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コロナ感染を防ぐための制限がいろいろ緩和されてから1年以上が経ちまして生徒さんはマスク無しでレッスンを受けられるようになったため(講師は要着用)新しい生徒さんの顔も判別できるようになっております。この秋にはコンクールがあるため出場資格がある生徒さん全員に要項をお渡しするのですがさすがに3~4歳くらいの入会したての生徒さんには『よかったら参加してくださいね』ではなく『こんなイベントがあるので、よろしかったらいつかご参加ください』という感じでご案内。去年参加して、今年も出たい!という生徒さんは選曲を終え、練習を始めていただいておりますが強制ではないので負担が大きくて無理させることになるかもという生徒さんには今年は見送って基礎力を上げ、来年また考えてみるようにお話させていただいております。そんなこんなで参加するなら選曲はもうしておかないとねという現在『左手の中指を怪我しました(全治1ヶ月) 参加するかどうかまだ考え中です。』参加する気があるんだ!?『参加してみたいと思っています!』(この4月に習いにきたばかりの小学生低学年の生徒さん)習い始めて2ヵ月で、ようやくト音記号のドレミファソが読めるようになったところですが?昔なら 真っ白になっているところですがそこそこ長くこの仕事をしておりますので指定された制限時間内で演奏でき難し過ぎず、簡単すぎず、そこそこ聴き映えしかつ左手の中指を最後まで使わないで済む曲ト音記号が読めたら自力に譜読みできて演奏できる曲を それぞれ数曲探し出しました。こういう引き出しをいくつ持っているかって大きい。と しみじみ思います。
2024年07月09日
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年末が近づいてまいりました。来年年明けに開催される発表会を前に「年越しする前に ここまで仕上げておかねば」とレッスン、追い込みに入っております。プログラム校正も仕上げの段階に入り参加するはずなのに、まだ申込用紙が出ていない生徒さん宅へもう申込されましたか?と確認メールを送ると『すみません、忘れていました。これから行きます!』(申込締め切り日)同じく申込締め切り日に『発表会、参加したいです!』(←今まで参加希望していなかった)というツワモノさんもいらっしゃるので申込最終日は てんやわんやの状態です。ところで参加申込書には もともとだいたいの開演時間を計算するため「演奏時間」を記入する欄があります。以前は特に時間制限がありませんでしたがコロナ感染予防対策として1部あたりの人数を少なくしている現在小学〇年生までは〇分以内、というように制限があります。最後の申し込みの段階で『先生、ウチで計ってみたら8分になりました。』(制限時間3分の生徒さん)・・・・・ちょっと、弾いて計ってみますね。テンポで演奏すると3分ジャストでしたのでがんぱってインテンポで弾けるようにしましょう。という事で無事解決。そんなこんなで、レッスンには「タイマー」が必需品なのですがこの忙しい時期にきて、愛用のストップウオッチが壊れました。新しいのを買いに行くヒマは無いのでキッチンタイマーを買いましょう。どうせ買うなら可愛いのがいいな、ということで以前音楽雑誌に載っていた、グランドピアノの形のレッスンタイマー「PianoLine」を購入しました。届いたタイマー、テスト用電池が付属していたので早速入れて動かしてみようとしたところ電池を入れる場所のフタはプラスドライバーを使わないと開けられない仕様になっていました。電池の出し入れにドライバーが要るとは珍しい、と日常よく使うドライバーを持ってきて合わせてみるとネジのプラスが小さ過ぎて、ドライバーが入りません。幸い、精密ドライバーが家にあったのでそれでフタを開け、電池を収めることができました。タイマーを購入したネットショップでは『発表会の記念品に!』とお薦めされていましたがこれを記念品にするなら0番のプラスドライバー(JIS規格で一番小さい)も付けないともらった側も使えないですよねえ。この製品を作っている会社、鍵盤やピアノデザインのあれこれを扱うところなので「タイマーとしての使いやすさ」より「見た目」で良しとしてしまった感があります。かわいいので、ピアノを習っている姪にプレゼントしようと2個購入してしまった私。たぶん、あの家には精密ドライバーは無いはずとこれからホームセンターへドライバー買いに行きます。ドライバー、とうやったら可愛くラッピングできるかな・・・
2022年12月19日
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ご無沙汰しております 生きてます。昨年は年に7件くらい記事投稿していたのですが今年は年頭に1件だけで、気が付いたらお彼岸を過ぎていました・・・コロナウイルスの影響で動いていなかったイベントが今年はほとんど復活しておりますがやはり、感染者が周囲にどんどん増えてきていまして昨年までは「同じクラスに感染者が出ました。」「職場の同僚がかかって、濃厚接触者になりました。」と直接ではなく 間接的に感染した方の話を聞いていたのですが今年は 普通に生徒さんが感染されております。もはや、インフルエンザ状態。ありがたい事に私はまだかかっておりませんがかかった同僚から「聴力に異常が出た」という話を聞いてからは本当に絶対にかかりたくないなと思いました。現在、コンクール直前で最終仕上げのレッスンをするかたわら発表会の準備も始まり、選曲を進めているところです。昔よりポピュラーを演奏したいという生徒さんが増えまして市販されている曲集には載っていない曲を希望された場合がもう大変。インターネットから楽譜データを見つけてその1曲だけダウンロード購入できることもあるのですがそれがわかってもたまに『方法がわからない、家では出来ない』という生徒さんもいらっしゃいまして私が代行でダウンロードするとお代金やデータの保管がややこしくなりそう・・・と頭を悩ませておりました。が、今月になって解決策を見つけました。というか、気づきました。よく利用している『ぷりんと楽譜』という楽譜・データ販売サイトでは購入したい楽譜を、スーパーやコンビニのマルチコピー機で購入印刷できるのですね。商品ページを見ると、「商品番号」が載っていましてこれを控えておけば、ネットに接続しているマルチコピー機へ行ってコンテンツサービスから『ぷりんと楽譜』を選び番号を入力すれば、その場でお会計からプリントまでできるというシステムになっておりました。1曲単位で購入でき、早く入手できるので大変便利あえて難を言えばサイトで見られるサンプル楽譜は不正コピー対策のためものすごく見づらいというところでしょうか。それにしても いつの間にかコピー機って こんなに進化していたんだなあと今更ながら感心しております。
2022年10月04日
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新年明けましておめでとうございます。今回の年末年始は お休みが例年より短めでして、結構年末ぎりぎりまで仕事をしていました。故に年賀状を作成する時間がなくイラスト下絵もどうしよう、もう12年前のを再利用しようかと思ったものでした。12年前のイラストは ブログで知り合った方の愛猫ちゃんがモデルふかふかした毛が愛らしいトラ猫さんの写真を元に「ヴァイオリンを抱える猫」の意匠で描いたもので注:えっさかほいさ ねこにバイオリン めうしがつきをとびこえた~(谷川俊太郎 訳) というマザーグースの歌にちなんでいます12年前のデザイン、誰も覚えていませんよねえとは思ったものの、結局 描き直すことにしました。もっともモデルは同じです。今回のコンセプトは「ねこふんじゃった」でトイ・ピアノ弾いております。寅年の「トラ」は どこにって話ですが虎もネコ科ですしトラ猫ならまあいいかと。(そもそも日本にトラ、いませんでしたしね。)余談ですが京都の「天神さん」として知られる北野天満宮には門の左右の中に随身の像が置かれておりましてその2人が座っている台の敷物が「トラの皮」と「ヒョウの皮」(どちらもお顔付)虎皮はわかるとして、何ゆえもう一方がヒョウ?この時代からヒョウ柄が一般的だったわけでもあるまい(関西の女性は豹柄をごく普通に身につけます)と思ったら昔の日本、トラがいなかったのでそもそもこのネコ科の猛獣の認識がはっきりしておらずトラの雌がヒョウという解釈だったらしいです。そんな土地柄ならば トラ猫で何の問題もあるまい。
2022年01月01日
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コロナのために外出を控えましょうね、という生活が長くだったらお家でピアノを弾いていればいいですよねと ここ2年くらい自宅練習時間が取れております。仕事が休業だった時などこんなにヒマなら 通常取り組まない曲をやってみましょうと昨年の冬、楽譜を購入したのがJ.S.Bachの『ゴルトベルク変奏曲』でした。(昨年2月に記事書いています)変奏曲なので テーマのアリアも変奏曲も一曲一曲は そんなに長くなくとも(変奏が)30曲もあるので真面目にリピートすると間違いなく80分は超える。ですが、マイペースでこつこつ弾いて楽しむ分には1曲は短いので負担にならず取り組みやすい作品とも言えます。そんなわけで「超マイペース」で練習を進めておりますがある日、ふと思い立って大阪のコンサート情報を調べていたらなんと、『ゴルトベルク変奏曲全曲演奏』のコンサートがある。しかもチェンバロで演奏する、という。これは聴きたい。なんとしても聴きたい。場所は大阪市内『大阪倶楽部』というレトロビルのホールでして以前バロックダンスの公演があった時 行ったことがあります。(もともとバロック関係の公演が多い場所なのかもしれない)パソコンから予約し コンビニでチケットを発券してもらっていそいそと、出かけてまいりました。やはり かなり貴重な演奏会ですのでコンサート会場、開場は開演の1時間前なのですがその更に30分前に行列ができております。(自由席なので いい席は早い者勝ち)1時間前に会場へ入りますと中では調律師さんがチェンバロの調律中。かなり繊細な楽器で すぐ狂ってくるので直前ぎりぎりまで調律するのでしょうね。(この後休憩時間にも再度調律されていた)今日演奏されるのはチェンバロ奏者の高田泰治さん。チェンバロは二段鍵盤のものでした。演奏が始まりますと、しっかり全曲リピートしていまして当然、2回目は装飾音を変えて変奏2段鍵盤なので 上鍵盤・下鍵盤を使い分け更には楽器の設定そのものを操作して音色を変えやっぱりピアノとは全然別物むしろオルガンに近いかもしれないなという印象を受けました。長い曲なので、丁度中間で休憩時間を取り全曲演奏し終えるまで 2時間くらいはかかったでしょうか。いやー堪能しました。楽しい。「ゴルトベルク変奏曲」は不眠症の伯爵のためにBachが作曲しそれを伯爵お抱えのチェンバロ奏者ゴルトベルクくんが夜な夜な弾いたという逸話がありまして「それは嘘だろう」とは思うのですが(ゴルトベルクくんは当時14歳くらいの少年で この曲を弾きこなすほどの技量は無かったと思われる)会場のお客さん達の 半分くらいは寝落ちしているようでしたので(穏やかな綺麗な響きが延々流れていますからね、気持ちはわかる)そういう逸話が生まれてしまうのもさもありなん、とは思いました。ちなみに この曲レッスンではないですが門下生が集まっての試演会(内輪の発表会みたいなものです)でテーマと初めの方の変奏のみ演奏を披露してみたところお師匠さまから「向いているんじゃないの?」とのお言葉をいただきました。そんな事を言われると レッスンに持っていってしまいますがいいのでしょうか。
