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ポタ電DELTA3を購入した翌日の早朝、天気が良かったので急遽、備中松山城の雲海の写真を撮りに行く事になった。一眼レフを使用する事を予定していなかったので、スイッチを入れてみるとバッテリー切れになっていた。充電して行く時間がないので、車載のDELTA3でAC充電しながら走行する事にした。狙った時間では少し遅すぎて、城に掛かる筈の霧が下がってしまっていたが、まずまずの写真が撮れたので、帰りに車内のシンクでコーヒーを淹れて暖まった。早速ポタ電の恩恵を預かる事になり、これからも重宝しそうな予感がする。そうなるとオルタネーターチャージャーを早く取り付けたくなったので、作業に掛かる。一番の難関は電源用ケーブルを車内からボンネット内に通す作業なので、隔壁の辺りを調べてみると、運転席側の車内取り込みケーブルは、頑丈に何かで固めてあるので、沿わせて通す事は不可能であった。助手席側はゴムのキャップを通したケーブルだったのでキャップを外したら電源用ケーブルを通す事が出来そうだが、ケーブルが太いのでキャップは元に戻す事は出来そうにない。他の箇所を調べてみたが、電源用ケーブルを通せるような穴は皆無であったので、隔壁の鉄板に穴開けを行おうと場所を探したが、配線の束やECUなどがごちゃごちゃで配線を傷付ける可能性大なので諦めてゴムキャップの穴を利用する事に決定した。ポタ電はセカンドシートと横向き座席の間にピッタリと収まり、クルマが激しく揺れようが動く事はないのでこの位置で決定だ。セカンドシートの背もたれを倒して就寝仕様にする時とバイクを積載する時はシンク横に移動する事にする。次はオルタネーターチャージャーの設置場所の検討であるが、電源用ケーブルが太くて曲がりにくいし、オルタネーターチャージャーとDELTA3を繋ぐケーブルは1mしかないので、設置場所は限られる。色々と考えた末に、思いついたのが横向き座席の中である。座席の内壁にビス止めしてみたが、ケーブルの曲がりがきつく装着不可だと分かったので、素直に座席の床に置く事にした。ここだと邪魔にならないし、ビス止めなどせず置いておくだけなので、バイクを積載する時にもすぐに移動する事ができる利点がある。レイアウトが決まったので、オルタネーターチャージャーの位置から電源用ケーブルをボンネット内に延ばして行く。フレンディーはセカンドシートの後まで1枚物の大きなフロアマットが敷かれているのでマットの下にケーブルを引く事ができ、容易にケーブルを隠す事が出来る。そこから先は中央のコンソールボックスを外し、エンジンカバーを包んでいるカーペットの中を通し、グローブボックスの奥からゴムキャップの穴を通し、運転席側にあるバッテリーに接続する。このクルマは寒冷地仕様なので助手席側にサブバッテリーを搭載しているので、そちらに繋いでも良いが、出来る事ならメインに繋ぎたいので、ケーブルを延ばしていくと5mのケーブルがぎりぎりだった。プラス端子にはヒューズを接続してバッテリーに、マイナス端子はボディーアースをせよとの説明なので、バッテリー付近のボルトに接続した。ゴムキャップを外して通した穴は、塞ぎようがないので、簡易的ではあるが妻の古ストキングを突っ込んで塞いでおいた。これで車内に風は入って来ないだろう。このクルマは前席中央にエンジン搭載という形状なので、内張りを剥がす事なく、簡単に配線ができた事はありがたい。しかも、敷設した電源用ケーブルは一切見えない。機器の設置と結線が終わったので、いよいよソケットを接続。フレンディーの発電能力は如何なものであろうか?期待と不安を抱きながらエンジンを掛けてみる。通常と変わらず機器類も大丈夫なようだ。そしていよいよDELTA3の電源を入れてフロントパネルの表示板を凝視すると、暫くして入力値が表示された。何と!いきなりの570whだ。その後は490wh辺りで推移している。残量が85%あったバッテリーが見る見る内に数値が上がりほんの数分で100%になってしまった。