であろうが、燃料ホースを留めるだけなので問題はないだろう。これでスプリングクリップは死ぬまで買わなくて済むだろう。酒を飲んでいると、一升瓶の酒の残りが心配になる事がある。この時にストックの酒があれば安心できると同じ事で、クリップのストックがあると安心できる。これで安心して良い正月が迎えられるというものだ。スプリングクリップ60ヶ
2017.12.16
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キャブのフロートチャンバーのパッキンが自作できそうなNBRゴムが買える東急ハンズのネットストアを見たら、何と、税込み122円に高騰していた。僅か数日で10円もの値上げだ。更に画面の下の方を見て行くと、店舗でのランキングが出ていた。そこには、ゴム、ウレタン部門で心斎橋店、横浜店などの大都会の店を差し置いて岡山店が堂々のランキング1位を獲得しているのだ。何でだろう。まさか、このブログを見た老若男女がキャブの燃料漏れを直そうと、NBRゴムを大量に注文したのだろうか。しかし、今時キャブ車に乗っているものは、中年のおっさんばかりだ。若者はインジェクション車なので燃料は漏れない。この岡山店の現象が全国に広まれば、もうフロートチャンバーのパッキンを買う者はこの世からいなくなるだろう。そうなると、バイクメーカーが経営危機に陥り、新型車の開発はおろか、旧車の部品も供給出来なくなってしまうかも知れない。あぁ~何て事をしてしまったのだ。日本のお家芸である内燃機関の歴史を封殺してしまったらえらい事だ。HONDAやYAMAHAなどのメーカーを始め経団連からもお叱りを受けるのだろうか。そして、キャブの純正パッキンをこの世から抹殺した男として、将来まで語り継がれてしまうのだろうか。方や、もしかして東急ハンズから褒美が出るかも知れない。などと思いを巡らせながら、21日のツーリングの防寒対策を考えるのであった。東急ハンズのネットストアの画面
2017.11.19
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古いバイクのフロートチャンバーのパッキンはどうしても経年劣化で形状が崩れ、カチて来る。しかも30年以上も経つと尚更だ。純正部品が出る内は良いけど、これも何時廃番になるか分からない。エンジンガスケットなどは、純正が無くなっても、ガスケットシートを売っているので、切り出せばいくらでも作れるので安心だ。それならパッキンも作れないものだろうかと調べてみたら、ホームセンターに売っているようなゴム板は耐油性がないので、直ぐにフヤケて使えないらしい。水道補修用のOリングが使えないのと同じだ。調べて行く内に、キャブに使われているパッキンやOリングはNBRという素材で作られていることが分かった。NBRは次のように説明されている。「NBR(ニトリルブタジエンラバー)は、シール材として使用されています。 圧縮永久ひずみ・引張り強さ・耐磨耗性などに優れているため、シール材として使用されておりますが、耐候性に劣るので保管場所に注意が必要です。 保管場所としては、オゾンを発生する電気装置の近くや直射日光のあたる場所は避けて保管してください。耐油性(ガソリン、軽油、アルコール)・耐摩耗性・耐老化性が良い材料です。また、NBRは耐油性に優れているので、自動車部品関連(Oリング・オイルシール・オイルホース)に多く利用されています。」このNBRが手に入れば、パッキンが作れるのだ。早速、安いNBRを探してみると意外な所で売っていた。あの有名な東急ハンズだ。色々な商品がネットに出ているのだが、その商品がどこの店にあるのかも分かる。無い場合は、会員(無料)になれば無料で指定する店まで配送してくれるのだ。幸い数年前に岡山の駅前に西日本最大級のイオン岡山が出来てその中に東急ハンズが出店している事を知っていた。ネットから会員登録して、速攻でNBRゴム1ミリ厚、10センチ×10センチ税込み112円の発注を掛けた。これなら切り出しを失敗しても惜しくない。数日したら岡山店へ到着したとのメールが届いた。イオンなんぞは、女子供の行くところで、バイクの部品も売っていないようなチャラけた店には用は無いとバカにして一度も行ったことはなかったのだが、とうとう行く嵌めになった。初めてのイオンは岡山での会議に合わせ、クルマで行った。駅前にも拘わらず2500台のクルマと2500台の2輪が駐車出来る巨大スーパーだ。しかも、駐車場は平日は3時間まで、土日と繁忙期は1時間まで、何も買わなくても無料なのが有り難い。地下駐車場からエスカレーターで4階へ。お目当ての東急ハンズは思ったよりも広々とした店舗スペースだった。112円を握り締めて、係りの人に注文番号と名前を告げると2人掛かりで丁寧に対応してくれた。注文品を保管場所に取りに行って、梱包を解いて中身の確認。ついでにカードも作って、キッチリ112円を支払うと「またお越し下さい。」と深々と頭を下げられた。大勢の若者達がたむろする洋服の店などには見向きもせず、一目散に退散したのだが、駐車場が広すぎてクルマを探すのに苦労した。出口の精算機では何もしないのに勝手にバーが上がった。不思議だ。帰って娘に尋ねたら、イオン岡山の駐車場は入るときにナンバープレートを読み取って、出るときにもナンバープレート読み取り無料時間内であればバーが上がるという仕組みらしい。出口でもたつくロスをカットできる素晴らしいシステムである。さて、手にれたNBRゴム。今度フロートチャンバーパッキンを交換する事があったら使用してみよう。フロートチャンバーの溝に合うように細く複雑な形に切り出すのが面倒だったら、チャンバーの溝を無視して、厚みに合わせ幅広にチャンバーの形にカットして、エンジンガスケットのような取り付け方をしても行けそうな気がする。これで、フロートチャンバーパッキンの廃番はもう怖くないのだ。パッキンは112円で作れるのだ。NBRゴムと東急ハンズカード
2017.11.18
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手に入れてから約1月、どのように操作すればエンジンがかかりやすいか、と、エンジンの慣らしも含めていろいろやってみた。このチェンソーの電気スイッチはチョークレバーも兼ねている。(写真1)レバーは上から停止・運転・軽チョーク・通常チョーク、となっている。始動には他のこのテのエンジンと同じように透明半球状のポンプがついていて、それをパカパカと押してキャブの中にガソリンを送る。次にグリップの上のレバーと下のトリガー(スロットル)を同時に握りながらチョークを通常チョーク位置まで押し下げる。グリップ上のレバーとトリガーを同時に握らないとチョークレバーは動かないようにできている。次にロープをゆっくり2回ほど引く。たいてい2回目でエンジンが「ブルン」と一呼吸する。HONDAの4サイクル刈払機ならここでエンジンが回ってしまうところだが、小排気量2サイクルはたいてい「ブルン」で終わる。次に運転レバーを一段戻し軽チョークの位置にし、再びロープを引くと元気よく目覚めるのである。かなりアイドリングが高いので数秒で軽チョークレバーを運転位置に戻すのだが、その時はグリップレバーとトリガーを一瞬一杯に握るとチョークが外れアイドリングを始める。新品のエンジンなので良い癖をつけなければ、と慣らし運転も終えた。寒い冬はまだ分からないが、手順を間違えない限りかかりやすいエンジンである。また、ガソリンとチェーンオイルを入れる口は、ネジではなく90度ひねることで取り外しができる。(写真2)タンクも白い半透明でガソリンやオイルの残りが外から分かる。ちなみにブロワーもそうだが、混合比は50:1と薄い。チェンソーはどんな方向を向けて運転しても大丈夫なように丸い黒いハンドルがついている。そのハンドルをよく見ると、バネで本体と吊され完全に切り離されており、エンジンの振動がハンドルに伝わりにくくなっている。(写真3)チェンソーの世界的なメーカーだけになかなかよく考えられている。スチールばっかりいじっていたらマ〇タのチェンソーのエンジンがほんとにかからなくなった、すねたかな。(終)(藤)写真1写真2写真3
2017.09.02
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このチェンソーの特徴の一つがソーチェーン交換時、及びソーチェーンが伸びたときの調整方法だ。いずれも工具無しで行う事ができる。マキタのチェンソーはソーチェーン交換時ボルトを1本緩めなければならずレンチが必要だ。さらに伸び調整時はマイナスドライバーも必要だ。マキタのボルト1本に相当するのが(写真1)の大きな半円形ツマミ、これを回すことでSTHILロゴのある白いカバーを外すことができ、同時にガイドバーもフリーにする。ソーチェーンの張り調整時は半円ツマミを少し緩め、上方にある+印の黒いギザツマミを回すのである。この裏側が(写真2)である。大きな白く丸いプラスチックギザギザは半円形ツマミの裏側、このギザギザは半円形ツマミを倒したときのストッパーである。その上に少しのぞいている黒いギザギザが黒のギザツマミの裏側。この黒ギザギザの相手が(写真3)の大きな黒いギヤである。ギヤのセンターは白半円形ツマミ(ナット)の相手ボルト。黒い大きなギヤ部品の左の2つの穴(突起)は右のガイドバーの2つの穴に入りガイドバーを動かす。ギヤが回ることによってカタツムリの溝を○○りガイドバーが伸縮するのである。(写真4・5)センターに対して2つ穴の部品が動いている=ガイドバーを動かす。何とも不思議な機構だが工具を使わずチェーン調整できるのは便利だ。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2017.08.18
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最近各地で地域の売り物をデザインしたナンバープレートが発行され、愛媛県松山市は「坂の上の雲」にちなんだデザインのナンバープレートだ。倉敷市もついに原付50ccバイクのご当地ナンバープレートを発行した。新車でもいいし、今持っているバイクのナンバープレート交換でもokらしい。おまけに無料だ。倉敷市全体で5000枚、そのうち児島地区は1000番台が割り当てられている。忙しさも一段落したので古いプレート、登録証、印鑑持参で交換に行ってみた。書類を1枚書いて押印、待つこと数分で交換完了、あっけなく簡単。もらったナンバープレートである。(写真1)ジーンズ発祥の地、児島にちなんだナンバープレート、デザインはジーンズのポケットかな。おまけについてきたプレート取り付けビスのワッシャがしゃれている。このデザインは学生服のボタンかな。(写真2)ここまでするのだったらビスの頭もボタンにすればいいのに。さらに分厚いワッシャが1枚ついている。(写真3)ワッシャにしたら厚いな、と思っていると係のおじさんが教えてくれた。プレートの外周の丸みが通常のプレートより大きいので、そのまま締め付けるとプレートがゆがむ。そこでプレートと車体の間に厚いワッシャを入れて締めると曲がらないのだそうだ。なるほど考えたな。でもこのプレート、保険のステッカーが貼りにくいデザインだ。(藤)写真1写真2写真3
2017.08.12