2021年12月03日
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新型コロナの感染は あいかわらず収まらずマスクの夏も2回目となりました。感染予防のワクチン接種当初の雰囲気だと 受けられるのは秋早くても9月かなーと思っていましたら7月末から予約可能となりまして8月初めに集団予防接種会場へ予約を入れました。予約した時間に接種会場へ行き問診を受けた後 上腕にぷちっと接種『経過観察のため15分安静にお待ちください』とタイマーを渡されましておとなしく じっと座っておりましたら会場を見回るスタッフさんの一人がじっと待っているのは不安だろうと気遣われたのか声をかけてくださいました。『何もしないで15分って長いですよねー。 普段、15分じっと座っているなんて無いですものねー』いえ、しょっちゅうですけど?私のお仕事、音楽教室での個人レッスンでは生徒さんが都合で、あるいはうっかり寝過ごして予告なしにお休みという事は よく起きます。あらかじめ「来週は休みます」と予告があればドアを閉めて、自分の練習時間にするのですが予告がないと「ちょっと遅れて来るかもしれない」と扉を開けたまま待機。10分ないし15分くらい経っても来なければ生徒さんのお宅へ電話なりメールなりして確認を取ります。ゆえに「じっと15分待ち(場合によっては30分)」は日常茶飯事。という詳細を話すのもどうかと思うのでその場は黙ってにっこり笑顔を返しました。さしあたり1回目の接種では 副反応は全くナシ次回の2回目はどうなるかなーとドキドキです。(お休みが無いのでレッスン前に受けに行きます)
2021年08月08日
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音楽教室へ新しく入会される生徒さんは年齢も様々ではありますがやはり小学校に上がる前、4~5歳くらいが多いようです。かく言う私のクラスにも3歳でレッスンスタート、という生徒さんが何人かいらっしゃいまして初対面からマスクにフェースシールドの先生ってどうなのと思いつつも おびえられないように、にこやかに楽しくを心がけてレッスンしております。早い段階で読譜力がついた方が、後々 練習も楽になるので初期から 音符を書いたり色をぬったりというワークブックを使用することが多いのですがよく使っているのが サーベル社出版のワークブックシリーズ。音名と色を結び付けて、ドには赤、レには黄色と決まった色を塗る作業を繰り返すことで読譜力を上げていき、音符を読む習慣を付けられる教材です。対象年齢をいろいろ設定して同じ内容でも 進度がゆっくりなもの、速いものがありますがどれも「この音は何色」というルールは共通なので使いやすい。ただ、私としてはドは赤、レは黄色、~というこの色の指定が自分の感覚と違ったので初めのうちは 結構 違和感がありました。(私のイメージではラが赤、ファはピンクだったりしたのですが このシリーズでは ファはオレンジ。)もっとも、小さい生徒さんは あまり疑問を抱かず楽しくぬり絵感覚で作業してくれるのでまあいいか、と レッスンしておりましたが ある日とうとう『先生、なんでファがオレンジなん?』という質問が。(質問者:5歳)そうだよね、私もそれが いまいち しっくりこなかった。たぶん、ですけど こうじゃないかなーという答えはあるのですが。レは「レモンのレ」で黄色ミは「みどり」で緑ソは「そらいろ」で青このあたりは、「音名と言葉を結び付けている」で間違いないと思われます。ドが赤、は 単純にはっきり目立つ色で 一番よく使う音にシがピンクなのは おそらく「桃」から。(おしり、のイメージと結びついているような気がする)で ファがオレンジなのは『ファンタオレンジ』という飲み物からではないかと。ただ、5歳のお子さまに「ファンタオレンジ」がわかるかなと 心配していたら『あ、知ってる。炭酸のオレンジジュースやろ?』意外に ご存知でした。まだ販売されているんでしょうかね。どうしても謎なのが「ラが紫」の理由なのですがワークブックのイラストでは よく葡萄が描かれているので葡萄の「デラウエア」?なのかもしれないくらいの読みなのですが、けっこう苦しいです。これについては まだ突っ込みが入っていないのでさりげなく 話題を変えましたがご存知の方がいらっしゃいましたら是非 教えていただきたいと思います。
2021年07月04日
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新型コロナ感染拡大予防のため現在3度目の緊急事態宣言が発令されまして私が住んでいる関西圏と同様 東京の方でも 飲食店や大型商業施設への営業制限や公共施設の休館などが始まっております。朝起きたら、スマホがチカチカ点滅していたので何事?と確認したら 東京在住のYちゃんからで『緊急事態宣言のために発表会のホールが使用不可になって 発表会が飛んだ!』ムスメさんが参加予定だった発表会が会場が使用停止になったため 開催できなくなったそうです。となると、中止?延期?『一応延期。解除された後に日程を分けてするみたい』秋にはコンクールもあるしね。そちらの曲はもう決まっているの?と聞くと『一応、候補がシューマンの「飛翔」かなーと』ああ、あなたがかつて師匠(私と同じ先生についてました) から しごかれた、あれ。『そう、ペンギンが氷山から落ちるようだと言われたあれ』(↑飛んでないないの意)【飛翔(ひしょう)】はシューマンの若かりし頃作曲した8曲セットのピアノ曲集【幻想小曲集】の中の2曲目。タイトルは希望に満ちているようですが実際 曲の冒頭はあまり「飛翔」している感じがありません。どちらかと言うと「飛べない感」が強い。(長調の主題は軽やかで飛んでいる感じがあるんですけどね。)Y『飛ぼうとしたペンギンの心意気を評価してほしい』確かに。飛ぼうとするペンギンの気合と挑戦で『飛翔』ならすごく説得力あります。もっとも、当時のシューマンがペンギンという鳥の存在を知っていたかどうか。Y『大丈夫!ドイツのハーゲンベッグ動物園は シューマンが生まれた年(1810年)に開園している!』それは調べたんですか・・・。でも 動物園があったとして、そこにペンギン、いたかなあ。こちらは図書館も閉館しているのでインターネットで調べてみました。すると、世界で最初にペンギン飼育をしたのはイギリスのロンドン動物園で1865年とのこと。シューマン、もう亡くなっておりますね。少なくとも、ペンギンは関係なかったというわけですがじゃあ、あの冒頭の「飛翔感の無さ」は何だろう。まるで戦いに向かう決意みたいなものを感じる。飛翔の作曲は1837年、シューマンが20代半ばでクララとの結婚に反対するクララの父親ともめていた時期。(最終的に裁判沙汰になって勝訴して結婚できたそうです)つまり「結婚」を勝ち取るための闘いとその後の幸せへの期待感だったのかな。全然関係なかったけれども飛べない鳥が飛ぼうとする「挑戦と気合」という解釈は 近かったのかもしれないです。もっともこの解釈をYちゃんのムスメさんに伝えるのは変な先入観を植え付けてしまいそうなのでやめておきます。
2021年04月27日
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春爛漫の関西3月下旬で既に桜は見ごろとなりました。もともと桜の下で飲み食いする花見は好きではないので人が少ない日時を狙って お散歩がてら京都市内、木屋町通の桜を眺めに。旧立誠小学校の前の桜が 高瀬川に架かる橋の上まで伸びて大変花が見やすいです。この旧立誠小学校の建物今は中を改装してショップやホテルとなっております。その1階のロビーラウンジに1台のグランドピアノがありまして本日はその顔を見に寄りました。グロトリアン・シュタインヴェークという、スタインウェイの前身となるピアノメーカーのピアノ。いつのだかわかりませんがかなり年季が入っております。家に来てくれる調律師さんは このピアノをご存知で『譜面台とかきれいでしょう?』などと教えてくださったためそうだっけ?と見に来たのですが上の蓋が閉じているので確認できず。音も豊かで美しいって聞きますがこれ、弾かれることはあるのかな?演奏されるところを見てみたいなあと思いつつ、小学校を後にしたのでした。
2021年03月31日