アイドリングで500wh出れば立派なものだ。この調子なら走行時にエンジン回転が上がれば800wh充電も頷ける。このクルマは寒冷地仕様なので、発電機の容量が大きいのかも知れないが、型式はSGL5なので他車と同じかも。その他で考えられる事はディーゼルなので、エンジンが掛かってしまえばガソリン車のようにプラグに供給する電気がいらないので、その分発電に余裕があるのかも知れない。よく分からないが、30年近く経つ古いクルマでも最新式のオルタネーターチャージャーが問題無く稼働する事は有り難い事だ。何れにせよアイドリングで500wh出れば、走行充電だけでポタ電が容易に満充電にできるのである。本当にソーラーパネルは必要なくなった。今度はエアコンを始動させて負荷を掛けた時にどうなるのか試してみよう。DELTA3とオルタネーターチャージャーの配置センターコンソールの下を這わしたケーブルアルミ線で結束したケーブルと仮止めのガムテ助手席側隔壁にある配線ホールボンネット内の配線アイドリングで出た脅威の570whの入力値スマホと連動するDELTA3車内にスッキリと収まったDELTA3/セカンドシートを後方移動すればピタリと収まる
2024.11.23
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以前から気になっていた車載用ポータブル電源であるが、久し振りに調べてみるとサイズも値段もかなり進捗しており、1,000wh級でも手が届く価格になっている事に驚いた。使用シーンを考えてみると電気調理器、電気毛布、電気ストーブ、扇風機、テレビ、パソコン、照明、エアコン等が考えられるが、全てをポタ電で賄うとなると3,000wh程度は必要になるが、大きさも重量もかなりのヘビー級で価格もビックリするほど高価で、現実的ではない。エアコン駆動を諦めると、1,000whもあれば十分なので、各メーカーのお薦めを見てみたら、EcoFlowが期間限定でブラックフライデーセールをやっていた。しかも、今夏発売のオルタネーターチャージャーなるものが凄い。ポタ電を車載する場合、充電はソーラーパネルかシガーソケットからになるのだが、ボンゴフレンディーはオートフリートップが付いているので、屋根の上に物を載せると電動モーターに負担が掛かるし、駐車場の事もあり、車高を2,100ミリ以内に抑えたいので、なるべくソーラーパネルは付けたくない。また、シガーソケットからの充電だと、せいぜい80wh程度なので満充電には途方も無い時間を要する事になるが、オルタネーターチャージャーを取り付ければ、オルタネーターから発電した電気をバッテリーを経由し、余剰電気分をそのまま充電用として使えるので、何と最大800whで充電出来るのだ。新しく発売されたDELTA3(1,024wh)への充電時間は驚愕の1.3時間とのこと。これは凄い。もうソーラーパネルは必要なくなった。旅先への移動時間だけで1,024whが殆ど満充電にできると言う事だ。今回のセールではDELTA3とオルタネーターチャージャーのセットが驚愕の50%OFFの113,850円で更にクーポン割引で108,158円で購入でき、3,800円の特製タオルも無料進呈という事なので、そろそろ買い時だと思ってセールに乗った。それにしてもポタ電は安くなったものだ、少し前までは1,000wh級だと20万円は越えていたのだが、やってくれるなEcoFlowさん。数日で届いた製品はAppleのように梱包も美しく、デザイン、色、サイズも申し分無い。ただ、オルタネーターチャージャーの箱が思いの外重かったので、中身を出してみたら、本体はさほどでもないが、バッテリーへ繋ぐ5mのケーブルが重かった。そりゃそうだ。800whで充電できるとなると、このくらい太いケーブルは必要となるわな。電源を入れてみるとバッテリー容量28%となっていたので、コンセントからAC充電を行ってみたら、1,000whを遙かに超えて充電しており、説明書を読んだり、スマホの設定をしている内に100%となってしまった。