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私は2サイクルエンジンがキライだ、といつぞやの笏取り虫に書いた。平成25年に買ったSTIHLブロワーは2サイクルエンジンだが、このエンジンはかなり優秀だ。音はそれなりだが、手順を間違わなければエンジンは外気温にかかわらずロープ引き操作3回ですぐにかかり、マフラーも汚れない。混合比はオイル1に対してガソリン50である。普段マ〇タのチェンソーを使っているのだが、コイツはあまり感心しない。2~3週間使わなかったらなかなかエンジンがかからない。汗が流れ、ロープを引く手はだんだんだるくなってくる。マフラー回りはオイルでべたべただしあきらめてほっておくこともある。そんなこともありいつかはSTIHLチェンソーを、と思っていた。今年はついにSTIHLチェンソーを手に入れることを決めた。実は毎年正月に来られる近くのある方がSTHILの代理店をしていることがわかり、正月に立ち話をしていたのである。以後半年が経ち、HPで機種をいろいろ見て回り比較検討。プロではないのでそんなに大きい機種は要らない、と絞り込んだのは排気量31cc、MS181C-BEである。STIHLは本体機種に対してガイドバーとソーチェンにある程度の選択幅がある。この機械にはガイドバーは35cmと40cmが使えるのだが35cmで良い、と伝えていたら、標準の1.1mm幅のチェンより少し太い1.3mm幅のソーチェンの方を勧められた。当(然ガイドバーも1.3mm対応品となる。STIHLには本体に合わせる長短・太細ガイドバーが各種あり、ソーチェンの種類も迷うほど豊富だ。)注文の3日後には入荷し、以後慣らし運転をしながらいろいろ試している最中である。(写真1,2,3)チェンソーメーカーとして長い歴史をもつだけになかなか面白い。まず、エンジンのかけ方。もちろんロープで引っ張るのだが、説明書を読まない私は失敗をしてしまう。エンジンがかからないのである。なんで、とプラグを外すとガソリンでべちゃべちゃ、吸いすぎだ。おまけにBOSCHのプラグはMEDE IN CHINA!思わ ず捨ててしまった。そこで手持ちの同熱価のNGKに交換、燃焼室内のガソリンを圧縮空気で飛ばし、そこでようやく説明書を読むことになる。説明書には「スタータロープを最後まで引っ張るな!損傷する恐れがある」と書いている。なに、ロープを最後まで引っ張るなって、エッ?引っ張らないとエンジンかからないじゃん。この181C-BEには「エルゴスタート」なる機能がついていた。HPには子供でも簡単にかけることができる、とある。文章を何回読んでもエルゴの極意は理解できないが、実物を操作すると・・・百聞は一見にしかず・・・ならぬ百読は三操作にしかず、である。たとえて言うと、HONDA ロードパルのエンジンをかける「ラッタッタ」である。(古い!)ラッタッタ はペダルに載せた足を上下運動することによってゼンマイを巻き、手動レバーで巻いたゼンマイを解放、その力でクランクを回す、というものだった。女性に苦手な「キック」を簡単に行うすばらしい発明だった。エルゴスタートはまさにこれである。ただ、ラッタッタと違うのはゼンマイを解放するきっかけは要らないのである。ロープを静かに3回ほどテキトーに引けばそのうちゼンマイが解放されクランクを回す。解放される時期はこれまたテキトーである。チカラ任せに思いっきりロープを引く必要は無い、そんなことをすればロープが切れる・・・。エンジンがブルンというまで何回かゆっくり引けばそれでよいのである。子供の操作はアブナイが、確かに力はいらない。果たして説明書通りに操作すれば・・・ブルン・・簡単ゃん。説明書はちゃんと読もうね。(藤)写真1写真2写真3
2017.08.09
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9月の終わり頃からどうも体調が良くない。どこが悪いという訳ではないのだが、どうもスッキリしないのだ。10月に入ると右瞼が腫れて来た。虫にでも刺されたのかと思っていたが、段々と腫れが大きくなってとうとうお岩のような顔になったしまったので、眼科に行って検査して貰ったら少し老眼があるだけで目は異常ないとの事。瞼の他にも鼻や額、頭にも発疹があることから皮膚科の紹介状を書いて貰い、50m先のクリニックに行って再検査して貰ったら、何と帯状疱疹との診断であった。帯状疱疹とは水疱瘡のウイルスが神経を伝って皮膚に出て炎症を起こす病気である。ストレスや加齢により発症するようで、半身のみに症状が出るのが特徴のようである。私の場合、ストレスではなく絶対加齢によるものであろう。薬を貰って帰ってから段々と症状が悪化して行き、炎症を起こした箇所は痒いは、頭の中からズキズキ痛むは、頭や目などから何かの汁が伝って流れるような幻覚がするは、とんでもない病気に罹ってしまい。仕事をこなすのがやっとで後は何もする気がしない。完治には1月くらい掛かるようであるが、ここに来て薬も効いて来たのか少し楽になってきた。今秋は一寸草苅をやらねばならない事になった。納屋の天井に30年位前のチップソーが付いていない草苅機が吊ってあるが、とても動くとは思えないし、たとえ動いたとしても、この機種用のチップソーなどある筈もない。そこで藤さん御用達のHONDA刈り払い機を調べてみたら、ナイロンカッター用の機種が発売されていた。これこれ欲しいのはこのナイロンカッター用である。普通のチップソーだと太い草でも切れるので良いのだが、石やフェンス、樹木の際に生えた草は刈ることができないのだ。その点ナイロンカッターは柔らかいので、ナイロンの刃を障害物に当てながら草苅ができる優れものなのだ。後は排気量25ccにするか35.8ccにするか悩んでみた。当然排気量の大きい方が全てに余裕があって良いのは決まっているのだが、一番気に掛かる点は重量である25ccは5.3kgなのに対しして35.8ccは6.6kgだ。1.3kg重いのだ。たかが1.3kgされど1.3kgなのだ。取り回しは軽いに越した事はない。特に長時間使用となれば尚更である。排気量の差で切れ味が違うのだろうか?良く分からないのでホームセンターで現物を見ることにしたのだが、残念ながら発売されたばかりなのでナイロンカッター仕様は入荷されていなかった。担当者に25ccと35.8ccの違いを尋ねたら、35.8ccは所謂プロ仕様で、広い場所を長時間使用するのに耐えうるように作られているそうである。しかし、回転数などは殆ど同じなので、小さな面積なら25ccで十分と言う事であった。因みにチップソー仕様にナイロンカッターを取り付けるとギア比が異なる為、高回転で回らず切れ味が悪いようである。その逆でナイロンカッター仕様にチップソーは取り付けできるようである。但し、メーカー保証は受けられない。帰って早速ネットで探したら25ccのナイロンカッター仕様がエンジンオイル付き送料無料で35.900円で出ていたので購入した。届いた刈り払い機はアクセルワイヤ、ハンドル、カッターの取り付け、エンジンオイル注入は自分でやるようにバラして送られて来た。同梱の工具で全て組み立てて、オマケのエンジンオイルを入れる。容量はたったの0.08Lだ。4サイクルなので燃料はガソリンこれも僅か0.58L。チョークを引いてリコイルスターターの紐を引っ張ると1発で掛かる。暖機を終えてスロットルレバーを引くと少し甲高い音で勢いよくナイロンカッターが回転する。4サイクルなのだが思っていたより音は少し大きめだ。F1マシーンのような音がすればもっと面白いと思うのだが....。ボディーはHONDAカラーのレッドにロゴが入り、如何にもHONDA製らしい。使ってみると、予想以上に良く切れる。ナイロンカッターが短くなったらカッターホルダーの下の凸部分を地面に軽く叩きつけると自動でカッターが出て来る。出過ぎて長くなり過ぎたらガードに付いているカッターで回転中に切断してくれる便利設計となっている。このナイロンカッターはホームセンターにもお徳用が売られているので、HONDA純正に拘らなかったら入手に手間取ることもないのがよろしい。スロットルワイヤの取り付けチョークの開閉状況共回りを防ぐにはギア上部に開けられた穴に付属の六角レンチを突っ込む赤い凸を叩くとナイロンカッターが出て来るナイロンカッター仕様の回転部メカニカルなバックスタイルHONDAカラーにホワイトのロゴが如何にも.....UMK425H1-UTHTの全貌
2016.10.14
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友人がエンジンがかからない、と持って来た刈払機。見るとkawasaki製、あのkawasaki、川崎重工業製だ。(写真1)こんなエンジンまで作っているのか。動かない原因はどうせキャブレターだ、とキャブを見るとワルボロではない!キャブにちゃんとピストンがある。(写真2)パーツが入るだろうか、といろいろ探すがどうも入るルートがわからない。しかたないので全バラにしないで状態を確認する。キャブ内部は案外きれいだった。そこでばらすのをやめて他を点検してみる。まずプラグを外しスターターのひもを引っ張ると火花は飛んでいた。ガソリンタンク内は、と見ると、なんとストレーナがこの有様。(写真3)これではガソリンを吸わない。手持ちの新品ストレーナーが使えるかと比べてみると、このkawasakiのはガソリンパイプが細すぎて手持ちと合わない。そこでストレーナーを清掃してみた。(写真4)これなら大丈夫だろうと組み立てる。ワルボロキャブには存在するガソリンの戻りホースが無いのが気になりつつプライミングポンプをパカパカすると途中から重くなった。チョークを操作し、何度かスターターを引っ張るとエンジンがかかり調子も悪くない。いじり回していて気がついた。キャブの下にあるレバーが何かわからなかったのだが、これを押し下げて(写真5の真ん中、スプリングを縮める方向)プライミングするとガソリンがピュッと外に飛ぶ。キャブ内部のガソリン圧を逃がしていたのだ。操作もわかったのだが、わからない部品が一つ。(写真6)この真ん中の「49」と印字された四角い金属部品は何だろう?コードが1本だけ接続されている。丸に国のロゴは「国産電機」というメーカーと思うのだが。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5写真6
2016.02.10
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何年か前、刈払機を買うにあたって相談してきた人が3人いた。2サイクル嫌いでHONDA好きの私は迷うことなく「HONDAを買いなさい、でも高いよ」とアドバイスしたら、ほんとにHONDAを買った珍しい人の1人である。その刈払機が動かなくなったというので預かった。早速分解にかかる。それにしても汚い外観である。ヘッドからシリンダ、クランクケースまでオイルと砂でベトベト、ドロドロ。(写真1)キャブやマフラーなど補機類を全て外しガソリンとクリーナーで掃除、ともかくベトベト、ドロドロを取り除く。刈払機の点火はマグネトーで、冷却ファンの外周に付いている磁石が点火コイルの下を横切ることで高圧を発生、点火している。この磁石回りのあまりの汚れで点火しなくなっていたようだ。とにかく汚れを取り除きプラグに火が飛ぶかを確かめる。プラグを外しシリンダの上に置いてスターターのひもを引っ張ると、最初は飛んでいなかった火が飛ぶようになった。小さなHONDAのエンジンはOHC、バルブはコグドベルトで駆動している。刈払機如きに何でこのような機構を、と感心することしきり。次はキャブレターだ。さすがにゴム部品は硬化していて動きが悪い。この刈払機は私自身の所持している機械と同じなのでキャブ関係の消耗パーツは所持している。今回の交換部品はこれ。(写真2)他にもホースやストレーナなどを交換してエンジンは快調に動くようになった。ついでにギヤボックスのグリスでも補充しておこうかと回転刃を外すとなにやらギヤボックスの動きがおかしい。ゴリゴリするし時々ギアが飛ぶような動きをする。ギヤボックスはパーツリストで見るとアッセンブリーだ。ベアリングやギア単体で交換できるようになっていなくて1個7500円くらいする。パーツ番号で行きつけのバイク屋に注文、土日と東京行きを挟んだので5日目に取りに行った。(写真3)この部品を交換するのは初めてだが交換自体は簡単。教材が手に入ったので向学のため、ばらせないギアボックスをばらしてみる。スナップリング2つを外し、ほんとはプーラーが必要だが、機構を確かめながらアタマを使ってシャフトを引き抜くとベアリングとギアが出てきた。よく見ると小さいながらもハイポイドギアだ。案の定ギアはすり減り、ベアリングはガタガタ。(写真4と5)薄くすり減ったギアが分かるだろうか。グリスさえ切らさなければこんなにはならない。日頃のメンテナンスの重要性を思い知らされた修理だった。と一つ直したらまた別の刈払機が修理に来た。ン?kawasakiのエンジンって、初めてだ。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2015.11.24