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自宅のピアノの調律は 基本 年一回お願いしておりますが予定していた調律の時期がコロナウイルスによる緊急事態宣言発令中さすがに 今、焦って頼むのもねとしばらく先延ばしにしておりました。教室のピアノと違い、弾くのは「私だけ」なのでさほどひどい狂い方はせず、ちょっと味わいのある音になるわね くらいだったのですがさすがに1年半を越しますと 弾く曲によっては「おいしくない」音が出てきたので「すみません、限界です」と調律をお願いしました。家のピアノが来た時からお世話になっている調律師さん『いい感じになってますねー』と言いつつ調律開始狂いを直し、音を整えアクションのコンディションを見つつ最後にアクション部分に潤滑油を注し始めました。何とはなしに その作業を見ていると潤滑油を注す道具が、どう見ても『注射器』。まじまじと見つめる私に気付いて『あ、これですか?注射器です』そうですよね。どうやら注射器、潤滑油を注す道具として調律師さんの中では 割と一般的な小道具であるらしいです。本物の注射器ではなく、百円均一ショップで売っている化粧品を移し変えるための 注射器に似たスポイトを使うことが多いようですがその調律師さんが持っていたのはまごうことなき注射器。『そういえば、コロナウイルスワクチン接種に向けて 日本で一般的に使われている注射器って ワクチンを無駄なく使えないらしいですね。 中にゴムが入っていないとー』と、調律師さん。ちなみに、その注射器はどうしたんですか?と うかがうと『これは医療関係の知人のツテで入手しました。 すごく安く手に入ったのですけど 1個で買えないので、100個』・・・配りましたか?『配りました。同業の調律師仲間に いい注射器ありますよ、って。』うっかり警察に聞かれたら職務質問受けそうな会話ですね『そして荷物調べられたら 捕まりそうです』どう見ても医療関係者じゃない人が100個も注射器持ち運んでいたらねえ。
2021年03月07日
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2月も残すところ5日昨年の今ごろはピアノ発表会最終日で「この状況で中止になるか?できるのか?」と ハラハラしながら開催したものですが今年は発表会は中止となりましてすごく暇です(嬉しくない)。昨年3月からの緊急事態宣言以降イベントというイベントが全て中止なんだかんだで仕事も減ってしまいましたので「自分の練習時間が取れる」と前向きに考えて現在 弾き始めたのがJ.S.Bachの『ゴルトベルク変奏曲』。バッハが不眠症の伯爵のために作曲したなどという逸話で有名な作品ですが(ゴルトベルクは伯爵おかかえのチェンバロ奏者の名前)「変奏曲」とありますようにテーマとなるアリアを筆頭に 30の変奏曲が続き最後に再びテーマのアリアでしめられます。テーマのアリアはわずか32小節ですので変奏も1曲1曲は さほど長くなくちょっとずつ空き時間に練習するのにちょうど良いのですが学生時代、音大でこれが演奏されるのは聴いたことがありません。なにしろ「変奏曲」ですのでやるなら全曲弾くべきなのでしょうが30曲もあると、1曲が短くとも本1冊分リピート省略しても30分越え(リピートしたら1時間以上)実技試験には不向きです。(発表会も無理ですね。これを全曲弾いたらヒンシュクを買う)「不眠症」ウンヌンの話は 作り話でしょうけれどそんな逸話が作られるのも無理はないかもくらいには思える穏やかで地味に長い曲です。知っているけれど 弾かれることは稀というこの作品コロナがなかったら 弾かなかったかもしれないなと思いながら ぼちぼち、練習を進めております。まとまったら、お師匠さまレッスンしてくれるだろうかと少々不安。
2021年02月24日
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新型コロナウイルスのために「緊急事態宣言」が出たのが3月頭解除されたのは3か月後の6月でした。レッスン再開につきましてはマスク着用・フェイスシールド着用レッスン終了ごとに ドアノブ・椅子・ピアノ等手を触れる場所の消毒の徹底と精一杯の警戒態勢でやっておりますがマスク&フェイスシールドの息苦しさたるや張り切ってしゃべると酸欠になりそうですしフェイスシールドの透明板部分って照明の光を反射したりするので視界が悪くエレクトーンのパネル画面を見ても「オン」なのか「オフ」なのかが見えなかったりします。が 慣れとは怖いもので視界が悪いはずのフェイスシールドの違和感が消えて装着したまま帰ろうとする先生が出るくらいになりました。コンクールや発表会などのイベントはまだできませんが来年には 何とか対策を立てて再開する方向です。今年も残り2ヶ月ちょっと年内はもう ずっとこんな感じかなと開き直りました。毎日マスクが当たり前になって新しい生徒さんがいらっしゃってもお互いの顔がちゃんと見られないのでマスクを外せるようになった時すぐわかるかしらと少々心配です。それにしても化粧品が減らなくなりました。さすがに顔半分しか化粧しない、という事はないですが人前でマスクを外す可能性がない日は口紅塗っておりません。という話を同僚にしたら『その変わり アイメイクに力入ってます』マスク外したら コントラストすごそうですね。
2020年10月14日
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非常事態宣言が発令されてからほぼ3週間。朝のジョギングと食料品の買い出し以外は自宅に引きこもりの生活が続いております。企業系の音楽教室は非常事態宣言が出る直前から休講になりましたが個人宅でレッスンされている先生方はおそるおそるレッスンを続けていたりオンラインレッスンに切り替えたりされているらしい。収入が全く無いのは困るのですがそれを除けば自分の練習時間がたっぷり取れて(レパートリー3~4曲くらい増えました)たまった資料の整理も進んで(部屋の中がすっきり)早寝早起き、規則正しい毎日でして結構 快適に過ごしております。まあ そんなのんきな事を言っていられる状況ではないのですけれども。今年は お花見に行くことはできませんでしたが自宅のベランダには大量の植木があるのでゼラニウム・チューリップ・ペチュニアなどなどを眺めて「春」を感じております。ペンタス・ライカブルーが咲き始めましたペンタスの「ペンタ」はペンタトニック(五音音階)と同じ語源なんだろうなー(花びらが5枚だから)と思いつつ 眺めています。もう少ししたら、芍薬が咲きますなあ。
2020年04月28日
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コロナウイルス対策で音楽教室は3月の丸々一か月が休講となりました。4月からレッスン再開という事ですが事態によっては再び休講もありそうです。私のピアノのお師匠様門下一同はほとんど皆 音楽教育関係の仕事をしているため一様に仕事を縮小・休業。企業系の音楽教室勤務だと会社の方針に従ってレッスンすることになりますので「幼児のグループレッスンで、歌唱は行わないってどうすれば」と 頭を抱えております。現在 推奨されている感染防止対策に従いましてマスク着用・手洗いうがいの徹底施設 楽器の消毒殺菌 換気を行っておりますが水道水での手洗い、ちゃんと洗浄するためには流水で30秒以上が目安と言われています。門下生一同、現在LINEで情報交換をしていましてこの「30秒を どうやって計るか」という話題になったのですが「歌う」という人多し。「幸せなら手をたたこう」を2回歌う「きらきら星」を2回歌うと Moderato(中庸のテンポ)で8小節の長さの歌を2回歌うのが基本な感じです。同じ手洗いなら、せめて楽しい気持ちで。ちなみに 私の場合『夢で逢えたら』のサビ部分夢でもし逢えたら 素敵なことねあなたに逢えるまで眠り続けたいを2回歌っております。
2020年04月03日
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ご無沙汰も極まれりというあまりに長期間 日記を放置していたのでブログのページが消滅しているんじゃないかと思いました。とりあえず、そこそこ元気にしております。2月の発表会が無事終わりましてさあ、これから新年度に向けてレッスン計画を組んでいかねばね、と気合を入れ直したところでコロナウイルス対策のため 全教室が臨時休校となりました。(2週間)お休みになったからといって事情が事情なので 遊びに行けるわけでなし休講した分は どこかで補講レッスンせねばならないためむしろ 今年1年、お休みが減るわけです。さあ、どうする。とりあえず 家に引きこもって ずっとピアノを弾いています。日頃、自分の練習に時間を全部使えることってなくなりつつあるので後が大変だろうなという事をひとまず忘れれば現在、すっごく楽しいです。他にできることが無いならば1年分くらい弾きだめておきましょう。
2020年03月04日
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年末あたりから 新型肺炎が話題になりはじめ年明け、2月に向けて どんどん騒ぎが大きくなりこのままでは発表会開催も危ないかと心配しましたがぎりぎりセーフで終了いたしました。発表会終了後 早々に音楽教室全体で一斉休講が決定したので本当に、ぎりぎりです。さて 今年の発表会昨年は「発表会お初」の小さい生徒さんが多かったため私が連弾でフォローする事が多かったのですが今年は その生徒さん達も皆ソロで弾けるようになりハラハラはするものの、「私がインフルエンザで棄権しても大丈夫」という安心感がありました。基本、選曲は生徒さんにお任せするものの私が「これなら好きそう、そして弾けそう」と思える候補を渡しそこから選んでもらうことが多かったのですがここ数年は その傾向が変わりまして生徒さんが自主的に「これが弾きたい」と決めてくるように。自分で決めてくれるなら 楽ちんな話ですが問題は「果たしてそれが弾けるかどうか」「(その子に弾ける)楽譜があるかどうか」ここ数年 ディズニーやジブリや歌謡曲などポップス希望の生徒さんが増えまして人気の曲だと かぶったり用意された楽譜が 簡単過ぎるor難し過ぎるその子が習っていない調の楽譜しかないという事も。素敵な演奏をするという点ではクラシックもポップスも 基本、音を聴いて 奏法を考える、という事は同じなのでその子に合ったアレンジの楽譜さえ決まれば何とかなります。で 今年は ・楽譜が無かったので メロディーだけは教えてあげて 伴奏は がんばって作ってもらった・持ってこられたアレンジはテクニック的に難し過ぎるところ(手の大きさが足りないとか)があるので 違和感がないように そこだけ変える・簡単過ぎるアレンジを持ってこられたので ワンランク上のアレンジに変更大変ではありましたが結果としては 皆がんばって弾きこなしがんばった分 勉強できてよかったねという結果となりました。
2020年03月01日