充電スピードが無茶苦茶速い事に驚いたがそれもその筈、DELTA3のスペックは満充電まで56分だそうである。しかも、充電中は無音で全く音がしない消音設計となっている。可動音も30㏈との事だ。通常はスマホでWi-Fi接続して使用する仕様なので、接続してみるとDELTA3の入力値などを細かく設定できるし、オルタネーターチャージャーからの入力値やクルマのバッテリーへの逆充電など色々とできるようだ。これから、暇をみてオルタネーターチャージャーの配線をクルマに取り付けるのであるが、古いボンゴフレンディーのオルタネーターの発電量は80A程度なので果たして800whで充電できるのか?不安材料はあるがやってみるしかない。EcoFlowの最新1,000wh級ポタ電DELTA3オルタネーターチャージャーと同梱物書面にはUSBーC2口、USBーA2口、AC100V6口が付いている背面には12Vシガーソケット1口とDC5521が2口備わる背面の裏蓋を開いて収納すると電源、オルタネーターチャージャー、ソーラプラグが現れる幅202×奥行397.6×高さ283.6 重量12.5㎏廃熱ファンは前後に変更され上面はフラットで物が置ける
2024.11.20
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近くの知り合いの社長が中古の小型バックホーを買った話しを聞きつけたので、早速レンタル交渉をしたら、8トンユニックに積んで持って来てくれた。2年程前にクルマの出入り口の水道管から水が漏れ出したので、水道屋を呼んで修理を試みたが、過去の遺物である鉛管の修理に失敗し、栓をしてしまっていたのであるが、不便なので新しい塩ビ管を引き直したいと常々思っていたのだ。しかし、水道管は26年ほど前にメーター回りの敷設工事時に新しくした筈なので、何処かで鉛管に繋いでいるのだが、その場所が分からない。やみくもに掘っても労力の無駄になるだけなので、良い機会を待っていた。バックホーの免許は若い頃、池掘りを行うために仕事を2日休んで小型建設機械3トン未満をコマツで取得して、池掘りを少しと車庫の整地以外数十年も使っていないが小さなチョンボなので大丈夫だろうと思い借りた。今回のバックホーはコマツPC09でバケット17Lのディーゼルエンジン機だ。バックホーの操作レバーはコマツレバーと称して、コマツだけが他のレバーと操作方法が違うのであるが、免許もコマツ機であったのでその辺りは丁度良い。(現在はコマツも多機種と統一されているかも知れない。)プレヒート後エンジンを掛けて、操作をしてみる。ブランクが長いので作業感覚を取り戻すのに時間が掛かったが、段々と慣れて来て間違いはするものの作業できる状態になったので、栓をした箇所から掘り進める。あまり深く掘ると水道管を破壊してしまうので慎重に。薄皮一枚であとはスコップで管を探す。水道管は予想していたラインよりかなり違うラインで敷設されていたので、適当に掘らなくてよかった。それにしても小型だがバックホーの力は絶大で、カチカチに固められた土も油圧の力でサクサク掘る事が出来る。これをスコップでやっていたら間違いなくヘルニアが再発して、バイクにも乗ることが出来なくなるだろう。やがて、塩ビ管の接続箇所を突き止めた。水道屋を呼んで打合せを行い、後日新しい塩ビ管を接続して貰う事にした。役所の規定では深さは30センチと言う事なので、規定に合わせて深さを揃え、後は工事を待つばかりである。埋め戻しもこちらでやるので、費用は最小に抑えられる事であろう。ついでに、雨水による穴開き箇所の穴埋め、切り株の掘り取り、ドンキーベース脇までフレンディーが入れるように侵入場所の拡張も行った。軽工事はこの程度のバックホーが使いやすくて丁度良い。一家に一台欲しいところだが、次に使うのは何時の事かと考えるとやはりいらないか。軽油が減って来たので、GSに行って灯油のポリ缶に軽油を入れて貰おうとしたら、灯油缶はNG、軽油用ポリ缶でないとダメだという。灯油も軽油も同じようなものなのに何故?と聞くと法律で定められているそうである。ガソリンの取り扱いは知っていたが軽油は知らなかった。仕方がないので、その場で軽油缶を買ったが、色が緑以外材質は灯油缶と同じように思えるのだが、何か違いはあるのだろうか。分からない。コマツPC09古い機体だがエンジン音は思ったより静かなPC09容量17Lのバケット
