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長らく自宅療養を続けて参りましたが、呼吸困難のため7月1日緊急入院しました。症状が改善する信じて頑張っていましたが、治療の甲斐無く7月6日胃がん、肝転移、腹膜播種のため他界いたしました。死の二日ほど前自分の人生を総括するように「俺の人生はハッピーだった。みんなと一緒にいられて。」と申しました。ありがとうございました。(妻)
2017.07.13
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食欲は前回治療後10日ぐらいから持ち直したものの、その後も体調は不良でした。ほんのちょっとの体動ですぐに息切れがする状態で、また本日治療の日を迎えました。一応胸部のレントゲンを再検、特に異常なし。血液検査ではヘモグロビン(以下Hb)が 8.2g/dl。結構な貧血です。輸血しましょうか、という話になりました。まずはいつものようにサイラムザの点滴。その後にタキソールを点滴するのですが、そこにはアルコールが含有されています。タキソールの点滴中の呼気アルコール濃度を測ってみました。これがとっておきの話。タキソール点滴前はもちろん測定値はゼロ。点滴後10分で 0.25mg/l(以後単位省略)。ここで既に免取レベル。点滴終了直前、 0.3。点滴終了1時間後(輸血中), 0.15。まだ酒気帯びレベルですね。輸血終了時にも計測予定でしたが、失念。しばらく待たされて会計を済ませ、薬を貰い、迎えを呼んで帰宅後は測定値はゼロ。アルコールの代謝は個人差も体調による変動もあります。こんな一例だけのデータにたいした意味はありません。単なる興味本位の読み物として受け取ってください。結局本日は2単位(400mlの全血由来)の赤血球を輸血。また明日同量を輸血予定。2単位の輸血だけでも多少は元気が出て、2階に上がってもゼーゼー言わなくなりました。当初は白血球も減少したのですが、風邪をひいて一度上がったらそのまま正常値となりました。Hbも、輸血で一度正常値になったら、そのまま正常値を維持してくれるといいのですが。
2017.06.27
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このブログでは「胃がんになって」シリーズを時々アップしています。元々は昨年の11月頃に載せ始める予定でした。がんと診断されてから文章自体は書き始めていました。でも、あまりに早く命がつきてしまう可能性もあるので、3クール終了後の発表を目安としたのです。そんな折、小林麻央さんのブログを目にする機会がありました。なんだか拘っているのがつまらないことのように思え、私も公表してしまえと考えるようになりました。結局昨年の9月11日に序文のようなものを書き、翌日からシリーズをアップし始めました。もちろん小林麻央さんとは全く面識はありません。でも、以上のような経緯もあり、勝手に戦友のような気がしていました。それも、敗色濃厚な戦況で、別な戦場とはいえ同じ戦争を戦っている気分でした。昨日、このブログのアクセス数が110万を数えたその日に、小林麻央さんは旅立たれました。若くして逝くことになろうとも、それなりに幸せな人生だったと彼女は言います。「まだ若いのに、気の毒に」という、通り一遍のことは言われたくないと彼女は言います。でも、私の年齢の半分以下だぞ。子供の成長だって見守りたかっただろうに。彼女がなんと言おうと、私は悲しいです。私はくやしいです。せめてこのブログが、お悔やみの言葉の代わりになりますように。
2017.06.24
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見渡す限りの花菖蒲の海、なんだか素晴らしい景色のような気がしませんか。そんな景色を求めて、しばらく花菖蒲の追っかけをしていました。6月6日 浮野の里 埼玉県加須市まだ花菖蒲もまだらで、最盛期にはほど遠い状況。最盛期になっても、規模が小さいのであまり見応えは無いかも。クヌギ並木遊歩道は風情があって良かった。加須はうどんの名店が多いのですが、ここからは少し距離があります。6月9日 平成の森公園 埼玉県川島町ここは池の中に花菖蒲が咲いている。水面は浮き草でいっぱい。もう少しで最盛期ですが、やはり規模が大きいとは言えない。でも、5月ならバラが綺麗だろうし、7月なら蓮が咲いているだろう。公園としては規模が大きくて、いつでも何かしら見るものがありそうでおすすめ。近くには美味しいうどん屋さんがあります。6月20日 赤堀花しょうぶ園 群馬県伊勢崎市ここは妻が聞き込んできたところで、あまり情報の無いままに行ってきました。そして、ここだけは300円の駐車料金がかかります。でも、行ってみてびっくり。本当に花菖蒲の海です。幅がそれほどあるわけでは無いので、実際には海というより川ですが。それでも、延々と続く花の川は見応えがあります。景色は素晴らしかったのですが、実は、私の体調は思わしくありませんでした。ほんの少し歩いただけで息が上がりますし、食欲も無く、あまり食べられていなかったのです。でも、この日を逃すと、しばらく天気が悪そうです。今までは、体調が良くなったから遊びに行っていました。視点を変えれば、遊んでいれば体調が良くなると言うのも一つの考えです。なんていう屁理屈をこねて行ってきましたが、帰宅後は今日に至るまでずっとゴロゴロしています。もう治療から1週間が経っているのに、未だに体調が戻らないのは異例です。治療のせいでは無く、がんそのものの症状とも考えられるところが悩ましいですね。
2017.06.21
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本日まで、卓球の日本オープン(荻村杯)が行われています。先日の世界卓球では、日本勢は何十年ぶりというメダルラッシュでした。でも今回は、中国の壁は厚く、今日まで残っているのは男子単の水谷だけです。最近の日本女子の活躍はめざましいものがありました。スピードを生かした卓球は、中国勢ですら圧倒することもありました。でも、実はわかりやすい欠点もあったのでした。日本の女子選手は小柄な選手が多く、ボールの勢いを利用した戦術を多用します。緩いボールを強打するのは比較的苦手です。バックサイドは小さく鋭い振りで、まだ何とかなります。でも、フォアサイドは力勝負になりますので、どうしても見劣りがします。今回はフォアへのツッツキをドライブしたところを狙われました。ボールが落ちてくるところをドライブするので、打ち頃の打球になってしまうのです。威力を高めるためにはライジングで打つほかありません。言うのは簡単ですが、ライジングで打つのは難しいのですよね。中国に限らず、これからは日本の選手を世界中が研究してきます。東京五輪で活躍するためには、研究されても動じないだけの実力が必要です。欠点を克服した、新しい日本の卓球を確立してくれることを願ってやみません。話は変わって、体調です。昨日から体調が悪化し、だるさと食欲の不振があります。一日中ゴロゴロしながら、食べられる範囲で食べているという状況です。おそらくは今日いっぱいで回復するとは思いますが。
2017.06.18
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いつも素人がプロに難癖を付けることを批判する私ですが、プロ野球は興行ですから、限度はあるものの、ファンは何を言っても許されると思っています。で、昨日の西武・阪神戦。西武1点ビハインドの7回裏。私は絶対に牧田を出せよと思っていました。牧田が押さえれば、1点差なら、逆転の可能性は十分あります。牧田以外で点を取られてしまえば、ほぼそのまま敗戦です。そのように考える理由は以下の通り。今年の西武の勝ちパターンでは、7回は牧田。今年の牧田はほぼ完璧で、牧田なら7回を押さえた可能性は非常に高い。牧田を出すことで、敵味方にかかわらず、勝ちに行くというメッセージが伝わる。味方に対しては逆転しろという檄になるだろうし、敵に対してはプレッシャーになるだろう。1点差なら、何とかなる可能性は高い。ところが実際は武隈が出て、心配したとおり2点取られて、その後の2戦級投手でさらに追加点。こうなってしまえば打線だって沈黙。あえなく敗戦。牧田を出したって逆転できずに負けたかもしれないけど、最後まで期待を持って見られたと思う。昨日は8回表が終わったところで先が見えたのでテレビを消しました。★残りの人生少ないんだから、西武のいいところをたくさん見せてくれよ。★
2017.06.14
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本日、化学療法を受けてきました。血液検査では、鉄剤を内服していたのに貧血は相変わらずです。いくら材料を補給しても、工場が動かなければ製品は出来ないと言うことでしょう。胃のあたりが重くなる副作用も出ていたので、鉄剤の内服は中止です。肝心の腫瘍マーカーは、5月の値よりわずかに減少していました。4月と比べて、5月は大幅に増加していたので、少なくとも増加を食い止めたと見ていいと思います。これが肝転移巣の縮小を意味するのであれば嬉しいのですが、CTを撮らないと何とも言えません。しばらく現在の治療(タキソールとサイラムザ)を続けて、CTを撮るのは7月でしょう。現在の体調はまあまあですが、貧血のせいでしょうか、何をしても息切れがします。食欲はあって、食事は普通に摂れています。毛髪は、首から上は生えてきました。具体的には、頭髪、眉、睫毛、髭です。実は本日は呼気アルコールチェッカーを持って行くつもりだったのですが、忘れました。タキソールの点滴中にはアルコールが含まれているので、呼気のアルコールを調べてみたかったのです。帰宅後すぐに調べてみましたが、アルコールは検出されませんでした。点滴終了から1.5時間くらい経っているので無理もありませんが。副作用は二日後くらいから出てくるでしょうが、以前の薬と比べると長引くような気がします。2種類の薬の点滴は現在の治療が初めてですから、副作用も長引くのかも知れません。それとも、だんだんに慣れてくればたいしたことは無くなるのでしょうか。そうなることを祈ることにしましょう。
2017.06.13
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プロ野球のジャイアンツが連敗記録を更新中です。今日でなんと13連敗。この連敗について、天罰説なるものがネット上で囁かれています。5月22日にジャイアンツの親会社の読売新聞が政権に都合の良い記事を載せます。前川元文科省事務次官の出会い系バー出入りの記事です。それに対する反論を含めた前川氏の記者会見が5月25日に行われました。そして、その日からジャイアンツの連敗が始まりました。私も一応博士ですし、あまり非科学的な物言いはしたくありません。また、スポーツに政治を絡めるのも良くないと思っています。でもね、やっぱり偶然にしては神がかっていると思ってしまうのですよ。今日の試合、栗山、メヒアという長打力のある選手がフルスイングのボテボテの内野安打。ホームランなんて打ちそうも無い源田と金子にホームラン。これだけ点が入っているのに試合終了は8時半頃。普通なら起こらないようなことが次々に起こっています。何か目に見えない力が働いているように思えませんか。極めつけは、今日でジャイアンツが13連敗。ライオンズの得点が13点。ライオンズのヒット数も13本。ね、神がかっているでしょう。読売新聞の記事が真実よりも政権におもねった報道であったことはほぼ確実と思っています。これ以上神様を怒らせないためにも、訂正記事を書いた方がよろしいのでは。
2017.06.08
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以前の治療と比べると、現在の治療は二種類の抗がん剤を点滴するので副作用もきつい気がします。それまでの治療であれば、五日もすると体調が良くなったものでした。本日は治療から六日ですが、未だに軽い吐き気と食欲不振は残っています。治療の二日後の木曜日の夕方から体調の悪化がありました。吐き気と食欲不振、体のだるさ、体内に何か邪悪なものが居座っているような不思議な感覚。金曜から土曜にかけてがピークで、徐々に回復傾向ではあります。昨日まではほとんどソファーに横になって居眠りしているか、テレビを見ていました。ちょうどドイツで世界卓球をやっているので、録画で卓球三昧でした。今年は日本勢が大活躍で、試合の日程の組み方もあって、最終日まで日本選手の試合があります。例年なら最終日の一日前くらいで日本選手は姿を消し、中国選手ばかりになっているところです。既に終わった種目でも、女子単の平野美宇が銅メダル。男子単では丹羽と13歳の張本がベスト8。男子複の森園・大島組が銀メダル、丹羽・吉村組が銅メダル。混合複の石川・吉村組は、なんと金メダル。女子複の伊藤・早田組は既に銅メダル以上を決め、最終日の本日、メダルの色が決まる。体調はよろしくなかったけれど、楽しく過ごせた一週間でした。おそらく明日には体調も良くなり、外出も出来るのでは無いかと期待しています。