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まだ五月だというのに 既に30度越えの関西。防音のため窓を締めきらねばならないこの仕事「エアコンは嫌い」などと言ってはおられません。もう1週間足らずで6月になるということは今年、半分終了ですか!?とびっくりします。去年のこの時期は 地元が震源の地震で大騒ぎでしたが今年は無事に過ごせるといいなあ。さて自宅のピアノ、調律はいつも秋から冬にかけて頼んでいるのですが昨年の地震・台風と その後始末でてんやわんや調律師さんに来てもらおうにも予定が立たず未だかつてないほど 放置状態が続いておりましたものでピアノの音が えらいことになっております。職場のピアノで練習できるものでついつい長く放置してしまいましたがようやく、調律師さんに連絡がつきまして調律していただけることになりました。あまりのコンディションに調律師さんに怒られそうでコワいです。もっともどこの国でも きちんとピアノのコンディションが保たれているわけではなく国によっては たとえ音楽学校のピアノであっても結構 あちこち断線(弦が切れて音が鳴らない)しているとかタッチがひどいとか「調律以前の問題がある」ピアノしか弾けない状態のところもあるそうでむしろ そういうピアノだからこそ音をよく聴いて、こんな音色を出したいと考えるようになるという話を聞いて なるほどなと思ったことがあります。鍵盤を動かせば そこそこ綺麗な音が鳴るピアノだと音を出す事、聴くことに無頓着な人が増えるのは確かでして「将来は 調律師さんになりたい」という生徒さんにはじゃあ、音の違いを聴き分けられる耳を育てようねなどと話しています。もっとも練習はしていただきたく調律師さんだからピアノは上手でなくてもいいという事もないのでピアニストの要望に応えられるようにその要望がちゃんと理解できるように演奏技術も付けてください、とお願い中。
2019年05月26日
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平成30年も残すところ5日。私の住む大阪は地震で揺れるわ 台風がありえんコースでやってくるわで(通常と逆コースで戻ってきた)なんなのだ今年はという1年でございました。おかげで レッスン休講が相次ぎ振替レッスンに四苦八苦しましたがどうにかこうにか全て補講レッスンを終え最終レッスン日に生徒さん全員の年賀状も書き終え気が付いたらクリスマス終わっていた、という。来年のイベント(発表会およびコンクール)に向けてこの年末年始のお休みの間にいろいろ下準備を終えねばなりませんので全然お休みじゃないのですが「仕事があるのはいいことだ」と思うことにしております。何事も前向きに。
2018年12月26日
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昨日(6月18日)の地震で自宅のある北摂がほぼ震源だったらしく阪神淡路大震災以来の大揺れを体感いたしました。20年以上経ったとはいえ、なんとなく警戒はしていたもので家具の転倒防止とか 荷崩れしにくい収納とかが役に立ち食器がたくさん割れた以外にはさほど被害はなし。むしろ これからが大変です。ガスは止まっているし(復旧に10日かかるらしい)水も水道の水は濁って飲めないし音楽教室は昨日はもちろん休講でスタッフさん達必死の努力で 今日からレッスン再会です。(レッスン室は楽器が動いたり オーディオ機器が落ちたりしたくらいでしょうが 事務所の方や楽譜の在庫の荷崩れの片付けが大変だったらしい・・・)ちなみに私の部屋のグランドピアノは下から突き上げられるような揺れ方のせいで足の固定台から3本足のうち2本が飛び出していました。(転倒しなくてよかった。 阪神淡路大震災の際、師匠の家のグランドピアノは転倒したそうです)これを自力で持ち上げて元の固定台に戻したもので本日は少々 腰にきておりますが私はそこそこ元気です。
2018年06月19日
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ピアノを初めて習いに来る生徒さんのために聴音・楽典の基礎として使っている導入のワークブックの本では黒鍵や白鍵に色をぬったり手のイラストから指定された番号の指だけ色をぬったりと 塗り絵をしつつ 覚えることができるようになっています。本には「3つの黒鍵を黒く塗りましょう」とあり私もはじめは 指定通りに塗ってもらっていましたが最近では どうせ塗るなら楽しくねと自由に好きな色で塗ってもらうことにしております。従って 生徒さんの好みによりましてピンク&黄緑 と 菱餅のような色合いや水色・赤・黄・橙・紫・・・と虹のような「黒鍵」のピアノが出現その子の色彩感覚・個性が見られて楽しいのです。そんな「ワーク」の中の1つまずは ゲームとして 音の高さを聴き「高い音か 低い音か」を答えてもらうのですが高い・低いを イメージとしてとらえてもらうため木の上の小鳥(高いイメージ)と地上の池の中のカエル(低いイメージ)のイラストを見て高い音が聞こえたら 小鳥に低い音が聞こえたら カエルに 色をぬってもらうというワークがあります。こちらは、自由に塗ってねと言ってもわりと皆さん ある程度イメージが固まってしまうようで小鳥は 黄色や青 カエルは緑か黄緑 とそんなに個人差が出ないなあ、と眺めていました。が 今年やってきた4歳の女の子は小鳥さん、何色に塗る?と聞くと迷う事なく「ミドリ!」と返答。わりと珍しい選択ですが ウグイスやメジロのイメージなのかしらと思いつつ見守り、次が低い音だったので低い音ね、ではカエルさんを塗りましょう。何色にする?「赤!」・・・・・確かに中南米には そういうカエルもいますが(ヤドクガエル)4歳児がそれを知っているのかどうか単に好きな色なのかな?と思いつつ次は高い音だったので 再び小鳥さんに色を塗ってもらうことに。小鳥さん、何色にしますか?「ムラサキ!」好みだとしたら、4歳児としてはけっこう渋い。次のカエルさんは「黒」になりました。その場の思い付きなのか本当にその色が好きなのかその生き物にその色があると知っているのかかなり興味深いです。今後 この生徒さんがどんな演奏をするようになるのか非常に楽しみ。
2018年02月06日
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来年の発表会の準備に追われつつ年賀状も書かねばならない師走です。ハガキの切手代が52円から62円に上がりましたが年賀はがきだけは52円据え置きという事でそれはそれでありがたいのですがいざ切手を購入する段になってスタッフさんが考え込んでいます。どうしました?『いえ、年賀状用の切手はシートで購入するんですけどね 62円の切手はシールになっているのですが 年賀状用52円切手は 普通の糊のシートなんです』あー それは悩む・・・生徒さん用にとなると先生1人あたり30枚とか40枚とかそんな数のハガキを扱いますので30枚分切手貼りって 結構手間なのです。数が数なのでペロっとなめて、なんてやってられませんので昔は横に水を入れた容器を用意し 指先を浸して水を塗っては貼り、水を塗っては貼り最後には指が糊でぺったぺたしてくるという。シール式になってから すごく楽になっていたのになあ。親切なスタッフさんは 先生の負担を減らすべく10円高くても普通のシール式にしようかと悩んでくださっていたのです。で どうなったかといいますと糊タイプの切手シートが配られました。10円といえど、教室全員分となるとすごい金額になりますのでやはり節約となったようです。ちなみに 年賀状の52円切手は期日までに投函しないと 10円不足扱いになるとの事である人は12月16日までとかおっしゃってましたがさすがにそれはないだろうと調べたら 1月7日まででした。
2017年12月07日
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秋になりました。10月、季節で秋といっても例年は まだ暑い日が時々あり少なくとも「寒い」などとは思わないのですが今年は 妙にメリハリあるというか既に朝夕が寒いです。音楽教室としては 秋のコンクールシーズンである一方年を越して冬にある発表会の参加者人数を確認しそろそろ曲を決め始める時期。生徒さんが曲を選べない場合(曲を知らない・あるいは選択の余地があまりない)担当の私達講師が こんな曲はどう?と候補をいくつか挙げて選んでもらうかこれを弾きましょうね、と同意を得て決めますがある程度自力で選べそうな生徒さんには自由に選んでもらおうかな、と「何が弾きたい?」と聞いてみました。以前ドビュッシーの「月の光」(ベルガマスク組曲の一曲)を弾いた生徒さんはあの曲のタイプがいい、とイメージで希望。同じドビュッシーで響きの雰囲気が似ている曲か違う作曲家の作品で 似ている曲にするか思案中です。感性豊かなHくんに、どんな曲がいい?と聞いてみると「えーっと、悲しくない感じの曲」短調じゃなくて長調の曲がいいってこと?「短調でも 悲しくない感じの曲もあるじゃないですか。 短調がだめっていうわけではないです」曖昧なようで主張がはっきりしております。こんなのは?とサンプルに選んだ曲を聞いてもらうと「どれも嫌じゃないけど 何か違う」結局、自力で探してくる、という事に。自由にしていいよ、というとポピュラーを選ぶ生徒さんもいらっしゃいましてディズニーやジブリ映画の曲を希望する生徒さんが結構多い。そんな中 今年に限って妙に多かったのが「お笑い芸人さんのネタのバックにかけられているテーマ曲」『ブルゾンちえみのバックにかかっている曲』と言われた時には 何事かと思いましたがYouTubeで芸ごと曲を聞きましてあ、なかなか格好いい。と感心したりしております。もっとも お笑いのバックにかかって人気が出たためか保護者(お母さま)から『恥ずかしいからやめなさい』と却下され変更されることになりました。残念です。
2017年10月05日
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連休明けまして 最初の週のレッスン。お休みの間に 新しいレパートリーの曲を選んで練習してきてねと 選曲をお任せした男の子。よく練習するし、音楽性も素晴らしく同じ年だった頃の私より 遥かに上手だーという生徒さんなので何を持ってきてくれるか楽しみにしていましたらサティの曲集をお持ちになりました。・・・・・BGMによく使われる「ジュ・ト・ヴ」や「ピカデリー」「ジムノペディ」とか 「グノシエンヌ」くらいならとっつきやすいので私も弾いておりますがこれ以外を選択するところまでいくとややマニアックな域。あまり知られていない「官僚的なソナチネ」は クレメンティのソナチネのパロディなので楽しいしわかりやすいですが「ひからびた胎児」を選んで持ってくる生徒さんはいなかったなあ。まあ、挑戦してみるのは良いことだ、とどの曲から弾くか 二人で相談いたしました。ただし「ヴェクサシオン」だけは やめてね、30分レッスンでは無理だから。(完全に指示通りに弾くと15時間くらいかかります)