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ややこしくなってきたのでこのへんで終わりにしよう。PROCEED2800は短波ラジオ放送3.5MHz(A)を聞くとき、内部で5.5MHz(B)を発振し混合、(B)-(A)=第1中間周波数2MHz(C)を生成、増幅する。次に内部で2.455MHz(D)を発振し混合、(D)-(C)=第2中間周波数455KHzを生成、増幅する。これを検波、増幅してスピーカを鳴らしている。なんとややこしいことをしているのだろう。ガイドに従って12箇所の調整をした結果、ずれていた周波数は修正され、おかしかった聞こえかたはだいぶ良くなった。でも手持ちの他のラジオと聞き比べると感度は少し悪いようだ。客観的な感度の測定もあるようだが、そこまではできない。他のラジオとの「聞き比べ」でしか分からない。最後にラジオニッケイ6.055MHzを聞いてみる。(写真1)ラジオのダイヤルは6MHz近辺を、デジタル表示は6.055MHzを示し、メーターは左に振り切れ、よく受信できている。ちなみに右の周波数カウンタは、高周波発振回路の周波数を示しており、6.055MHz+2MHzの8.055MHzを表示している。次にガイドに従ってBFOを調整。7MHzのアマチュア局の交信(SSBとCW)も受信できた。最後にFMを調整だ。ダイヤル表示と実際の放送局の信号とが4MHzくらいずれていた。この調整に手間取ったがなんとかずれを最小限に追い込みよく聞こえるようになった。でもまだなんかおかしい(他のラジオに比べて聞こえすぎたり、同じ放送局が2箇所で聞こえたりする)のだが、その原因が特定できない。このラジオ、ステレオ受信ができないが、ステレオの調整は手持ちのSSGではできないないので不幸中の幸い。AM・MW・FMの調整を終わり、完璧ではないにしろBCLラジオとしての性能をある程度回復できた。このラジオは1度開けた形跡はあったものの、変にいじられていることはなかったのが幸いである。また、裏蓋を外しただけでほとんどの調整ができる設計がされており、しろうとにも触りやすかったといえる。SSGと回路図を含むテクニカルガイドがなかったらできなかっただろう。製造後35年ほど経っており、いつまで使えるか分からないが大事に使っていこう。(藤)写真1
2015.02.23
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続いて短波(SW)でも調整を行う。SWは第1中間周波数2MHz、第2中間周波数455KHzと2つである。455KHzは最初に調整したので第1中間周波数2MHzの調整から行う。ガイドには12PF(ピコ・ファラッド)のコンデンサを通して2MHzのSSG出力をアンテナに入れよ、とある。オシロの観測点は前回と一緒である。2MHz、30%変調の出力を加えるのだが、「出力」の程度がよく分からない。あまり大きな出力をいきなり出すと良くないので少しずつ大きくしていき、指定された第2局部発振コイルを静かに回す。また、455KHzの「ふるい」と同じように2MHzを通過させるトランスも2つあり、これも同じように回しながら出力最大点を探す。この3つの調整点も少しずれていたが、調整で正弦波が表れた。(写真1)この第2局部発振は、MWのところと同じで、第1中間周波数2MHz+455KHzの2.455MHzを発振しているはずだ。(2MHzを調整しているつもりでも実際は2.455MHzに合わせている。)次に受信周波数の調整である。このラジオの場合短波はSW1=3.5MHz~8MHz、SW2=8MHz~16MHz、SW3=16MHz~30MHzの3バンドに別れており、調整箇所はそれぞれ下限2カ所、上限2カ所の12箇所ある。回すのはコイルであったりトリマー(可変コンデンサ)であったりする。受信周波数の調整、と言ったが、実は高周波回路の発振周波数を調整することである。このラジオの高周波回路は、受信周波数+中間周波数2MHzを発振させている。つまり3.5MHzの放送を聞く、というとき、内部では5.5MHzの高周波を発生させているのである。なんだかややこしくなってきた。(藤)写真1
2015.02.19
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SSGから550KHzの信号を加えたとき、発振コイル調整前のオシロの波形である。(写真1)発振周波数がずれていて中間周波数はふるいの外なので正弦波が表れていない。雑音も含まれるのでオシロ波形は様々な波形を表示する。受信周波数550KHz+中間周波数455KHzの発信周波数1005KHzが調整されると波形が表れた。(写真2)波形自体は前回(その7)と同じ。実際の受信では放送=人間の声なので正弦波ではない。たまたま400Hzの信号を入れているからだ。同様に1500KHzでも調整を行う。この場合1955KHzが発振されているはずである。調整をしながら、いろいろ考えていた。このラジオにはダイヤルの他に周波数のデジタル表示があり、短波ではデジタル表示するが、FMとMWでは表示しない。しかしスイッチを2つ操作するとMWでもデジタル表示するようになっている。(FMはだめ)しかし500KHzくらいずれているのである。(修理その2に書いた)取扱書にはデジタル表示周波数マイナス455KHzが受信周波数である、と書いていたのでそういう仕様なのだろう。(ダイヤル表示はほぼ正しい周波数を示す。)回路図を追うと、デジタル表示はこの発振周波数をカウントしているのである。だから中間周波数分だけ高い周波数を表示しているのだ。ちなみに大坂の朝日放送を受信してみた。朝日放送は1008MHzだからダイヤルは1000ちょっとを示し、その時デジタル表示は1465KHzを、発振周波数を計る周波数カウンタは1464KHzを示している。(写真3)でも、短波受信ではダイヤル表示とデジタル表示は合致していた。よくわからんが短波はどこかでマイナス2MHzをしているのだろうか。(藤)写真1写真2写真3
2015.02.18
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中間周波数を455KHzに合わせる、というのは結局トランスの共振周波数を455KHzに合わせて、455KHzの周波数だけを通過させる、ということである。共振がおこると、そこの周波数の所だけ抵抗値(インピーダンス)が下がり、その結果目的の周波数だけが通過するいわゆるふるいにかけた状態になる。ここではSSGで正確な周波数を発生させ、5つのふるいの穴の位置を一直線に合わせてやるのである。オシロの波形が最大になるよう慎重にトランスのコア(フェライト)を回す。ラジオに使われるトランスは小さい上に華奢であり、かつていくつか壊したことがある。強く回すとコアが割れるのだ。SSGで加える400Hzの信号は、早い話がNHKラジオの時報の「ピッ、ピッ、ピッ」の音より少し下の音の連続音。スピーカーからはピーという連続音が聞こえるよう、さらに大きく聞こえるよう、オシロの振幅が最大になるようコアを慎重に回す。455KHzの中間周波数トランス調整はうまくいき、きれいな正弦波が観測された。(写真1)続いてガイドには、中波(MW)の下側550KHzと上側1500KHzの発振周波数を合わせる方法が書いてある。現実には550KHz、1500KHzを発振させるわけではなく、このラジオはMWの下限550KHz+455KHzの1005KHzから、上限1500KHz+455KHzの1955KHzを発振させている。つまりどの放送局を聞いても発振周波数-受信周波数(放送局)が常に中間周波数455KHzになるのである。2つの信号をミックスすると発振周波数+受信周波数も生じるのだが、それは5つのトランスのふるいが通さないので出てこない。(藤)写真1
2015.02.17
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このラジオ、古い故に最後に調整が必要である。製造後40年近く経過したら周波数などはずれていることが予想される。修理その4で最後に書いた「聞こえかたがおかしい」のは周波数ずれのためであろう。調整には標準信号発生器(SSG:Standard Signal Generator)で複数の正確な周波数を発生させ、コイルとコンデンサで構成された多数の共振回路・発振回路を周波数毎に最適にする必要がある。先日ひょんな事からSSGを手に入れることができ、多少の修理で使えるようになった。これを使って最後の調整をするのである。手に入れたPROCEED2800テクニカルガイドに従って調整をしていこう。テクニカルガイドはまず中波(MW)の中間周波数455KHzを正確に合わせることから記述しているのでここから始める。ガイドにはSSGから455KHzの信号をループアンテナで輻射し、T1~T5を調整し出力を最大にせよ、とある。適当な線をぐるぐると巻いてアンテナとしSSG出力端子につなぐ。SSGから周波数455KHzで400Hz30%AM変調の信号を出力する。その中にラジオを置き、検波されたあとのポイントにオシロスコープをつなぐ。SSGを使うのは初めてだし変調具合や、出力レベルは適当、こんなんでいいのかなぁ、と思いつつやってみる。調整するT1~T5はこれである。(写真1・黄色以外の5つ)回すには特殊なドライバーが必要である。普通のドライバーは「帯磁」している場合があり、帯磁すると周波数が狂うので使えない。そこでコアドライバーなる専用のドライバーを使う。(写真2)(藤)写真1写真2
2015.02.13