2017.06.05
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一回目のタキソールとサイラムザの点滴の後、二回の発熱があったので胸部X線写真を撮りました。花粉症の時期も過ぎたのに咳が止まらないというのもあったのですけどね。結果は特に問題なく、肺炎の所見も間質性肺炎の所見もありませんでした。血液検査では、腫瘍マーカーは保険の制約で調べられ無いので不明。白血球は問題ないのですが、貧血はHb9.1とやや悪化。現在息切れで10分も歩けないというと、鉄剤を処方してくれました。問題ないので予定通り二回目の治療をすることになりました。前回が終了したのが15時過ぎだったので、売店でサンドイッチを購入して食べました。点滴前には吐き気止めを内服することになっています。前回は当日処方された薬を会計前にもかかわらず、薬剤部に看護師が取りに行きました。今回は、前回処方されたものを一つ残しておいて、そのような労力をかけさせないようにしました。この化学療法の前には、アレルギー予防のため、抗ヒスタミン薬が点滴されます。ポララミンと言って古くからある薬で、催眠作用があります。この薬は、私にとっては完全な睡眠薬です。と言うわけで、治療中はほとんどウトウトしていました。水分負荷が多いので、2度トイレに行きましたが。そういえば、今回はSpO2(指先の脈波で計る酸素飽和度)が何度も低下しました。どうもウトウトすると下がるようです。おそらくは治療によって高血圧がぶり返したために内服したアムロジピンのせいでしょう。アムロジピンは低酸素性肺血管攣縮を抑制するのでSpO2が下がるのです。特に睡眠などで呼吸が浅くなり、つぶれる肺胞が多くなると顕著です。今回もタキソール中のアルコールによる酩酊感はありませんでした。眠気を助長してはいたのだと思いますが。もちろん今回は、最初から分かっているので、妻に送り迎えを頼んで、自分では運転なしです。治療から一日経ちましたが、今のところしゃっくりが出るくらいです。副作用はこれから出てくるのでしょう。副作用が出そろってから、また報告したいと思います。話は変わりますが、頭髪を含む体毛の一部が復活の兆しです。頭髪は、産毛のようなものが生えてきたと以前書きました。それが5mmくらいまで伸びてきて、一部は黒髪です。触ってみても、密生している感じで気分が良いです。髭は以前は週に一度剃れば十分でした。今は一応毎日剃っています。眉も薄いながらも一時期より生えています。もう少し生えてくれれば人相も昔に近くなるのになあ。
2017.05.31
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森友学園、加計学園は共に総理または総理夫人のお友達が経営する学園です。どちらも共に異例の便宜を行政側から提供されました。普通に考えれば、総理の威光が反映されたものと理解するのが普通でしょうね。森友学園に関しては、必ずしも総理の指示があったとは言えません。総理夫人との関係をちらつかせる籠池氏に対し、行政側が勝手に忖度した可能性があるからです。籠池氏のキャラもあって、勝手に自爆して終わったような雰囲気になっていますが、真相究明はこれからです。一方で、加計学園の獣医学部新設に関しては、総理の意向があったのは間違いないでしょう。獣医の需要が無いとして、それまで何度申請しても獣医学部新設は認められませんでした。ところが、安倍政権になったら、あっさり認められました。しかも、国家戦略特区の制度により、加計学園以外に申請不可能な設定でした。これで、事実上加計学園の獣医学部新設が決まりました。国家戦略特区は総理のトップダウンで決まります。結局、お友達に便宜を図りたかったんですよね。もちろん土地取得などで大いなる便宜が図られていることは当然です。文科省に対しても、官邸からと称する圧力があったことは前川元事務次官が証言しています。これって、韓国の前大統領がしていたことと同じですよね。韓国なら、毎週末に百万人単位のデモ隊が集まる事態です。日本国民はそこまで不満が無いのでしょうが、声を上げる気配はありません。野党は何とか政局にしたいと頑張るでしょうが、黙殺されて終わりそうです。まあ私だって、政治家が自分の支持者に多少の便宜を図ることを否定するものではありません。でもね、そういうのは、こっそりするものだと思うのです。こんなにあからさまに、規模の大きな便宜供与というのは、正義の面からまずいのでは?さらに言えば、定員も160名と他大学と比べて異例の多さ。需要も無いのに、それだけの卒業生に職を与えることが出来るのだろうか。政治問題というのは荒れる可能性があるから、このブログでは、あまり取り上げませんでした。でもね、あからさまに正義が踏みにじられているのを見過ごすのは良くないと思うのですよ。内部告発した人を黙殺して、誰も声を上げないのでは、悲しいじゃ無いですか。おかしいことはおかしいと、やっぱり言えなければいけないと思うのです。自分でもちょっと青いと思うけど、多少は青いところも残っていてもいいんじゃ無いかな。正義感のかけらも残っていないのだったら、生きている資格が無いと思っています。デマを拡散するような間違った正義感と一緒にしてほしくは無いけど。
2017.05.28
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やっと体調が良くなった自信がついたので近況報告。今回は化学療法から5日後の21日午前中には体調は良好でした。ところが、同日午後には38.9℃の発熱があり、体調は絶不調に。翌日には解熱し、体調も小康状態。そして、無謀な旅行へ行ったのはご存じの通り。無謀な旅行がたたったのか、23日夜より39.3℃の発熱。さすがにちょっと心配だったので、以前から処方されていた抗生剤を内服。化学療法による白血球減少で感染を起こしやすいので、予防的に処方されていたもの。抗生剤が効いたのか、すぐに解熱。その後は体温の上昇は無く、体調も少しずつ回復。それでも昨日までは横になりたがる傾向がありましたが、今は元気溌剌。食欲も昨日より盛り返し、しばらく小食だった分を取り戻しています。今回はタキソールとサイラムザの点滴を初めて受けたことや発熱があったことで、いつもと違う経過をたどりました。もうすぐ次回の治療になりますが、どうなることやら。
2017.05.27
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★化学療法中に発熱したら、必ず主治医に連絡を★化学療法から五日目の日曜日、午前中の体調は良好でした。体調が良ければ熱海に旅行をすると決めていたので、翌日の宿を予約しました。午前中には義弟が妻たちの画像が載った上毛新聞を持ってきてくれました。紙面の画像はネットのものより大きく、妻の顔はもちろん、他のメンバーも識別可能でした。義弟が昼食前に帰り、義弟の分まで昼食を食べ、午後は少し昼寝をしました。暑い日でしたが、布団にくるまって寝ました。起きたらなんだか気分が悪く、夕食はあまり食べられない雰囲気でした。単なる食べ過ぎかとも思いましたが、念のため熱を測ってみました。そしたらなんと、38.9℃。これは本来なら主治医に連絡する体温です。だけど、宿を予約しちゃったしなあ。今日予約して今日キャンセルするのも変だよなあ。キャンセル料もかかるしなあ。まずは何で体温が高いのか考えてみました。上気道炎の症状はないし、尿も綺麗。おそらく感染では無いと(都合良く)考えました。次は熱中症。暑い中、布団にくるまって寝ていたのだから可能性はあります。起きてからTシャツ一枚になり、冷水をがぶがぶ飲んだら、体温は37.9℃まで低下。うん、やっぱり熱中症が怪しい。そのほかには腫瘍熱なんてものも考えられますが、それは無視。いずれにせよ解熱剤を飲む必要はありませんが、しばらく前から腰痛がひどく、ロキソニンを内服。そしたらなんと、大量の発汗の後、体温は36.0℃になってしまった。結局旅行には行くことにしました。当初の予定では熱海で「湯~遊~バスフリーきっぷ」を利用して遊び回るはずでした。でも、一応体調を考えて、宿でのんびりと過ごすことにしました。夕食もごちそうがたくさん出たのですが、全部は無理なので、選んで食べました。一番印象的だった料理は、すき焼きを温泉卵で食べさせるものでした。食後の体調が許せば、サンビーチまでライトアップを見に行く予定でした。世界的に有名な照明デザイナーによるライトアップらしいので、期待していました。たぶん大丈夫だろうと行ってみましたが、単なる実用的な明かりみたい。帰ってきてからネットで調べると実際はもっと綺麗なものらしい。月曜休みなんてことがあるのだろうか。宿からサンビーチまでは10分ほどの道のりですが、帰りは上り坂です。化学療法でかなりの貧血のある身としては、結構きついものがあります。宿に着いたときにはロビーのソファーに倒れ込みました。本日は朝から晴れて、おそらく芦ノ湖スカイラインからの眺望はすばらしいはずです。当初は海岸沿いに帰る予定でしたが、予定を変更しました。スカイラインには数え切れないほどの絶景ポイントがありました。そのたびに車を駐めてパチリ。この画像は箱根スカイラインの料金所から。次の画像は廃業したようなしるこ屋の横にある石碑。ここには石の鳥居もあり、その中に富士を入れて撮影することも出来ます。そちらの画像では無く、石碑の画像をアップしたのは、字を書いたのが岸信介だから。石原慎太郎の書いた石碑もあったのだけどそれは無視。
2017.05.23
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どうやら自民党議員が(癌患者は)働かなくていいと言ったらしい。誰が言ったのかも分かっているようですが、裏がとれていないので、ここでは触れない。少なくとも、政権政党の自民党の議員が言ったことに間違いは無さそう。当然、癌患者は働かなくても生活できるようにしてくれるのだろう。私は現在貯金を食いつぶして生活しているので、出来れば癌手当がほしいな。私が死んでも、妻は生きていかなければならないので、少しでも妻に残したい。生活の面倒を見る気も無くて、働かなくていいなんて言わないよね。そこまで恥知らずじゃ無いよね。医療費と生活費で年間300万円じゃ足りないけど、それくらいで我慢するから。
2017.05.19
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本日はイリノテカンの2クール目の予定でした。ところが、治療前の血液検査で腫瘍マーカーが大幅に増加していることが判明。以前から主治医がやりたがっていたサイラムザを含む治療をすることにしました。主治医が本当にやりたがっているのは以下の方式。1)タキソールを毎週一回三週間2)一週目と三週目にサイラムザ3)以上4週で1クールとする本来なら第2選択の時にこの治療をしたがっていたのですが、私がうんと言わなかったのです。毎週のように治療に明け暮れているのは、治療のための人生みたいで気が進みません。(個人の感想です。そのような治療を受けている方、気を悪くしないでね。)そんなこともあり、主治医の提案は以下の通り。隔週でタキソールとサイラムザを投与。4週で1クール。元々この組み合わせの副作用はイリノテカンの副作用と比べたら軽微と言われています。これなら、2週間の内1週間は体調の良い状態で過ごせそうです。これで手を打つことにしました。突然の化学療法の変更は、通常は無理とのこと。とりあえずは翌週から治療開始ということにしました。それでも、一応薬剤部に問い合わせてくれました。実を言うと、薬剤部には卓球部員がたくさんいます。みんな私の子分のようなものです。だから、在庫さえあれば多少の無理は聞いてもらえるだろうと予測していました。実際のところはどうだったのか分かりませんが、結局本日治療をしてきました。アルコールや眠くなる抗ヒスタミン剤のポララミンも入っていたので、今も眠いです。吐き気などの抗がん剤特有の副作用は今のところ無いです。診療明細書を見ると、今回の治療費(総額)は相当に高いです。総医療費はなんと467,460円です。3割負担であれば、自己負担額は14万円あまりです。でも、高額療養費制度があるので、自己負担は4万円あまりでした。(前回も自己負担あり)次回の治療はぎりぎり今月ですが、そのときの自己負担はゼロでしょう。日本の保険制度の有り難みが分かります。サイラムザは最近になって出てきた薬で、血管の新生を阻害します。癌が大きくなるには血管の新生が不可欠なので、結果として癌の増殖を阻害します。効いてくれると良いのですが、どうなることか、神のみぞ知ると言うことですね。神様、友達になろうよ!