2017年05月10日
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3月から4月にかけての年度末・新年度スケジュールが大きく変化する時期ですので今年も 生徒さんのレッスン日変更・移動が多かったです。他の先生のクラスから移動してくる分には予告もあり、前の先生からの引き継ぎもありますので準備万端でレッスンできますが今年度 一番びっくりしたパターン新年度初日、教室に到着したその日の朝『あ、先生 今日から新しい生徒さんお願いします。 初心者の方です』・・・今日から?あのー、そういうお話 全くうかがっておりませんが。『はい、昨日教室に来られて 今日からレッスンしたいとー』それなら せめてその前日の時点で電話なり 連絡いただきたかった・・・そんなわけで全くの準備無しで 初日レッスン。指導歴も そこそこ長くなってきているので引き出しもそれなりにありまして何もなくても レッスンはできましたがこれ、新人の講師さんだったらパニックだろうなあと思いつつ レッスンしました。ちなみに長年レッスンしてきた生徒さんがこの春、講師さんとして採用され レッスンを始められます。彼女には こんなびっくりがありませんように。
2017年04月18日
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新年が明けてから25日今更 明けましておめでとうも無い感じですが今年もよろしくお願いします。音楽教室は6日からスタートし2月にはもう発表会がありますので年末どうなる事かという状態だった曲が新年明けてどうなったか 気が気ではありませんでした。幸い どうにかなりそうという状態であとは 風邪・インフルエンザにかからないようにというところでしょうか。あまりに忙しかったのでとうとう3か月美容院に行けなかったのですが発表会前には行っておかねば(集合写真を撮られますし)
2017年01月24日
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レッスンの空き時間ちょうど同じタイミングで休憩中の同僚の先生と おしゃべりをしておりました。運動会シーズンなので土曜日だとお休みが多くなったりしますねとかそろそろ受験生の子は レッスンを止めたりしますねなどと話しているうち『長く続けてくれるような男の子は個性的ですよね』『何かこだわりがあったりしますね』。と意見が一致。・好きなモノに対しては とても打ち込む・好きではないモノに対しては かなり手抜きするという所があってこれはピアノに限らず勉強も趣味も、のようです。不思議なことに鉄ちゃん(鉄道ファン)が多く時刻表などに妙にくわしい。こんな事があった話を していると共通して出てくる あるある話。『コンクールに参加する時 電車に乗るために やたら遠い予選会場を選ばれました・・・』『レッスンに来るまで 最短距離の路線ではなく あちこち いろんな路線を乗り継いで遠回りしてくる』はては『電車で乗り回るためにレッスンを脱走』でも、ピアノは好きなんですよね。
2016年10月14日
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今年の音楽教室のお盆休みは いつのまにかできた祝日「山の日」から1週間でした。せっかくの「夏休み」休養するなり、日頃できない練習をたっぷりするなり大いに活用したいところです。で実際どうなったかというとまあ、練習時間は取れました。休養は 無しです。東京にいる妹が 7歳の姪と4歳の甥を連れて里帰り姪は東京の音楽教室でグループレッスンを受けているため「練習を見てほしい」と頼まれましてお盆休み中もレッスンしておりました。まあ お休みボケしなくて良かったといえば良かった。それはさておき妹も私と同じく音楽大学のピアノ科卒で娘が教室に通いだしたのをよい機会と練習を再開暇を見つけては ショパン・ベートーヴェンなどを練習しているようです。こちらへ里帰りするとグランドピアノが弾ける上子守もいるので それは嬉しそうに練習しておりました。今は何を弾いているのかなと耳を傾けてみるとショパンのエチュードやベートーヴェンのピアノソナタ8番と14番など結構 弾きごたえのある曲を弾いています。がんばっているなあ、と感心して聴いていたら14番ソナタ(通称「月光」)の1楽章穏やかに終わっていくはずの最後の部分に来て妙に元気な激しい演奏となりました。これはおかしい、と練習している横へ行って楽譜をまじまじと見てみると練習用にコピーで持参した楽譜は私の持っているヘンレ版と少し違うようで気になる終結部分にはquasi violoncelloと指示が載っています。これのせい?でもquasi は (~のように) violoncello は 弦楽器の(チェロ)の事ですからつまり「チェロのように」表情豊かで柔らかい響きのチェロが歌うように、と考えれば曲の雰囲気は穏やかなままでいけそうですが・・・・練習には口出しすまいと思っているので何も言わずにいたものの私が わざわざやってきて見ているのが気になったのか妹は『何か気になる?』いや、ここに『quasi violoncello』って書いてあってチェロのように、という意味のはずなんだけどねと 説明だけしたところ『チェロ?ああ、そういう意味!』そういう意味って。どういう意味だと思っていたの?と聞いたところ『音楽用語辞典に載っていなくて 一番似ていた単語が violento(ヴィオレント)だったから 激しく荒々しく弾くのかなーと』・・・・・月光ソナタ、ここだけ荒々しくするのは変だと思わなかった?『いや、ベートーヴェンちゃんだから最後の最後に情熱燃やしたのかもと』謎が解けてよかったねえ、と事件解決。よかった、妹の演奏表現力が無くなったわけではなくて。(むしろ しっかりあった)ちなみに私の持っている版には この「quasi violoncello」の指示全く書かれていないのですが最近の版には載っているのでしょうか。
2016年08月21日
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音楽教室で教えている生徒さんは 大方全くの初心者から他の先生から引き継いでという2タイプに分かれます。初心者から、という場合最初の私の働きかけかた次第でその後の音楽性などが大きく変わるだろうと思いますので1年後、3年後、5年後どんな風に伸びていってほしいかイメージしてレッスンに取り組みます。実をいうと 私自身は 生徒時代、理解力・飲み込みは早いほうで指がよく回り、すぐ弾けるし 感性もあると言われつつ「自分の出している音を聴く」のは大ざっぱで演奏は雑、という困ったタイプでした。音に対する感性を働かせて真剣に響きを聴くようになったのはかなり後になってからのことです。そういう反省を込め(過去の自分のようにならないようにと)生徒さんには 初めの初めから「響きに耳を傾ける」という事を意識してレッスンしています。おかげで 全員が全員ではありませんが(その辺は やはり個人差があるので)わりと自分の生徒さんは音の響きを聴いてくれるようになった気がします。が ある日「カエルのおやこ」という一度と属七の和音伴奏を付ける課題の曲がありこれに取り組んでくれた 小学6年生のAくんがヘ長調にもかかわらず、シ♭の調号を忘れて和音付け。メロディーの方は ちゃんと忘れずにシ♭で弾いているのです。なぜに?Aくんは、どちらかといえば響きをちゃんと意識するタイプですのに。調号のシ♭、忘れてない?と聞くと「あ」と 気づいてすぐ直してくれましたが響きが変だと思わなかった?と尋ねると「いやー、カエルの曲だから 変な響きに作ってあるのだと思った」・・・・・その理由は とても説得力ある。ヘ長調の調号という基本を忘れていたのは惜しいですが「カエルだから そんな響き」という感性は素晴らしいと 大いにほめました。ああ でも基本を もう一度おさらいせねば。
2016年05月24日
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世間一般で言う連休は、もうすぐ終わり私の方では すでに通常業務が始まっております。お休みに入る前 取り組み始めた曲のうち 1曲が、『ヒンデミット』というドイツの現代作曲家(と言っても私が生まれる前にお亡くなりです)の作品(ピアノソナタ)だったのですが名前は聞き覚えがあったもののピアノの作品って、聴いた事がないなあ楽譜も見た事がないわーまあ、弾いてみましょう。と 楽譜を探し始めたら、これが日本で出版されていないのです。コンクール課題曲の一つに選ばれていたため課題曲となった曲単品なら 普通に購入できるのですがソナタ全楽章を弾いてみたければ輸入楽譜を扱っているお店でお取り寄せしなければならないと。で、お取り寄せして 連休中ずっと取り組んでざっと弾けるようにはなりました。最初の印象は 「正体不明な曲」で 「楽譜通りに弾いているはずなんだけれど これでいいのだろうか」あまりに情報が少ないお方だったもので手に入る情報を かき集めておりましたら自作自演のCD(ご本人指揮のオーケストラ演奏)を見つけ流れや響きの方向のヒントが得られたりしてなかなか 楽しい経験をしたと思っております。ちなみにピアニストのグレン・グールドさんの「発言集」みたいな本に「グールドさんから見たヒンデミット(の曲)」の印象が載っていまして作品については結構 ほめていらしたのですが その一方で「変わった人・矛盾に満ちた人」みたいな書かれ方をされていました。あなた(グレン・グールド)に「変」と言われるヒンデミットさんて・・・ちなみに この曲を弾くにあたって最初 お師匠さまに「まだ、よくわからず何コレ?という感じで弾いています」と もらしたところ『そうよ、この人のはそういう曲なの』と言い切られました。わからーん と 思いながら弾く曲らしい。と 弾いているうちヒンデミットさんなりの方向性が見えてきて「ああ綺麗な曲」と思えるようになったのは理解できるようになったのか耳が慣れて感覚が麻痺しちゃったのか。