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このラジオ、おもしろい機構がついている。チューニングのノブを回すとき、早く周波数を変えたいときと、ゆっくり慎重に合わせたいときとがある。この切り替えがおもしろい。ノブの軸はは5つの歯車で減速しながらバリコンを回し、ついでにベルトで周波数表示ダイヤルも回す。ノブを押し込んで回すと早く周波数が変わり、数ミリ引っ張り出して回すとゆっくり回り慎重にあわすことができる。この切り替えを歯車の一つを入れたり切り離したりしている。ノブを押し込んだとき、間にある歯車が一つ外れるようになっているのだ。AのシャフトはBのギヤとつながっている。AはCのギヤの中を貫通しているがつながってはいない。(写真1)ノブ(シャフト)が引き出されたとき、回転力はA=B-D-Dの小歯車-Cと伝わり、更に2枚のギヤで減速されバリコンを回す。ノブが押し込まれたときはBとCはギザギザでつながる。(写真2)横にあるDのギヤは押されて斜めになりDとCは切り離される。写真で切り離されたDとCがわかるだろうか。さらに反対側は歯付きベルトで周波数表示ダイヤルを回し、受信する周波数が見えるようになっている。(写真3)何とも凝った造りである。よくこのような機構を考えたものだ。(藤)写真1写真2写真3
2015.02.11
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BFOスイッチを分解してみると接点の角(つの)の部分がまっ黒である。これでは電気が流れない。そこで角部分を小さなやすりで磨いた。さらにその角を挟みながらスライドして動く銅部品が薄くてちょっとの力で壊れそうである。銅部品はU字形になっており、内側が接触するのだが肝心の内側が磨けない。しょうがないので仮組みしてスライドさせると、あらら、U字形銅部品が壊れてしまった。(写真1)悪いなりにもアタリが出ていた部品をへたに角の接点を磨いたのでスライドで変な力がかかってしまったのだろう。さて困った、直すはずが壊してしまった。このスイッチはHOSIDENというメーカー製。早速HPで製品を探してみるが案の定廃番である。つぎに、東京、秋葉原のパーツ店を探すと、若松通商というパーツ店にあった!品番がちょっと違うが写真で見る限り同じだ。1個105円なり。このテの常で、部品代に比べて高い送料と代引き手数料覚悟で取り寄せた。女房曰く、人間が東京を往復するより安い!その通りだ。ついでに接点復活剤も買っておく。さて、注文していたレアなスライドスイッチが来た。急いで包みを開けると・・・ありゃ色違いだ。(写真2)道理で品番が一文字違っていたわけだ。(付いていた部品はRSS2B03ZA-H、買った部品はRSS2B03XA-H)新品を分解して入れ替えたら元通りだが、U字形銅部品がまた壊れては元も子もないのでアクセントとして使おうか。組み込んだパネル面は黄色いレバーがのぞくことになった。(写真3)新品スイッチのおかげで中波・短波は雑音が聞こえるようになったがどうもまだ聞こえかたがおかしい。(藤)写真1写真2写真3
2015.02.10
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反対に付けてしまった数字キーは、再び分解の後うまく付け直した。注意深く基板を外さないとキーがばらばらになるのでもう失敗は繰り返さない。組み立てて電源入、切を繰り返しているとおかしなことに気がつく。入・切をあまり時間を空けずに行うといいのだが、しばらく時間をおいて電源入をするとすべてのキー入力を受け付けなくなる。持って帰って初めて電源を入れたときと同じ症状だ。だが、リセットをすると使える。取扱書を読み直してもこんな症状は書いていない。この機械はコンピュータ制御されているようで、CPU基板上(写真1)にメモリバックアップ用充電電池が入っている、と書いてある。ひょっとしたらこの電池がおだぶつなのかもしれない。パソコンのバックアップ電池が逝ったら初期状態に戻るのと同じか。取扱書には不良になったときは三洋電機のN-SB3若しくは日本電池のGB50H-3Xと交換せよ、と書いてあった。当然ネットで探しまくる。最初に見つかったのはN-SB3はSB-100Nと同等であるということで東京の千石通商にあった。1365円であるが送料などでやはり2000円超となった。注文の次の日には到着し取扱書に書かれた場所のフタを空けてみると、ありゃりゃ、こりゃ大きさ、形が全く違う。基板上の電池はGS SAFTのGB50H-3 であった。(写真2)で、またまた探し回るとGS SAFTというメーカーは既に無く、VARTAというドイツのメーカーの3/V80Hが適合するようである。100N3とV80Hで共通なのは電圧が3.6V、容量が70mAhということ、ということはケースに納まれば使えそうである。せっかく買った100N3である。またまたむりやりなことをしてしまった。(写真3)これでしばらく様子を見るのだが、電気的にはなんかうまくいっているみたい。でも説明書の「三洋電機N-SB3又は日本電池GB50H-3X」という表記はどう考えても同じ形の電池、と解釈するよなぁ。取り外したGB50H-3電池の電圧を測ってみると0.331V・・・死んでる。(写真4)(藤)写真1写真2写真3写真4
2015.01.17
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上蓋のネジ6本、下蓋のネジ6本を外すとユニットが現れる。さすがプロの機械、造りが丁寧である。高周波を扱うのでコネクタを使った信号の出入り口や結線の様子は自作のお手本である。さて、問題のボタンは最前面であるので前面パネルの裏側をばらしていく。パネル裏側には2枚の基板があり、パネルから見て奧側の基板には数字の表示ユニットが並んでいる。(写真1)3つのコネクタをそっと外し、基板を止めてあるネジを外す。前面パネルと奧側基板に挟まれたもう一枚の基板にはタクトスイッチが並んでいる。(写真2)基板を止めている最後のネジを外すと・・・バラバラバラ・・・ボタンが落ちてきた!ありゃーやってしまった、どの穴にどのボタンが入っていたのか分からなくなってしまった。ばらす前に前面パネルの写真を撮っておくべきだったが撮り忘れていた!そうだ、取扱書に写真があるかと探してみたら、写真ではないがイラストがあったのでちょっと安心。動きの悪いボタンとパネルには何かねばっとした物質が付いていて、それを拭き取ると動きは良くなったがタクトスイッチがやはり変だ。他のスイッチに比べてストロークが失われている。(写真3左のスイッチ)内部のバネの反動が無いようだ。悪ければまた部品を探してみようととりあえず組み立てる。組み立ててからスイッチを触ってみたら、ストロークはないものの動作はokだ。周波数カウンタとオシロスコープで本体の動作確認をする。周波数も波形もきちんと観測できたのでこれは使える。(写真4)このKSG4300は10kHzから280MHzまでのAM・FMの信号を100Hzの分解能で2×10のマイナス7乗の安定度で発生し、0.1μVから4Vrmsのレベルで取り出すことができる、とある。と、組み立てたあとミスに気づく。数字キーが123 456 786 あ、9のキーを逆に付けた!(写真5)(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2015.01.16
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PROCEED2800の修理は年末年始の忙しさもあって暫し中断中。修理の最後には調整が必要なのだが、そのためには「標準信号」が必要だ。そんなものを発生させる機械は持っていないし、何とかなるだろうと思っているうちにヤフオクで標準信号発生器が何台か売りに出されているのを見た。当然中古なので安いが、これだけに使うのももったいないなぁ、と思いつつ太さんにチャレンジしてもらった。(私はIDを持っていないのである)当然蹴飛ばされて手に入れることはできず。正月明け毎年訪問しているお宅を今年も訪問した。すると奥の方の部屋の床の間になにやら目につくものがある。近づいて見ると標準信号発生器である。ここは以前醤油を醸造していたお店。醤油造りには要らない物だが店主が好きなのであろう。つい声を掛けてみると譲ってくださるという。何でも3年ほど前に東京の中古販売店から〇万円で買ったらしい。ちょっと古そうだが菊水という計測メーカーの品であるし交渉成立で持って帰る。さて、持って帰ってよく見ると菊水のKSG4300というモデル、製造中止から早15年ほど経っている。(写真1)当時定価850,000円!ボタンがたくさん並んでいるがそのうちの1つのタッチがおかしい。(写真2左のボタン)それ以外は良さそうなので通電してみる。すべてのLED、数字表示が2秒ほど点灯し待機状態へ、煙は出なかったので安心。ボタンやエンコーダーをいじってみるが反応無し。ありゃ、これは壊れたのをつかまされたかと不安になるが、菊水のHPにあった取扱書をDLし読んでみると、リセットの方法が記載してあった。果たしてリセット後は・・・?リセットはうまくいき動作もちゃんとしているみたいだ。そこで、この動きのおかしいボタンが直せるかとばらしにかかる。悪い癖だ。(藤)写真1写真2
2015.01.15
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近所の写真屋がYAMAHATX650の中古エンジンを手に入れた。あまりにも汚いので、塗装するついでに、腰上をバラしてみたらバルブが錆びて、樹脂製のカムチェーンスライダーがボロボロになっていたようだ。タコ棒やらYAMAHA純正バルブコンプレッサーやらトルクレンチなどを購入したので、出費大になった。経費節減のため、私のお薦めの珪砂でブラストした所は田圃だった。いつもの事ながらこの人はやりだしたら止まらない。クランクケースは当然、青棒を使ってバフ仕上げ。鏡のように綺麗である。シリンダーヘッドのボルトだけはYAMAHAにも欠品だったようで、仕方なく中華製のTX650用シリンダーヘッドボルトセットを購入した。しかしである。1本が途中までしか入らない。どうもネジ山がほんの少し狂っているようである。流石中華製。日本製では考えられない。ネジを持ってレスキューの依頼に来たので、アストロで買ったダイスで軽く修正した。このネジ山もさる事ながら、仕上げも悪いしメッキもお粗末。直ぐに錆が出て来そうである。錆びたボルトを再メッキした方が安心できるが、メッキに出すより、もう一度中華を買った方がたぶん安いだろう。悩む所だ。フレームは不要な部分をカットして、補強を追加してブラックのウレタン塗装を行っていた。キャブはレーシング用。どうもレーサー風に仕上げるらしい。この日は中華ボルトを肴に鉄板ハウスで大いに盛り上がり、ホルモンを焼きなら飲んだ銘酒「かも緑の竹林」が一升空いたのは言うまでもない。レストアされたTX650エンジン問題の中華ボルトダイスで修正中の中華ボルト
2014.11.17
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このラジオにはBFOなるスイッチがある。BFOはSSBやCWを聞くためのうなり発振器。SSBの場合、搬送波が抑圧されており、検波してもモガモガ音が聞こえるだけで内容がわからない。(AM電波は中心周波数となる搬送波の上側と下側に側波帯ができる。側波帯は搬送波を中心に鏡のように対称となっていている。SSBはどちらかの側波帯を使って通信を行い、搬送波がないので消費電力が少ない。SSBを日本語で言うと「単側波帯抑圧搬送波」という。)また、CWは搬送波そのものを断続する(側波帯は無い)のでブツブツいうだけでやはり復調できない。そこで、BFOによって搬送波に相当する電気信号を受信機の中でつくり出し、受信したSSB波に混ぜて復調するのである。CWの場合はBFOで搬送波と700-800Hzの差がある周波数を発振させ可聴音に変換する。(CWを聞くとピーピー聞こえるのはそのため)AM放送や通常の短波放送は両側波帯+搬送波なのでBFOは不要。そのBFOをON、OFFするスイッチなのである。AMの時はBFOスイッチOFFで信号は検波-低周波増幅と流れ、SSB・CWの時はBFOスイッチONで搬送波が作り出され信号に加えられて検波-低周波増幅と流れる。このスイッチのうしろ側で信号が途切れることが判明した。スライドスイッチであり、前面に突き出たノブを何回かスライドさせるのだが、いっこうに直らない。さらにこのスイッチ、タッチがどうもあやしい。取り外して直すしかないか、と再びラジオを分解し基板を取り出した。(写真1)基板に直接半田付けしてあるスイッチを取り外す。(写真1)幸い分解できそうなスイッチである。4箇所のかしめを外してばらばらにしてみた。(写真2)(写真3)(藤)写真1写真2写真3
