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2022.07.23
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カテゴリ: 家電・ガジェット
​昨年末に、「業界初」のクラウド録画可能なTVチューナー「Xit Base」がピクセラから発売されていたのを知りました。Xit BaseはHDMI搭載のタイプで、HDMIなしのワイヤレス視聴のみのタイプもあります。
ピクセラ、業界初のクラウドストレージに録画できるTVチューナ - PC Watch
(https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1367134.html)

クラウド録画で失われる番組ゼロへ。新時代のテレビチューナーXit Base|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス

( https://www.makuake.com/project/xit_base/)

モノリスのような外観

確かに、クラウドストレージへの直接録画はこれまでなかったと思います。

ネット回線の速度は不安定であるという問題があるでしょうから、メモリに録画しながらクラウドストレージにアップロードするような仕組みでしょうか?

懸念点としては、クラウドストレージの転送速度もあります。多くの
クラウドストレージサービスの転送速度は「アップロードもダウンロードも遅い」というのが現実です。

クラウドに録画したファイルの転送では、クラウドストレージの転送速度、ネット回線速度の二つのハードルがありますが、支障なく録画や視聴ができるのでしょうか。

多くの クラウドストレージは、長時間の動画の保存場所としては実用的ではない、と思いますが、ピクセラのクラウドストレージは快適な転送速度がある、ということなのでしょうか。

まあ、無圧縮の録画ファイルだと厳しいでしょうから、ビットレートを抑えた圧縮録画ファイルを前提としているのでしょう。画質は、720Pでしょうか。

あるいは、クラウド側にチューナーがあるということでしょうか。でも、それだと、ローカル番組の場合の問題があります。というか、その仕組みであれば、家にチューナーを置く必要はないことになります。

費用的には、クラウドストレージよりもRAIDを設定したNASと組みあわせて利用できるようにするほうがよさそうですが。

NASに直接録画可能な、アイ・オー・データのネットワークチューナーのほうが実用的だと思います。

NAS直接録画対応のネットワークチューナ「GV-NTX1」を試す - AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/sp/751121.html

しかし、「業界外」かもしれませんが、クラウドストレージへの録画ファイルの保存というのはありました。

かつて、アニメロッカーは、Amazon Cloud Driveの容量無制限プラン「Unlimitedストレージ」があった当時、Amazon Cloud Driveに録画ファイルをコピーする機能を追加していました。
プレスリリース:ネットワークストレージサービス「Amazon Cloud Drive」を統合したfoltia ANIME LOCKER 4.5 [unlimited movie works]発表 |foltia ANIME LOCKER
(https://foltia.com/ANILOC/support/releasenote/pressrelease20160721.html)

アマゾンの無制限プランは、あっと言う間になくなってしまいましたが・・・。もっとも、 録画ファイルの容量は大きいため、転送速度が遅いクラウドにコピーするには無茶苦茶長時間かかります。 実用的でなかったと思います。

そういえば、WAVECASTというものもあります。

世界中どこにいても、日本のテレビやレンタルビデオがネットで楽しめる WAVECAST​(

「YouTube TV」など、アメリカのテレビ視聴サービスでは、チューナーなしでクラウド録画できるサービスがあるのに比べると、日本は遅れている、というか異次元の世界なのではないでしょうか。

B-CASカードがあるくらいですから、完全なクラウド録画サービスがないのは、 技術的問題よりも利権の問題が大きいのだと思いますが。

実は、Xit Baseのようなチューナーの最大のメリットは「節電」なのではないでしょうか。

Xit Baseの消費電力は最大12Wです。

通常の利用であれば10W前後でしょうから、
スマホやタブレットで視聴すれば、合計で15W前後~20W未満となるでしょう。

大画面テレビは100Wを超えるものが多いので、
Xit Baseとタブレットでの視聴であれば、 100W以上消費電力を減らすことが可能でしょう。

テレビをオンにしている時間が長い場合は、かなりの節電になります。

個人的には、ニュースや情報番組、バラエティなどは大画面で見る必要はなく、スマホ・タブレットの視聴で十分だと思います。

ただし、耐久性がどうかという問題はあります。その点、元ソニー、現バファローのnasneのほうが少し安心感がありそうです。視聴アプリの性能も高そうです。

以前、ピクセラのiOS端末用ネットワークチューナーを利用したことがありますが、3年ももちませんでした。最低でも5~6年は使えないと困りますね。

ピクセラは、かつてデジカメ用の画像編集ソフトのバンドルで儲けた会社ですが、デジカメ自体の市場が縮小し、パソコン用テレビチューナー市場も縮小。

利益がでにくい会社の体質のためなのか、最近の製品の品質は高品質とは言えないようです。まあ、どこのメーカーもそういうところはあると思いますが。

デスクトップパソコンでピクセラ製の内蔵TVチューナーを利用しているので、ピクセラには頑張ってほしいと思います。

Macでも視聴できるという点はユニークですが、それが不要であれば、視聴アプリの性能などからしてもnasneのほうがずっとよさそうです。

あと、クラウド録画といっても、別にクラウドとスマホなどの視聴端末が直でつながるわけではなく、外出時の視聴も自宅内のチューナーにアクセスする仕様で、90日以内の視聴端末とチューナーの自宅内での再接続ペアリングのルールもあります。

クラウド録画と言いながら、いかにも中途半端です。クラウド側でファイルのバックアップがされている、ということ以外のメリットはなさそうです。クラウドのサーバーの負荷を減らすためか、録画ファイルの視聴時間制限もあります。やはり、RAIDを組んだNASに録画ファイルを保存できるようになったほうがメリットは大きいと思います。

クラウドストレージの1TBのプランだと2年分の料金で2TBくらいのRAID設定のNASが買えそうです。

2012年12月発売の ワイヤレスチューナー「PIX-BR320」はスマホなどの視聴端末の90日以内ペアリングというルール外なので、VPN接続による海外からの視聴に利用できます。

実は、
「PIX-BR320」のほうが、海外からの視聴という「機能」では圧倒的に高性能ということになります。

WAVECASTが最強なのではないでしょうか。

もっとも、アニメ・ロッカーはデスクトップパソコンでの運用になるので、消費電力が大きいという欠点はあります。インストールするパソコンを選ぶことは可能ですが、ネットワークチューナーの省エネ性とは比較にならないでしょう。

小型のカスタムPCであるWAVECASTは消費電力が少なく、VPNサーバー機能もあるようなので、総合的には最強なのかもしれません。

海外などからの地デジの視聴では、「業界内」のnasneより、WAVECASTのほうがずっと実用的であることは確実です。









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Last updated  2022.07.28 04:35:52
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