2024.11.15
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数年前にTLM50/2号機のエンジン始動を試みるべく、キャブを全バラにしようとして、チョークレバーのネジを緩めていたら、プラのオスネジ部分が割れてしまった。瞬間接着剤で修復したものの、ネジを締めていたら接着部分があっさり分離してしまったので、修復不能と判断し諦めて放置していたのだが、ここに来て何とかならないものかと未練がましくカスタムジャパンで純正部品を調べてみたが、既に廃番のようである。互換キャブとしてNSR50のキャブを流用するのが定番となっているようだが、インマニ側の口径が大幅に違うので、取り付けは問題無いが設定が難しいようだ。ヤフオクでNSR用を探してみたが結構な値段を付けている。中華キャブをとも思ったが、何れも汎用なので、上手く機能するかは不明であるので手を出しにくい。ダメもとでチョークレバーをネットで検索すると何とamazonに数種類出ていた。大きく期待が膨らみ適合する物を探したが僅かに違うし、値段も2,000円程度だ。それならばと中華通販サイトAliExpress(アリエクスプレス)で検索してみたら、オスネジ径とその先の部分が殆ど同じチョークレバーをついに発見した。ネジ径12.1ミリ、ネジ先までが22ミリと申し分ない。価格も433円で送料無料だ。届いたチョークレバーをキャブに取り付けてみたら、ネジ径もピッチも全く同じで、キャブに嵌まる先の径も長さも同じであった。チョークを引いてみるとしっかりと止まるし、戻しもOKだ。何とかなった。急がない部品はamazonよりもAliExpressやTemuなどのサイトを利用した方が安い場合が多いので、これからは使い分けて行こう。欠品部品が多いTLM50/2号機キャブが取り外されているエンジンネジ部分が欠損した純正チョークレバーと中華製チョークレバーTLM50純正キャブに取り付けた中華製チョークレバー
2024.11.12
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6月にキャンピングボンゴのパワステから異音が発生したので、手持ちのパワステオイルを補充して、直ったかに見えたが、1ヶ月程でまた異音が発生しだした。直っていなかったのだ。運転席のシートを上げてオイルタンクを確認してみると、最低ラインまで減っており、更にポンプとオイルラインからオイル漏れを起こしているのを確認した。取り敢えず補充しながら乗っていたが、減る頻度が早くなったので、マツダに預ける事にしたのだが、10月中旬にどうしてもこのクルマが必要だったため、一抹の期待を寄せてオートバックスから「補充と漏れ止め」なるパワステオイルを購入して補充してみたが、漏れは止まらず車庫に眠ったままになっていた。10月下旬にやっとドック入り。調べて貰ったら、アンダーカバーにおびただしいオイルが溜まっており、オイル漏れも確認できたとの事。ポンプと配管を全て交換の依頼をしていたのだが10日経ってもクルマが帰って来ないので、娘に尋ねたら、配管の純正部品が廃番となっており、修理不能との事で取り敢えず応急処置をしたが、これから修理対策を色々と考えてみるとの事で一旦クルマを返す事になり戻って来た。こちらでもネットで色々と調べてみたが、パワステポンプは幾らでもあるが、パワステ配管のリビルド品などは皆無である。今年やっと8ナンバー登録をしたのだが、またもや廃車の危機だ。さぁどうなる事やら。マツダのアイディアとウルトラCに期待して祈るばかりである。マツダからは乗っても良いが、なるべくステアリングを一杯まで切らないようにとの事だが、それは無理というものだ。漏れ止め効果があると謳うパワステオイルオイルタンクに満たされたパワステオイル応急処置を施された配管