2014.11.14
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時間があれば回路図とにらめっこ。症状は1,AMラジオ放送、短波放送は聞こえない。ボリュームを上げても雑音さえ聞こえない。 2,FM放送は聞こえる。ボリュームも大丈夫。3,周波数のデジタル表示は大丈夫だが、ダイヤルとデジタル数字が500kHzくらいずれている。4,シグナルメータは音が出ないAM放送でも振れている。1,2,から低周波増幅回路は正常に作動していることがわかる。回路図で追うとFM系とAM・短波系を途中で切り替えているので、AM・短波系の不具合だ。ラジオは、大まかにいうと、A.高周波増幅-C.中間周波増幅(IF増幅)-D.検波-E.低周波増幅と回路が分かれスピーカを鳴らす。また、B.発振回路 がありA.とC.の間にその発振信号を混ぜ、A.マイナスB.の中間周波数C.を作る。E.は正常なので、AM・短波系のA.からD.を順番に調べていく。雑音も聞こえないのでどこかのトランジスタが死んでいるかもしれない。このラジオはいくつかICが使われていて、その中でμPC1018というICは便利なICだ。これ一つでFMのIF増幅2段とAMの発振、混合、IF増幅を行っている。昭和50年代はこのICを使ったラジオが数多く生産されていたことだろう。今の安いラジオにも使われているかもしれない、と調べてみたらすでに生産中止。廃番、おまけに保守もしてくれない。でもICが壊れることは滅多にないのだが、と調べてゆく。ICの16本ある足にどのような信号が出入りするのか、データシートも手に入れた。今回用いる機械は周波数カウンタとオシロスコープ。はじめ周波数カウンタだけで調べていたのだが、音声のように周波数がコロコロ変わるものは計測できない。で、昔使っていたオシロスコープの出番。目に見えないデンキを見せてくれる機械だ。(写真1)は発振回路の状態。カウンタは発振周波数を、オシロスコープはその波形を示している。きれいな正弦波を発振している。次に音声を観測するとこんな感じ。(写真2)周波数は計れないけど、音声は色々な成分が混ざっていることが分かる。テスターで各トランジスタの足の電圧をはかり、トランジスタが死んでいないかも見ていく。どうもトランジスタやICは正常に作動しているようだ。オシロスコープで信号を追ってゆくと、あるところから信号がなくなっている場所を見つけた。(藤)写真1写真2
2014.11.10
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今年の初夏女房の父親が死去、遺品の中で頂いてきた物がある。ナショナル(現Panasonic)の高級ラジオ、RF-2800、通称PROCEED2800である。(写真1)おそらく30年ほど前の物(あとで判明するが)であろうと想像していた。当時はBCLといって海外の短波放送を聞いたりするための5バンドラジオである。中波、短波、FMと聞くことができるようだが、なんとSSB(Single Side Band:単側波帯の電波)やCW(Continuous Wabe:電信)が聞けるようにBFO(Beat Frequency Oscillator)のつまみが付いている。普通の人はこんなラジオは買わない。ネットで調べると当時5万円ほどした高級ラジオである。ちなみに私は中学生の時(昭和44年頃)親にねだってこのテのラジオを買ってもらったことがあるが、さすがにSSBは聞けなかった。(その頃SSBはまだ実用ではなかった)その後高校生になってアマチュア無線を始め、SSB通信を行うようになった。岳父はその後アマチュア無線の免許を取得するのだが、この頃から電波や通信機に興味があったのだろう。長いこと棚の上に置かれていて埃だらけだったが、スイッチを入れて聞いてみるとFM放送は聞こえるけど、中波(AMラジオ放送)と短波はさっぱり聞こえない。雑音すらしない。さて直るだろうか。もらって帰り修理に取りかかる。まずはネットで回路図などがあるかどうか探してみると、なんとこのラジオにはテクニカルガイドなる整備書があったようである。回路図も解像度が悪いが手に入り早速分解してみた。するとプラスチックの筐体に鋳込みがある。(写真672)これは1977年4月4日、と読むのだろうか。工場で組み立てられた日、またはこの筐体が作られた日であろうか。兎も角1977年(昭和52年)の製造であろう。筐体を洗剤と水、古歯ブラシで洗い、エアーガンで水分を吹き飛ばす。その後2-3日乾燥させ一旦組み立て動作させてみることにする。(藤)写真1写真2
2014.10.30
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先日来RYOBI草刈り機、日立チェンソーのキャブレター部品を購入、交換した。RYOBIの部品購入は工具店で7000円ほど、日立の部品はネットの店、送料共で4300円ほど払った。私の手元にはなぜかHONDA刈払機、UMK431が2台、UMK425が1台ある。そのうち431は購入後すでに14年、そろそろキャブレターゴムパーツも傷んでくるだろうと部品を買っておくことにした。キャブはRYOBIも日立もマキタもHONDAもすべてwabroである。HONDAは機械本体を買ったときにパーツリストも買っている。そのパーツリストでパーツ番号を調べ、walbroであっても純正部品として行きつけのバイク店で注文した。パーツリストには値段も書いてあるのだが、その値段は150円とか200円とかだ。3日後には入荷し、14年前からだと多少値上がりしているはずだ、と思いつつパーツを取りに行く。7種類の部品を3台分、「いくら」と聞くと「4033円」とかえってきた。当然送料は要らない。今まで1台分で7000円や4300円払ってきたのに今度は3台で4000円!元のメーカーは同じなのにどーいうこと?バイクを触って、いろいろパーツを買ってきた経験からこのテのパーツはHONDAの値段が妥当だと感じられる。写真は届いたHONDA純正部品である。431と425共通で使えるもの、専用のもの、と微妙に異なる。HONDAさん、チェーンソーも4サイクルエンジンで発売してください。(藤)
2014.05.26
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先日修理した草刈り機の持ち主がこんどはチェンソーを持って来た。エンジンの調子が悪いという。回してみると回転の上がりが不安定、高回転からアクセルを放すと止まるときもある。どこの機械だ、とよく見ると日立製。(写真1)日立製なら部品も入るだろうと引き受けてみた。キャブの収まっている部分を開けてみると案の定切りくずだらけ。ゴミだけなら掃除して終わりだが、運転の状態からやはりキャブの中が怪しい。相当の年数を経た機械と思われるので部品が入るだろうか。キャブを見て見るとメーカーらしきロゴでwalbroとある。(写真2)先日のRYOBI草刈り機もキャブはwalbroだと思われた。草刈り機の時は純正部品を取り寄せたが、その時探したパーツの形はwalbloとそっくりだった。今回はこれを買ってみようとキャブの品番などを確かめつつネットの店の写真と注意深く見比べて探した。取り外したガスケットをもとにどうもK20-WATというキットが合うように思えた。但しキットはある程度の複数のキャブに合うらしく今回使わない物も入っているようだ。(写真3)白地の上にあるパーツが外したパーツ。青地の上にあるパーツがK20-WATキットの全てである。定価は5000円ほどだが売値は900円!。送料や手数料で計2200円ほど払った。フロートバルブも入っていたので交換することにした。(写真4)プライマポンプは近くの工具屋で日立の・・・と頼んだら何とRYOBIの純正!袋がきた。(写真5)どうもこのあたり、完成品メーカーは共通部品を使い回しているようだ。ちなみに自分のマキタチェンソーを見てみるとキャブはwalbroだった。HONDAの刈払機もwalbroだった。調べてみるとwalbroはキャブレターメーカーのケーヒンとも関係あるようで、この手のエンジンに使われるキャブの大手だった。小さいながらも精密なキャブで通路も清掃し、注意深く組み上げてプラグも新品に換え、チェンの刃も研いで完成。20センチくらいの丸太を切断してみると、切れ味も上々。持ち主に「直ったよー」と電話しておいた。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2014.05.14
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平成17年2月にパソコンを同時に4台組み立てた。1台は自家使用、2台は知り合いの親子、最後の1台はとあるお店で使うということであった。この最後のお店から電話がかかってきた。起動中に電源が落ちたという。これはとうとう電源がいかれたか、と頭の中をよぎった。実は2週間くらい前に親子から電話があり、親子使用の1台が壊れ、修理に行くと電源がいかれていた。電源を交換したが復活せずパソコン自体もいかれてしまった。もうかれこれ9年、いかれて当たり前の年数だ。4台は使用目的によってマザーボード、メモリ容量、OSを変えているが電源や筐体は一緒だ。今回も電源か、とよく話を聞くと電源ランプは点いているという。予想をたてて見に行き、ケースを開けると案の定埃まみれ。あまりの埃にその場ではばらせず、持って帰ってきてばらした。CPUのヒートシンクの上は埃が堆積している!(写真1)冷却ファンもこの通りだ。(写真2)ファンはもとよりマザーボードもCPUも何もかもすべて取り外し、埃を清掃すること2時間、ようやく埃は無くなり(写真3)組み立てにかかる。隣で女房がのぞき込み「うちはなに屋さん?」ううう~ん、返答に困る。電源は組む前にテストを行い、すべてのファンが回ることを確かめる。(写真4)組み立て終わり電源を投入するとウインドウズが起動しめでたしめでたし。ディスクのエラーチェックとデフラグを行いしばらく放置。ちゃんと動くことを確かめてから返却した。なんせ9年である。持ち主に危機的状況にかわりはないことを伝えて買い換えを促しておいた。所有者が蓄積したデータは私にはどうしようもない。ちなみに自家使用の1台は3-4か月に1回、画面表示がおかしくなる。ビデオカードを外して接点を清掃すると復活する。これも正常ではないが使用期限が迫ってきている。(藤)写真1写真2写真3写真4
2014.02.04