2017.05.16
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私自身、死を避けられない末期の癌患者です。一応医師の端くれだから、効果の無いインチキ医療には引っかかりません。たとえ根治が無理でも、より長い日常生活が見込める標準医療を受けています。でも、溺れる者はわらをもつかむと言います。一般の人なら、治ると言ってくれる「治療者」がいれば信じたくもなるでしょう。ですから、健康で心が弱くなっていないときに、インチキ医療について知っておくことが必要です。私やこれから紹介する記事の事例のように、治癒の見込めない場合には、予後が変わるわけでは無いでしょう。でも、治療によって治癒が可能な状態であれば、インチキ医療によって殺される可能性があります。標準医療という言葉も悪いのかも知れません。標準というと、寿司や鰻重で言えば「並」に相当しそうな気がします。その上に、「上」や「特上」があるような誤解はあり得ます。実際には、根拠に裏打ちされた最上の医療が標準医療となります。実験段階の医療でもっと質の高い医療もあり得ますが、それはまだ確認されていません。いずれ標準医療より効果があると認められれば、それが標準医療となるでしょう。インチキ医療は効果が無いばかりで無く、たいてい高額です。高額で無い場合でも、患者に負担がかかる場合が多いです。(怪しげな食事療法など)多くは正しい医療情報に触れることを妨害し、標準医療から遠ざけます。詳しくはここを参考にしてください。インチキ医療に引っかかると、金銭を失います。闘病生活ですでに経済的には苦しい状況なのに、さらに高額の金銭を無駄に失うことになります。標準医療で治癒が見込める場合であれば、命も失うことになります。インチキ医療には効果がありませんから、最後には騙されたことに気がつきます。そのときの悔しさは、尋常では無いでしょう。だから、「私なら治せる」などという甘言に騙されないようにしましょう。それでも、治療法が無くなったとき、何もしないのは辛いことです。何かしてほしくて、標準医療以外のものに頼りたくなることもあるでしょう。そのような場合でも、説明を録音するなど、証拠を残しておくことをおすすめします。その理由は、以下の記事を読めば分かるでしょう。末期がんの父、娘がすがった「自然療法」 日経電子版 高齢の父親が末期がんで余命1カ月の宣告を受けた。わらにもすがる思いで娘が頼ったのは「がんは治せる」とうたう自然療法だった。なけなしの500万円を支払って施設に預けたが、父親はすぐに体調を崩し、8カ月余り後に亡くなった。娘は「弱みにつけ込んだ詐欺的商法だ」として、返金や慰謝料を求めて裁判所に訴え出た。 間もなく80歳になろうとしていた父親は前年に肺がんが見つかり、放射線療法や化学療法を経て、自宅での緩和療法に切り替えていた。 余命1カ月の宣告を受けた後、娘はがんに効くというサプリメントを知人から勧められ、父親に飲ませてみた。すると、それまで悩まされていた便秘が解消し、心なしか顔色も良くなった気がした。 効果を信じた娘に対し、サプリを勧めた知人は「患者自身の治癒力を高めてがんを治す」という自然療法を紹介した。娘が連絡を取ると、先生と呼ばれる男性は電話口で「がんで人間は死なない。一緒にがんばりましょう」と自信ありげに強調した。■寄付金名目で「先生」に500万円 娘は、男性の指導の下で食事療法やマッサージなどを受ける施設に父を預けることを決めた。費用は「寄付金」の名目で500万円。父の介護に専念するため大手金融機関を辞めていた娘は、退職金や貯金をつぎ込んで資金を捻出した。 施設に入る当日、施設と提携しているという医師が父を診察して「助けるのは不可能だ」と告げると、居合わせた「先生」は「それは西洋医学の見解だ。自然療法なら治る可能性がある」と力を込めた。娘には男性が頼もしく見えた。 施設での食事療法は、玄米食や発酵食品、無農薬の果物などを中心とする内容。父親も入所翌日から玄米食を始めた。ところが、効果があるどころか、わずか1日で肺炎を発症してしまった。飲食の際の誤嚥(ごえん)が原因の可能性もあった。 肺がん末期の肺炎は完治の望みが薄く、致命的になる恐れもある。娘の心に不信感が芽生えた。「どの患者も3週間で治すと言いましたよね」。男性に問いただすと、「治るのは本人の自然治癒力によるもので、私が治せるわけではありません」とかわされた。やりとりの中で娘は初めて、男性が医師免許を持っていないことを知った。 「先生」への信頼を失った娘は入所9日目に父親を施設から出し、地域の中核病院に移した。数日後に意識を回復した父親はそれから8カ月後に息を引き取った。 娘は施設の運営会社や「先生」を相手に提訴し、「がんが完治すると信じ込まされ、500万円をだまし取られた」と主張した。法廷では「父が治る可能性が少しでもあるならという気持ちで、そのときは信じてしまった」と悔しさをにじませた。 対する施設側は「がんが必ず治るなんて言っていない」と反論。「そもそも施設は治療目的ではなく、末期がん患者の死亡を前提に負担軽減を図るターミナルケア施設」と説明した。■裁判所、「詐欺的商法」とは認めず 支払金の返還は命じる 裁判所は「証拠からは『100%完治する』と述べたとは認められない」とし、詐欺的商法だとする娘側の主張は認めなかった。しかし、「医学的な裏付けがあると患者が誤解しないように、自然療法を勧誘する場合は具体的な治療法を説明する義務がある」と指摘。説明義務の違反によって娘側は期待した対応を得られなかったとの理由で、運営会社の代表と男性に連帯して慰謝料30万円を支払うよう命じた。 さらに、寄付名目の500万円については「自然療法が実施されて契約が円満に終わることが前提だった」と判断。「実際は満足のいく施術が行われないままわずか9日間で退所した」として、必要経費を差し引いた354万円を返還するよう運営会社に命じた。 双方から控訴はなく、判決は確定した。 「先生」は法廷の証言台に座っても「空気の吸い方から音楽の聴き方から全部言うことを聞いてくれれば、末期がんでも免疫力が刺激されて治るケースがある」と持説を展開し続けた。著書を見ると「がんはすべて治る」と威勢のいい言葉も並んでいる。 代理人の弁護士の法廷戦略はもっと現実路線だった。裁判所に提出した書面には「現在の世の中でがんが必ず完治すると言ったり信じたりするのは新興宗教の教祖と信者くらい」と記されていた。(社会部 山田薫)「現在の世の中でがんが必ず完治すると言ったり信じたりするのは新興宗教の教祖と信者くらい」というのは正しくありません。この事例のように、詐欺師とそのカモを付け加えるべきです。くれぐれもカモになりませんように。カモになってしまっても、最後は訴訟で一矢を報いましょう。明日、標準医療を受けてきます。副作用、軽いと良いなあ。
2017.05.15
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赤城神社というのは数多くあります。その中の前橋市三夜沢町の赤城神社には立派な松並木の参道があります。そして、松の根元には山ツツジが群生しています。山ツツジは毎年今頃満開となり、しかも、例年に無く見事だと言うことです。実を言うと、10日に妻の所属するハイキング愛好会が既に行っています。そこで、上毛新聞社のカメラマンと出会い、いろいろと情報を貰ったようです。それだけで無く、メンバーのカメラで写真を撮って貰い、さらに、記事用の写真も撮って貰ったとのこと。その記事がこちら。記事の画像は間違いなく妻たちのハイキング愛好会のメンバーです。記事のリンクはすぐに無くなってしまうので、一応画像もゲット。また、メンバーのカメラで撮った画像も写真用紙に印刷して回ってきました。同じカメラで撮ったにもかかわらず、プロの撮った画像だけ別物でした。はっきり、くっきり、色合いも明るさも完璧でした。レフ板などの機材を使ったわけでは無いので、手動で設定を変えたのでしょうか。とにかく見事だというので、今日、私も行ってみました。確かにすばらしい眺めでした。元気なら参道全体を歩きたかったのですが、体調を考えて、半分ほどでやめておきました。プロの写真のようには行きませんが、わたしの画像もアップしておきます。今週はお出かけもブログの書き込みも頻繁ですが、もちろん体調が良いからです。現在の治療は以下のような4週間で1クール1)イリノテカン点滴+TS-1内服2週間2)2週間後、イリノテカン点滴 TS-1なしで2週間今は最後の1週間になります。毎クール最後の週が体調良好なら、今後は宿泊も視野に入れることが出来そうです。
2017.05.12
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★人によっては洒落がきついと感じるかも★ ★不快に思う人がいたらごめんね★今でも同じなのか分かりませんが、私と同世代の群馬県出身者は、全員上毛カルタ を暗記していました。そのことを知ったとき、同郷の全員が同じ文化を共有していることが非常に羨ましかったことを覚えています。私の妻も群馬県出身なので、古希を迎えた今でも上毛カルタの大部分を覚えています。その中で以前から気になっていたのが「昔を語る多胡の古碑」だそうで。他はイメージが湧くけれど、多胡の古碑とは何なのかずっと疑問に思っていたとのこと。そういうときはネットの出番。ググってみたところ、多胡の古碑とはこんなところ。リンク先の画像を見ればおわかりの通り、碑自体は建物の中にあります。直接見ることは出来ず、ドアのガラス越しに見ることになります。書体に価値があるようなのですが、文字は全く見えません。多胡碑や多胡碑記念館はいしぶみの里公園内にあり、他には古墳もあります。我々が行ったときには他に誰もいない貸し切り状態でした。前もってチェックしておいた評判のパン屋でパンを購入。ピクニック気分で美味しく頂きました。長年の妻の疑問も解消し、これで話が終わるかと言えば、そうではありません。私自身の目的は別のところにあります。ひょんなことから、近くに三途川があることを知っていたのです。そうと分かれば、やはり渡ってみたくなります。三途(の)川と呼ばれる川は全国にいくつもあるようです。今回渡るのは、群馬県甘楽町の三途川。橋の長さはおそらく20m未満。それでも生意気に一級河川です。実は今までにも三途川をまたぐ国道254号線を通ったことは何度もあり、知らずに渡っていました。今回は上州新屋駅の近くで徒歩で渡りました。予行演習は無事に済みましたので、本番でも、うろたえることは無いでしょう。
2017.05.11
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最初のイリノテカン投与の後は、結局体調が戻るまで11日間かかりました。それに懲りて、今回は体調が戻ってからの報告です。今回は多少力が入らない症状はあったものの、節々の痛みはなく、下痢もありませんでした。胃のあたりの不快感のため、食欲の減退はありましたが、食べてみると、普段通り食べられました。一番大きな症状は、「ダル重」です。深キョンのCMのように、しっかり寝たはずなのに、朝からダル重でした。少し本を読んだり、テレビを見たりしてはウトウトと言う毎日でした。今日は二度目のイリノテカン投与から六日目になりますが、もう、ダル重感は無くなりました。貧血のせいか、立ちくらみはありますが。今回は初回とはいろいろと条件が異なります。まず、TS-1 の服用がありません。また、肺炎球菌のワクチン接種を同時に行いました。家庭内環境としては、息子や孫が帰省してきました。当然、いつもよりごちそうが並びました。久しぶりに会う家族の影響やごちそうで体調が良かった可能性もありますが、初回より副作用の程度も期間も軽く済み、今後の一週間は体調良好との期待が持てます。毎回同じような経過をたどるのであれば、4週に一回くらいは旅行に行けそうです。体調の悪いときにもただ寝込んでいたわけでは無く、今後の世話をしてくれる人の当ても無いままに、また今年もメダカの稚魚を育てています。新たな命の誕生は、やはり心癒やされるものがありますね。