2024.11.09
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クロスカブの岡氏の要望で、今年2回目のカブでのキャンプツーリングを行った。岡氏は大の温泉好きなので、県南で温泉または風呂に入れる施設が近くにあるキャンプ場を探してみたら、吉備中央町の湯の瀬温泉と向かいにある湯の瀬温泉キャンプ場があったが、連絡してみると、管理が出来なくなったとの理由でキャンプ場は閉鎖されていた。次は、たけべの森キャンプ場と近くのたけべ八幡温泉に変更して、たけべの森公園に連絡したら、キャンプ場は土、日のみの営業との事。又してアウト。そこで、今年クルマで行った天神峡の近くに風呂はないだろうかと思い探してみたら、2キロ程の所にASUWAなる入湯施設が見つかった事で、天神峡キャンプ場に決定した。天神峡キャンプ場は無料にも拘わらず大きな駐車場を備え綺麗なトイレも2箇所有り、よく整備されたキャンプ場で、小田川の河原沿いのサイトと山側のサイトに分かれているが、何れのサイトも進入路が狭くクルマの乗り入れは不可なので、サイトまで入れるバイクで利用するには持って来いのキャンプ場である。カブ90に何時ものキャンプ道具を積み込むのだが、予報では夜の気温が10°前半になるとの事なので、今年購入した超小型夏用封筒型シュラフと3シーズンシュラフを持って行く事にしたため、テントを乗せる場所が無くなり、やむを得ずベトキャリに取り付けた予備燃料の1Lボトルを外し、テントを乗せた。もう少し大きなリアボックスにしようかと悩む所だが、狭い場所を走り回るにはなるべくスリムで軽快でありたいので、このスタイルは捨てがたい。正午過ぎに出発、R2から玉島IC方面へ分岐、信号の少ない何時もの広域農道を通って1時過ぎには井原の街に到着、今日の夜はモツ鍋にしたので、R313脇のハローズに寄って食材を購入する。モツと酒は岡氏が用意する事になっているので、持参したモツ鍋の素とキャベツ、玉葱、卵以外を物色する。買った食材はニラ、シメジ、一口豆腐、中華そば、フランスパン、ウインナー、ケチャップミニパック、カラシである。レジ袋を含めても合計1,151円だった。安す!買った食材は凍らせた缶ビールを入れた何時もの発泡ケースに収納。午後2時に待ち合わせたキャンプ場に向かう。途中、入湯施設ASUWAを確認。15分前に駐車場に到着したが岡氏はまだ来ていなかったので、カブでサイトを見て回る。本日は河原にはデイキャンプ風が3組と山側には家族連れが1組というところだ。2時を少し回ったところで岡氏が到着。何でも肉屋に寄ってガソリンを入れていたら思わぬ時間が掛かったとの事。話し合いで本日のサイトは山側の一番奥のトイレがある場所に決定し、カブ2台で乗り付ける。場所をキープするためにテントだけ張って、ASUWAに向けて2キロほど引き返す。ASUWAはスポーツ施設などを併設した立派な建物で、館内も非常に綺麗である。券売機で入浴料550円を支払い発券すると、丁寧に専属係員が案内してロッカーの使い方まで教えてくれた。風呂は温泉ではないが、大浴場に水風呂、露天風呂、サウナまであり、岡氏は全て2回通り制覇して約1時間付きあったが、もうこれ以上はふやけそうなので、退散したのだが。ここで事件が起こった。ロッカーには鍵が付いており、その鍵を開けると扉の内側にカードが入っている。帰る際はそのカードをフロントに渡す仕組みになっているのを係員から聞いていたので、カードを抜き取るとその瞬間手からスルリと滑り落ち、それを足で押さえようとしたら、サッカーのオウンゴールのようになり、ロッカーと床の1ミリも無いような隙間に完全に入ってしまったのだ。これはもうどうにもならないので、係員を呼んで顛末を説明。すると係員からカード番号を覚えていないでしょうかと問われたがそんなものは見ていない。(ロッカー番号とは違うそうだ)掃除機で吸ってみたらと提案したら、後でやってみますとの事で、大丈夫ですからと言うので、お詫びをして引き揚げたが後味が悪い。