2016年05月07日
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新学期が始まりまして生徒さん達も学年が一つ上がり生活がいろいろ変わります。今年は修学旅行がある とか今年から受験生 とかいろいろ調整せねばならない事も多々。小さい生徒さんだと年中さんが年長さんになってレッスン中 ものすごい睡魔に襲われ白目になりながらピアノを弾くとか(お昼寝が無くなるらしいです)学生時代は遥か昔となった私はもう受験も何もありませんがその年その年で、何か目的を持たないとだれていってしまうなあ、と新しく取り組むレパートリーを考えます。ここ数年は わかりやすくバッハ・ベートーヴェン・モーツアルト・ショパン・ドビュッシーなどでまとめていましたが今年は 好みではない(というと何ですが)リストを久々に弾いてみようかと。ついでに、ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のコンクールの課題曲(近現代)に あまり見かけた事のない曲があったのでチャレンジとして それも弾いてみることにしました。弾き始めて、既に「何この曲」という状態でこれに比べたら リストって素直だなあと 思いつつ練習中です。目標、2週間で弾きこなすこと。ゴールデンウィークあたりでお師匠さまに見ていただけるよう奮闘中です。
2016年04月16日
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今年も冬の発表会。担当する生徒さんが今回ほとんど1部に集中したのでハードな発表会となりましたがなんとか終了いたしました。ぎりぎりまで心配していた生徒さん達は直前なんとかなりそうになり当日、大崩れする事無く済みましたが「その頑張りを、1カ月前からやってくれたら」と 思う毎年です。まあ 無事済んだと言いましても全く何も起こらなかったわけではなく・3拍子の曲が部分的に4拍子に(今まで一度もやらなかったのに)・前半2回、後半2回繰り返しがある2部形式の曲なのに 後半を弾いた後何故か前半にダカーポ(最初に戻る)し あやうくエンドレスになりかける(幸い2周目で脱出)・同じようなフレーズが少しずつ変化していく曲なのに 全部同じに演奏と いろいろありました。このイロイロを教訓に来年へ向けて対策を考えてまいります。
2016年02月19日
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あけましておめでとうございます。いきなりフライングで始まりましたが来年の年賀状を本日全部(生徒さんの分・個人的な分)書き終えて、投函いたしました。現役の生徒さんの分に関しては最終レッスンの日にメッセージを書いて22日には 全て投函し終わっていたのですが知人・友人の分と教室を止められた生徒さんへの分が残っていまして1年会っていない、あるいは年賀状のやり取りだけとなっている方へのメッセージは前回 どんな内容の年賀状をいただきましたっけ?と 確認しつつ書く事になるので、時間がかかるのです。そんなこんなで クリスマスイブですがクリスマスどころではなく本日の夕ごはんは ごくごく普通でございました。せめて クリスマスソングでも弾こうかなと 思います。
2015年12月24日
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大阪の本町方面へ行くと必ず寄っていくのが、文房具屋さん(の問屋)でしょうか。普通の文房具をはじめ包装紙などのラッピング用品・季節のディスプレイ関係食品や ちょっとした玩具も扱っています。レッスンで使う筆記用具や紙用品 シール類などが結構お安く買えるので、来ると まとめ買い。ディスプレイ関係や玩具のコーナーも結構利用します。発泡スチロールの球などを眺め「このサイズだと、手のひらにすっぽりはまるから 演奏する時のいいフォームの型にできるかも」とか「この長さのスティックだと ちょうどオクターブに広げた幅と同じだから オクターブ奏する時 手首の力を抜く練習に使えるかな」などと本来の使い方とは全然違う方向で活用方法を考えるのが楽しいです。ピアノの先生は 何かしらレッスンに使えるネタを探し発見するものでゴム風船をトリルの練習に使う、という話を聞いた時はそれは是非私もやってみたいと思い実際にゴム風船を買って 実験しました。玩具売り場や 百円均一ショップである物を手にとって、どう見ても 本来の使い方とは思われないように ひねくり回して考え込んでいる人がいたらそれはピアノの先生かもしれません。
2015年11月06日
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今年も秋のコンクールの時期が近づいてまいりました。教室からは「たくさんの生徒さんを参加させてくださいね」と 言われますが出てみたい、という希望がなければあまり強引に勧めない主義ですので参加できそうな対象の生徒さんが20人くらいいたとしても毎年、入れ替わり立ち替わりだいたい4・5人くらい参加という感じです。今年 2度目の参加となるIちゃんは違うタイプの作品 2曲を組み合わせて弾くことにしました。そのうち一つが フランスの小曲で「夕暮れ」というタイトル通りしみじみ、ゆったり 味わい深い曲。速く指を動かすというテクニックは要らないかわりハーモニーのバランスや、表現力が大変必要な作品です。が Iちゃんの最初の演奏は夕暮れというより 真昼の太陽のようでして小学校低学年の子に、こういう表現は難しかったかなあ・・・と 頭をかかえました。何とか、夕暮れの薄暗い光の感じ 寂し気な感じをイメージしてもらおうといろいろ言葉をかけまして「例えばね、好きだなあと思っている人にプロポーズしようと思っていて でも その日とうとう伝えられなくて 肩を落として とぼとぼ帰る時の気持ちとか。 うーん、これは、まだ わからないかな。小学3年生だものね・・・」Iちゃん『わかる。』わかるの!?で、演奏してもらったらみごとに けだるく、物想いにふけるような響きになりまして仰天しました。御歳10歳くらいで恋愛とかがわかりますか・・・( むしろ「月の光」というイメージしやすそうな曲の方が『満月ってあまり見た事ないし』とわかってもらえなかったりする)昔の子供と今の子供って違うなあと しみじみ思ったのでした。
2015年09月18日
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いよいよ7月も最後の日。いや、本当にもう暑いです。この時期、練習はもっぱら教室で。(冷房が効いていて防音ですから天国です)今や 学校の宿題とは縁の無い生活ですが何かしら、目的を持たないと演奏能力が落ちますのでこの夏は ベートーヴェンも弾くぞ!と決めました。(暑いので バッハとドビュッシーと思っていましたが そういう曲ばかり弾いていると筋力が落ちます。 ベートーヴェンはやはり筋肉の使い方が違う。)とりあえず、初期のと後期のと一つずつ。ところで ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」について字面からしてすごいタイトルですが 思えば「悲愴」は日本語訳です。何も疑問に思わずにきましたがそもそも 悲愴と訳された「Pathetique」ってどういう意味?と 素朴な疑問がわきました。国語辞典で「悲愴」を引くと『悲しみで心が痛めつけられるような感じを抑えることができないこと』と あります。ドイツ語で意味の近そうな「pathetisch」 感情のこもった 熱を帯びた 荘重な 崇高な 大仰なイタリア語「pathos」 情念 哀感 哀調「patetico」 哀れをさそう 痛ましい 涙もろい 愁嘆場フランス語「Pathetique」 悲壮な 悲痛な(苦痛・憐憫・恐怖・悲哀) 愁嘆 感傷的ベートーヴェンのタイトルはフランス語らしいですがベートーヴェン自身はドイツ語圏の出身ですしねえ。1楽章の雰囲気は 冒頭は「痛ましい」感じがあるもののその後のテーマは そんなに暗いイメージはなくむしろ ノリノリで勢いのある印象ですのでドイツ語の 「感情のこもった」「熱を帯びた」という方がしっくりくる感じ。悲しい感じも、演じた「愁嘆場」かなあ、と。もっともベートーヴェンはまだ28歳前後(昔は1798-1799年の作曲とされてましたが 最近の研究では1797-1798年が有力らしいですね)そうか、私より若いのねー と思うと演じる悲愴ではなく、本当の悲哀なのかなあと思ったりもします。そろそろ聴覚異常に気付き始めた時期でもありますし。学生の時の感じ方と 今の感じ方がこれだけ変わりこれからまた何十年か後に(弾けるでしょうか)また違う印象を持つのかもしれないなとちょっと楽しみでもあります。(注)Pathetique Sonata:告別ソナタと共に「ベートーヴェン自身が付けたタイトルである」というのは母校の音大で講義をされた先生の研究著書による情報でして2年前の出版後、特に訂正された様子は無いため一応 ベートーヴェンの意思通りのタイトルであろうという判断で記事を書いております。
2015年07月31日
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この春は 小学生から中学生へ、中学生から高校生へと生活が変わる生徒さんが集中し学校が終わってからだとレッスンに間に合わないと教室を止める人が多かった半面幼稚園・小学1年など 小さい新しい生徒さんが新たに教室へいらっしゃいました。小さい生徒さんって久しぶりでしたので一から音名や音符・リズムなどを教えていくのがなんだか とっても新鮮です。やはり 指はまだ ふにゃふにゃですのでしっかり弾くより、歌ったり リズム打ちを中心にレッスンしていっておりますがリズミカルにリズム打ちする事は苦手な生徒さんが多いように感じます。楽しく、リズミカルに打つにはどうしたものか。手拍子って、簡単なようで 動かす部分が大きいため 手にふりまわされてしまってうまく打てなかったりしています。細かい、速いリズムになったら 更に打ちにくくなります。レッスンに使えないかと買い集めた玩具を見渡して「これなら 使えそう」と 目にとまったのは玩具の木製の包丁。(おままごとのセット)これでリズム打ちしたらいいのでは。2分音符など長い音符のリズムは ゆっくり刃を引くように8分音符や16分音符など速いリズムは トトトトトトトト…と千切りの要領で。しかも これなら、料理を教える時と同じように手をそえて切って(実際にはリズム打ちですが)あげられます。現在リズムカード(切る具材のイラストとリズム)を制作中。あとは「まな板」になるものを探さねば。