2017.05.08
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今回紹介するニュースは今のところ毎日新聞の物しか確認が取れていないので、真偽については多少の疑問を持ちつつ紹介します。まず、一般論として、金がなくても医療は受けられます。堂々と「金はないけど放置できそうもない症状があるから診察して」と言えば、拒否できません。民間病院では、あれこれと理屈をこねて断るでしょうが、公的な病院なら断れません。正当な理由のない診療拒否は医師法で禁じられています。診療拒否に罰則はありませんが、損害賠償請求の理由にはなります。そして、金のないことは診療拒否の正当な理由にはなりません。また、患者が生活保護を受けると支払いが保証されるので、病院は申請に協力的です。医療を叩く人たちの言うこととは逆に、多くの勤務医は病院の収入には無頓着です。支払い能力がなくても、病人が来れば診察します。治療が必要なら、もちろん、治療します。ニュースによれば、当該病院では無料での治療の説明をしたようです。残念ながら、この患者は無料という説明を信用せず、診療を受けずに死亡しました。実際には、治療を受けても命は助からなかったと思います。でも、様々な症状に対しての治療は可能だったでしょう。化学療法による延命効果も期待できたと思います。そして何より、食事の心配をしないで済みました。もちろん症状が出始めた4年前に受診していたら、根治していた可能性もあります。同じような境遇の人はこのブログを読まないでしょう。でも、そのような人を知っている人がこのブログを読むことを期待して、もう一度言います。金がなくても医療を受けることは可能です。また、病院は生活保護を受けることに協力的です。<生活保護却下>男性、生活ギリギリでがん治療受けずに死亡 9:29 毎日新聞 兵庫県内で昨年3月、4年間にわたり体調不良の症状がありながら経済的な理由で病院にかかっていなかった男性(当時78歳)が、直腸がんで死亡していたことが全日本民主医療機関連合会(民医連)の調査で分かった。男性は数年前に生活保護申請を却下されていたという。県民医連は「この例は氷山の一角。行政がもっと丁寧に対応していれば手遅れにならなかったかもしれない」としている。 県民医連によると、男性は独身で1人暮らし。親族や友人もおらず月額10万円の年金で、家賃1万2000円の県営住宅に住んでいた。生活保護の申請を出した自治体からは「生活保護の基準より収入が若干多い」という理由で却下されていた。 4年前から下痢が止まらず、2、3年前からは血便の症状もあったが、生活がぎりぎりだったため病院にかからず、市販の薬で済ませていた。昨年2月26日、無料低額診療事業を実施している病院に初めて行き、その後直腸がんが進行していることが判明。医師らは入院を勧めたが本人が「金がかからないと言われても信用できない」と拒否し、約1カ月後に自宅で死亡しているのを警察官が発見したという。 県民医連の北村美幸事務局次長は「生活保護の申請時、行政は本人の身体の状態も聞き取ってほしかった。病院での無料低額診療事業がもっと広く認知されて、医療費の心配をしている人が安心して受診できるようにするべきだ」とした。調査は2005年から毎年、全国の加盟医療機関を対象に実施している。昨年の調査では、同様の死亡例は全国で58例が確認されている。【黒川優】追伸本日イリノテカンの治療を受けてきました。治療終盤に顔面蒼白との指摘を受けました。自覚症状はなく、血圧や呼吸などのバイタルサインにも異常がなかったので、終了後帰宅しました。自宅でも妻に顔面蒼白と言われましたが、やはり自分では特に異常を感じませんでした。食欲も旺盛で、14時過ぎの昼食にもかかわらず、夕食もガッツリと食べました。
2017.05.02
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前回の日記では副作用がたいしたことがないようなことを書きましたが、甘かった。日記を書いた当日から翌日にかけての丸一日は、あまり食事も摂れない状態でした。その後も昨日まで食欲はやや低下し、怠さのため、横になることが多かったですね。体重もイリノテカン投与前と比べると2kgほど落ちました。今日はかなり体調も良く、食欲も旺盛です。このままの状態なら、減少した体重も戻りそうです。でも、三日後にはまたイリノテカンの点滴を受けなければなりません。この治療を続けている限り、体調の良い日はどれだけあるのか、心配です。ただし、今度の二週間はTS-1の服用がありません。それで少しは希望が持てます。せめて体調が良い日が一週間続いてくれれば、また旅行に行けますから。
2017.04.29
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不治の病の終末期、もう意識もなく、生命維持のためには人工呼吸などの介入が必要となることは普通にあります。意識だけでもあれば、本人の希望を訊くことも出来ますが、いずれにせよ、一度人工呼吸を始めてしまったら、後から外すことは、少なくとも日本では不可能です。回復の見込みがないときには人工呼吸を拒否するという意思表示をしていても、人工呼吸をしなかった医師が免責されるとは限りませんが、まあ、実際に罪に問われることはないでしょう。死が差し迫っていても、濃厚な治療をすれば、かなりの期間生命を維持することは可能です。でも、医療者から見ても、あまり望ましい姿には見えません。これば、家族から見ても同様ではないかと思います。でも、人の考えはそれぞれですから、やはり本人の希望が一番大切です。とは言え、実際に死が差し迫ったときには意思表示できないことが多いでしょう。ですから、前もって意思表示をしておいた方が良いのです。延命治療を拒否するように強要するのであれば問題ですが、意思の確認に問題はありません。意思表示の前に十分な情報を提供せよとの意見であれば理解できます。でも、以下の記事で反対している人たちは、見当外れな被害者意識にとらわれているように見えてしまいます。私はもちろん、すでに意思表示は済ませています。妻がその通りにしてくれるかどうかは分かりませんが。「延命治療諾否」冊子が物議 京都市配布に抗議も 京都新聞 4/24(月) 9:00配信 京都市は、人生の終末期の医療に備えて自らの希望をあらかじめ書きとめておく「事前指示書」を市民が作れるよう、関連リーフレットと併せ、各区役所などで4月から配布を始めた。人工呼吸器をはじめ、胃ろうなど人工栄養法や看取(みと)りの場所といった希望を事前に医師や家族らと共有する目的だが、終末期医療に詳しい医師や法律家から「人工呼吸器を使って生きる選択を難しくする」と撤回を求める声が上がっている。 市の事前指示書はA4判1枚で、リーフレット「終活」とともに3万部を配布している。意識のない状態や重度認知機能低下の場合、「家族に延命治療の判断が求められる」とし、胃ろうや「延命のための人工呼吸器」、点滴による水分補給、最期を迎えたい場所など計10項目について希望する・しないなどを選択式で記す。「法的な拘束力はなく、内容はいつでも修正・撤回できる」と注釈を付ける。 「尊厳死法いらない連絡会」の冠木克彦弁護士は「市の配布に大変ショックを受けている。事前指示書の押しつけは、差別や弱者の切り捨てにつながる。尊厳死や安楽死思想と同じ流れだ。胃ろうや人工呼吸器を使って長く生きる人はおり、生きている生命にこそ価値がある」とし、市に近く抗議文を出す構えだ。 終末期医療を巡っては、治療の不開始(尊厳死)を書面で意思表示した場合、医師が殺人罪や自殺ほう助罪などに問われることを免責する法律はない。終末期の定義もあいまいだ。尊厳死の法制化を求める動きもあるが、日弁連は「終末期における医療・介護・福祉体制が十分に整備されていることが必須」で時期尚早とし、日本医師会も慎重意見を表明し、国レベルで決着が付いていない。■病状説明なしあり得ぬ 厚生労働省の「終末期医療に関する調査等検討会」委員だった川島孝一郎医師の話 意思決定には十分な情報提供が大事。病状と介護支援の説明もない「事前の指示」はあり得ず、京都市のパンフレットは厚労省の終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインと矛盾している。胃ろうで暮らす人への生活支援情報もない一方、「延命治療」など使うべきでない言葉もある。国で決定されたもののように誤解を与える。■行政が旗振りに違和感 難病や終末期医療に詳しい国立病院機構新潟病院の中島孝院長の話 事前指示書に関し、行政が旗振りするのは違和感がある。「患者のため」「命の尊厳のため」という言い方をするが、実際には医療費削減や家族の負担軽減のため、治らない患者の治療をしない、社会全体で延命させない流れを加速させかねない。患者から医師に一方通行の事前指示書を用いる前に、患者と医師がまず十分に話し合う事が必要で、対話で作りあげる事前ケア計画の導入の方がましだ。
2017.04.24
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初めてのイリノテカン投与から三日が経ちました。投与当日は少し足に力が入りにくい感じがありました。下痢や吐き気はありませんでした。しゃっくりは頻発しています。翌日(一昨日)は排便なし。これは少々問題があります。イリノテカンは胆汁中に排泄されます。つまり、腸管内に排泄されるわけです。便秘になると、再吸収されて、副作用が出やすくなります。というわけで、緩下剤を使用しました。また、腸管内をアルカリ性にした方が再吸収しにくくなります。そのためアリカリイオン水を多用するようにしてみました。普段は中性水で使用しているのですが、我が家の浄水器はアルカリイオン精製器でもあるのです。急にアルカリイオン水を飲むと下痢をするという効果も少し期待。昨日の朝も排便が見られず、昼頃また緩下剤を飲みました。そうしたら、夕方から夜にかけて、硬い便から水様便まで5段階くらいの便が出ました。イリノテカンの副作用の下痢は、重症化すると命にも関わると言われます。このまま水様便が続いたらどうしようと思いましたが、その一回だけでした。今朝も下痢ではありませんでした。今は時々しゃっくりがありますし、時々胃の不快感はあります。でも、吐き気はなく、食欲もありそうです。このまま遅発性の副作用がないと良いなあ。
2017.04.21
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今日、初めてのイリノテカンの点滴を受けてきました。点滴前の採血検査では、LDHが相変わらず高く、今回も微増。また、腫瘍マーカーでは、CEAは増加し、CA19-9は減少傾向。肝転移巣の増大と胃がんそのものの縮小を表しているのでしょう。採血は化学療法室で点滴用留置針を刺すついでに行います。そのとき、主任看護師がメモ用紙に制吐剤の指示をせっせと書いていました。そして曰く、「外科の看護師にも言っておきますから、主治医に出して貰ってくださいね」。完全に仕切っています。イリノテカンは結構激しい嘔吐が来ることも多いので、強めの制吐剤を推奨するとのこと。結局、イリノテカン前の点滴での制吐剤も、帰宅後の内服の制吐剤も強力な物になりました。そのおかげなのかどうか、現時点で吐き気はありません。イリノテカンのもう一つの激しい副作用は、下痢です。点滴中にトイレに駆け込む人も少なくないようです。おなかがゴロゴロしないかと、何度も訊かれましたが、何ともありませんでした。点滴の量が多かったので、二度、小用に立ちましたが。今までのアブラキサンはあまり時間がかからなかったのですが、今後は終了は14時過ぎです。朝をがっちりと食べていかないと、腹が持たないですね。一応飴を持参していますが。