洗面所で水を汲んで退散する。しかしあのカードは何のためにあるのか不思議でならない。火照った体を冷やすが如く、カブを走らせキャンプ場入り口の神社の境内で枯れた杉葉を拾い、テントサイトに帰る。周辺から燃えそうな薪を集めて焚き火台に火を入れる。やっと一息ついたので、冷えたビールで乾杯。ビールを飲み干すのももどかしく岡氏がクロスカブのボックスから新見の銘酒三光の一升瓶を取り出したので、裂きスルメをアテに交互に呑み進める。こうなってしまったら少し早いが、モツ鍋の準備に取り掛かる。何時ものマルチグリドルにモツ鍋の素を入れて沸騰した頃にモツを投入。更に沸騰したら、他の具材を入れながら煮るとモツ鍋の出来上がりだ。気温も思ったほど下がらず酒の力もあるのか、上着を着る事も無く酒宴は延々と続き、とうとう1升瓶が空いてしまったので、お開きとして寝る事にした。寒いと思って持参した夏用シュラフは使う事も無く、3シーズン用で十分であった。ところが、深夜になって突然渓谷の静寂を破る怪鳥のような声が何回も鳴り響いた。何事が起きたのかとビックリして飛び起きたら、離れた岡氏のテントの中から聞こえて来ていた。発狂したのだろうか?どうやら生きているようだったので放っておいた。朝、昨夜の怪奇事件を事を聞いてみたら世にも恐ろしい夢を見ていたらしい。面倒な男だ。それにしても岡氏はホームセンターで買った安物テントとシュラフだけで、テントマットも使わず、コンクリートの上にテントを張ってペグも打たず寝ていたが、何とも無いようだったのが滑稽である。岡氏は11時に来客があるので、8時には出発したいと言っていたので、ガスバーナーで早めの朝食準備に取り掛かる。マルチグリドルで卵とウインナーを焼いてフランスパンに挟んで、カラシとケチャップをかけて、UCCコーヒーと共に食す。このサイトは山陰なので、日は昇ってはいるが、太陽の光は届かないのでジャンパーを着たまま、その後もうだうだと話しをしていたら9時近くになったので、やっとお開きにして岡氏は先に帰って行った。8時に帰る筈ではなかったのかい!マイペースな男だ。こちらはゆっくりと片付けをして帰路につく。朝露でびしょ濡れだったカブであるが、キック一発で目覚めた。クルマに積載の場合はバイクカバーを持参するのだが、バイクキャンプでは荷物の積載量の加減で持参が叶わない。さすらいの野宿ライダー寺崎勉氏のようにバイクにも天幕を掛けてやるのが本義だろう。11時前にはドンキーベースに辿り着き、濡れたテントやシュラフなどを引っ張り出し、陰干ししておいた。天気の良い日にもう一度日に当てれば良いだろう。週末から寒くなるらしいので、今年のツーリングキャンプはこれで最後となるだろう。これからの時期はキャンピングフレンディーで車中泊キャンプを楽しむとしよう。天神峡駐車場に到着したカブ90天然風温泉ASUWAASUWAの駐輪場に並ぶカブ90と新型クロスカブモツ鍋とカブ90締めの煮込みラーメン焚き火が終焉に近づくテントサイト
2024.11.07
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10月28日が雨天のため、31日に変更された玄武洞と城崎グルメツーリングが敢行された。午前7時30分左右のプラグカバーをシルバーのメッキ調塗装で化粧直しを行い、メッキタンクにワックスを掛け新車当時の輝きを取り戻したV7を駆って集合場所の吉備SAに一番乗りで到着。待つこと数分でディアベルが駐車場に滑り込んで来た。そろそろ出掛けようとした所にライムグリーンのホイール履いたMT07が到着。昨夜のLINEではモンキーで来るとあったので、てっきり冗談だと思っていたが、MT07で駆けつけたとはビックリ、もう少しで置いて出発してしまう所だった。3台揃ったところで第2集合場所の播但連絡道市川SAに向けて改めて出発。山陽道をMT07のペースに合わせゆっくり目の走行で姫路東ICから播但道に分岐し北へと向かう。中国道の分岐を過ぎると間もなく市川SAだが、到着してみるも先着車はいない。