2003年12月06日
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テーマ: 今日のパン♪(4)
カテゴリ: カテゴリ未分類
All About Japanのパンコーナー

せっかくだから、去年のベストパン★2002の1位~3位に行ってみようかということで、地下鉄南北線を白金高輪からスタートして赤坂見附(永田町)方面へ攻めのぼることにした。

■メゾンカイザー(ベストパン★2002 第3位)
20031206_東京パン_ベストパン…
このお店はフランスの老舗で自家培養の天然酵母を使い、粉はパリ郊外の農家からの特注粉を使用しているんだそうだ。私のお目当てはクロワッサン。なんでも、パリのフィガロ紙(新聞)でナンバーワンに選ばれた実績を持つという。(電話番号も9683(クロワッサン)だし!)これから寒くなるので、家でクロワッサンを作るときの参考にしようというわけだ。

クロワッサンをトレーに載せて、他には何を買おうかなと思って物色していると期間限定のボジョレーヌーボー入りのパンが目に付いた。ちょうどボジョレーが解禁された週だったからなあ(日記の日付は12月だが行ったのは11月だったのだ)。ちょっと高いなと思って眺めていると、いきなり隣でトレーを持っていたご婦人に「これ、おいしいわよー!」と声をかけられた。いかにも白金にお住まいのマダムという感じのこのご婦人、「ボジョレーだけで捏ねた生地で、それからベーコンが入ってるのよー。ワイン1本から7つしかできないんだって。私、昨日は気がついたら一人で4つも食べちゃったわー。」と元気である。ちょうど、店員のお姉さんも通りかかって、3人で(というか、ほとんどマダムがしゃべっていたのだが)パン談義で盛り上がってしまった。おおー、なんだなんだこの感覚は。類は友を呼ぶというが、私も他のパン好きの方からパン好きとして認められるような顔になってきているんだろうか。これはいい機会とばかり、私も「ワインはアルコールを飛ばしてから使ってるんですか?それとも、そのまま使ってるんですか?」という質問をお姉さんにぶつけてみたが、レシピを知ってか知らずか、詳しいことは教えてくれなかった。残念。そうそう、店員といえばフランスから職人さんもやってきているようで、外人の店員さんもいらっしゃった。

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白金マダムの薦めに従って、結局クロワッサンとボジョレーヌーボーのパンを買った。クロワッサンは感動的なおいしさだった。サクサクしていて香ばしくて中はしっとりしている。もう一つは翌日食べたがそれでもおいしかった。ボジョレーのパンの中に入っていたのは、ベーコンというよりはビーフジャーキーのような感じのうまみの濃い肉だった。しかし、私が前に作ったワインブレッドでもそうであったが、ワインの香りが期待ほど残っていなかった。一方、池袋ドン・マイスターのクランベリーワインブレッドは一晩たってもまだワインの香りが残っていた。香りを残すための、何か仕掛けがあるんだろうか。あるなら知りたいものだ。

お店情報
名前:メゾンカイザー
住所:東京都港区高輪1-4-21

交通:地下鉄白金高輪より徒歩1分
参考ページ: All About Japan パンのガイド記事

■PAUL(ベストパン★2002 第2位)
20031206_東京パン_ベストパン…
PAULは都内でも何箇所かにお店があり、大阪にも店舗はある。以前、大阪のPAULを見た時、私はパンのことを何も知らなかったので、「えらい高級感あふれるパン屋だなー」くらいに思って前を通り過ぎただけであった。今回は六本木一丁目のお店に行った。地下鉄六本木一丁目を降りてすぐ、泉ガーデンタワーにあるそのお店も、やっぱりすごい高級感。ここにもトレーとトングはなかった。パンはショーケースの中にはいっていて、何にするか決めたら店員さんにとってもらうのだ。トングをカチカチいわせながらどれにしようかなーと考えるのが好きな私としては、どうもこの形態はなじめない。店員さんは「決まったらおっしゃってください」と言ってくれるのだが、お客さんが他にいなかったり、来店の順番からすると次に注文を出すのが自分の番だったりするとプレッシャーがかかるかかる。

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結局、順番はおかまいなしにメニューを3回くらいぐるぐる見て決めた。フルートアンシェンヌという細いフランスパンと、ブリオッシュの一種と思われるブリオシェットというパン。本当はクロワッサンも欲しかったのだが、今回のタイミングでは買えなかった。フルートアンシェンヌはこのお店の名物らしく、どの紹介記事を見ても載っている。細身ながら大きな気泡があちこちに入っていて、かみごたえのある香ばしいパンであった。ブリオシェットは翌日食べたためかちょっとパサパサしていた。

お店情報
名前:PAUL 六本木一丁目店
住所:東京都港区高輪1-4-21
電話:03-5545-9515
交通:営団地下鉄六本木1丁目駅 改札を出て直ぐ
ホームページ: PAUL 六本木一丁目店


20031206_東京パン_ベストパン…
さていよいよベストパン★2002のトップに輝いたお店である。地下鉄赤坂見附駅のすぐ上のベルビー赤坂というビルに入っているということだったが、出口を間違えてちょっと迷ってしまった。場所が場所だけにここもオシャレなお店である。一方で、下の写真のようなかわいらしいディスプレイもあってなかなかいい感じだ。

20031206_東京パン_ベストパン…

ここまでくると、手提げには前のパン屋さんで買ったパンがいっぱいで(PAULで買ったフルートが長くて顔をのぞかせており、いかにも「パン屋さんのはしごしてまーす」状態だった。)、もう、何を買おうというのもすっかり頭から消えてしまっていた。私の手帳を見ると、当初、このお店ではバゲットを買うつもりでいたらしい。しかし、釣り針のような形をした大納言というパンを見た瞬間に「これは買わなければ」と思ってトレーにのせ、15時間発酵させているという食パン(パン・ド・ミだったかな)が気になってトレーにのせ、大納言と一緒に写真をとるために手ごろな丸いパンとしてパンオノアをトレーにのせて、気がついたら会計を済ませてしまっていた。そういえば、買わなかったがデニッシュ系のパンできれいなのがたくさんあったなあ。

20031206_東京パン_ベストパン…

大納言は、釣り針の形のパンに甘く煮た小豆がぎっしり詰まったパンである。小豆はあんこにするのではなく、小豆そのままの姿を保っており、あっさりしていてとてもおいしかった。あんこ嫌いのうちの嫁さんもこのパンは「おいしいおいしい」と言って食べていたので、よほど感動したと見える。パン・ド・ミとパンオノアの方は、うーん、大納言の記憶が強すぎてあまりよく覚えてないなあ。

お店情報
名前:パティスリーペルティエ

電話:03-3588-5023
交通:地下鉄赤坂見附すぐ上
参考ページ: All About Japan パンのガイド記事

さて、かけ足の割には5日もかけてお届けしてきました東京パン屋駆け足紀行、お楽しみいただけましたでしょうか。パン屋めぐりをするとたいてい体重が増えるので、私は目下ダイエット中です。体重が減ったらまたどこかのパン屋さんに行きます。お楽しみにー。





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最終更新日  2003年12月09日 23時35分45秒 コメント(20) | コメントを書く


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