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取り外したゴム部品を手元に、ネットにあった汎用品パーツ写真と見比べてみた。するとその中に”これか”と思われるパーツが存在した。ワルボロというメーカーのリペアキットでキャブの種類毎に分かれ、ゴム部品だけのセットと、フロートバルブを加えたセットと2種類あった。前者が1000円、後者が1500円ほど。今回フロートバルブはそのまま使用し、吸入インシュレータ前後のパッキン(写真1)、プライマリーポンプゴム(写真2)を加えての7800円だった。それにしても汎用品は安い。ただ、ゴムの材質、柔らかさなどは分からないので、1000円が正解品なのかどうかは不明だ。刈払い機といえどもこのキャブはかなり微妙で精密にできている。ネットをウロウロしていたら、刈り払い機の刃とシャフト部間の汎用ギヤボックスも見つけた。これはかなり高い。HONDA純正も高いしアッセンブリーだ。ということはギヤボックスを専門に作っているメーカーがあり、完成品メーカーはエンジン本体以外、これらを組み合わせて作っているのかもしれない。今回のリ〇〇〇刈り払い機は、このギヤ部分の音が出ており替えようかとも思ったが、値段とこれから先の使用年数(エンジン本体の耐久性)を考えたらやめた方がいいかと思い、グリスアップにとどめておいた。(藤)写真1写真2
2013.12.20
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暇なときにネットでこの機種のキャブレターパーツを探していたのだが、なかなか見つからない。それらしき物はあるのだが、社外品で汎用品。何種類もあって絞り込めないし、この機種に合う物かどうかの確証が持てない。仕方なく近所の知り合いの道具屋でリ〇〇〇のパーツが入るかどうか聞いてみたら入りそうなので該当部分のパーツリストを取り寄せてもらう。いくつかのゴムパーツをピックアップする。大事なのはダイヤフラム(写真1)だが、本当に悪い部品がどれだか分からない。単体で悪いのか、複合的に悪いのかしろーとには特定が難しい。また、分解して組み立てるのに一度外したゴム部品がうまく密着するかどうかも分からないので、ゴム部品すべてを取り替えることにして発注する。待つこと1週間で入荷、取りに行く。何とこれだけで7800円!(写真2)HONDAのパーツリストを眺めて立てていた予想が3500円。倍以上だ。注文した以上仕方ないので持って帰りキャブをばらしにかかる。バイクのキャブはよくばらすが刈払い機のキャブは久しぶり。一つずつ慎重に方向や裏表を確かめながらばらしてゆく。ばらし終えた時点で金属部品を洗浄し、ガソリンの通路をエアーで飛ばす。バイク用と違い不思議なキャブだ。逆さにしてもガソリンが行くように作られている。新しいゴム部品、パッキンを慎重に組み立ててゆく。(写真3・4・5)さてさて、組み立て終えて感動か、消沈かの分かれ道、エンジン始動である。ポンプをパカパカして混合ガソリンを送り込み、チョークを引き、ロープを引っぱること3回。ブルン、という音と共にエンジンが回り出した。チョークを戻し暫し暖機運転。おもむろにわざと乱暴なアクセルワークを行ってみたが、エンジンは止まることなく快調な排気音を響かせる。めでたしめでたし、刈払い機はHONDAに限る。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2013.12.19
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近所の知り合いが刈払い機(草刈り機)を直してくれ、と持ってきた。(写真1)聞いてみると刃に力がかかるとエンジンが止まるという。回してみるとアイドリングはするけれど、アクセルをガバッと開けるとついてこない。回転の落ちも悪くそのまま止まるときもある。まあ時間があるときに直すから置いておいて、と私の使っているHONDAの刈払い機を替わりに貸す。さて、見回してみるとこれはリ○○○の刈払い機。以前私も使っていた時があり、同じような症状で原因はキャブだと分かっていても部品が入らずポイしたことがある。安いからといってホームセンターで買うとこうなる。でも請け負った以上やってみるか。当時とは違い部品の入手もネットでできるかもしれない。改めてよく見ると購入以来掃除をしたことがないと思われるぐらいほこりがビッシリ付いている。(写真2)マフラーも2サイクル特有のカーボンがこびりついている。運転は燃料が付いてきていないような症状だが、とりあえず掃除から始める。ともかくほこりを落とし、燃料タンク内のストレーナをきれいにして再度組み立てる。(写真3)点火プラグを新品にしてエンジンを始動するがダメだ。マフラーにカーボンが付着していたのでカーボンを焼く。外したマフラーは分解ができないのでプロパンバーナーで炙ってやった。排気口から炎を出してカーボンが焼けていく。(写真を撮り忘れた!)きれいになったマフラーを装着してエンジン始動、同じだ、改善が見られない。当初の予想通り残るはキャブレターか。(写真4)(藤)写真1写真2写真3写真4
2013.12.18
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長いこと使っている日立のディスクグラインダ、最近回転音がおかしい。昭和61年に買ったと当時マジックで書いていた。何と30年近くなる。さすがは日立製!と感心していても音が悪いのはどこか壊れた証拠。30年も使ったからもうそろそろ買い換えようかと日立とマキタのカタログを見回し、適当な物に絞り込んだ。そうだ、以前太さんが買い換えたよなぁ、と過去のブログを見ると絞り込んだ候補品は何と太さんが買ったのと同じ製品だった。でも、モーターは回っているし、おそらくベアリングの音だ。ベアリングなら安いだろう、ダメでもともと、と分解にかかる。難しい部品もなく簡単にバラバラになった。(写真1)モーターのアーマチュアの前後にベアリングが一つづつ。608と626だ。(写真2・写真3)ギヤボックス側の608は片側がグリスに浸されていたので問題ないが、反対側(ブラシ側)の626は冷却風が通過するためか回転がゴリゴリする。音の原因はこれだ。外したベアリングを持って近所の工具屋さんへ行き買ってきた。2つで500円くらいだった。小さいベアリングなので安い。ネットで買えばプラス送料800円てぇとこか。近所にあって良かった。最近は汎用ベアリングはホームセンターでも売っているようだ。早速アーマチュアに組み込む。大事なギアボックス内は洗浄して新しいグリスで満たす。(写真4・写真5)本体を組み立てて試運転。ベアリングのうなり音は消えて修理完了。新しく買い換える必要がなくなり、あと数年は使えるだろう。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2013.12.17
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いつも使っているPanasonicのデジタルカメラLX3の横のネジが2本無くなっているのに気がついた。違うPanasonicのカメラであるがこれと同じ。(写真1)とんでもなくちっちゃい。トリッカーの荷台に付けたカバンの中で揺すられて飛んでいったのかと、カバンの中を探すと1本だけ落ちていた。太さ1.4ミリ(写真2)長さ2.6ミリ(写真3)こんな物が手に入るか、と探してみたら、あるんですねぇ。カメラネジ、とかマイクロネジという部類だそうで、めがねのネジもよく似たジャンルだそうな。そこで合いそうなネジを注文して手に入れた。(写真4)頭の形がちょっと違うが、まっ、いいか。小さなネジは00番の小さなPBドライバ(写真5)で締める。締めすぎると壊れそうなのでネジロックを塗ってそこそこでやめておいた。こんな小さなネジ、どうやって作るのだろう。今回もネジの値段よりも送料の方が高くついた。そんな話を太さんにしたら、壊れたPanasonicのカメラがあるそうでネジは太さんが持っていたようである。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2013.10.26
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仕事で毎日使っているMacmini小さなボディーに500GBの2.5インチHDDと4GB(可動は3GBまで)のメモリを搭載しており、静かでよく働くのだが、夏頃からタイムドメインの外部スピーカーから音が出なくなった。どうやらハード的に壊れたらしい。音が出なくても動くのでそのまま使っていたが、音楽も聴けないし、ユーチューブも面白くないので、買い換える事にした。しかし、仕事上システムには制約がある。古いOS9で動くMacintosh G4とのネットワークを構築するためには、OS10.5以前まででないとできない。従って最新式のPCは購入できないのである。同じMacminiの中古とも思ったが、あの小さな筐体が故にまたトラブルが起こるような気がしたので、今度はプロ用のMacProの中古をヤフオクで探してみた。初期型のMacProは安いが、目を付けたOS10.5で作動する2008年モデルは出品も少なくまだ高い。中古店では10万円以上で売られている。3日ほど粘っていると、お手頃のMacProが出品された。MacPro(Early 2008)のBTO(Build-to-Order)バージョンだ。CPUは3.0GHzクアッドコアIntel Xeonプロセッサ2基、グラフィックカードはNVIDIA Quadro FX5600,VRAM 1536MB、メモリは12GBに換装されている。最後に少し競ったが64,000円で落札できた。当時買ったMacminiよりも安い。標準構成(MA970J/A)のモデルは当時333,143円だが、BTOなので508,590円だったようである。グラフィックカードだけでもHP社での販売が328,000円となっていたそうである。誰がこんなに高いPCを買って何に使うのだろうか。バイクが買えそうである。名古屋から届いたMacProと音が出なくなったMacminiこの大きさの違いは何なんだ。miniはProの足の中に入りそうである。Proの重量は約20kg。大きいと思っていたG4が小さく見える。筐体はアルミ製なので、質感とデザインは流石Macである。しかし、でかすぎる。早速、中を開けてみる。裏側のレバーを起こすと右パネルが取り外せるようになっている。この辺りはG4と同様行き届いている。内部は見せるものと見せないものを上手く分けて配置されている。HDDは最大1TBを4台設置可能である。HDDを繋ぐ為のケーブルもコネクタも無く、ケースを引っ張り出してHDDを装着して押し込むだけでセットきる。素晴らしい。HDDだけは標準の350GB1台のみの実装であったので、バックアップ用の1TBを追加で格納した。メイン用の1TBは追加で購入するとしよう。メモリも2枚のボードごと取り外しできるようになっており、安全な場所で、脱着を行ってからボードを差し込むだけで完了である。何と便利な事か。新しいHDDが届いたら、パックアップからタイムマシーンの復元を行うだけで、システム、ソフト、データ、フォント、その他の全ての設定が元に戻る。これでPCが快適に使えるだろう。
2013.10.17