2017.04.18
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3日目今日は天草から霧島に向かいます。最初の目的地は霧島山麓丸池湧水。栗野駅のすぐ近くなので、ナビの目的地は栗野駅。高速道路を使用して昼前には着きました。駅側から湧水池に近づくと、手前に水が勢いよく流れています。池の近くでは桜が見頃で、花見客が盛り上がっていました。奥に進んでいくと、水の流れは逆向きになり、駅から遠ざかるように流れています。池の畔には水飲み場があり、湧水を飲むことが出来ます。冷やしたら美味しいのかも知れませんが、ぬるいので、あまり美味しく感じませんでした。池には7cm位の小魚が泳いでいました。ヤマメの養魚だろうかと思っていると、地元のおじさんが名前を教えてくれました。でも、良く聞き取れず、結局分からないままです。その後は一路霧島温泉郷へ。霧島に着いて最初の訪問地は丸尾滝です。ここは道路脇にあり、歩く必要がないので、年寄りに優しい滝です。そこそこのスケールもあり、ついでに寄るには良いところです。その後は霧島神宮へと向かい、少しは歩いて参拝してきました。いつもなら神社も文化財として見て、宗教的な行動はしないのが私の流儀です。でも、今回は「困った時の神頼み」精神で、しっかり賽銭も投じて、以下のように拝んできました。無理だと思いますが、出来れば病気を治してください。治すのが難しければ、元気でいられる時間を出来るだけ長くしてください。私の死後、家族が不自由なく暮らせるようにしてください。10円の賽銭では欲張りすぎたかしら。参拝が済むと、いよいよ楽しみにしていた温泉へ。今日の宿はプールのような広大な浴槽で有名なホテルです。その風呂は19:30からは女性専用となるので、出来れば食事前に入っておきたいところです。16時頃にはホテルに到着し、早速入浴。噂に違わぬ広大な浴槽で、深さもあるので立って入浴です。運転に疲れた体には、打たせ湯が芯まで効きました。広大な浴槽以外にも数多くの浴槽があり、もちろん全部制覇してきました。夕食には黒毛和牛のステーキもあり、美味しく頂きました。4日目当初の予定では市房(いちふさ)ダムの千本桜を見た後はサントリー九州熊本工場見学でした。でも、晴れているので、二日目に行き損ねた大観峰に予定を変更しました。今年はなぜだか九州南部の桜の開花が遅いので、市房ダムの桜も見頃ではないかと予想。結果は当たりでした。ダム湖を取り囲む見事な桜を堪能した後は、大観峰へ。大観峰は以前にも行ったことがありましたが、もやがかかっていて今ひとつでした。今回は晴れているので期待は膨らみます。駐車場からでも雄大な景観を楽しめますが、展望所まで登ると360度の大パノラマです。でも、肉眼で見るには問題ないけど、写真に撮るとぼやけそうなくらいのもやはありました。今日の宿は画像の阿蘇連山の一番左、根子岳を間近に見ることが出来るそうで、楽しみです。実際に行ってみると、根子岳だけでなく、高岳や中岳まで見えているのでしょうか。今回は佐賀県と鹿児島県に宿泊することが目的でしたが、それ以外に熊本県に二泊しました。もちろんこれは震災から一年の熊本復興への協力を意識してのことです。お土産も、そのほとんどを熊本県で調達しました。自己満足だって、生きていく上では大切ですからね。
2017.04.17
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本来なら今日は「九州旅行 2」を書く予定でした。ところが、とんでもないニュースが舞い込んできて、それどころではなくなりました。まずは以下の日刊スポーツの記事をご覧ください。平野美宇が中国トップ3連破V、ハリケーン級の衝撃 日刊スポーツ [2017年4月16日9時59分 紙面から]<卓球:アジア選手権>◇15日◇中国・無錫 世界ランキング11位の平野美宇(17=エリートアカデミー)が、女子シングルスで初のアジア王者に輝いた。決勝は同5位の陳夢(中国)を3-0で圧倒した。前日14日の準々決勝で同1位で16年リオ五輪個人、団体金メダルの丁寧、この日の準決勝では同2位の朱雨玲を撃破し、王国・中国勢から3戦連続勝利。同種目の日本勢優勝は74年枝野とみえ、96年の小山ちれに続く3人目の快挙となった。 平野が3戦連続の金星で世界を驚かせた。陳夢のレシーブがアウトとなって初優勝が決まると、左手で口元を押さえながら笑みを振りまいた。日本代表の馬場監督のもとに駆け寄り、ピョンピョン跳びはね喜んだ。「これが現実か分からない。すごくいい卓球ができた」。興奮状態で、同監督と肩を組みVサインで記念写真に納まった。 強烈なフォアハンドで第1ゲームを11-9で競り勝ち、第2ゲームも連取した。「中国選手には攻撃的じゃなければ勝てない」。高速サーブやバックハンドレシーブのチキータがさえ渡り、第3ゲームも4-5から4連続得点で逆転すると、わずか40分で完勝した。 準々決勝で丁寧、準決勝では朱雨玲と、世界ランク1、2位を連破。国際卓球連盟の公式ホームページで「ハリケーン・ヒラノが再び衝撃」の見出しで快挙を伝えられ、その後の決勝で同5位の陳夢も退けた。88年ソウル大会から正式種目となった五輪の女子シングルスは中国勢がすべて制覇するなど、壁は高い。平野は昨年10月のW杯を日本勢で初制覇したが、中国勢と対戦はなし。今回は王国の「トップ3」に1大会で3連勝。福原、石川らも実現していない快挙で、その価値は史上最大級といえる。 中国勢に勝つために、リオ五輪後は中国スーパーリーグに初参戦。実力を高め、現地では福原愛に続くほどの人気も得た。前日は17歳の誕生日で、丁寧戦後の宿舎で、中国人ファンから贈られたケーキにロウソクを立て“1人誕生日会”で気持ちを高めた。決勝会場では中国代表選手からも大きな拍手を浴びた。 「中国人に3回勝つのはまぐれではできない。そこは自信になった。自分の実力も上がってきたと思う」 本場で自信を深め、来月29日にドイツで開幕する世界選手権個人戦に弾みをつけた。11大会続く決勝の中国勢対決に風穴をあけるのはもちろん、20年東京五輪での卓球界初の金メダルへ期待が一気に高まった。 日本卓球協会・宮崎義仁強化本部長の話 思った以上に早く、強くなっている。(プレーの)スピードが絶対的に速い。若い子は1試合ごとに強くなる。(5月の世界選手権も)優勝候補だと思う。 女子日本代表・馬場美香監督の話 高速プレーを正確にできるような練習に力を入れてきた。その成果が出た。今回は通過点にすぎない。世界選手権、東京五輪が目標。今回のことで、中国も平野選手の対策をしてくるだろう。アジア選手権というと何となく格が低いように感じられるかも知れませんが、卓球の強豪国のほとんどはアジアに集中しています。中でも中国の強さは別格で、中国の一流どころが出ている今回の大会では、優勝の難易度は世界卓球などと変わりはありません。まして、開催国は中国です。準々決勝では世界ランク1位で、リオ五輪個人金の丁寧との競り合いに勝利。準決勝では世界ランク2位の実力者、朱雨玲にストレート勝ち。そして決勝でも、世界ランク5位の陳夢にまたもやストレート勝ち。スピードで明らかに中国選手を凌駕している。このクラスの選手には、たまにまぐれで勝つこともあるというのが日本人選手の実力でした。それも、あまり重要でない大会で。今回のように、トップクラスの中国人選手を相手に3連勝というのは考えられないほどの快挙。ハリケーン・ヒラノというニックネームも頂戴し、強いだけでなく、愛される選手になりそうな予感。
2017.04.16
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私は学会などもあり、全国いろいろなところに行く機会がありました。行っていないところには積極的に旅行に行ったりして、すべての都道府県に宿泊していました。近年は妻にも全国制覇をさせるべく、なるべく妻が行っていないところに旅行するようにしていました。そうした中で、残ってしまったのが、佐賀県と鹿児島県。本来なら二年前に達成していたはずなのですが、次男がアキレス腱を切って旅行をキャンセル。昨年は私の胃がんが発覚し、長期旅行どころではなくなりました。ところが今回、化学療法から十分な時間が経っているのに暇な状況が出現。これを逃したらもうチャンスはないと思い、九州旅行を決行しました。1日目午後に福岡空港に到着し、レンタカーを借りたのが14時過ぎ。晴れていれば大きな社殿で有名な祐徳稲荷神社に行く予定でしたが、雨なので宿に直行。私は呼子で活きイカを食べたかったのですが、妻が却下。動いているものなんか食べられないというわけです。結局美肌の湯の嬉野温泉になりました。夕食時に飲んだビールが予想外に効いて、その日は終了。肝転移の影響だろうか。2日目当初の予定では阿蘇の方を回って天草に宿泊でしたが、あいにくの雨。仕方がないので大村湾沿いに南下し、大村公園で残った桜を観賞。その後は雲仙に行き、雲仙地獄を散策。雲仙への道のりも、雲仙地獄も霧の中で何も見えない。何のために駐車料金を払ったのだろう。霧の中を何とか麓まで降りると、なんと晴れていました。口之津港からフェリーで天草に到着しましたが、まだ13時過ぎ。チェックインには早すぎます。しばらく当てもなくふらふらして、15時ちょうどにチェックイン。夕食はアワビの踊り焼きとヒラメの姿造りとステーキ。アワビは席に着いたときから貝殻から外れそうに動き回っていました。ヒラメのお造りも老人二人ではもてあます量で、後で骨を唐揚げにするとのこと。だが、食べられそうにない。(実際には二きれだけ食べた)何とかアワビとヒラメとステーキは食べ、他のものもある程度は食べたけれど、もう満腹。美味しいものは少なめに食べた方が良さそうですね。有り難みがなくなります。つづく
2017.04.15
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前回の治療時の検査で腫瘍マーカーが増加傾向でした。いよいよ化学療法も効果がなくなってきたと覚悟しました。でも、化学療法の効果はCTなどの画像診断で行うことになっています。で、昨日CTの結果を聞きに行きました。1月のCTと比べても、先月末のCTでは、胃がんもリンパ節転移も小さくなっているようです。ただ、肝転移巣だけは大きくなっています。そのせいで腫瘍マーカーが漸増しているようですね。当初は化学療法の中止も考慮していたのですが、胃がんそのものには効果があるとのこと。やはり継続して行うことにしました。ただし、肝転移巣の増大を考えると、薬は変えた方が良いとの結論となりました。提案は、タキサンまたはイリノテカン。タキサンなら毎週1回。イリノテカンなら隔週でも良い。当然イリノテカンを選択し、TS-1も併用することになりました。また、開始時期を少し遅らせて貰い、その間に命の洗濯をすることにしました。薬が変わると副作用も変わる可能性があるので、出来るときに楽しんでおこうというわけです。
2017.04.04
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NATROM氏はインターネット界隈では有名な人で、NATROMの日記や進化論と創造論というサイトを開いています。また、「「ニセ医学」に騙されないために」という本の著者でもあります。彼の活動の主なテーマは科学的合理性の普及だろうと私は判断しています。当然のことながら、非合理的な行動や発言に対しては批判することになります。非合理的な人というのは思いの外多くて、彼らはNATROM氏を目の敵にします。商売でやっている人ならなおさらでしょうね。中にはNATROM氏の個人情報を探り当てて嫌がらせをしようとする人も少なくないようです。(実は他にも粘着している人多数)わたしも、mixiでNATROM氏を擁護する発言をしたところ、迷惑書き込みを受けたことがありました。今でも嫌がらせのためにNATROM氏の個人情報を求めている人は多いでしょう。ところがなんと、NATROM氏の本名を簡単に調べることが出来るようになりました。ここで調べることが出来ます。その結果が以下です。natromさんの本名は「今村 勇紀」です。なお、この日記の日付を確認の上、同姓同名の人に迷惑をかけないように。念のため。