今日はここでCB750ボルドールと合流する予定であるが少し遅れているようである。缶コーヒーで喉を潤しながら、先日交換したLEDテールランプの点灯確認をしてみると、何とテールランプが点灯していなかった。朝出る時には確かに点っていた筈だが…。もう切れた?早速車載工具でテールランプを分解してみると、ソケットの金具とバルブ端子が少しズレているのを確認したので触ってみると一瞬点いた。どうやら接触不良のようだ。きつくて嵌まりにくい端子に格闘していたら、メカが得意なMT07さんがあっさり正常な位置に嵌めてくれた。これでトンネルの中も安心して走れる。そうこうしている内にハーレーが到着、今日は不参加だと思っていたら、ディアベルさんに連絡があったらしい。続いて笏取り虫ツーリング初参加のCB750ボルドールが到着。大きなフロントカウルが目を引くボルドールはエンジンの塗装が剥げ、全体的にくたびれている車体だが、エンジン内部はあちこち手を入れられ、835ccまでボアアップされている。また、ヨシムラのFCRレーシングキャブにヨシムラの集合管などが装備されたカスタム車となっており、調子も良さそうだ。参加車が5台揃ったところで、更に北に向け出発。何時ものように水先案内人はディアベルが担当し、最後尾はインカムで繋がったV7が担当となる。登坂車線では入り繰りがあり、最後尾に戻るべくボルドールを先に行かせたら、抜き去る時のマフラー音は往年のヨシムラそのものであった。マルチエンジンも良いものだ。和田山ICで北近畿豊岡自動車道に分岐、終点の豊岡で高速を降りて先ずは混まない内に早めの昼食を取るべく、城崎駅まで走り駅横の無料駐輪場に駐車。この辺りはディアベルさんの事前リサーチが光る。歩いて直ぐの駅前通りは外国人観光客が多く、海鮮料理を提供する店もあちこちに看板を出している。これも事前リサーチの海鮮料理一魚一恵に行くが、開店は11時30分からとの事で、予約を入れて近くのコーヒーショップNovaでコーヒータイム。時間となったところで、再び一魚一恵へ、店内は改装したのかとても綺麗で全て椅子席、二階に通され玄武岩に海の花、エビカニどっさり・ザ・丼、但馬牛ステーキ・ザ・丼などをてんでに注文。酒が欲しくなったが我慢して美味しく頂いた。昼食後は円山川沿いを豊岡方面に戻って、玄武洞の見学。駐車場でバイク好きのオジサンが目ざとくボルドールを見つけて、質問の嵐を浴びせて来た。名車は何時まで経っても名車なのだなぁとつくづく思った。玄武洞は数十年昔に家族で訪れた筈であったが、全く覚えておらず、その分新鮮味があった。溶岩が冷えて形成された六角形の玄武岩がうねる洞は正しく玄武に似ていた。自然の造形とは言え、正にアートである。帰りに豊岡の「JAファーマーズマーケットたじまんま」に寄って皆さん買い物タイムであったが、私は何時もの時と同じで買う物がないのでザッと見ただけでパス。豊岡から高速に乗って往路を引き返すも、遅いトラックに阻まれスピードが上がらない。たまにある登坂車線では遅いクルマも追い越し車線を走るので追い越しが出来ず、市川SAまで安全運転だ。市川SAでは帰りを急ぐMT07が単独で先に出発、ゆっくり休憩の後、ディアベルと共に播但道、山陽道と乗り継ぎ、一気に吉備SAまで走り最後の休憩。今日は日が沈む迄には何とか帰宅出来そうである。瀬戸中央道の分岐でディアベルと分かれ、ヘッドライトの明かりが見えだした路面を見つめながら走る。LEDに交換したので格段に明るくなったのが実感出来た。今回もディアベルさんのお蔭で予定通りのツーリングとなった。感謝!感謝!である。LED球の接触不良のため分解したテールランプ城崎駅横の駐輪場に駐めたボルドールとハーレー海鮮店が並ぶ城崎駅前通り一魚一恵で食した玄武岩に海の花玄武洞駐車場にて見事な溶岩造形の玄武洞白虎洞登山道から見下ろした参加車ライムグリーンホイールが目を引くMT07V7が原付きに見える風景
2024.11.01
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