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うちの庭は少々広い。おまけに山が近いので落ち葉がすごい。箒と熊手でのそうじに少々難儀する。最近ブロワーなるエンジン送風機で落ち葉を吹き飛ばす掃除方法をしている人が多い。そこで調べてみた。大きく分けて手に持つブロワーと背中に背負うブロワーとがある。国産ではマキタやゼノアなどが販売している。手に持つ物で4-5kg、背負う物で6-10kgくらいあり、排気量によっても違う。値段も4万円くらいから10万円くらいまで。素人なのであまり本格的な物も不要だし軽くて小さい物が良かろうと探すが適当な物がない。使っている人に聞けば、手に持つ方がいいという人と、背負う方がいいという人と意見がまっぷたつ。手に持つ物は軽くても長時間使えば手がだるくなるだろう。背負う物で軽い物はないかと探す。ホームセンターは安いが壊れたときの修理に難点が多く、ホームセンターでは買わない。製造していそうなメーカーを探してHPをウロウロ。そこで見つけたのがSTIHLというドイツのメーカー。チェンソーでは世界的なメーカーである。私が使うマキタのチェンソーはブレード長35cmだが、STIHLは1m以上もあるような大きな物まで数多くラインアップしている。ここに背負い式のブロワーで、重量5.8kgの物を見つけた。エンジンは2サイクル27cc、ボアストローク34mm×30mm1.1馬力の小さなエンジンである。(写真1/写真2)幸いSTIHLの代理店が近くで見つかりいろいろ話を聞いた。STIHLを買うのは初めてだが、世界的なメーカーでもあり、販売店もパーツの供給や修理は大丈夫、というので連休明けに注文。10日ほどで届いた。まだ慣れていないので吹き飛ばした葉っぱを一所に集めたり、砂を飛ばさず葉っぱだけを、などという使い方は習得できていない。駐車場などのアスファルトの上の葉っぱを吹き飛ばすのはラクチンだ。私の嫌いな2サイクルのカン高い音がするがこればっかりは我慢、ガマン。(藤)写真1写真2
2013.05.21
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部品を一度に買うと支出が大きいので、計画をたて時間をかけて部品を揃えていった。次は「キーボード」だ。パソコンを使う上で、人間と機械との間にあるのがキーボードとマウス。私はワイヤレスの機器はキライだ。趣味でアマチュア無線をやっているが、この無線は好きでもキーボードとマウスの無線は使わない。コードは少々じゃまでも有線が確実だ。キーボードは電源よりも安く、千円以下で手に入る。以前、キーボード+マウス+スピーカー+アームレストで「4点どう」(ニンテンドーをもじっているのか)980円なんて商品も見たことがある。キーを押してカチャカチャとうるさいのはいただけないし、キーが壊れるのはもっといただけない。タイピングの心地よさは疲れが少ない。そこでキーボードもこだわって探してみた。そこで見つけたのが東プレの「Realforce108UH」である。(写真1)テンキー付きのフルサイズ、静電容量無接点方式を採用したキーボードだ。キー配列は日本語で、サイズはW456×D169×H39mm、重量は1.4kg、ずしりと重い。キーストロークは4mm、荷重は45gである。これまた2万円以上した。静電容量無接点方式とはよく分からない方式だが、電気接点が無いのだろう。静電容量とはコンデンサの事だが、2つの電極が接近すること(接触はしない)によって変化する静電容量でキーのオン、オフを検知しているのだろう。タイプ感は滑らか。クリック感はなく、すーっと押し込める。クリック音はあるが、安っぽい感じはしない。東プレ(写真2)というメーカー、太さんも目にしたことがあると思う。どこで目にするかというと運転中の道路上である。パネルトラックの後についたとき、パネルのどこかに「TOPRE」のロゴを見たことがあると思う。自動車用プレス機器、自動車用冷凍機器を作っているメーカーである。その冷凍機器のノウハウで作ったキーボードということであろう。デザインは少々無骨であるが、これまた長く使えそうな良品である。(藤)写真1写真2
2013.05.20
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私はノートパソコン以外はパーツを買って自分で組み立てたパソコンを使ってきた。基本は「壊れない」もしくは「壊れにくい」パソコンである。先日修理したパソコンのように部品が壊れるのは困る。壊れないためには丈夫な部品を使う。丈夫な部品は値段が少々高い。少々高いが納得して買った部品が壊れたときは何とか直して更に使おうとする。安い部品、先日の中○製パーツは自分の物だったら直す気がおきない。WinXPパソコンを作って使ってきてかれこれ7年たった。更にWinXPはあと1年ほどでサービスが終わるらしい。それもあって2年ほど前新たなWin7パソコンを作って平行して使っている。この7パソコンに少し奢った部品がある。まず電源である。(写真667)この電源見ての通り外箱に「壊れません」と印刷してある。すごい自信である。これに惚れてしまい、悩みながらも買ってしまった。安い電源は全て外国産で2-3千円で手にはいるが、これは何と2万円以上した。尼崎にあるニプロンというメーカーで、国産である。HPを見ているとパソコン電源はおまけで、医療用機器などのプロ向け機器の電源を作っているメーカーである。2世代電源というくらいで、パソコンは作り直しても電源は再び使える、という意味だろう。使ったパソコンケースでは下部にセットした。(写真669)ニプロンのATX電源セットは2種類あって小さい方(350W)である。(写真666)写真では500Wとあるが、これはピーク時のW数である。大きい方(550W)はかなり高いし、消費電力を考えても小さい方でまかなえる、と判断したからである。名前がケッサクで「みなもっとさんシリーズ」という。電源はパソコンの「源」という意味らしい。(藤)写真1写真2写真3
2013.05.18
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注文して4日ほどでコンデンサが届いた。日本製のニチコンとルビコン製だ。(写真1)両メーカーともコンデンサではトップブランド。容量は同じなのだが耐圧が高い物しかなく、オーバースペックだ。オーバースペックのコンデンサはでかいのでむりやり付けた。(写真2)ここらは高周波ではないので大丈夫だろう、と勝手に想像。コンデンサを交換し先ほどのテスト部品を再び取り付けスイッチオン。すると電源ファンが回り出し見事復活。各色線に発生する電圧をチェックする。(写真3)ついでに埃もきれいに掃除し組み立てる。マザーボードもCPUやメモリなど、外せる物はすべて外して掃除する。何とCPUの足には糸くずのような小さなゴミまで付いていた。スプレーのダスターで埃を吹き飛ばし、熱伝導グリスも新しく塗り直し(写真4)組み立てる。テレビ基板は分からないので触らない。結線を元通りにし通電テスト。見事にWinXPが立ち上がり、しばらく放っておく。(写真5)大丈夫そうなのでチェックディスクやデフラグも実施し、最終組み立てをして完成。次の日持ち主に返却しえらく喜ばれた。動かないのでもう捨てるつもりだったらしい。持ち主に言っておいた。「捨てるときには事前に教えて、拾いに行くから」と。このパソコン、電源部分はボロだけど、そのほかはなかなかしっかりしている。写真1写真2写真3写真4写真5
2013.04.04
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知り合いのパソコンが2-3か月前から起動しなくったという。話を聞いているとだんだんと起動しなくなり、ついに全く動かなくなったという。話だけで想像するに、どうも電源が怪しい。「電源を交換したら直るかもしれないから持ってきたら」と気軽に言ったら、1週間後に持って来た。見て驚いた。「ありゃ、テレビ付きのパソコンだ。気軽に言うんじゃなかった」持ち上げてみるととんでもなく重い、富士通のFMV T90Hというテレビ付きのパソコンだった。2004年に買った記録があるので何と9年前の機種、当時は高級パソコンだったろう。アナログテレビ仕様なので今は当然映らないが、外付けデジタルチューナーを付けて見ているらしい。見ていても直らないのでばらしにかかる。ネジを何本か外し、プラスチックの爪を折らないように後カバーを外していく。金属のカバーをいくつか外すと電源が見えた。ATX電源には無い線の束が3本、テレビ基盤と思われる基盤などに接続されている。(写真1)電源部分を替えれば直るかと思っていたが、これでは簡単に交換するわけにはいかない。メインハーネスをマザーボードから外し、ATX電源テスト用の部品を付け単体で動かしてみるが動かない。やはり電源が壊れているようだ。しかたなく本体から電源を外しカバーを開ける。すると壊れているだろうパーツがすぐに判明する。電解コンデンサだ。てっぺんが膨らんだのや、茶色くなったのが5個ほど確認できる。(写真2)ネットで調べてみると、どうもこのT90Hはいわく付きのパソコンのようで、電源トラブルが頻発しているらしい。原因はすべてこのコンデンサのようだ。粗悪コンデンサにはメーカー表示もない、困ったもんだ。早い物では1年くらいでアウトらしく、このパソコンは使用頻度が低かったため壊れるのが遅かったみたいだ。メーカー修理となると4万円もかかるらしい。ハンダごて片手にコンデンサを外し容量を確認、手持ちのパーツを探すがさすがに在庫していなかった。そこでネットのパーツショップにコンデンサを注文。1個100円前後、5個買っても500円だが送料のほうが高い。写真1写真2
2013.04.03
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大学生の甥が就職に伴い、CB400 SUPER FOURを売ったそうな。予備部品と取り外し部品を持って帰ったが「いらない」というので貰ってきた。中古のバッテリー、ナンバープレートステー、リフレクターステー、H4バルブ3ヶ何かに使えそうなので、仕舞っておこう。バッテリーは充電してみることにする。最近の若い者はすぐ買ってすぐ売ってしまう。なんだかな〜。
2013.03.31
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ぼちぼち草刈りシーズンだ。梅雨の前に草の伸びること伸びること。冬の間しまっておいたHONDAの刈払機を引っ張り出し、草刈りの前に整備を行う。まずは刃を研ぎ直す。ダイヤモンドの円盤でチップを研ぐ。刈払機が3台あるので時間もかかる。以前買った2台の刈払機はもう13年経過している。グリップは割れてタイラップで留めている(写真1)し、ガソリンホースが固くなり折れそうだ。(写真2)先日いつものバイク屋(!)にパーツを注文。次の日にはほとんど揃った。ホンダのパーツ入荷は速い!今日はこれらを交換する。まずは固くなったホースを替える。固く黄色くなっているのがガソリンのリターン側のホース。(写真3)これが折れそうである。黒いホースはガソリンが行く側。これはそんなに固くなっていないのだが、ついでに交換した。また、グリップは大小の穴が開いていて、小さい穴は始動・停止の電気コードとアクセルワイヤが通る。大きい穴は刈払機のU字型のハンドルパイプに入る。刈払機といえども凝った作りだが、この大きい穴とゴム外側との厚みが少ないため割れるのだ。(写真4)ちなみに反対側のグリップゴムは中心部分に大きい穴が一つだけ。だから割れない。CRCを吹いてパイプに通す。これはバイクのグリップゴム交換と要領は一緒だ。そんなこんなで3台の刃研ぎ、2台のパーツ交換、ついでにチェンソー刃の目立て、4台の試運転をして作業は3時間で終了。写真1写真2写真3写真4
2012.05.18