2015年06月30日
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前回の記事を書いてから 結構日があいてしまったなあと 思いつつ、日付を確認したら結構どころか とんでもなく日数が経っていて自分でも びっくりです。書く話のタネが無かったというよりこの時期 学年が上がって時間割が変わる生徒さんが時間・曜日の変更を希望されたりどうしても通うのが無理になって止められたり入れ替えがあまりに多くて記事を書く余裕が無かっただけなのですが(今でも まだ落ち着いておりません)昨年は やたら台風に直撃された近畿地方発表会やら コンクールやらの日程にどんぴしゃでお越し下さいましたので中止になったイベントも多々ありました。今年も 5月の時点で 既に一つ日本にやってきていましたので(幸い、近畿に近づく頃には台風でなくなったので助かった)これからが怖いです。昨年 ベートーヴェンのテンペストばかり弾いていたので今年は 嵐を呼ばないような穏やかな曲を弾こうと思います。バッハがいいかな、ドビュッシーかな。
2015年05月25日
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お師匠様のもとへ レッスンを受けに行ってまいりました。学生時代と違って演奏が大人になったわねーと おっしゃっていただけたのは嬉しい半面 今頃になってようやく?という気がしないでもないです。成長してないよりはまあ良いか、ですね。このところベートーヴェンのソナタを続けていたので今度は またバッハのパルティータロマン派も いろいろ弾きたいなあ。今年も 楽譜代がかさみそうです。それにしても 今回レッスンをお願いするに当たって先生のご都合をうかがう際この日とこの日と この日ならうかがえますと、こちらのスケジュールをお伝えしていましたら『じゃあ、明日来る?』可能性としては あるかもな、と思っていましたが本当に明日になるとは。で これを逃すと次が1カ月後そんなに待ってはいられませんので行きました。
2015年02月27日
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冬の発表会が目前にせまってまいりました。どうなることかと思っていた生徒さんもどうにかなりそうになってきましていくらか気が楽になりつつあります。(安心はしませんけれど。 大丈夫と思っても何が起こるかわからないのが発表会)発表会2週間前にして練習が少ないのでは?と心配されるお母さまにこればかりは 本人のやる気の問題で本人が、『これだけの練習が必要だ』と感じるようになる時が来ますのでそれまで見守ってあげてください、と フォローしたり同日に2会場に分かれて開催されるので、出場会場を再確認したり練習を始めた頃は補助台が必要だった生徒さんが身長がのびてきて、補助台を置く必要が無くなった事に気付いたり舞台でのマナーを確認したりしております。毎年あるとはいえ 年に一回の行事(舞台に出て、おじぎして演奏、退場するまでの流れ)はわかっていても、おじぎせず演奏を始めてしまったり演奏終了後 駆け戻ってきてしまったり普段と違う事(おじぎ)をすることで緊張してしまって演奏に集中しにくくなったりはよくある事ですが去年、連弾で参加し 今年は初のソロ演奏という生徒さんは「今回も先生といっしょに舞台に出る」と思いこんでいました。(1人で弾くことは わかっているのですが 一緒に手をつないで舞台に上がって 横に座ってくれるんだよね と 思っていたらしいです)よかった、確認しておいて・・・。
2015年02月03日
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新年明けまして おめでとうございます。元日・2日と 近畿地方はよく冷え込みまして雪が降りここは本当に大阪なのだろうかというくらいの雪景色となりました。生徒さんへの年賀状は昨年最後のレッスン日に全て投函し個人的なお付き合いの方への年賀状も翌日1日で仕上げて投函こうしてできた冬休みをレッスン終了した日にやってきた姪っこ甥っこの子守に費やした年末年始。姪はヤマハの幼児科さんに通っているのでこちらに滞在中、毎日30分間個人レッスンをさせられておりました。元日の昨日 おいとまされましたのでようやく私も冬休みです。ある意味、お休みボケしないで済んで明日からでも仕事復帰できそうですから良かったかもしれないなあと(前向き)お休みが明ければ 発表会までカウントダウン。お休み前に譜読みがようやく終わった生徒さん譜読みが怪しかった生徒さんが残り期間でどこまで仕上がるか。
2015年01月02日
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ブラジルリオデジャネイロオリンピック五輪マスコット・キャラクターの名前がニュースに流れました。ボサノヴァの名曲『イパネマの娘』にちなんでと あったので「イパネマ」の名前の一部を切り取ったような名前かなあ、(イパ、とか。)と単純に考えたのですが「ヴィニシウス」に「トム」という名前に ???作詞家と作曲者の名前から、と聞いてああ、なるほどーと。「イパネマの娘」という曲エレクトーンのラテン曲集には必ず載る人気曲でしてこれまで何度も演奏していますが演奏するための楽譜には歌詞が載ることが無いため作曲者【アントニオ・カルロス・ジョビン】の名前には覚えがあっても作詞者のお名前【ヴィニシウス・デ・モラエス】は 「初めまして」状態。ヴィニシウスさんって誰?公式キャラクターの名前としては覚え難そうだなあと思ってしまいました。これを機会に来年は これを弾く生徒さんが増えそうです。
2014年12月15日
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発表会を前にして生徒さんの演奏する曲をどんどん決め決まり次第 楽譜を注文する毎日です。クラシックの「おなじみの曲」であればいろんな出版社から 楽譜は選び放題ですがちょっと珍しい曲(海外出版社の物しかない)邦人作品の曲(出版社がここだけ、という事が多い)だと注文を間違いなく行うために出版社から あれこれ確認せねばなりません。一番困るのが「最近流行ったポピュラー」弾きたい、という時に まだ楽譜が出ておりません。音楽専門誌などの特集で運よくピアノソロの楽譜が載れば万々歳ですが今回は、どうかな と思いましたら幸い 専門誌に載りました。ただし、楽譜のみで購入できるようになるのは【ミュッセ】で1カ月後、となっております。ミュッセ、という 個人的な注文に対応して、1冊から楽譜を作成してくれる会社があることは知っていました。昨年は 1曲くらいなら、自分で編曲して楽譜作成できるわ、と利用せずに済ませましたが今年 検索してみると、編曲者の自作曲も購入できる事がわかりそちらの曲が、なかなか良かったのでこの度、初めて利用してみる事にしました。曲を検索し、チェックを付けて買い物かごに入れ曲を載せる順番・楽譜の表紙の色・タイトル等を決めよければ、それで発注というシステムです。まず、『生徒さん用の楽譜』必要な1曲を選んで曲集を作りこれで注文、と思ったところ「400円以上の注文でないと受け付けられません」のエラー。欲しい曲は300円しないので、これだけだと注文できないと。どうしたものか、と悩みましたが 幸い生徒さんが弾きたがっていた曲がもう1曲あったのを思い出し、そちらを追加して、1冊作成。(でも、そういう注意は作成する始めに表示して欲しかったです。 これで終了、と思ったタイミングでエラーが出るとびっくりする。)次に『自分用の曲集』個人的資料として生徒さんの曲集とは別に分けて作成したいのに全部 先ほど作った曲集の方へまとまってしまうのは何故。並んだ曲のリストの横に『他の楽譜集に移動』させられるキ―があるのでそちらをクリックすると、1曲ずつ全部違う曲集として、7曲あれば7冊の本に分かれてしまう・・・仕方ない、1冊分だけ完成させてもう1冊は 後でももう一回作りなおそう。とりあえず、曲順だけ編集しておいて・・・と表示された曲をマウスでドラッグして並べなおそうとしたらこの操作で「他の曲集へも移動させられる」事が判明。(わかってしまえば楽な操作ですが 正直「画像付きの説明」が、わかりやすい場所に欲しいです。)こうして どうにか 希望通りの曲集を編集注文いたしました。印刷・製本されて届くのは1週間後以降となるようです。オリジナルの、ここでしか購入できない曲以外は自分で作った方が早いわーというのが正直な感想。慣れもあるでしょうがこの作業で注文を断念する方もおられるだろうなあと 思いました。
2014年11月21日
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専門がピアノなので音楽教室の講師として教えているのは ピアノとエレクトーンの鍵盤楽器なのですが大学を卒業してから 一時ヴァイオリンを習った事があります。仕事が忙しくなったために教室は止めてしまったのですがたま~に 自宅で音を出しております。最近、放置しっぱなしだったなと久々に ヴァイオリンをケースから出しました。大人になってから始めたとはいえ数年やっていたおかげで まだ弾けるなーと一安心。
2014年11月07日