2017.04.01
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どんなに安全だと思われる医療行為だろうと、絶対安全と説明する医師はほとんどいないだろう。そもそも、絶対安全だという判断をしないと思う。危険があると思うからこそ、相応の注意を払うのだ。大変残念なことに、那須で雪崩が起き、年若い高校生と教諭が亡くなった。誠に痛ましいことだ。悪い結果が起きてから後出しじゃんけんのように批判するのはフェアじゃないとは思う。でも、この事故についてはちょっと言いたくもなる。元々雪の積もったところに、久しぶりの大雪が降った。雪崩の起きやすい条件が整い、実際に雪崩注意報も出た。茶臼岳への登山を中止したことからも、危険性を認識していたのだろう。元々教育の一環としての訓練だから、危険を冒してまで遂行する必要はない。雪に触れ、訓練したような気になりたければ、積雪がありながらも安全な場所を選ぶべきだった。実際には尾根に到達するようなコースを選択し、雪崩に遭った。絶対安全という判断をしたのであれば、判断するだけの能力が欠けていたのだろう。判断ミスをしたことは明らかなのに、責任者の猪瀬氏は謝罪もしなかった。単に反省の必要性を口にしただけだった。これは結果的にミスを認めただけで、謝罪ではない。聞き漏らしたのかも知れないが、お悔やみの言葉すらなかったのではないか。記者会見を見ていて、これが責任者の言葉かと、違和感を感じた。雪崩の対処法教えず=引率教諭「絶対安全と判断」―8人死亡で謝罪・栃木 時事通信 3/29(水) 17:23配信 栃木県那須町のスキー場付近で発生した雪崩事故で、生徒ら8人が死亡した県立大田原高校の植木洋一校長(60)や山岳部顧問の猪瀬修一教諭(50)らが29日、県庁で事故後初めて記者会見した。 猪瀬教諭は登山講習会の責任者として引率していたが、生徒らに雪崩の対処方法を教えていなかったことを明らかにした。 講習会は県高校体育連盟主催で、積雪期の登山に必要な知識や技術を習得するため、県内から7校が参加していた。 猪瀬教諭は、当初予定していた登山から、雪をかき分けて道を作りながら進むラッセル訓練に変更したことについて、「絶対安全だと判断したが、こういう事態になり反省しなければならない」と謝罪。自身は旅館に設置した本部にいたため、現場にいた講師役の教諭2人と電話で話し合って決めたという。「雪崩の危険は前日にテレビで知っていたが、起きやすい地形に近づかなければ大丈夫だと思った」と説明した。 事故を知ったのは、発生から45分近く経過した27日午前9時15分ごろ。引率教諭の1人が「緊急事態です」と本部に駆け込み、救助を要請した。猪瀬教諭は現場とやりとりできる無線機を携行していたが、荷物の運び出しなどで車に置いた時間帯があったという。「その間に呼び掛けがあったか分からないが、不用意だった」と述べ、自身のミスで救助が遅れた可能性に言及した。 遭難した際に自分の位置情報を発信できる機器「ビーコン」などを生徒に持たせなかった点については、「雪崩の危険がある山には行かないので、義務付ける認識はなかった」と発言。雪崩が起きた場合の対処方法も今回の講習で教えておらず、「危険な場所には行かないのが大前提だった」と釈明した。 植木校長も「あってはならない痛ましい事故になってしまい、心からおわびする」と謝罪。「原因究明に誠意をもって協力し、今後何をすればいいか考え続けたい」と話した。同校の山岳部は当面活動を中止する。
2017.03.30
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しばらく前はまばらに残った髪の毛と地肌という感じでした。でも今は、地肌だったところに産毛のような白髪が生えています。こうなると、まばらに残った髪の毛がかえって見苦しいので刈ることにしました。風呂場を暖房にして素っ裸になり、バリカンを6mmにセットして全体を刈りました。刈れずに残ってしまった髪の毛は妻に任せました。頭と体から髪の毛を払い落とし、床を掃除機で清掃して、シャワーを浴びて終了です。残り少ない細い毛が天然パーマのようにふわふわしているよりはスッキリしました。産毛のような白髪がもう少し伸びてくると、さらに自然になるかも知れません。体調は良好で、明日には節々の痛みもなくなりそうです。
2017.03.29
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アブラキサン投与から三日が経ちました。当日は特に全身状態に問題はありませんでしたが、なんと、一睡も出来ませんでした。治療効果が思わしくないと言うことは特にショックというわけではなかったのに、何故でしょう。なんだか頭がさえて眠れなかったのですが、別に癌のことを考えていたわけではありません。考えていたのは宇宙(軌道)エレベーターのメカニズムについてでした。当然、翌日はぼーっとして、時々居眠りをしていました。他には特に副作用らしき症状はありませんでした。夜は睡眠薬のお世話になりました。たっぷりと9時間寝た割には、昨日もぼんやりしていました。WBC決勝を見ている内に寝てしまって、どちらが勝ったか分からなかったくらいです。それでも午前中は体調も良好で、食欲もありました。ところが午後から、全身倦怠感と節々の痛みが出てきて、食欲も落ちました。現在もだるさと節々の痛みはありますが、食欲はあります。食欲さえあれば、しばらく我慢していれば他の症状は治まります。来週以降なら花見を兼ねた旅行に行けるでしょう。さて、何処に行こうかな。
2017.03.24
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昨日4回目のアブラキサンの点滴をしてきました。治療前の血液検査では2種類の腫瘍マーカーがどちらも増加しており、薬効に疑問の出る状況でした。ただし、効果の判定は画像診断によるべきとされています。そこで、昨日は一応点滴を受けてきました。元々来週CTを撮る予定でしたので、その結果を見て、来月早々今後の相談をすることにしました。でも、アブラキサンが無効だとしたら、どんな提案がなされるのでしょうか。化学療法打ち切りという線もあり得ますが、イリノテカンやオプジーボという線もあります。どちらの薬剤も、無治療群より中央値で2ヶ月くらいの延命効果があるだけです。オプジーボは新しい薬なので治療の実際は分かりませんが、イリノテカンだと今までより面倒です。毎週か隔週に一度の点滴ですが、二日間かけての治療となります。遊びに行く暇がなくなりそうです。妻は少しでも長生きしてほしいと言いますが、私は楽しむ時間を長くしたいのです。化学療法をやめて、少しの間でも副作用から解放されるのなら、それも良いかなと思います。孫娘のジージの記憶が禿げ頭というのは少々悲しい。4月の受診の日には妻も着いてくると言っています。「奥さんはどう思いますか」なんて言われて決めかねて、泣いたりしないだろうか。私はなるようになると割り切っているので、愁嘆場は避けたいのですが。じつは「胃がんになって 36」を昨日書いたつもりだったのですが、今朝見たらありません。仕方がないので書き直したのですが、以前にも同じようなことがあり、そのときは時間が経ったら出てきました。出てきたらどちらか消します。
2017.03.22
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私がステージ4の胃がんと診断されたのは昨年の7月半ば。すぐに仕事を辞めて無職となり、年金生活となりました。国民健康保険の支払額(国保税)は、その年の4月から6月までの所得で決まります。無職なのに、国保税の支払いは上限額ということになりました。支払いは昨年の8月から2月までの7期です。支払いは年度単位ですが、税金の計算は年単位です。支払いを昨年中に終えてしまえば、確定申告の際に全額控除できます。その方が面倒がないので、昨年7月に全額支払ってしまいました。昨年は半年あまりの勤務でしたが、それでも次男より所得が多かったので、妻は私の被扶養者にしていました。今年からは完全な年金生活者となったので、妻は次男の被扶養者となりました。その手続きをするときに、私も被扶養者にしたらどうかと事務に言われたようです。でも、年金だけでも被扶養者の要件を満たさないので断りました。ところが、社会保険家族の要件は満たすとの指摘があり、国保から切り替えました。当然払い込んだ国保税は還付されますが、還付額は3月半ばまで分からないとのこと。還付額が分からないと確定申告が出来ません。期日に間に合わなければ確定申告後に修正申告が必要です。何とか今月11日に還付額決定の通知が来て間に合いました。早速国税局のサイトで作った確定申告ファイルを修正し、確定申告書を送付しました。確定申告を済ませた後で、また、還付額決定の通知が来ました。今度の通知には還付加算金が含まれています。還付加算金も国保税の支払い額から差し引く必要があるのか悩みました。そもそも還付加算金とは何なのか、ネットで調べてみました。要するに余分に支払った分の利息のようです。起算日は支払った翌日なので、7月に支払ったことでそれなりに得をしたようです。利率は年1.7% と、銀行預金より遙かに大きいので。そうは言っても、2000円弱なんですけどね。税制上、還付加算金は雑所得になるようです。今年になってからの所得ですから、来年の確定申告で間に合います。修正申告をしないで済んで、ほっとしています。体調の方は良好で、連休明けの21日にアブラキサンの点滴に行ってきます。花見の時期には副作用が治まっていると良いな。そういえば、毛髪の件ですが、鼻毛と耳毛もなくなっていました。頑張っていた乳毛も、力尽きました。
2017.03.18
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会津若松に行ってきました。裏磐梯方面には何度も行っているのですが、会津若松はいつも通り過ぎるだけ。でも、鶴ヶ城や東山温泉はいつも気になっていました。そこで今回は東山温泉に泊まり、鶴ヶ城に行き、ついでに名物のソースカツ丼を食べる旅。行きは時間が余るので会津西街道を通る下道での行程。途中、鬼怒川の鬼怒楯岩大吊り橋に寄りました。妻は吊り橋が苦手なので、ビビらせようという魂胆です。ところが、かなりしっかりした吊り橋で、全くビビりません。碌でもないことを考えていると、やはり天罰というものは下るようです。帽子とバンダナが風で飛んでしまいました。帽子だけは柵に引っかかって助かりましたが、バンダナは崖の途中へ。帽子だけだと寒いのになあ。昼食は五十里湖近くの道の駅湯西川の天ぷらそば。ここのかき揚げはとても大きくて、どんぶりの8割以上が覆われるくらい。味も上々でした。会津若松市に着いたのは14時半頃。チェックインにはまだ早いので、近藤勇の墓に行ってみました。天寧寺に着いて車を駐め、しばらく山を登ります。たいした距離ではないのですが、運動不足と貧血の身には堪えます。途中からは雪とぬかるみでスニーカーはぐちょぐちょ。レインシューズを車内に置いていたのですが、戻るのも疲れるのであきらめました。画像の向かって左が近藤勇の墓、右には近藤勇の遺髪を埋葬した土方歳三の墓があります。この日の宿には卓球台があり、30分間無料で出来ます。久しぶりに妻と卓球を楽しみました。運動不足に加え、山登りで疲れ果てた体は言うことを聞きません。結局妻の打球について行くことが出来ず、良いようにあしらわれました。その後はおいしい食事とたくさんある風呂を楽しみ、WBCの中国戦を見て就寝。翌日は無料の共同駐車場に車を置き、市内循環バスのあかべぇで鶴ヶ城へ。最近リニューアルされたので、外壁は浜松城並みに真っ白。屋根瓦は特徴的な赤瓦。城内は展示場となっています。会津の歴史は波瀾万丈で、展示は見応えがありました。その後はまたバスで七日町駅へ。駅自体もレトロな外観ですが、そこから白木屋までもレトロな町並みが続きます。実を言うと、白木屋でバンダナを探すつもりでした。ところが、白木屋はデパートではなく、昔の白木屋のレトロな建物だったのですね。すでに昼を過ぎていたのでバスで車まで戻り、名物のソースカツ丼を目指しました。いとう食堂が有名らしいのですが、満員で入れず、牛乳屋食堂に行ってきました。ここは元は牛乳屋で、ミルク味噌ラーメンがあります。14時頃というのに満員でしたが、他には並んでいなかったのですぐに入れました。ソースカツ丼とミルク味噌ラーメンを注文して、二人で交代で食べました。ミルク味噌ラーメンは少しニンニクが効きすぎているような気もしますが、まろやかで美味しい。カツ丼もカツが肉厚で柔らかく、美味しいことは美味しい。でも、行列してまで食べたいかと言えば、微妙。帰りは高速でさっさと帰り、夕食は自宅で食べました。