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gagに乗って久々にバイク屋を覗いた。入り口にカワサキのW650が止まっていた。と、フロントブレーキに目がいった。W650のフロントブレーキはディスクブレーキであるが、なんとこのW650はブレーキが交換してあった。涙がちょちょぎれるドラムブレーキ、それもダブルツーリーディングである。カワサキのW650(今はW800)やエストレヤの外観はクラシック調である。しかしブレーキはディスクである。ここまでクラシックにするならブレーキもドラムにすればいいのに、と思うのだがなぜかディスクである。効きはあまり変わらないかと思うけど、重さや整備性はディスクのほうがいいのかなぁ。おまけにW2リーディングとなると、4枚のブレーキシューが均等に効くための調整も難しいのだろう。これはカンリンという(確か岡山市内)のメーカーのものだ。以前雑誌の広告で見たことがあるが、実物は初めて見る。昔スズキGT750という2サイクル3気筒のナナハンがあったが、これがW2リーディングのブレーキだった。また、ヤマハのレーサーも径の大きなW2リーディングだった。W650はリヤもカンリン製に替えてあった。(写真6)スポークやリムまで替えると部品だけで50万くらい要るのではなかろうか。gagを忘れていた。gagは150kmほど距離を乗った。なかなか調子いい。50ccにしてはギヤのタッチもいいし、Fブレーキもじわっと効いていいかんじ。ただ、ハンドルが切れないのと、急なコーナーでは内側の膝を開けないとセパハンが膝に当たって曲がれない。ちっちゃい割に大胆なコーナリング姿勢となる。(藤)
2012.03.29
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師匠から写真のムーンタイガーのレストア顛末のコピーを借りた。2年間に亘り、モーターサイクリスト(たぶん)に掲載されたもの。このバイク当然初めて見るバイクだが、説明によると、ムーンタイガーMF55型 昭和30年式4サイクルOHV2バルブ175cc 大阪タイガー商会製。エンジンは名古屋のオートビット(藤田鉄工)から供給を受け、自社製の車体に搭載した。とある。それにしても、私から見ると殆どゴミだ。こんな物が再生できるのか。興味は尽きないところである。94ページのPDFに落としているので、見てみたい方は、連絡下さい。
2012.03.18
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かなり長い間使っていたホットカーペットが暖かくならない。やれやれまた直してみるか、とコントローラー部分を開いた。このテの暖房器具や電気ポットが暖かくならないとき、まず疑うのが温度ヒューズだ。温度ヒューズは名前の通り、設定温度以上の危険な温度になったら溶断するというシロモノ。過電流ヒューズとはちょっと違う。基盤上を眺めてみる。(写真1)焼けたトランジスタや、破壊したコンデンサはない。温度ヒューズらしき物が見あたらない。通常の温度ヒューズは抵抗器のような形だが、金属ケースに入っている。よくよく探してみると、形は全然違うがそれらしき物が見つかった。足が6本も出ている。(写真2)表面には102°Cの温度表示と750Ωと1kΩの抵抗値表示。こんな物は初めて見る。早速ネットで調べたら、最近のホットカーペットなどにはこれが使われるらしいとわかった。抵抗器に電流を流すと当然発熱する。流れる電流が多くなると温度が上がる。それに温度ヒューズを組み合わせる(熱的に結合する)と、くっついている温度ヒューズが溶断、電気の流れを止めるのである。テスターを当てると、案の定ヒューズ部分に導通がない ははぁ~ん、これを換えれば直る、とこの部品をネットで探す。ところが特殊すぎて部品屋に無いのである。そこで懇意にしている電気店でこの部品が補修パーツで入るか聞いた。すると電気店の主人は、「今までホットカーペットの温度ヒューズをいくつも替えたが直ったためしがない、すぐまた切れる」と言うのである。発熱体かどこかがおかしくなって保護のため切れるのだから、そこを直さない限りすぐ切れる。そりゃーそうだ。発熱体を換えるんだったら新品を買え、だな。で、今回はポイ!(藤)写真1写真2
2012.03.15
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いつも使っているデジタルカメラ、Panasonic DMC-LX3のレンズ(前玉)に傷がついた。前年10月初めのことである。さすがにこれは自分では修理できない。カメラ屋に持っていっておよその修理代を聞いたら約2万円とのことであった。うう~ん。このカメラ、実はかの有名なドイツのライカと共同で作っていたようである。ライカのHPを見てみると、操作ボタンのロゴ(書体)が違うくらいで、あとはそのまんま。レンズもLEICA VARIO-SUMMICRONとある。望遠側に不 満はあるけれど3年ほど使ってきた。レンズの先にフィルターが付かないので、使わないときはレンズキャップをしておかなければならない。鞄に入れて持ち歩いていたときにキャップが外れ、何かに当たったのだろう。悩みながらほっていたのだが、意を決して修理することにした。改めて見積もりを取ると15,000円くらいだった。ついでに手持ちのギフト券があったので、それも使うことにして実支出は7,000円でできた。但し、修理に出したのが1月16日、手元に帰ってきたのが2月5日、20日以上かかった。最近は修理の進捗状態をHPで見ることが出来て、無くなっていた側面のちっちゃなプラスビスの入手に時間がかかっていたようだった。(藤)
2012.02.07
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四角断面ゴムリングを探したら、東京の千石通商というところにあった。やはりみんなこのテのリングの入手に苦労しているようだ。ここは電子パーツを扱っている店で、ハムをやっている私は、以前パーツを買ったことがある。当時は雑誌のCM欄を見て注文していたが、今は写真入りでネットに店を出していた。買ったのは1ミリ四角のゴムベルト、直径35ミリ、30ミリ、22ミリの3種だった。1本150円くらいで、やはり送料の方が高くついた。(写真1:右下が黒いのは、ストロボの光でできたレンズの影)一番左は前回と同じ外したベルトだ。早速組んでみる。35ミリと30ミリの両方を試した。双方あまり違いは見受けられなかったが、最終的に35ミリで落ち着いた。(写真2、3)スケーティングもうまく作動し、組み立てを終わる。 写真4)上蓋を2週間ぶりに閉めて完成。メーカーに補修部品があったとしても、部品代200円、工賃5,000円~10,000円、というところだろうか。そういう意味では安く付いたが、最初のOリングに固執したため、時間とお金を無駄に使ってしまった。次回は大丈夫だぞ。(もうないか)(藤) 写真1 写真2 写真3 写真4
2011.12.24
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注文していたOリングが手に入った。NOK製、太さ1.78ミリ、直径33.05ミリのゴムリングだ。値段は安い。1本30円~40円くらい。但し送料が630円とリングより高い。必要な直径は駆動モータープーリー~被駆動大プーリーの間に糸を張って計る。約110ミリだった。3.14で割ると35ミリと出る。テンションを懸けるので少し小さい方がいいかと33.05ミリを中心に3種類ほど注文していたのである。ちなみにOリングは規格で決まっていて、どの店でも同じサイズしかなかった。上にあるのが計ったときの糸、左右の黒い点が必要な長さである。一番左は外したゴムベルト、伸びているのでふにゃふにゃだ。(写真1)早速実験してみる。33.05ミリのOリングを組んだ。(写真2)取り付けてスイッチオン!。あれっ、動きがおかしい。ゆっくりだし、スケーティングし終わる前に戻ってしまう。写真が少し見にくいが、右にあるビスの手前に金属の爪が出っ張っている。トレー全体が左にスケーティングし、この爪が左の青いリミットスイッチを押すことによって止まる。(写真3)でも、そこまで行かずにトレーは戻ってしまう。Oリングが滑っているのかと一つ小さいOリングに替えると更に情況は悪くなる。そこで輪ゴムに替えるとうまくいく。これはどうもOリングにモーターのパワーを取られているようだ。1.78ミリでは太すぎてゴムが固いのかもしれない。オリジナルのゴムベルトは断面が四角である。Oリングは当然丸い。四角なのはあるかと更に探すことになった。今回は失敗であった。(藤) 写真1 写真2写真3
2011.12.22
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さらに機構を探ると、ローディングは丸いギアと直線のギア(ラック)がかみ合って前後に動いていた。この丸いギアを動かしているのは当然モーター。モーターの動力は輪状のゴムベルトとプーリーでギアに伝わり、いくつかのギアで減速されて丸ギアに伝わり、さらにラックを動かす。手でラックを前後に動かそうとしてもギアが噛んで動かない。このモーター+ギアユニットを外すとラックは動いた。さらにMD1枚分落ちることによってロックしていた。モーター+ギアユニットを眺め回し、やっと原因をつかんだ。原因はゴムベルトだ。この黒いゴムベルトがびよ~んと伸びている。(写真1、2)これではベルトとプーリーが滑って力が伝わらない。13年も前の部品、特にゴムベルトは手にはいらないだろう、と勝手に想像して実験する。使うのは”輪ゴム”。適当な大きさの輪ゴムを使って実験した。伸びたベルトを輪ゴムに替える。メカユニットに組み付け、配線を元通りにして(写真3)スイッチ、オ---ン!。なんと、大成功である。ちゃんとスケーティングしてMDの出入りができるではないか。(写真4)でも、輪ゴムでは長持ちしないのは明か。適当なOリングを探すべくホームセンターに行ってみよう。(藤) 写真1 写真2 写真3 写真4
2011.12.10
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平成10年に買ったSONYのMDデッキ、JA22ES。(写真1)最近MDが中に入ったまま出てこなくなった。そんなに頻繁には使ってないので、いざ使おうとなったとき「ありゃ、MDが入ったまま出てこない」となったのである。ただ、音楽はちゃんと再生できる。こういうのはなかなか修理しづらい。(と勝手に思っている)でも平成16年に蛍光表示管が壊れ、パーツを取り寄せ自分で取り替え、直したことがある。(写真2)今度も直るだろうかとばらしにかかる。このMDデッキは、MDがトレーに乗りスケーティングして出入りするタイプだ。このトレーが動いていない。どこかでロックしている様子。いろいろとさわってみてこのロックが外れていない、と予想した。メカデッキはローディングユニットと、ピックアップユニットが一体化され、電子基板と共にフレームの上で動作している。(写真3)トレーに載せられたMDはスケーティングしてピックアップユニットに入り、MD1枚分下に落ちてロックされていると分かった。ロックするピンのようなものがあるのかと探すが、そんなものはない。ただし、ロックは1箇所だけのようである。(藤) 写真1 写真2写真3
2011.12.09
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