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中級くらいになった生徒さんに人気のドビュッシー。名前が長くてすらっと出て来なかったりする『グラドゥス・アド・パルナッスム博士』(子供の領分)おどけたリズムが楽しい『ゴリウォグのケーク・ウォーク』(子供の領分)ロマンティックな響きが美しい『月の光』や『プレリュード』(ベルガマスク組曲)『アラベスク 第1番』音楽の才能が無かったら ただの問題児と言えそうな逸話に事欠かないドビュッシー作品は本当に美しいです。寄席のような大衆演劇ものが結構お好きだったらしいドビュッシーは「白人が黒人の真似っこをして歌い踊る」出し物が気に入ってよく出かけていったそうなのですがこの当時ヨーロッパで流行っていた「黒人音楽」に影響されて「小さな黒人」「ゴリウォグのケークウォーク」 などを作曲したようです。ドビュッシーの作品の中でも独特のこの作品ジャズ好きな男の子の生徒さんに人気でして「ゴリウォグ~」の方は難しいながらも頑張って挑戦してくれています。ところで『ケークウォーク』って何なのか昔から よく聞く曲ですがタイトルは「何だこりゃ」と思いつつも先生に質問することなく流してしまったがため???と思いつつ現在に至っております。「ゴリウォグ」が 黒人キャラクターの操り人形の名前であるという事を知ったのは ここ最近。「ケークウォーク」は文字を見ればCAKE(ケーキ・菓子)とWalk(歩く)ケーキ歩きってなんですか。今更ながら調べてみてようやく出て来た説が「ダンスの巧さをケーキを賭けて競い合ったから」(あくまで“一説”です)・・・思った以上にストレートな理由でした。2拍子系の南米発祥の音楽。というわけで、この音楽本来のノリを実際に聴いてもらったらどうなるか、と教室にエレクトーンが備え付けてあるのでリズムプログラムから『アフロ・キューバン』を呼び出してこれに合わせて演奏してみてもらいました。楽しく ノリノリで演奏してもらえました。一度、南米発祥の音楽を聴いてみてからこのドビュッシーの「ケーク・ウォーク」をあらためて演奏するとかなり新鮮な気持ちで弾けます。よろしかったら お試しを。
2014年10月16日
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漢字検定・英語検定という『検定』がありますが音楽にも「音楽検定」というものがあります。というか、ありました。ありました、と過去形なのは平成13年に始まったものの平成23年から現在まで休止中だから。内容は音楽史や楽器の知識様々なジャンルの音楽楽典的知識 聴音能力音楽に関わる著作権などでして3級を持っていると音楽教室の採用などで試験が一部免除されるなどある程度の音楽能力・知識を測る目安になりますしお師匠さまから「受けてみなさい」と言われ試しに受けてみたことがあります。クラシックだけではなく世界の音楽や楽器についての知識も必要でしたので新しく知識が増えたりして なかなかに楽しめました。幸い私は休止する前に受けてみることができたのですが今 受けてみたい、という生徒さんが受けられずちょっと困っております。いつ再開されるかわからないし、再開されたら即 受けられるように準備として勉強はしておこうね、とレッスンの合間に ちょこっと音楽史などを話して生徒さんには楽しんでもらっているのですが休止されてから既に3年。もうそろそろ再開していただきたいです。休止の原因は受験者数の減少だそうですが少人数でも続けられるよう工夫してくださらないものかと。
2014年09月11日
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レッスンで使っているテキストの1つ『ピアノスタディ』NEWピアノスタディ として改訂されてだいぶ経ちますがつくづく 使いやすくなったなあと思います。この3巻に進んで間もないIくんロシア民謡の『コロブチカ』を弾いています。ニ短調導入ということで 調号のシ♭に注意する事主要三和音(1度 4度 属7)を確認して始めましたがニ短調、というのは 基本のポジションがレミファソラ の5音になるのでハ長調のポジション(ドレミファソ)に慣れている生徒さんにとっては「いつものポジションと1音ずれている」という状況が どうにも難しいらしいのですね。ゆえに音符が読めていてもミを見ると 3の指が反応してファの音を、ファを見ると 右手は4の指が反応してしまいソの音を弾いてしまうという事が起こります。その前に弾いている音から 上がるか下がるか、となりの音か、ひとつ飛ばしの音か、考えてみてごらんと アドバイスすると 原因に気付くようですがIくん、わかっていても 慣れからなかなか脱却できず気の短いIくん とうとう怒って「コロブチカだから 指が転ぶんや!」いや、このタイトル ロシア語だから。日本語の「転ぶ」とは何の関係もないと思います。というか、どんなタイトルの曲であれ転ばないで。それはさておきじゃあ、コロブチカってどういう意味なんだ、という話になりこれは私の宿題という事で調べてまいりました。もとは「コロベイニキ(行商人)」という名前の曲で「コロブチカ(行商の荷物・箱)」は通称行商人の若者と客の村娘とのやり取りから始まる歌詞が付いているようです。元の詩を作っのはニコライ・アレクセヴィッチ・ネクラーソフさんだとか歌詞の内容だとかは いろいろわかりましたがわかった事を全部教えると また脱線するのが目に見えておりますので(Iくんのことだから 絶対ネクラーソフの名前で 『根暗』のダジャレに突っ走る)これらは 内緒。
2014年08月06日
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エレクトーンの新機種『ELS-02』が発売されてから3か月強生徒さんも、購入を決める方が増えてきました。それまでステージアミニだった生徒さんは操作が格段に速くなってレッスンが大変スムーズに。とはいえ、新しいエレクトーン、供給がなかなか追いつかない感じですね。4月に購入を決めても、入荷は7月だった生徒さん講師の方は 生徒さん優先となるため更に入荷は遅くなります。教室の方に新機種が入るのも これから。ちなみに私も 新機種が まだ使えていない状態です。生徒さんはもう持っているので早く使いたいのですがー
2014年07月25日
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ピアノソロの曲集に『海の日記帳』という本があります。三善晃氏によるこの曲集はその名の通り、うつぽ あこや貝 笛吹きやっこ ヤドカリ などなど海の生き物の名前がいっぱいです。面白い響き、リズムの作品で綺麗な曲も多く 大好きな本なのですがこの中に 「海ほおずきの歌」というタイトルの曲がありまして生徒さんと『海ほおずきって何だろう?』ほおずき、という名前が付いているくらいだから見た目はほおずきに似て袋状の物小さいホヤみたいな生き物かしらね、と 話しておりましたが生徒さんがこれを弾く以上、適当なイメージではなく正体を知っておかねばと 調べました。すると、海ほおずきとは「巻貝の卵嚢」つまり「貝の卵」を包む袋部分(卵ではない)だと判明。植物のほおずきと同じく中身(この場合卵)を抜き取り口に入れて鳴らして遊ぶので、この名が付いたらしいです。昔は お祭りの屋台などで玩具として売っていたそうですが(卵を抜いて乾物にした状態で、遊ぶ前に水で戻すらしい)卵を抜いてしまったら卵は死んでしまうでしょうから三善さんの作られた曲のイメージは 水の中でゆらゆら揺れる「生きた海ほおずき」であると思われます。後日、図書館にて海うさぎ貝という貝の卵嚢の写真を見つけました。サンゴに産み付けられた、卵の袋。「海ほおずき」として知られる ニシ貝とは違いますが一個ずつの形のイメージとしては参考になるかも。
2014年06月28日
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もともと本好き、雑学好きという事もありまして頻繁に図書館を利用している私ですが時折、意識して借りるジャンルが「掃除・整理のコツ」関係。日頃から整理整頓を心がけてはいるものの楽譜や資料のコピー等々 物が増えていく仕事ですので定期的に 気合いを入れて、いろいろ処分せねば部屋の中がとんでもない事になってしまいます。掃除・収納のアイディアをそのまま真似しないまでもそういう本を読むと「やらねば」という気持ちになるのでエンジンをかけるためのスイッチにするわけですね。とはいえ、楽譜はやはり捨てられない。エレクトーンの楽譜は 新機種が出た時旧機種の楽譜の古いものは処分できると思うのですがそれでも やっぱり捨て難いものです。しかし、今回はがんばって捨てた!(30年くらい前のエレクトーンの楽譜)それに、フロッピーディスクのデータはいくらか処分する気になりました。もうフロッピーディスク自体売っていませんしレッスンで使う事も もう無かろう、と。これで空いたスペースにいくらか新しい楽譜が入れられる、と。
2014年06月17日
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連休明けの最初のレッスン。のっけから「全然練習できへんかった」と堂々宣言してくれたIくんまあ、それを今どうこう言っても始まらない事ですしじゃあ、その分今ここでがんばってくださいませ、とレッスン開始です。宿題に出して、まだ一回目のこの曲お休み前に ざっと譜読みはしておりましたがおさらいしていない・練習していないという事はですね裏返せば『間違う練習もしていない』というわけでして今 ここで丁寧に確認して、これから練習してもらえばむしろ きちんと仕上がるかもという事が期待できます。大事なのは、『これから間違えないよう』注意深く練習していただくこと。まずは、いきなり弾くのではなく楽譜を4小節分、よーく よーく見てもらいます。音は出さない、鍵盤は触らない。音楽を頭の中で組み立ててイメージしてもらいはい、では弾いてみましょう。するとIくんは4小節のうち最後の1小節に入る直前の1音だけミスしました。音の読み違えです。では、次はここに意識を向けて弾きましょうね、と薄い色のマーカーでミスした音符に丸を付けました。2回目。やはり同じ音でミス。わかっていたはずですが、その時になってやはり読み違え。では、2回目なので違う色で印するね、とさっきより少しはっきりした色のペンで二重に丸。で、次に間違ったらまた違う色で印するけどできれば これ以上色を増やさないようにねーでないと、ここだけ虹みたいになりますよ。とIくんに言ったところ『えー!?じゃあ、次は何色? 7色とかじゃなくて15色とかになったらすごいよな!』・・・Iくん、そこ 喜ぶ所と違う。ともあれ、注意する場所と音がはっきり意識できたおかげでその日、Iくんは そこと別のもう一カ所以外全くノーミスで集中しミスした所も、最後には正確に弾けるようになりました。たぶん、Iくんにとって本日のレッスン「レッスン」ではなく「ゲーム」だったのでしょう。まあ楽しかったから良いのです。
2014年05月13日
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