2017.03.12
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皆さんは日本で一番川幅が広いところは何処だかご存じでしょうか。また、川幅というのは何処から何処までを言うのかわかりますか。正解はこちら。リンク先にもありますように、埼玉県の鴻巣市と吉井町の間を流れる荒川が川幅日本一です。その幅は 2,537m あります。川幅とは川の流れる幅のことではなく、堤防から対岸の堤防までの距離です。つまり、広い河川敷を含んでいます。(河川敷は農地)実際の荒川の幅はせいぜい30m位に見えました。(しかも護岸工事済み)これで川幅日本一と言われてもねえ。堤防には川幅日本一と書かれた碑もありますが、堤防から見ても川は見えません。まあ、どうでも良い川幅ですが、鴻巣市は町興しに活用しています。有名なのは川幅うどんですが、他にも海鮮丼やせんべいなどもあるようです。川幅うどんというのは、きしめんのお化けのような物で、やたらに幅の広いうどんです。川幅うどんは以前から気になっていて、一度は食べに行こうと思っていました。今日は体調も良いので、行ってきました。どうせなら出来るだけ幅の広いうどんにしたかったのですが、該当する店は混むようです。この寒空に外で行列に並ぶのは体に堪えます。結局、混みそうにない郊外の店に行くことにしました。(実際には混んでいて、我々を最後に席が埋まり、以後は名前を書いて待機)行ってきたのは、花と音楽の館かわさと「花久の里」というところにある花音里(かおり)。この店の幅広うどんはあまり幅が広くないのですね。でも、100円の追加で天ぷらがついてきてお得。ところが、行ってみたら思わぬ展開に。どうも今日は鴻巣市のひな祭り期間中らしい。で、ひな祭り期間中は川幅うどんはお休みなのですと。仕方がないので普通のうどんを食べてきました。太めの歯ごたえのあるうどんで、私の好みではありません。ただし、つゆは良いだしが出ていて美味。川幅うどんは残念でしたが、花久の里にはこれでもかと言うくらいのひな人形が展示されていました。まあ、ひな人形を見に行ったと思えば良いかな。
2017.03.06
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アブラキサン投与から三日が経ちました。1回目の投与の時には体調不良に悩まされた時期です。昨日の夕食時には食べられないのではないかとの感覚がありました。でも、食べ始めたら普通に食べられて、今朝も普通に食べました。食欲に関しては大丈夫みたいですが、他に副作用が出ています。頭痛と、いわゆる節々の痛みです。節々と言っても、関節ではありません。痛むのは筋肉の部位が多いのですが、筋肉単位でもありません。体のあちこちが点レベルで発作的に痛みます。痛みが出ると、そこに力が一瞬入らなくなります。階段の下りでは危険です。手摺りがあるので大丈夫だろうと思いますが。まあ、これも、数日で収まると思います。来週になれば元気になって、また旅行に行っているでしょう。
2017.03.03
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本日は3回目のアブラキサンの投与。今までも投与の当日は何も副作用が無かったけど、今回も異常なし。遅発性の副作用も無いことを祈ります。領収書を見ると、診療点数は、21,091点。つまり、総医療費は210,910円。化学療法は高いですね。健康保険の3割負担なら、負担額は63,273円。ところが2月半ばに高額医療限度額認定書が届いたのですね。これがあれば限度額を超えた分は最初から免除されます。2月1日から有効なので、2月7日の支払いで限度額オーバー。というわけで、今回の自己負担はなし。前回のオーバー分は後で返却されるとのこと。1月までとは偉い違いです。貯金を食いつぶしている身としては、心強いです。これだけで終わるのも寂しいので、例によって付録。付録(毛髪の状態)頭髪:ほぼバーコード状態。残っているのは細い割に固い。眉毛:根性の無いツッパリ高校生レベル。睫毛:消失目前。ひげ:毎日剃っていたのが週一になった。脇毛:50%減。腕毛:つるつる。乳毛:10cmクラスも含め、ほぼ残存。下の毛:50%減。(医学用語を書いたらハネられた)すね毛:外側はつるつる。内側は残存。
2017.02.28
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麻酔科医が麻酔業務中に麻薬を自己使用した事例については前にも書いた。このときは使用した麻薬がレミフェンタニルだったので、麻酔科医は死亡した。死者にむち打つことになるが、患者の生命を預かる同じ麻酔科医として、批判させて貰った。残念なことに今回また麻酔業務中に麻薬を自分に投与した事例が起こってしまった。今回はフェンタニルなので死にはしないが、正常な判断は出来ない状態だろう。そんな状態で麻酔業務をしていたとは空恐ろしい。麻酔は異常事態が起きなければ適当にやっていても大丈夫ではある。でも、極力異常事態に陥らないように先手を打つのはラリっていたら無理だろう。患者に有害事象が起きていないらしいことだけが救いだ。ネット上では早速この麻酔科医の身元探しが行われている。医師は名前がわかれば身元探しは容易なので、簡単に突き止められてしまった。ところが、大学のシステムに疎い人の情報が多いので、某大学の助教授とするサイトが多い。今は助教授とはいわず、准教授という。准教授は別人だ。この麻酔科医は少なくともしばらく前は助教(昔の助手)ではあった。今はスタッフの中に名前は無い。今回の事件を受けて削除したのか、以前に退職してフリーの麻酔科医になったのだろう。一般に医療用麻薬には多幸感はあまりない。好奇心で試したのだろうが、ただぼんやりしただけだろう。人生のすべてをかけてまで試してみる価値は無いはずだ。全国の麻酔科医諸君、こんな馬鹿なまねは決してしないように。麻酔薬不法所持の医師を逮捕 手術中にも使用か 埼玉県警産経ニュース 病院で手術中に抜き取った麻酔薬を所持したとして、埼玉県警は20日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで、群馬県太田市の医師、楢原創容疑者(36)を逮捕、さいたま地検へ送検したと発表した。「過去に20回くらい抜き取った」などと供述し、容疑を認めている。 逮捕・送検容疑は3日午後5時35分ごろ、埼玉県行田市の病院内で鎮痛効果がある麻酔薬のフェンタニルを含有する液体約6・6グラムを不法に所持したとしている。 県警によると、同日、同病院で70代男性の手術中、楢原容疑者が自分に麻酔薬を注射しているのを看護師が発見、院長が県警行田署に通報した。同署員が駆けつけると、楢原容疑者はショルダーバッグに注射器を所持しており、中の液体を鑑定した結果、フェンタニルを含有していた。 県警によると、楢原容疑者は医師紹介会社から紹介を受けて麻酔医として手術に立ち会った。同署員が駆けつけた際、楢原容疑者は意識がもうろうとした状態だった。「ストレス解消のためにやった」と供述しており、県警は同法違反(使用)の疑いでも捜査している。
2017.02.20
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我が家は実は富士山フリークで、今まで何度も富士山を見ることを目的の一つとした旅行をしてきました。でも、いつも天候に裏切られ、周りはよく見えているのに富士山だけ雲に覆われて見えないことが続きました。今回はぎりぎりまで週間予報を見極め、15(水)16(木)が快晴であろうと予想してホテルを二日前に予約しました。大学の同級生から宿泊ご利用券(という名の割引券)を貰ったので、全客室から富士山が見えるというホテルマウント富士に宿泊です。思惑は見事に当たり、どこから見ても雲一つ無い富士山を見ることが出来ました。とりあえずは富士五湖すべてを回り、精進湖以外の湖越しに写真を撮りました。西湖では道路から浜に降りるあれた斜面で、下りでも登りでも転倒し、全身埃だらけになりました。バランス感覚はかなり悪くなっているようです。夕方はひょっとしたらダイヤモンド富士を見られるかもしれないなどと虫の良いことを考えていましたが、日没は山頂とはかけ離れた裾野で、ダイヤモンド富士もどきとなりました。残念。初日は山中湖越しの写真を撮っていなかったので、今朝撮りました。氷が張っていて肉眼ではわからなかったのですが、画像を見たらうっすらと逆さ富士が。その後もパノラマ台からの富士山と山中湖と南アルプスのコラボを楽しみ、帰りには相模原の河津桜も観賞しました。とても満足感の高い旅行でした。付録。今の髪の毛の状況。
2017.02.16
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今朝、朝日新聞を読んだら、今まで知らなかった情報が載っていたので書き込みます。金銭授受も「いじめ」一転認定 原発避難、市教委が謝罪朝日新聞デジタル 大森浩司、太田泉生2017年2月13日21時21分 福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒がいじめを受け不登校になった問題で、横浜市教育委員会の岡田優子教育長は13日、男子生徒が同級生らにおごらされたとする金銭授受を「いじめと認定できない」としてきた見解を撤回し、「金銭授受もいじめの一部として認識する」と述べて謝罪した。 「お子様の気持ちをしっかりと受け止められなかったことに、あらためておわびしたい。申し訳ございませんでした」。岡田教育長は記者会見の冒頭でこう述べ、深々と頭を下げた。 この問題を巡っては、市教委の第三者委員会が昨年11月、金銭授受部分はいじめにあたらないと答申。岡田教育長も答申に沿い、市教委として金銭授受をいじめと認定することは難しいと議会で答弁していた。 だが男子生徒側は、金銭授受は2014年5月の約1カ月間で約150万円にのぼり、いじめにあたると主張。市教委に多数の抗議が寄せられた。林文子市長も「子どもに寄り添った発言ではなかった」と謝罪した。 13日は男子生徒の代理人弁護士が市役所を訪れ、「どうして市教委は一部だけを見て、全体を見てくれないのか」とする、市長宛ての男子生徒の手紙を提出。これに答える形で、岡田教育長が会見を開いた。 見解を変えた理由について岡田教育長は「ご両親や代理人からお子様の気持ちを改めてうかがった。お子様の気持ちを受け止めることが大事と考え、舵(かじ)を取り直すことにした」と述べた。1月10日に男子生徒側から申し入れを受けたことがきっかけだったという。 第三者委の答申も金銭授受の背景にいじめがあったと指摘していたことや、いじめ防止対策推進法によるいじめの定義にもあてはまることから、見解を変えたという。 男子生徒は小学2年だった2011年8月に、福島県から横浜市に転校した。第三者委の答申では、小学2~4年の時期に「菌」と呼ばれるなどのいじめがあったと認定。5年になると「プロレスごっこ」でたたかれるようになった。男子生徒は威圧感を感じ、家からお金を持ち出しておごった。答申はこの金銭授受についてはいじめではなく、法に触れたり、将来罪を犯したりする恐れがある、「非行・ぐ犯行為」にあたると指摘していた。(大森浩司、太田泉生) 私は金銭授受がいじめでは無いとされたとの報道を見て、単におごられただけの問題の無い行為と見なす答申がなされたと思っていました。でも、引用した記事によれば、『「非行・ぐ犯行為」にあたると指摘していた』とあります。私自身は金銭の授受は恐喝という犯罪行為で、悪質な非行行為と認識しています。「いじめ」などという甘い言葉で片付けて良い問題では無いと思っています。いじめじゃ無くて「非行・ぐ犯行為」にあたるというのはそんなに的外れなのでしょうか。ぐ犯行為というのが少々腰が引けているとは思いますが、いじめという、髪の毛を引っ張ったり消しゴムを隠したりするような子供っぽい行為のイメージを持つ言葉に矮小化するよりましだと思います。ところで、「非行・ぐ犯行為」にあたるという答申についての報道を見るのは初めてなのですが、今まで報道されていたのでしょうか。
2017.02.14
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今日、先日NHKで紹介されていた尾ノ内渓谷の氷柱を見に行ってきました。ここは天然の三十槌の氷柱とは異なり、水をまいて作った人工の氷柱です。人工だけあって、天然物より規模も大きく、迫力があります。また、吹き付ける水によって虹のように見えるときもあり、見応えがあります。平日なのでまさかと思ったのですが、駐車場はいっぱいでした。しばらく路上で待たされてから駐車場に入ることが出来ました。テレビの威力、恐るべしなのでしょうか。それとも、単に暇な老人が多すぎるのでしょうか。画像で見ると迫力が伝わってきませんが、実際には見応えのある物でした。もう一つの画像は自撮り画像。髪の毛がほとんど無くなって地肌が透けて見えるので、防寒のために帽子をかぶっています。今回は体調はすこぶる良好で多少節々が痛むくらいです。機会があったらまた遊びに行こうと思います。話は変わりますが、今日、社保から限度額適用認定証が届きました。国保の時は、まだ働いていた、昨年の4月から6月までの所得で計算されましたが、社保の方では無職になってからの年金収入だけで計算されているので、限度額は大幅に減額されました。これなら医療費はかなり減ります。年金生活者としては助かります。息子の扶養家族として社保に加入したことに忸怩たるものがありましたが、良しとしましょう。
2017.02.13
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2度目のアブラキサン投与から5日が経ちました。前回なら体調不良に悩まされていた時期です。今回は吐き気やだるさも無く、食事も摂れて、体重減少もありません。今回の症状は、痛みです。主に下肢痛なのですが、関節以外のところが痛みます。痛みに伴って力が抜け、階段を降りているときには危険を感じます。皮疹も鼠径部のあたりに少し出てきましたが、かゆみも無く、支障はありません。2回目の投与の前から脱毛が始まりました。しばらくはなるべく抜けないように、髪の毛に触らないようにしていました。でも、どうせ抜けるのだから、今は積極的に櫛を当てて抜けるに任せています。自然に抜けるより、洗面所で抜けてくれた方が処理が楽です。水で流してトラップからまとめて拾えば良いのですから。脱毛が始まってから、まだ、10日しか経っていないのに、人相がすっかり変わりました。まだ髪の毛は残っていますが、バーコードまであと一息です。髪の毛がほとんど無くなったら、また、画像をアップしようかな。
2017.02.12
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今日はアブラキサンの二回目の投与。前回は念のため入院しましたが、今回は外来での投与。まずは採血の検査をして、その後たっぷりと待たされて受診。腫瘍マーカーはCEAがやや低下、CA19-9は結構上昇。重要なのはCEAの方なので、それが上昇していないということは効果があることとの見解。今回もアブラキサンを継続することになりました。腫瘍マーカー以外の検査結果はいつもの通り。アブラキサン自体の点滴は30分で終わるのですが、その前後にも点滴があるので、合計1時間くらい。勤務していた頃の化学療法室の責任者は私だったので、大歓迎を受けました。看護師は患者の生の声を聞いているので、副作用については医師以上に詳しい。いろいろと具体的な話が聞けたのは収穫でした。保湿クリームについても絶対のおすすめがあるようで、診察後にもかかわらず、主治医に掛け合って追加処方をさせていました。点滴後の体調は特に問題はありません。問題は遅延性の副作用ですね。前回と同じように4日間くらいで回復するなら我慢も出来ますが。
2017.02.07
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25歳で働き始めてから、税金関係であれ保険関係であれ、誰かの扶養家族になったことは無い。でも、今月から、息子の社保の扶養家族になった。私の年金収入だと、税金関係の扶養家族にはなれないが、社保の扶養家族にはなれるらしい。今までは国保だったので、早速脱退しなければならない。国保を脱退すると、納入済みの国保税が返還されるらしい。確定申告の書類はすでに出来上がっているのに、書き直しだな。でも、脱退を届けたときに返還額を教えてもらえるのだろうか。すぐに教えてもらえないとすると、いったん確定申告をして、後日修正申告か。面倒くさいな。
2017.02.04
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昨日洗髪したら、団体で脱毛がありました。手も風呂場の床も髪の毛だらけ。毎日少しずつ抜けていくのかと思っていたので、ちょっとショック。風呂上がりは体だけバスタオルで拭いて、髪の毛はハンドタオルで押さえるように拭きました。それでもかなりの髪の毛が抜けました。この調子で抜けると、次回受診の7日にはすっかり禿げそうです。眠っているうちに枕や布団が髪の毛だらけになるのはいやなので、ネットをかぶって寝ました。この作戦は成功で、枕や布団は無事でした。今朝起きてからは出来るだけ髪の毛に触らないようにしています。今のところ目立った脱毛はありません。次回の洗髪まではあまり抜けないのかもしれません。甘いかな。
2017.02.03
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仕事もしないで毎日ぼんやりと過ごしていますが、最近は読書よりテレビ三昧です。特に、「新科捜研の女」と「相棒」の再放送は欠かさず見ています。体調の悪かったときには読書する気も起きず、ぼんやりとテレビを見ていたのが癖になりました。今日の「科捜研の女」の二話目の犯人役はきれいな女性でした。誰だっけとしばらく考えましたが、川島なお美さんでした。生前の川島なお美さんの出演番組はほとんど見なかったので、特に興味のある女優さんではありませんでした。でも、部位こそ違え、がんで亡くなったということで、今では親しみを感じています。彼女の場合、診断後すぐに治療を受けていれば40%ほどの確率で今でも生きていられたでしょう。治療開始まで一年ほど時間を無駄にしたり、無意味なおまじないに頼ったことは残念でなりません。私の場合は手術の適応にもならず、根治の可能性のない化学療法だけが頼りです。私から見たら、手術をしてもらえる患者がうらやましくてなりません。がんと診断され、手術を勧められてここを見ている人がいたら、迷わず手術を受けてください。手遅れで手術をしてもらえない患者から見たら、どれだけ恵まれたことか考えてみてください。
2017.02.02
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年明け早々に江ノ島に行く予定だったのですが、風邪をひいてキャンセル。直前だったので、しっかりキャンセル料も取られました。月末に近づくにつれ、体調もすっかり良くなったので、また宿を予約しました。目的の一つは江ノ島からきれいな富士山を見ること。圏央道から雲ひとつ無いきれいな富士山を見て、期待は高まります。以前なら車を宿において歩くのですが、そんなスタミナは無さそうなので、橋の先の駐車場へ。エスカーなるものを使ってできるだけ楽に登ります。登り切ったところから歩くと、いろいろな花がありまして、目の保養になります。河津桜も咲いていて、印象と違って大ぶりできれいだったのでびっくり。群馬県などで今頃咲く寒桜のような小ぶりの花を予想していたのでした。せっかくなので、髪の毛が無事な証拠もかねてパチリ。脱毛しないうちに伸びすぎたので、前日に散髪に行った後です。でも、すね毛などの薄くなり方を見ても、そのうち髪の毛もなくなるのでしょうね。ニットの帽子が活躍しそうです。で、肝心の富士山ですが、カメラを使えるときはいつも曇り。他の山は見えても富士山だけ雲の陰。車に乗っているときは行きも帰りもよく見えたのになあ。というわけで、江ノ島の展望台からの画像は陸地方面のものをアップ。後で行った水族館の画像を含め、他にはろくなものが無いのだもの。体調の方は、非常に良いです。食欲もあり、食事もおいしく食べられています。宿の食事は金目鯛づくしだったのですが、かなりの量があったにもかかわらず完食しました。今度の治療は7日ですが、遅発性の副作用、軽いと良いなあ。
2017.02.01
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昨日まで全日本卓球が行われていました。勝負事は強い方が勝つのだから、世界ランクが上の選手が上位に来そうなものです。ところが、対戦機会の少ない国際大会と、互いの手の内を知り尽くした国内では違います。若くして日本代表になった福原愛も、長いこと全日本では優勝できませんでした。今年もリオ五輪の代表で4強に残ったのは男子は水谷隼、女子は石川佳純だけでした。さすがにこの二人は安定感があり、決勝まで進出。連覇も堅そうに思えました。水谷は持ち前のうまさで決勝でも危なげなく勝ちました。ところが女子は、ひ弱そうな外見にもかかわらず、平野美宇の圧勝。下がらずライジングで打つため、スピードが全く違いました。他にも有望な若手がどんどん出てきており、今後が楽しみです。私自身はこのところ体調が悪く、昨日は横になったままずっと卓球を見ていました。それが終わるとテニスの全豪オープン。スポーツ観戦だけで一日が終わりました。昨日はパソコンの前に座ろうとしても横になりたくなるので、ずっと寝ていました。今日はこうやって書き込むことができているので、少し復調しているようです。
2017.01.23
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昨日から体調不良です。遅発性の副作用がやってきたようです。入院での抗がん剤投与は、いつも当座は何ともなくて、後から体調が悪くなります。こんなんだったら入院する意味などあるのだろうかと疑問に思いたくなります。でも、急性の重篤な副作用(アナフィラキシーなど)を警戒してるんだろうけどね。今は軽い吐き気がして、食欲もありません。また、長いこと起きていられなくて、すぐに横になりたくなります。早く治ってくれないと、遊びに行けないなあ。
2017.01.20
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